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北米・オーストラリア・中国・韓国など世界各国で、実際の生活を体験できるホームステイプログラム。
感受性豊かな10代前半での異文化交流は、その後の人生に大きな影響を与えうるものです。
諸外国へ旅立つ子供達(主に中高生)は、前年12月から7月にかけて、地域ごとに月1回の集まり、
お互いの親睦を深めつつ、指針に示された諸事項を達成するために
話し合いをすすめます。国際交流参加者たちは,この事前活動を通して、
海外への旅立つための、また海外からの友人を迎入れるための
心がまえをつくっていきます。
ステイ先で披露する日本料理の練習やアルバム作り、
素語り(絵本一冊の英語を覚えて披露する)に取り組みます。
お話に合った絵を描いて、絵本や紙芝居にしていく子もいます。
事前合宿や一泊相互ホームステイも行われます。
同じ地区の参加者同士がお互いの家にステイしてみるのです。
親にとっては、初対面の子を一泊ステイさせる体験でドキドキですが
海外で、ことばもうまく通じない日本人を一ヶ月も預かってくれるホストファミリーに
感謝の念が生まれます!
出発の7月後半に向けて、5月~7月にホストが決まり、連絡が来ます。
手紙やメールでホストファミリーと連絡を取り、出発への覚悟ができてきます。親も子供本人も(笑)。
北米・カナダの場合、州ごとに出発日が違います。前日に成田のホテルに全国から
集合し、一泊する中で同じ州に行くラボっ子や引率者と交流します。
私は「早く帰って。」と息子に言われながら、ホテル行きのバスを成田空港から見送りましたが、
地方からは子供達だけで集まってきます。
“ひとりだちへの旅”は自宅からスタートしているわけです。
子供が一人いない一ヶ月を各家庭、いろんな思いで過ごします。
ステイ中は基本的に日本に連絡することはできません。電話もメールも。
1回だけ親から手紙を出し、子供からも届きます。帰国の直前だったりしますが(笑)。
なんだか一回り大きくなったような、笑顔の子供を出迎えることになります。
おみやげや写真・・・話が止まらない子もいます(^-^)。
そして、まだまだ初体験は終わりません!夏休みの宿題を1週間足らずで仕上げる!
文集に載せる感想文の提出、帰国後の報告会でのスピーチ作り。
ステイ中の写真を張りつけた模造紙作り・・・。大忙しの日々です。
親にとってもハラハラする日々ですが、それを乗り越えた子供には大きな自信が宿ります。
参加者同士が感想をシェアすることで、自分のステイを見直す機会になります。
秋には「国際交流村」など支部ごとにステイを体験した子達が参加できるイベントも開かれます。
もう一度ホームステイに高校で行く子もラボから1年留学する子もいます。
大学生になって、中高生の引率者を務める子もいます。
このように「事前活動、事後活動がしっかりしている」ことが
「1ヶ月のホームステイの意義を高める」ことを、
私自身が息子を送り出したことで確信しました。
簡単にホームステイを経験できる時代ですが、
ぜひ「ラボ」で国際交流をさせてあげてください!
2016年度国際交流 |