|
|
2月の事前活動のメインは、日本料理の実習とワークショップだ。ワークショップというのは、ホームステイに自分のどんないいところを持って参加するか、の意識を高めるため。3月の国際交流のつどいの決意表明に繋げるのが目的。
料理の方は、まずご飯をお鍋で炊く。手のひらで水加減をし、沸騰するまで強火、次に弱火にして15分ほど。それから火を止めて10分間蒸らす。地区のカレッジ、A ちゃんが手伝いに来てくれて大助かりだ。
女の子ばかり。2グループにわかれ、肉じゃが・ほうれんそうのごまあえヲ作るグループと、照り焼きチキンときんぴらをつくるグループに分かれる。和気藹々、きっとホームステイ先でもホストと楽しく料理できそうだ。ウインナー細工、りんごのうさぎ、白玉フルーツもつくる。おいしかった!お茶当番がおいしいお茶も入れてくれた。
ワークショップでは、まず、ラボで培ってきたものを考える。ラボ歴もある子たちだ。今までラボをやってきて、どんなことを得たか、各自5つずつノートにかく。小6から順に、その内の二つを発表する。次の人はまだ言われていない意見を発表する。不思議と「同じです」という答えはなく、全員が二つずつ発表する。
「ありがとうをたくさん言えるようになった」「明るくみんなと遊ぶことができるようになった」「英語が聞き取れるようになった」「たくさんCDを聞いて言葉を使えるようになった」「感じたことを言葉に出来るようになった」「交流の機会がふえた」「積極的に行動できるようになった」「物語が大好きになった」「責任感がついた」「表現力がついた」「視野が広がった」「小さい子や、普通の生活ではなかなか知り合えないような人と話し、友達になれるようになった」「チャレンジができるようになった」「英語の授業の時、いつの間にか知っていることがあることに気がついた」「人をまとめられるようになった」「単語が読めるようになった」「世界に目を向け、歴史に興味をもったり、小さなまわりの世界だけではない視野が広がった」「コミュニケーションの大切さがわかった」「好き嫌いをはっきり言えるようになった」「計画を立て、実行に移すことができるようになった」「外国の人と話す勇気、意欲がもてた」「友達が全国にふえた」「物語をたくさん知ることができた」
1か月のホームステイと1年間の留学を経験した大学生のA ちゃんからのアドバイスもうれしい。「仲間がいろいろなところにできた」「自信を持つことが出来た。発表会での達成感から」「自分が好きになった」「コミュニケーション能力が発達した。教えたりまとめたりできるようになって」「歌のことばやおどりが人間関係に役に立った」「ラボの英語が役に立った。聞いたままを心に刻み込んで言える」
つぎに、ラボではテーマ活動、物語をやっているよね。ホームステイに行くのにこの活動が何の役に立つと思う?という問いかけをした。「テーマ活動があるから、こんなにたくさんの英語もおぼえられる」「人の意見に耳を貸せるようになった」「相手のことを考えて行動できる」「いろんな役になるから、その人の気持ちがわかる」「表現力がつく」「一緒に作る力がつく」「物事を深く考えることができる」「心に刻むので忘れられないことばができる」「セリフはわすれない。それをつかうことができる」「みんなが知っている物語を共有できる」「自分の知っている物語を人に教えられる」「物語が好きだ」「たくさん知っているとうれしい」
物語にたくさんふれてきたので、心が強くなった。というのもあった。ほとんどの子がつらいと思ったことを乗り越えてしまったので、今では忘れている、と答えた。「自己嫌悪」という状態を経験した子も、やがて自己肯定にたどり着くことが出来るという。物語は自己嫌悪を克服する力があるというのだ。
では、そうやって育ててきた自分のどんないいところを持ってホームステイに参加したいか、を書く。そこからキーワードを得て、決意表明にしようね。
次回までの宿題はたくさんだ。?すがたりを全部覚えること。?レシピのなかから最低一品は英語とイラストで書いてくること。(自由研究に日本料理を選んだ子はレシピ集を作って写真をかならずいれること)?アルバムを70パーセント仕上げること。?決意表明の試案を作ってくること。日本語で詳しく考えてくる。自己紹介とキーワードは英語で。?「ふるやのもり」の役とナレーション両方のやりたいものを書いてくること。
みんな、一生懸命やる気になっているので、とてもやりがいがある。こんなにラボの活動が好きで、それを誇らかにしょってホームステイに行こうとしているみんながまぶしくてたまらない。みんなともっと知り合いたいし、どんな相談にものるから、電話なら夜遅く、メールでもいいけど、余裕を持って送ってね。カレッジのAちゃんも、本当にありがとう。
|
|
|
|
|
毎年恒例のナーサリーライムリサイタル。発表は一人五曲ずつ。重なっているのもあり、ソロもあり。クラス共通あり、クラス違いで即席のデュエット、トリオ、カルテット、クインテットあり。自分の5曲でなくても後ろでコーラスする。
今日は、3時から本屋で読み聞かせのボランティアがあり、保育園2軒でラボっ子を引き取り、それから用意して、4時半開始。キディから中高生まで一同に並ぶ。一応クラス毎にまとまって。ナーサリー1のトラックナンバーの若い順から発表していく。マイクがあるとよかったけど、緊張する子がリラックスして発表出来るというメリットもあるし、まあ、いいでしょう。
プレイルームのRくん、Mちゃんはお母さんと一緒に観客サイドから時々登場して得意なものをやってくれた。最近歩けるようになったRくんが、みんなの発表中、縦横に絶妙に歩き回っていて、すごくかわいい。見ているお母さん方の表情がほころぶ。どの子もこんな頃があったんだね。
どの子もよくがんばっていて、特に幼児と小学生低学年が、得意なものを披露してくれた。それぞれ絵本も作ったので、その力作もテーブルに並んでいる。
4年生のラボ歴の長い少年たちが3人でナーサリー2に取り組む。長いナーサリーもどうにかこうにか、こなし、ラボ歴の長さを物語っている。この子たちはほとんどなんでも聞いてそのままシャドウイングできるようになってきた。これから塾が忙しくなるそうだが、聞く習慣、発表する機会を何とか続けさせたいものだと思う。
6年生恒例の早口言葉。今年はPeter Piper。SちゃんがShe sells...の方が簡単だという。私にはPeter Piper の方が、発音しやすくて簡単だと思うんだけど。
中学生以上は、ナーサリーライム2と、英詩の翻訳に取り組んだ。辞書で意味を調べ、日本語にするむずかしさ。珍訳、奇訳が続出して、笑わせてもらったが、なんとか、通じるところまでやってきた。日本語としての向上はまだまだ、だな。
発表が終わって、プレゼント交換。お菓子(500円以内)のプレゼントを、Orange and Lemon にあわせてぐるぐる。大変な興奮状態。私としてはもらったお菓子を抱えて解散、のつもりだったが、その場でもう開けて食べている!差し入れのポカリスエットがありがたい。「先生、Kがこぼした!!」「うわー」「Nちゃん、入ってるコップ持ってソファーの上歩き回っちゃだめ!」おやおや、調子に乗ってラッパ飲みしているやつもいる・・・
弟たちと別行動で自転車でやってきた中学生の男の子たちが、最後まで残って、片づけ、荷物運びをしてくれて助かる。まあ、残って遊んでいるのが楽しいらしいのだが。
7時に帰宅。夕食は冷凍庫からの掘り出し物だ。前日の水炊きの残りに大根下ろしを入れたみぞれ汁が、あったまる~。
毎年続けているナーサリーライムリサイタル。大きい子たちの力を発揮できているのだろうか、自問自答しながら、それでも英詩の翻訳や、ソロの発表にこだわって続けている。テーマ活動発表と違い、グループの表現で替えられない。言葉と自分一人の作業になる。「人に聞かせられるものにして」のひと言で、個人的に入れてくるその実力の向上を祈りながら。
|
|
|
|
|
スイスはチューリヒのヘフティのチョコレート。藤井先生から贈られてきた。小さなカードが添えられ、「ラボ活動や子育てに本当によく頑張っているあなたへ、ガンバリ賞を送ります。tea time にどうぞ!」って。なんだか、泣けてきた。海のような深い悲しみ故に青く美しく、満々と水をたたえ40年近くラボっ子のために尽くしてきている藤井先生に、だもの。
私なんか、浅いな、と思う。でも、やれることを精一杯やっていこう。全力でぶつからなければ、自分が後悔すると思うから。
なんだかもったいなくて、なかなか食べられなかった。今日、初めてひとつぶ食べた。ううっおいし~。なんか、食べ物に弱いよね、わたしってやっぱり。
この間は、ラボにお迎えに来た時に、Oさんがひじきの煮付けを下さった。「つよちゃんのお母さんが作ってくれたへいぐんのひじきだよ。ありがたいね。」といって息子たちと食べた。作り立てで、ほかほかゆげがでていて、そのお気持ちの暖かさが伝わってきて、本当にありがたかった。
|
|
|
|
|
中国語ブレーメンの音楽隊を、毎日聞かされている。なかなか韓国語のブレーメンにしてくれないので、よし、と思って「あのね、韓国語だとね、ずらりつながったソーセージ、というところ、ソーセージーガチュリジュリーコって言うんだよ」と言ってみた。ぶはっ、大受け。繰り返して聞く始末。いやあ、ことばっておもしろいよね。SK3シリーズは英語日本語韓国語中国語スペイン語とにぎやかだ。どれも味があってとてもいい。動物の鳴き声もいい。
韓国派遣で行われるブレーメンのテーマ活動。がんばっておぼえなくちゃ。こうやってテューターが複数言語に取り組むというのは、とても大事なこと。ワフ家の複数言語をぜひ復活させて貰いたいなあ。ブレーメンのシリーズも、私がラボっ子だった頃のライブラリーは吹き込みなおされている。ラボテープでは、ブレーメネーコリアッテという題だった。いまのCD版ではブレーメンウマッテ。テープの言葉は古い言葉なのだそうだ。こうやって聞きまくっていると、まず音についていけるようになってくる。またなじみのある言葉が出てくる。そうやって口が覚えた頃に文字を見る。ハングルの法則性が見えてくる。韓国語も日本語とは比べものにならないくらい母音の数が多い。つまりアルファベットがおおい。チャングムの影響で、論語、漢詩にも興味がでたし、いまなら、韓国に行きたいと思う。ラボっ子のころは、躊躇しているうちに機会をうしなってしまった。行った人がうらやましかったなあ。
ところで、おんどりの歌は、ららら・・・だよね。古い英語の民謡だということは知っていたけど、韓国語版の英語に歌があって'Twas on a Manday morning, that I beheld my darlingと歌われている。知らなかった、よね。
|
|
|
|
|
あきる野市に「ふるさと工房五日市」という施設がある。秋川渓谷のほとり、陶芸や紙漉などの体験が出来る素晴らしいところだ。昔この秋川渓谷の辺りには軍道というところがあって、そこでは冬の農閑期に紙が作られていた。その文化・技術の保存という意味でも、また意外に手軽に体験できるという点でも、お勧めの場所だ。私もホームステイのお客様がみえると必ずお連れする。「ここも東京?」というような木立をぬけ、秋川渓谷を望み、伝統的な建物を思わせるが快適な施設に広い駐車場。私のお客様たちには、いつでも人気の場所だ。あきる野市はこんないいところをもっているというのが私の自慢だった。それなのに、採算が合わないということで存亡の危機に立たされている。
軍道和紙の継承者で芸術家の小林六博氏による紙漉の説明と指導は、それだけでも味がある。和紙が何からどう作られるのかの説明は、実際に目で見てさわれる展示物を使って行われる。そしていざ、「流しすき」の実体験。両手を伸ばして「すげた」を持ち、どろっとした和紙の液体をすくう。材料はコウゾとトロロアオイである。すげたを水平にもち、前後左右に腕を動かす。ゆらゆらと、紙の繊維がトロロアオイとともにすげたに収まっていく。またすくう。これを2,3度繰り返して、自分だけの軍道和紙ができあがるのだ。紙漉は、その水の流れというか、浮遊物の流れが味わい深く、やればやるほどに楽しくなってくる。
小林先生は、「あ、うまいな」「さすがだね」素朴な語りかけのなかに暖かみがあり、気持ちよくすかせてくださる。芸術家の近寄りがたさなどない。私の外国のお客様もこのお人柄に魅せられるらしい。すくい方、揺らし方に迷いがあると、紙がだまになってよれてしまうが、そういうときも、さりげなく、つまんで隅のほうにおとし、また新しくすくうところからやらせてくれる。
あきる野は、ここも東京?という魅力をもった素晴らしいところだ。山紫水明、いい状態で保存されている軍道和紙などの文化も、教育的意義をもっている。あまり開発されないでほしいなどと思ってしまう。日本中、どこも同じようなコンビニ、スーパー、建物ばかり。こういうもので比較すると、便利かどうかだけでものをみるようになってしまう。
今の子どもたちに足りないものは?と聞かれて、「郷土愛」と答えたことがある。郷土愛と、それを育む体験を大人たちが重要だと自覚していないから、便利さのみを短兵急にほしがる若者を量産してしまうことになる。これが日本の国民となって世界家族の一員となるのだ。自分を育んでくれた環境への感謝と自覚、その洞察力と見識で、隣の、世界の人々とつながっていけるのだと思う。
あきる野市が、独特の魅力をもって、人々が故郷として誇れるような、よそから来た人がほっとするような、そんな田舎になるためには、プライドをもって守っていかなければならないものがある。守り続けるのにはお金も時間もかかる。しかし、失われるときは、たやすい。安い、便利ということだけで、一体どれほどのものを失ってきたことだろう。私が子どもの頃と比べて、いまのこどもたちは、幸せなのか?今の子どもたちと比べて、未来の子どもたちはさらに何を失っているのだろう。
|
|
|
|
|
香炉峰雪撥簾看 豪雪地帯の方には申し訳ないし、笑われそうだけど、いやはや、真っ白の世界を看てびっくり。昨日の夕方は雪かきに追われた。車が出せなくなると困るので。事前活動の今朝は用心して早く出た。アイスバーンなのはうちのまわりだけで、大きい道路は朝日が当たってほとんど問題がなく、事前活動の会場に9時前に着いてしまった。
第1回事前活動としては、やることがいっぱいで、10時から3時まで、途中のランチタイムもソーシャル、濃い一日だった。
?集まった子からすがたり練習 ?アイスブレイク(言葉を話さないで誕生日順に並ぶティームチャレンジ)から?英語での自己紹介(誕生日を披露)?ソングバード係りによるSB ?テーマ活動ふるやのもり お弁当 ?来月の活動(調理実習)について相談 ?同意書の確認(一文ずつ読み、意味を考えながら確認)「ひとりだちへの旅」感想文提出 ?ウインターキャンプのエバリュエーションと?ひとりだちへの旅との関わりについて ?係り決め
お弁当の時間も持参の一品を選んで英語で説明する練習をした。例 This is ONIGIRI. ONIGIRI is rice ball. It's the traditional Japanese lunch to go. (など、おにぎりの説明)I like ONIGIRI, or Japanese people like ONIGIRI. (as a conclusion)こういう流れで物事を説明する練習だ。
食後のお茶とお菓子。これも、ホームステイ中、おいしいお茶をいれることができるよう、お茶当番を決めての練習だ。当番二人がそれぞれ5,6人用のお茶を入れてくれた。今日の当番は、なかなか上手で、おいしいお茶だった。息子が参加したとき、抹茶をいれるよう、練習して持たせたが、付け焼き刃では用をなさなかった。抹茶でなく、急須でいれる日常のお茶をホストファミリーに楽しんで貰う方がいいかもね。テキサス在住中、4-Hオフィスで私が急須でお茶をいれているとそれだけで関心をひいたもの。私の昔のホストファミリーはモルモン教徒でお茶は飲まないのに、壁に急須と茶碗のセットが飾ってあったし。
この週末は、長男がセンター試験、次男がスキー教室、私は事前活動担当。雪で立ち往生したらどうしようとか、いろいろ余計な心配までして、ああ、疲れた。うちのまわりは雪もなかなか溶けない。香炉峰の雪はゆっくり眺めるとしよう。
|
|
|
|
|
イギリスの教育劇団ホワイトホースに、秋に日本ツアーをすることが可能かどうか訪ねていたのだが、予算、予約が大丈夫ならば、可能だという返事が来ました。
ドイツツアーが7月15日に終わるそうなので、それから大道具小道具衣装類、音楽などを船便で送るには最低6週間。8月いっぱいはかかるだろう。運搬と通関で、余裕を見るとしたら、9月の中旬からなら大丈夫だという話だ。私たちの期待通り、9月、10月の1か月半、というのがかなえられることになる。
予算と予約、つまり、私たちがどれくらい公演をまとめられるか、集客出来るか、にかかっている。ホワイトホースの公演を見たい方、ラボっ子に見せたい方、ご自分の地域に呼びたい方、地方ツアーに関わりたい方、ぜひ、連絡をしてください。ホワイトホースのHPも見てくださいね。
|
|
|
|
|
「ロバはうまいよ」突然ハオが言った、ように聞こえた。絶句する私たち。えっ?何?
ロバはうまい、とハオが言う。ブレーメンを聞きながらご飯を食べていた。ちょうどロバが年をとったので男が「肉屋に売りとばさにゃならん」というところだ。
ええっっ?ロバを食べるの? 国際交流だなーと思うのはこういうときだ。全く違和感なく我が家の息子同然に、日本語で会話をし、一緒にご飯を食べているこの若者が、ロバが美味いというのだ。普通に売っているのかなあ。中国で行ってみたかった場所の一つが市場。いのちが直結している場なんだろうな。
中国交流の後半、上海で、食事を大量に残すラボっ子たちがバスに乗った途端お菓子を食べ始めるのをみて「こらあ!お菓子禁止!」ちゃんと出された物をありがたく食べること、13億の民があなた達のように食べ物を粗末にした場合の生ゴミの量を想像してご覧!わざわざ日本のお菓子を食べるために上海まで来たの?日本のお菓子はおみやげにして、ホストファミリーの家でしっかりありがたくたくさん食べなさい!と説教した。
怒るときにも勢いが必要だと思う。「どうしてこんなに残すの?」なんて穏やかに聞いたら「得体の知れないものは食べられないです」なんて言われてしまったから。得体の知れない物?うーん。生まれてからぜいぜい10年ちょっとくらいしかたってないから、経験が足りないのよね。あんたたちがどれほど得たいが知れる経験を積んだって言うの?と思いながら、理屈じゃない、本能で導かなければならない時を感じた。
でも、ロバは、突然だった。納豆食べられないくせに、と、次男が言った。
|
|
|
|
|
ラボランドの坂口農園から干し柿が届いた。毎年りんご狩りの時に頼んでおくのだが、でき次第なのでいつかいつかと心待ちにしていた。とても甘くてやわらかい。もう今日から冷蔵庫に入れるので、堅くなってしまう。もちろん堅くてもおいしいのだけど。
このところ少し熱が出たりして、この週末も寝てばかり。干し柿を食べて英気を養おう。今日は寝ていたらおかしな夢を見た。怪しげな聖地?へのツアーに参加する羽目になり、行列の中なぜかラボっ子Mっちを背負って上っていく。Mっちは、甘えん坊で抱きついてくるかと思うとぐずったりして手こずらされる。ああ、腰が痛かった。人生は重荷をおうて遠き道を行くがごとし・・・かな。なんでMっちなんだろう?
坂口さんからのお手紙によると、このひどい大雪で、大変な被害が出ている模様だ。東京周辺だけが天気が良く、その東京周辺の食べ物を支えている地方は大変なことになっている。雪下ろしも雪かきも、熟練者でさえ危険な中で、軽々なボランティアではかえって足手まといと断られることもあるそうだ。人間、何が必要かって、やっぱり生きていくための実際的な技、力、知恵だよなあ、と思う。東京周辺でどんなに塾に行っても生きることは身に付かない。役に立たない人間をいっぱい作り出しているわけだ。やっぱり、学歴なんかより役に立つかどうか、だよなあ。都会の人間が世界中の食べ物を漁り尽くして、都会の理論で子育てをしている。この子たちの誰が、食べ物を作り出せるんだろう?
三男とマグロ釣り漁船のテレビを見ながら「大変だね。これからお刺身食べるときもよく考えなきゃね」と話し合っていた。こんなに大変なこととは思わなかったよね。築地でごろごろしている映像の前の段階がこんなに大変なことだなんて。もっと捕れるものだと思っていた。
ああ、罪深いなあ。
|
|
|
|
|
始業式を明日に控えて、ラボの新年会でお楽しみ。加藤パーティの新年会はとにかく「和風」 日本の伝統文化を楽しむ企画で、「日本の遊び」「百人一首」「聞きこみお年玉」「お茶会」で、あっという間に3時間が過ぎた。
*日本の遊び
坊主めくり、おはじき、お手玉、独楽回しのコーナーを回って遊ぶ。担当のお母さんたちやお兄さんたちに教えてもらって、初めての子もやり方を覚える。出来なかったこともある。竹馬は、三男が車に積み忘れ、はねつきは見つからず、チェンツ(鍵子)という羽を蹴鞠のように足で行う中国のあそびを持ってきたが、今日は外で野球チームも新年お餅つき会をやっていたため、中止。まあ、あまり散らばらず良かったかも。散らばせたおはじきの上に寝転がるK、回した独楽に滑り込みをかけるMなどもいるなか、大騒ぎで遊ぶ。坊主めくりのルールがわかっていないNちゃんが、お姫様以外の札はいらないと言うし、Nちゃんが坊主引いたら一体どうなるんだろうと心配する(期待する)小4ボーイズたちをよそに、Nちゃんは一度も坊主を引かなかったが、Hちゃんが最後の方で大量の札をさらっていき、一番。Nちゃんが二番。後は泡沫。なのに1番じゃないの?といって怒るNちゃんに苦笑。
*百人一首
小学生以上と、それ以下に分かれる。さらにそれぞれ2チームにわかれ、功名が辻も始まったことだし、「かずとよ」グループと「ちよ」グループに分かれる。つまり「かずとよ」小学生・幼児グループ、「ちよ」小学生・幼児グループに分かれて対峙。札も小学生と幼児にそれぞれ百枚ずつ。お母さんたちが幼児グループに入って、幼児の手を取ってむりやり取るのもあり。小学生以上は結構真剣に闘う。おや、幼児も健闘。Nちゃんが取れないと怒るので、お母さんチームが手助けするが、毎回というわけにはいかないので、そうするとまた怒り出す。途中たち歩くK、M、S。中学生以上がもっとたくさん参加していれば、サンドイッチにして一緒にできるのでいいのだけど、今日はお休みが多くて残念。次男とMの二人の中学生が頑張っている。自分のことだけで精一杯の中高生たち。もうすこし小さい子たちの面倒を見る修行もしてほしいなあ。「かずとよ」グループの勝ち。坊主めくりの時から不満だったNちゃんが泣いて怒っている。三番目はだめね~、と3人子持ちのお母さん(含む私)が、思わずため息。しばらくして落ち着いたNちゃんに「ルール守れないなら一緒に遊べないよ」「うわーん」「泣いたら遊ばない」「泣かない!」「じゃ、仲間に入れてあげる」「うん!」こういうことの繰り返しがね。
*聞きこみお年玉
ラボライブラリーの聞きこみ回数だけ、ぽち袋にお金を入れて貰ってきている。18回なら18円。それを持って「小銭マシーン」の前に並ぶ。入っているのと同じだけ、さらに入れてもらえる「倍額」システムだ。チャンピオンは62回のとっしー(小4男)。
*お茶会
持ち寄りおやつパーティの傍ら、続きの部屋でお抹茶を飲む。「かずとよ」グループの小学生以上から行う。襖の開け方、入り方、歩き方、座り方、茶碗の持ち方、いただき方からやる。つづいて「かずとよ」グループの幼児がお母さんとともに。この子たちはお利口に座ったところからやる。同様に「ちよ」グループの小学生、幼児。最後に、子どもたちの世話を中学生3人(Takaくんが駆けつけた)にまかせ、お母さんたちのお茶会。二人に一つしかない和菓子を分け合って召し上がっていただく。例年、お正月のお残りの和菓子の持ち寄りが重なるのだが、今年は足りなかった。まあ、あるだけの条件でやるのが、私の主義。自分の子もよその子もなく、育てあって、今年もよろしくお願いします。
もう一回百人一首をやりたかったが、時間もなくなり、お開き。明日から通常ラボ。各クラスでもう少し、伝統文化をやって、2月のナーサリーライムリサイタルに備えていこう。
|
|
|