|
次男とウーくんがラボランドから帰ってきた。最後の乗り換え駅からの連絡で夫が迎えに。
「バスが暑かったですね。窓、開けられない。私は(防寒着を)着ていましたからね、
とても暑かったですね。」
ウーくん、自分では脱がないんだよね。脱げって、次男が指示しなかったのかな、今日は。
おれはほとんどTシャツだった。
おまえはいいの。
雪はどうだった。歩けなかった?いい経験だったね。
スパッツを借りた?そうか。やっぱりね。
次男は、「疲れた~、もう寝る~。」
三男が部活から帰るのを待って、立川へ食事に出る。6人が車に乗ると、ガラスが曇る。
う、なんだか(硫黄)くさい。窓開けよ・・・・
「うわ、寒い!」と長男。うん、ちょっと、空気入れ替えね。これくらい、させて・・・
むさくるしさ、100パーセント。
トンカツの和幸へ。私たちもお昼が軽かったので、もう腹ぺこだ~。
よく食べるこの子たちも満足できる店。ご飯キャベツみそ汁がお代わり自由。
ウーくん、上着脱ぎなさい。
しばし黙って、食べ続ける。交わす言葉は、おかわり要求のことばのみ。男所帯だ~
立川には、ウーくんの好きなオタクのお店があり、今日もそこへ。
明日は早や、荷物を空港に送る日だよ。とても入りきらないんじゃない?
段ボールを渡して、それに荷作りするように言う。
受託荷物の重量制限は20キロ。持ち込み手荷物は大きさで引っかかる(重さは5キロ)
ま、その時の空港の状況や対応による。
私が以前中国に行ったときは、太平洋路線では機内持ち込みに使う小型スーツケースが
大きいということで認められず、チェックイン荷物が2個になった。
私のキャリーオンは国際線用。中国路線は国内線用の大きさなのかな。
2個で20キロなかったのか、多少オーバーしても目をつぶってくれたのかはわからないが、
そのときは問題なく、2個でチェックインできた。
ウーくんの荷物は、受託荷物がどう考えても重量オーバー。
多少目をつぶってくれたとしても、超過料金になるんじゃないかと心配。
超過料金を覚悟するように言う。
持ち込みの方も、パソコンとほとんど空のバックパックですでに5キロ。ま、こちらは大丈夫だろうが。
どうなることやら。ま、なにごとも、経験・経験。
|
|
|
次男とウーくんがキャンプに行き、こちらはなんとか大掃除、しようとしているのだが、疲れた。
昨日、夫のダウンとレースのカーテンを手で洗ったら、もう今日は腕が動かない。
レースのカーテンは、もう16年使っているので、日に焼け、埃とカビで、裾のレースがぼろぼろだ。
それで手で洗ったのだが、もう、どうしようもないかんじ。漂白したら、色は白くなった。
カーテンのなくなった出窓は、「こんなに明るかったのか」と新たな印象。
いっそのこと、カーテンをやめて、なにか、目隠しを工夫しようか。
脱水だけ洗濯機でやったら、さらにぼろぼろになり、洗濯機の中にくずがいっぱい。
仕方ないので、もう、レース部分をみな、切ってしまうことにした。
切っていたら、手が痛くなってきて、後は三男にやらせた。
実家の母がこんなことしてたら、「買えばいいのに」って言うところだよね。
出窓にかけると、レースのなくなったカーテンは、なんと不細工なことか。
レース買ってきて、縫いつければいいんだけどね。ま、いっか、で折り合っていくことの多い生活。
テレビも映らない。ぷつっと映像が切れる。ラジオ状態だ。
だから、見たい番組は一応ビデオにとっておき、テレビの機嫌のいいときに見る。
ウーくんの深夜アニメも、一応、ビデオにとっておく。借りてきたDVDは、自分のパソコンで見てね。
今日、三男にスピードカッターで大根おろしをするようにいいつけ、無理にはめようとして、本体が一部壊れた。
これも、25年ものの機器だ。ジューサー・ミキサー・スピードカッターというすぐれもの。
「普通にやっただけだ!」と言い張る三男。
年寄りとふるいものは、普通にあつかっちゃだめなの!
ついこの間もラボっ子たちにリンゴジュースをふるまうのに活躍した。まだまだ、出番はある。
明日は、次男とウーくんが、ウインターから帰ってくるよ。顛末を聞くのが楽しみ。
|
|
|
ウインターキャンプへ送り出しだ。荷物はちゃんとしてるの?まず、荷物を下へ降ろしなさいよ。
すごく寒い朝だったが、車はそれほど凍結していない。よかった。これならすぐ出られる。
「先生、もう、今から帽子、手袋、マフラーをしますか」
そんなのしてたら食べられないでしょう。まず、食べて。
今日も朝ご飯の肉まんを自分でチンする。容器を洗う?いいよ。時間ないから、出る用意して。
「空腹の時、ゼリー食べて問題ないですか」
そんなこと、知らんよ。そもそも、いちいちそう親に言われて食べてるのかね・・・・すなおだ~
ちょ、ちょっと、スプーンは?
「昨日もこうやって吸って食べた」
ミニカップゼリーではない。ヨーグルトも、す、吸うんだよね・・・と、次男。
お弁当を詰めさせる。あ、あ、汁物はないけどさ、そんな逆さまに・・・。入れたげる。
おや?このビニールの包みは・・・・? う、下着?使用済みの・・・・
ロッジで洗うつもりだな。ま、いっか。それにしても弁当の隣りに使用済みの下着・・・
ま、いっか、私の弁当じゃなし。
「そういえば、昨日の夜おそく、洗濯していいですか?って言うから、無理って言っちゃった」と次男。
乾くわけないじゃんというわけだ。それで、持ってるのね・・・。
いろいろ起こるかも知れないけど、ちゃんと対応してやってよ。さあ、行くよ。
「あっ、手袋とマフラーと帽子がまだ上にあります」
早く持ってきて。
めがねに付けるサングラスは、昨日から付いているんだけどね・・・
電車の中で、次男がウーくんの荷物と自分の荷物を守るようにして立ち、
ウーくんは・・・あら、優先席に座ってる。ま、いいか。立っててよろけるよりまし。
ウーくんには、自分のスーツケースをキャンプに持って行かせることにした。
うちのリュックを貸してあげることもできるのだが、うーん・・・・
大きなリュックをしょえるのか、しょって歩けるのか。不安だった。
うちから新宿までは乗り換えもあるし、歩く距離も長い。(うちの小学生にはさせるけどね)
キャスターで転がしていく方がいいんじゃないかと思ったのだ。
もちろん、ラボランド向きではないことは承知。でもね~。
いざとなったら、次男が自分のリュックを背負って、両手があくから、スーツケースを担ぐこともできる。
・・・と、思う。
バスの集合場所では、Samiさんが点呼をしていた。
中国からの引率の先生を受入して、中国ロッジのロッジマザー、バスの添乗責任者まで。
お疲れ様です。
あのね、うーくん、使用済み下着を持ってるみたいなの。きっと、ロッジで洗濯すると思う。
「うちの先生も・・・みて、荷物あんなに小さいのよ。何も入ってないわよね。何度も言ったんだけどね」
絶句。次男もやってきて、絶句。
ま、中国ロッジは、洗濯大会ね。いいんじゃない? 要らないものを持って来すぎるラボっ子にはいい薬。
キャンプの間中着替えないか、洗濯大会にするか。国際交流はこれだからおもしろい。
昔、古いロッジの頃、一度もお風呂に入れないことだってあったよ。
耐久生活がラボっ子を育てた時代。
バスに手を振り、新宿のデパートへ。たか~いお洋服を見たり、伝統工芸展なんかもやっていて、
う~ん、目の保養!!お昼は、フランス料理食べちゃおっと。安いランチだけど。極楽極楽。
牛フィレのステーキのサイズといったら、一口で食べられそう。
パンおかわり。
Samiさんは、今頃「国際交流」 私は、ちょっと気を抜かしてもらいます。
|
|
|
上海から来ているウーくんを囲んでの中国お楽しみ会は、夕方から。調理室をとったよ。
ウーくんは中国の紹介のために写真などをパワーポイントに用意しているはずだ。
「先生、見てください」
いいよ。どれどれ・・・・
これが中国の地図です。山の高いところあります。ここは海の深いところです。白いところは・・・・
これは長江です。これは黄河です。これは万里の長城です。これは京劇です。これは上海です。
え?これで終わり? これじゃあ、絵はがきをみているようだよ。1分で終わっちゃう。
もうちょっと、人間の生活というか、そういうもの描けないかなあ。10分くらいの説明付きの。
まず、家族の写真とか、家の様子とか、暮らしがわかるようなもの、学校の様子や、
街のようす、友だちや人々の顔、表情、そういうものはないの?
「街の様子ですか。Googleマップでいいですか?」
絶句・・・・
インターネットでできるものに限っているんだな~。パワーポイントの作り方が。
ま、しかたない、できるだけやってみようよ。あるだけの材料で。
学校の写真や、住んでいるアパートのモデルルームの写真が出てきた。一枚だけあった家族の写真も。
よしよし、南京路のショッピング街のようす、食べ物もいれて。
ね、この音楽、何とかならない?
私のシャペロン報告で使ったパワーポイントをみせて、参考にしてもらう。
え?この音楽にする?
ひとつしかない地球のカラオケを入れて、音楽をつける。
曲は8分だからさ、22枚なの?写真は・・・・
じゃ、単純計算で一枚24秒で次の写真になるように設定してごらん。
よしよし、できたじゃない。(こう書くと、すごくスムーズにできたようにみえるな~)
とにかく、ほっ。
お楽しみ会の始まり。
私が、忘れ物を取りに行っている間に、ラボっ子たちはパワーポイントを見せてもらった。
習字道具はKiとTakeが持ってきてくれた。みんなの名前を中国語読みでいうと・・・?
一人ずつ半紙に書いてもらったね。
さあ、水餃子を作ろう。白菜、コーン、シイタケ、豚の挽肉・・・・
え?皮が足りないって? あるだけで作って。一人二つずつくらいできるはずだけど。
(余ったのは、野菜炒めに入れる)
ラボっ子たちは、各自肉まんあんまん、シュウマイ、餃子、小龍包、おこわなど
蒸すだけでできる点心を持参。蒸し器を高く積み上げて蒸す。
蒸し料理は簡単だし、一度にできていいね。どんどんできあがって、みんな大喜び。
キディ、プレイルームは、別テーブルで、各自の皿に取り分けてもらったのをほおばる。
小学生は大皿から自分で取ってぱくつく。大人はこっちのテーブルね。(大人だけの特別料理もあるよ)
飲み物?ジューサーを持ってきたので、リンゴ100パーセントのジュースもあるよ。
長男、次男がジュースやさんになって作り続けてくれている。おいしいでしょう?
さあ、大きい子も食べなさいよ。急いで。時間がないの。もう片付けなきゃ・・・・
走り回るんじゃない!お皿洗うから持ってきて。高学年はふいて片付け。
みんなは、一人5つずつゴミを拾いなさい。何をしたら役に立つか、考えなさい!
Nちゃんがゴミ袋持って集めてくれてるよ。急げ~!!
みんな~、部屋の外に出なさい。そうだ、中国のお菓子配るから、部屋の外で!
怒濤のような、中国お楽しみ会終了。さあ、中華ファミレス行こうか?え?もうおなかいっぱい?
そんなに食べるものあったんだ。よかったね~。
あ、写真撮るの忘れた~・・・・カメラの存在すら忘れていた・・・
明日キャンプに送り出せば、少しはほっとできるね。
初めてパーティで調理室を借りてみたけど、結構楽しかった。今度は大人のお料理会なんて、いいな。
|
|
|
我があきる野市には、温泉がある。上海のウーくん、小さな失敗は相変わらずだけど、だいぶ慣れてきた。
「おれ、温泉好きだよ」と、次男が言うので、次男にまかせることにした。
初めてうちに来た晩に、日本のお風呂の入り方を説明したのだけど、後でみたらどっひゃ~。
翌日もう一度説明し、入る直前にまた「風呂の注意事項を教えてください」で、教え、10日が過ぎた。
昨日は、次男が上野と秋葉原に連れて行ってくれたり・・・・次男大活躍である。
ずっとつきっきりで面倒を見てくれて、疲れるらしく、午前中は起きてこない。
ウーくんは自分で起きて肉まんをチンして食べているようだ。
・・・ようだ、というのは、私が目撃していないから。
でも、プラスティック蒸し容器が、洗って水切りカゴにおいてある。水が切れない状態で。
これは、彼だ。
ウーくんは洗濯機の使い方もおぼえた。二日に一回、下着類を洗っている。
3日分しか持ってきていないらしい。キャンプ、どうするんだろう。
ズボンはひとつしかないの? もう一本ある? じゃ、明日洗いなさいよ。(もう10日同じ服だよ~)
「うえのも、洗いますか?」
え? (アノラックとセーター? それは、洗えないでしょう・・・)
ウーくん、家の中でもいつもアノラックを着ている。うちが寒いからかな、と思うのだが、
熱い麺類を食べているときも着ているからな・・・
お昼にチーズピザを食べ、五日市郷土館へ。
この辺りの郷土の歴史がよくわかる展示になっている。
山の暮らし、川の暮らし、農機具、軍道和紙・・・
昔のわらぶき屋根の農家も移築してあり、天井裏は蚕だなになっている。
さあ、もっと山の中へ行くよ。ここも東京。秋川に沿って温泉施設ができている。
入浴料800円。後はよろしくね、次男。待ち合わせはお土産店でね。
私はひとりなので、ゆ~っくり、室内風呂、露天風呂に入ったり出たりして、すっかり温まって、
お土産店に行ってみると、なんだかもういっぱい買い物しているウーくんに遭遇。
温泉の入り方も、問題なかったらしい。
休憩所で、私はマッサージチェア、次男とウーくんは、おやつ(よく食べるよ~)
もうちょっとゆっくりすると日没後の露天風呂も体験できたけど、ね、もう限界だ~。
急いで帰ってカレーを作り、ジャガイモが煮えたらルーを入れてと、三男に頼んで、次男を床屋へ送っていく。
カレーは、にんじんやジャガイモを切るのが疲れるんだよね。たくさんなんだもの。
うちの家族が二日間食べる量を作るには、おかわりは一回と限定して、大盛り20皿分、つまり二箱。
帰宅したら、三男とウーくんはカレーを食べ終わっていた。何か言ってた?
何も。
ウーくんのリクエストだったんだけどな、カレー。
とにかく、食べることは楽しいらしい。
スーパーのお総菜売り場でも興奮していたし。
「照り焼きレッグ(骨付きチキン)が売り切れた~」とすご~く残念がっていて、
「え?また、出るんじゃない?」と次男が言ったとたん、おばさんが大量に持って現れ、
「あっ!来た!」と走っていった・・・・
いいよ、買おう。コロッケ、チキンの南蛮ソースがけ、照り焼きチキン。
その日は、お総菜で夕食のおかずをまかなった。
明日は、中国お楽しみ会。飲茶パーティだ。ラボっ子たちは好きな点心を持って集まることになっている。
ウーくんはラボっ子たちに中国のことを紹介するべく、インターネットで写真を集めているらしい。
|
|
|
中国は上海から受入しているウーくん。今日は、次男が高校に連れて行った。
同じ上海の16歳でも、去年のトンくんとも、3年前のハオくんとも違う。そりゃそうなんだけど。
毎回、新しい体験が待っているのが国際交流。
ハオくんの時は、自転車にヘルメットという校則を守って、当時の次男の中学に体験入学した。
今回も次男と一緒に自転車で行動させようと思い、お隣に交渉して自転車を借りた。
さあ、ちょっとそこら辺、行っておいでよ。
ややあって、次男が何とも言えない顔をしてやってきた。
「問題発生。そもそも自転車にのれないってさ。」
え?
自転車に乗れない中国人がいるのか!!!???
「私のうちの自転車には、後ろに荷物を載せるところあります。お父さんが、そこに私を乗せてくれます」
二人乗りってこと?
その歳になるまで、ずっと?
身長170センチ、体重80キロ、だろ?
次男の自転車に二人乗りすることも一瞬考えたが、同じような体格の二人じゃ、自転車がもたない。
おまけにこの坂道だ。むりだ~・・・・
中国人だから自転車、というのは常識だと思っていたが、そうじゃないんだ。
そもそも、うちでの常識が世の中の常識ではないんだ、
という当たり前のことを気づかせてくれるのが、国際交流。
ところで、ウーくんがいちいちどっひゃ~と驚かせてくれる内容は、
私が、アメリカでホストファミリーたちにオリエンテーションしていたような内容だ。
日本のラボっ子を理解してもらうために。
ウーくんの日常では、全く問題なく、相当優秀な子、ということになるらしい。
だからお互い、貴重な体験になるんだね。
日本のラボっ子たち、自分の家でできないことは、ステイ先でできるわけないんだよ。
そして、自分の家では問題ないことでも、
勝手が違えば、どうやったらいいか、わからない、ということも出てくる。
シャワーの使い方がわからず、わからないと言えず、入ったフリをしたラボっ子もいたよ。
4-Hの受入オリエンテーションで、私がお願いしていたことは、
「我が子を初めて学校へ上げたときのことを覚えていますか?
日常生活の基本はできているはず。
でも勝手が違って大丈夫だろうか、友だちができるだろうか、
いいスタートが切れるだろうかと、信頼しつつもたくさん心配したでしょう。
そんな感じで、受入をして下さい。
これから来る子たちは、6、7歳くらいの学齢期になった子たちだと思って下さい。
そんなに手がかかるの?と思わないで。
7歳の子に接するつもりで、初めにちょっと丁寧にしてくだされば、
彼らは、1週間でティーンエイジャーに成長します。
あなた方のリーダーシップ次第なのです。」
おかげさまで、我が家では受入が多い。
息子たちのリーダーシップ養成にとても役立っていると思う。
これから国際交流に行く人、行った人。
ぜひ、ホームステイ受入をして、ホストファミリーがどういう気持ちでいるのかを
体験してもらいたいな。
してもらうだけでなく。
首都圏にかぎらず、全国に受入のチャンスが行き渡ることを願っている。
|
|
|
上海外語大学付属高の?沛昊(ウー・ペイハオ)くんがやってきました。昨夜も4時までかたづけやら・・・
まだまだ片付かない。それでも、子ども部屋の床が見え、住めるようになったのは奇跡的!!
本当に夫に感謝です。
私は、本当に腕が動かせず、痛くて痛くて、何もできない状態だったのですが。
出迎えは、オリンピックセンター。次男と共にいく。その間、夫はまだ片付けがんばる・・・。
上海からは5人のユースと、先生一人。先生の中国語の挨拶を、なんとウーくんが通訳する。
うちには、去年トンくん、2年前にチェン・ハオくんが来たんだよというと、知っているという。
引率の先生はハオくんの科学の先生だったそうで、ウーくんにプレッシャーをかけていた。
ハオくんに引けを取らないようにって。
ウー・ペイハオくんも、なんと優秀な子なんだね。
以前うちにステイした、ハオくんからも、
「そのウーさん、なかなか優秀な学生のようだよ~
中学校の時、何とかの賞をもらったよ、学校の。
そして、クラスでもクラスメートに尊重され(ちょっと大げさね~)、
彼のことを作文に書いた子もいたのよ~
高校になっても相変わらず優秀、うちの高校の年に一度の民族魂という一週間続く活動
(まっ、文化祭のようなもの、ちょっと長いけど)で、
国際関係フォーラム(もちろん、校内のもの)で、また何とかの賞をもらったの(たぶん優秀委員かな)。
コンピューターのオリンピック大会にも参加、上海市規模の。
今は背が高くなったけど、昔もかわいかった。
昔の写真も一緒に送った。(小学校時代のよ~~~~~~)
だから、ウーさんは頭がいい、優秀な子だ、付き合いにくいはずがない、って
タックーにも言ってあげてね~お母さん」
なんていう情報がきていた。
お昼は、私たちと、引率の先生を受入する神奈川のMテューター、
別のユースを受ける中信のSテューターとそのラボっ子の8人でお好み焼き屋に行った。
「お好み焼き、知ってる?」
「知っています。大阪の食べ物。」 そ、そうね。
新宿で別れて次男とウーくんは多摩地区の高学年活動へ。
私は、CDなどを仕入れてから、帰宅。まだまだ片付け。
夕食の用意をしながら、なんか、足りないような気がする。量が・・・。今日は鍋だ。
なんとか時間稼ぎをして、息子たちが帰宅するまでに片付け終了。(ということにする)
夕食の後、ウーくんがおみやげをだしてきた。
ホストファミリーが決まるのが遅かったから、なかなか準備できなかっただろうな。
うちの情報が入ったのは、本当に一週間くらいのことだろうと思う。
なのに、息子たちの干支に合わせた翡翠のネックレスをおみやげに持ってきてくれた。
ほかに、私の好きなプーアール茶や、すてきなシルクのスカーフ。(薄手でとても併せやすい)
それから、高山茶、お菓子等々。
ウーくん、日本経済新聞を読むなんていう優秀な子ながら、
「お願いです。今日のガンダムをビデオに撮ってください」などという。
趣味はアニメだ。
今後テレビでやる深夜アニメをすべて予約し、
持参したコンピュータを夫ががんばってやっと接続するのに成功。
今は静かにゲーム大会だ。
「お母さん、コンピュータをやるときの、制限は?」
え?なに?
30分以上やらないとかいわれているらしい。
「ご飯だよとか、用事の時は、すぐやめること」
それはもちろんです、だって。
うちの息子たちより、よっぽ~ど、質がいい。
冷えてきた。上海の高層マンションの生活と違って、あきる野の一軒家では、寒いぞ。
|
|
|
人生修行中である。彼らのおかげで。ほんっっとに、いろいろやってくれる。
何もせんのが心配な奴もおる。
親だけでは育てられないので、ラボで、と思う。つくづく・・・・
ひとつには、国際交流。いつも行くわけに行かないので、居ながらにして世界と繋がる受入がいい。
参加した子だけでなく、受入は、家族みんなが体験できる。
ホストをすることでこちらの社会とのパイプ役になる。リーダーシップが学べて、親の苦労もわかる。
そう思って、今回も受けている。
やっぱり、お世話になるだけじゃなく、こちらも受入しなきゃね。両方すると、本当にいい。
活動の調査票には、いつも書ききれないほどの交流履歴だ。
いつか息子のだれだったか、欄にただ「いっぱい」と書いて、事務局を苦笑させた。
数えてみよう。
ラボっ子時代、73年と75年の2回受入した。でも姉妹で行っているので、帳消し。
夫も一回行き、一回受入したから、お世話になったのを返してはいる。プラマイぜろ。
結婚後、子どもたちが小さい頃に、IFYE、インターン受入れで、プラス2。
帰国後、次男が韓国、ワシントン、中国(3カ所)へ行き、長男がカナダで、ここまででマイナス4。
受入は、長春、バージニア、韓国、ウィスコンシン、上海、バージニア、ウィスコンシン、
それからインターン。これで、プラス4。
私の韓国(1泊だけど)アイオワ、三男の中国(3カ所)、イリノイを差し引くと、プラス2。
おお、黒字だ!
他に、4-Hのコーディネイターの滞在が2回、姉妹都市交流の受入1回。4日だけ預かった上海。
その他の一泊やそこらは、忘れた。(私の中国は・・・ホテルステイだった)
堂々の大黒字だ~!
三男のしでかしたことの後始末に奔走しながら、神様が早く知らせてくれたと感謝する。
翌日、地区研もうすぐ終わるというときに、次男から電話。
なに?学校の体育で足をくじいた? (またか・・・)
やれやれ、送り迎えの毎日。学校がそういう距離で助かった。
次男が病院に行くというので、じゃあ、ついでに、私も。
そういえば、前の四十肩の時も、次男が骨折したのを機に一緒にかかったっけ。
「おれのおかげで病院行けるってわけ?」
そうともいう。
「次男も掃除片付けできないのか。上海、もう来るというのに・・・・」
夫がぼそっと言った。
頼りにしてるからね。
|
|
|
ラボっ子Nっちゃんが通う4小で、月2回土曜日の午前中に行われている4小クラブ。
スポーツやお稽古、体験活動などがある。
Nちゃんのお母さんから、
「英語」の活動がなかなか続かないのですが、ラボ、いかがですか? と誘われたのはまだ暑さが残る頃?
今日、その冬期第1回目があり、クリスマスとはらぺこあおむしを中心に、ほぼ2時間の英語教室。
ちょっと、2時間というのは、長かったかな。(私はへろへろ)
子どもたちは、「えー?もう2時間もやったの?」「全然感じなかった」「あっというまだった」
といってくれたけど、2時間、充実した時間を提供するのは、結構大変。
小学生全般とその保護者、弟妹も来るというので、ま、いつもラボではやっているのだが、
一般の子たちを相手にするとなると、小学生対象といっても学年による興味関心能力が多岐にわたる。
お手伝いにはいってくれた方もその辺りを「どうやるんだろう?」と思っていたとか。
確かに、女の子が多くて最初引いていた3年男子。ソングバードにとまどっていたが
ゲーム性のあるものには「すごい!おもしろい」
「あたしは英語習ってるから」と英才ぶりを発揮していた5年生女子は、
ソングバード、テーマ活動では、「なんでそんなことしゃなきゃならないの?」と思ったようだ。
1年生、2年生は、大きい子と同じように字も絵も描きたいのだが、時間が・・・・。
3歳児の笑顔が場を和ませる。
そんななかで、まあ、よく保ったものだ。これもラボっ子たちがくれた経験のたまもの?
各自の名前(ローマ字)をかいておいた札を取らせ、名札に入れる。
Good Morning(え?なんで鳥にならなくちゃいけないの?「英語」でしょみたいな顔)
Hi! (小さい子がのってくる)
Open, Shut them 普通のOpen, shut them ぞうさんのOpen, shut them、ありさんの・・・
色々なフェルトを見せて、色の名前をいい(英語教室みたい!少しでも英語を言いたい)Balloon
温かい南向きの教室で、もうぐんぐん気温上昇。暑いが、セーターが脱げない四十肩。
Winter Wonderlandのじゃんけん列車でもうWinter とは言えないあえぎよう。
Rudolf で踊る。
ステップや踊り方を教えられるというのは、抵抗を感じるのではないかと用心していたが、
ま、大丈夫そうだ。このくらいのレベルで、このくらいの導入なら。
でもクリスマスって、意味知らないんだねえ、小学生。
サンタにプレゼントをもらうことは知っていても。
クリスマスソングも、あまり知らないんだな。
「はらぺこあおむし」
え~?この本、英語で書いてある!
Hungryは、おなかが空いた、そうはらべこ~。(解題だ、これじゃ)
おはなしを知っているので、あらすじを引き出しながら、ほぼ英語で読み聞かせする。
最後に蝶は英語でバタフライっていう終わり方になってしまう、つまらん英語教室だ・・・・
じゃあ、やってみようか?みんなで。
毛糸で編んだ「はらぺこあおむし」を手にはめて、(暑くなったら次の人に替わってね)
いつもラボのMSなどでやるように緑の布の上に丸くなる。
「食べ物を探しに行きました」 りんごやなしを障子紙の巻物にかいてあるので、
だんだんに広げながら、子どもたちは毎回その下をくぐる。
土曜日の食べ物はまた別の巻物で。
緑の葉っぱでまた布の上に乗り、みんなをまとめて立たせて、布でくるみ、こんなにふとっちょに。
そのうえから茶色の布をかぶせて、Are you ready?でいっせいにチョウチョに。
ラボの時はそこで思いっきりチョウチョになって飛んだらすっかり充実するんだけど、
「これってなんのためにやったんだっけ?」みたいな顔をしている子もいて(笑)
あおむしが土曜日に食べたもののカードを見せて、英語で復習。
うーん、もうちょっとなんとか、おもしろくならないかなあ、というわけで以下は即興。
カードを床に並べて、イス取りゲームのように歌いながら周りを回り、
一枚のカードの食べ物をいい、それを取った子は離脱。
Walking, walking, ・・・・Hop, hop,・・・・Running, running,・・・・Chocolate cake!というふうに。
一人ずつ、離脱していき、最後の一人までカードが行き渡ったところで、
今度は、それを使ってフルーツバスケットのようなゲーム。
Catapillar!で、全員場所移動。
ターシャ・チューだーのクリスマスポップアップ絵本をみせながらクリスマスのおはなし。
ジングルベルをおどって、それから歌絵本を作成。
歌詞は、昨日の夜人数分書いておいた。
Jingle bells, jingle bells,
Jingle all the way!
Oh, what fun it is to ride
In a one-horse open sleigh
鉛筆書きの歌詞を色鉛筆でなぞり、紙に貼り付けて、余白に絵を描き、緑の画用紙の表紙をつける。
最後に「クリスマスの12日」のポップアップ絵本を見せながらうたい、グッバイで締めくくり。
「また来ていい?」
えっ?予約してる?(あらかじめ登録制なんだ)
次は再来週で、月2回のペース、3月まで続く。
最後にちょっとした発表かあ・・・どんなになるかな?
異年齢で、よりおもしろく展開し充実するテーマ活動。
それはやはり、ライブラリーをもち、継続しているラボっ子たちの貴重な活動だったんだ。
|
|
|
今年の冬も、上海受入。ゴ・ハイコくんという16歳の男の子がやってくる。中国語でどう発音するのかなあ。
12月14日から1月3日までの滞在だ。
学校はどうする?
「おれが先生に話つけてきた。」と次男。
高校はこの時期、ほとんど家庭学習日だが、登校日に連れてきてもいいという。
じゃあ、他の日は?三男の中学に行かせるか。
「おれはいやだ」と三男。
おまえもホストなんだから、ちゃんと協力しなきゃだめだよ。校長先生にお願いしに行くから。
「それ、ちゃんとやってよ」
授業参観くらいのボリュームでやって欲しいらしい三男だ。
ウインターキャンプは27日から30日。
クリスマス発表会の後、キャンプの前の時期にパーティで、中国ひろばやりたいなあ。
水餃子などの食べ物を作って食べたり、漢詩を筆で書いたりするのは、どうだろう。
名前や熟語だけでも。中国書道は日本と筆のもちかたも違っておもしろいかも。発音もちがうしね。
「少年老いやすく、学成りがたし」シャオネン、イーラオ、なんだっけ。
鴻来坊のふすまに書いてあるあの李白の長江の詩を、朗々と詠じたら、気持ちいいだろうなあ。
録音してもらわなきゃね。
2002年に長春の引率者シン先生を受入したときにいろいろ教えてもらったが、かなり忘れている。
2005年に私が中国交流に行って、その冬受入したのが上海のハオくん。
日本語がすごい上手で、一緒に「幸福な王子」を練習して発表。
クリスマス会の時に突然真顔でジョーク?を言いだし、ものすごいすべってた。
途中に入れるはずの文言を入れ忘れたんだって帰る間際に思いついてた。
当時中学生だった次男の中学に毎日通い、バスケ部で長身をありがたがられていたね。
いい練習になるって。ハオくんはくたくただ~といっていたけど。
2006年の春の中国交流では、次男も三男も上海ではハオくんのお宅にお世話になった。
その時の長春で次男がお世話になった呂くんが夏にやってきたね。
去年の冬の上海交流も、ホストの事情で年末年始だけうちで預かったのが童くん。
かわいい子だったよ。去年の日記を読み返してみた。
今年はどうする?NZはどう?などと話していたが、NZは決まり、
後、決まっていないのは女の子だけだと思っていた。
それが、他支部で決まらなかったという16歳男の子という話が来て・・・・
お人好しの次男が、「いいよ」ということで決まってしまった、上海受入。
今日、財団から速達で届いた上海受入の書類。170センチ、80キロだって。がっしりと強そうだ。
「うわー、今までで一番こわそ~」と次男。
ハオくんは背が高くてインテリタイプ、童くんは童顔がかわいかったね。
今でも時々メールをくれる。ハオくんは、北京外語大に入って寮生活とか。
「家族のだれかが北京に来たら、おれが案内するからな」と頼もしい。
そう、ハオくんも童くんも、日本語が達者なのだ。メールも日本語でやりとりしている。
童くんが送ってくれた「辛い瓶詰め」を鍋物のアクセントに入れてみたり、ご飯にかけたり。
夫は、AGC(旭硝子)のテレビコマーシャル(中国語で歌っている)を解読してもらいたいという。
受入まで間がない。片付けが、難題だ。
|
|