幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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カトリーヌの日記 [全1165件] 441件~450件 表示 << 前の10件 | 次の10件 >>
inactive 09月15日 (火)
アメリカに住んでいたときの名残で、銀行に僅かばかりの預金がある。
帰国する頃、ドルと円のレートを考えて、どうしたものかと思っているうちに、
9.11が起こって、高額な現金を持っていると空港で怪しまれるという事態になり、
まあ、無くなるわけじゃなし、クレジットカードも使えるし、アメリカに行ったときにチェックも使えるし、
そのうちまたドルが上がるだろう、十年周期、そう思ってそのままにしていた。
だが、ドルは下がる一方、日本でドルのクレジットカードを使うと損だし・・・・
使わないでいるうちに期限も切れた。新しいカードも使う機会がなかった。
何年も使わないのでカードも更新されなくなった。
去年、シャペロンでアイオワに行くとき、クレジットカードを再発行して使おうと思った。
アメリカの銀行の預金をアメリカで使う分には、レート換算がないからね。
そこで、電話したら、その銀行の窓口まで来てくれという。
「アイオワ、ですか・・・・・」アイオワには支店がない。
だいたい、何でアイオワ? 大都市には行かないんですか? 電話の向こうに不思議な沈黙が。
結局、クレジットカードはあきらめ、向こうではチェックを使った。これはけっこう便利で、
スーパーなどで買い物をするとき、多めの金額を書いて渡すと、おつりを現金でくれる。
つまり、10ドルくらいの買い物をしても、50ドルのチェックをきれば、
40ドルの現金がATMに行かなくても手にはいるのだ。そうやって現金補充ができる。
あまり出し入れのない銀行口座が、去年だけはにぎやかだったね。

出し入れがないと、手紙が来る。
inactive になるぞって・・・・凍結?
そのたびに、手紙を返送して手続きしてきた。
今年、inactive の手紙がまた来た。どこどこの電話番号にかけてコンタクトをとれという。
いつものことだ。だが、電話かあ・・・。

さて、夜中に国際電話をかける。ロサンゼルスだ。
繰り返し流れる音声で、要件ごとに何番を押せ、といってくるおなじみの対応。
実はうちの電話はダイヤル回線。プッシュ回線でないので番号を押しても繋がらない。
そのまま辛抱強くまっていれば、「人間」がでる・・・・はず。
10分経過・・・・もうだめだな、こりゃ。

そう思って、ロスではなく、去年電話で話をしたサンノゼ支店のミスター・オカムラにかけてみる。
もうやめちゃってたらどうしよう。
「ハロー」
あー、ミスター・オカムラ? (やった!よかった。)
あとはミスター・オカムラに事情を話し、本人確認作業をして、手続きをお願いすることができた。

ミスター・オカムラは、日系人らしい。日本語で話ができるのだ。
「OK,じゃ、ぼくが手続きする。この後もクローズしたらまた電話して。これでいい。」
ふふふ。日本人銀行マンだったら、こんないい方しないもんね。
なんだか、日本語で話すと、お客の私の方がばかていねいになっちゃって、変な感じ。
この程度だったら、英語で話せばよかったかな。英語の方が簡単だよ。まわりくどくないもん。
知らない銀行用語が出てきたらどうしようと思ったが、関係ない用語が出てくる話なんかしない。

今の生活に直接関係ないけど、inactive が回避できて、さっぱりした気分なのだ。
また、シャペロン、行きたいな。(また、支店のないところ、だったりして)
アメリカに一ヶ月も滞在するのに、いわゆる大都市に、トランジット以外では行かないなんて
ラボでしかありえない。
秋の聞き込みドル建て貯金 09月09日 (水)
ホワイトホースシアターの羽村公演を迎え撃つ「がらがらどん」に取り組みながら、
聞き込み大会「ドル建て貯金」をやっている。
ライブラリーを一回聞いたら、アメリカドルで1セント。もちろん、げんなま。
中の見える容器(ペットボトルやビニールの財布など)に貯めていく。
百回聞いたって、やっと1ドルだけど、みんなの目の色が違う。
今はペニーで喜んでいるけど、そのうち、銀のお金に両替してって言ってくる。
紙のお札は、あこがれだ~。数えたり両替したりもいい練習だしね。
いつかアメリカに行くときに使うんだ!
去年国際交流に行ったShは、持って行ったよ、何年か分の「ドル建て貯金」を。

がらがらどんだけでなく、いろんなお話しをたくさんたくさん聞いてほしいな。
それが、将来の言語能力に繋がる。
物語という非日常的で精神世界を表す言葉が、実は、豊かな表現力となって表層の日常会話能力を支えている。

がらがらどんは、物語のことばをていねいにみて、どんな気持ちを表しているのか、
そこからどんな表現になるのかを話し合いながら、進めている。
「先生、がらがらどんって、小さい子のお話しだと思っていたら、すごかった。内容が」
そう言ったのは小4のKi。
山羊は、トロルがいることを知ってたのかな。もう何人(何匹)もやられて有名な場所?
トロルはどうしてそこにいたの?
橋を渡らせないため? それともここしか通れない場所におびき寄せて捕って食うの?
がらがらどんは、どうして、小さい山羊から先にいったのかな?
どうして一人ずつだったのかな?
順番を話し合ったのかな?
作戦を立てたのかな?
みんなだったら、このメンバーでリレーや剣道の勝ち抜きやるとしたら、どういう順番で当たる?
その理由は?
小さい山羊のことばと2番目山羊のことばで、ちがうところは?
どうして、そういうことばになったのかな?
大きい山羊の言ってる槍と石って、なに?どこに持ってるの?
田楽刺しって結局どうすること?

ピーターのワークショップ以来、大きい山羊はもちろん、トロルが大人気。
2番目山羊がかっこいいとか、大きい山羊の石は前足か後ろ足か。
いちばん人気のトロルなんだけど、ちょっととろくて、やっぱりやられちゃうんだ。
それでもやりたいんだね。

ちょっとごちゃごちゃしすぎると、自分たちでも言っているのに、自分のことはおいといて、
ナレーションや別の役に回れ、とか言っている。勝手だな~。

最後に、二人一組になって、ティム(ゴールデンレトリーバー)のいる庭を通って無事帰ってきたらおやつ。
リレーのバトン代わりにタオルを持たせた。
ティムはタオル大好きだからね、来るよ、飛びついて。
泣きそうになって、絶対行かない!というKaeちゃんをどうやっていかせるか、
ティムに飛びつかれないためにどういう手段をとるか、
結局、タオルを捕られたK太、Iっちゃんたちが、それ自体楽しい遊びになって、タオルはぼろぼろ。
普段優しくてちょっと気弱に思われているYちゃんが、犬の扱いでは実力発揮で、尊敬される。
おいおい、タケ、国際交流に行ったら、いるぞ、犬!
Cap O'Rushes イングリッシュフェアリーテールズ 言葉の根っこ 09月03日 (木)
ジェイコブス収集のフェアリーテールズは、それ自体がフェアリーテールズの集大成だが、
いろいろな物語の親でもある。
ホワイトホースシアターの「ひとつまみの塩」は、この中の「Cap O’Rushes」を元にしている。
グリムでは灰かぶり、フランス「ロバの皮」、「シンデレラ」となるモチーフだ。
シェイクスピアは「リア王」として世に出している。
「ひとつまみの塩」は、もっとオリジナルに沿っていて、「リア王」のような悲惨な結末ではない。
ラボの「イングリッシュフェアリーテールズ」はなつかしいラボテープ版で、
AとBのテープにたくさんのフェアリーテールズが英語だけで語られている作品だ。
Cap O’Rushesは、Bの8チャンネルに収録されている。
昔話は、何度も語られているうちにことばが厳選されてくるので、聞いていてとてもわかりやすい。
繰り返しのことばや、独特の言い回しが、じつにすてき。

今のラボのCDライブラリーなら「かえると金のまり」や「シフカブールカ」がその要素をもっているかな。
なんというか、予習とかではなくて、いろいろなライブラリーやお話しに親しんで、
物語や想像力、言葉の力を持っていることが、総合力として必要なんではないかな。
バイリンガルのはずの長男が、持っている辞書がけっこう使い込んであって、
へえ、辞書も見るんだ・・・と思った。
本人は、「だって、自信ないもん」などと言っている。その彼が、
「役者たちと話しているとき、ラボライブラリーの言葉が急に浮かんで、ぱっと言えたんだ。
それ以外にぴったり来る言葉はないと思って、それが自分自身にとって、新鮮な感動だった。」
物語の言葉は広くて深い。日常会話だけやっているんじゃ、精神的な表現はできないね。
言葉の根っこを持っている、という実体験だったようだ。

いろいろな物語に親しんで、たくさん聞いているのが、とてもいいと思う。
第一ラウンド終了 08月31日 (月)
ホワイトホースシアター(WHT)の東日本での公演がひと区切り。めまぐるしい一週間だった。
俳優たちは、新しい環境に適応する一方、公演も回を重ねる事に練れてきたように思う。
観衆は一般、学校関係、そしてラボが一番の大口だ。
東日本でのラボの主催はつくば、町田、オリンピックセンター、そして仙台だった。
この間、ラボのようすや、ラボからの期待・要求を伝えるためのいろいろな話や働きかけをしてきた。
各地での反応が一番の参考材料だったと思う。それを受けて、話をする。
ピーターも、俳優たちも、自分たちの公演に一生懸命なので、耳を傾けてくれたのがありがたい。
もちろん、彼らはプロフェッショナル。意見・要望にどう対処するかは、彼ら自身のことだ。

今日、バンが仙台から八王子のセミナーハウスに帰ってきたので、長男を引き取りに行く。
部屋にチェックインして落ち着いたら、夕食に行きたい人は?と聞いてみた。
無理に来る必要はないよ。疲れているだろうし。
「行きたい!」 しばし休息した後、カイアスとミシェルがやってきた。
ベルとエドは疲れていたり、おなかが空いていないというので、(それもわかる)
簡単に食べられるものを差し入れしておいた。ソーセージロールもね。

八王子の東急スクエアに連れて行き、地下の魚屋さんで大いに盛り上がった後、
エスカレーターで各階を見ながらレストラン街へ。
ショッピングしたいけど、荷物が増えちゃうから、ツアーの後にしないと・・・・ミシェルが言う。
さて、レストラン街だ。夕食、何にする?
そばと韓国焼き肉とイタリアンに絞られたあと、かなり悩んで、イタリアンに決定。

仙台公演では、シェイクスピアを見るには小さすぎるだろ!と思う年齢の子たちが来ていてびっくり。
彼ら自身、シェイクスピアを子どもの頃に見たことはないそうだ。
でもよく見ると、大きい子たちもたくさんいて、その子たちに巻き込まれて小さい子たちも
しっかり参加していて、ラボっ子たちの集中力をほめてくれた。
そう、ラボは、ナーサリーライムやフェアリーテールズ、シェイクスピアやドキュメント作品など、
いろんなものをテーマに取り組み、研究し、発表したりしているから、造詣が深いのよ。
小さい子も大きい子たちの発表や活動を見ているから、いつか自分たちも、と思いながら
一緒に難しいテーマにも参加できる。だから、ラボの期待度は、とても高いものがあるのよね。

日本で、体験したいことはね・・・ミシェルとカイアスが言う。
仙台でも牛タンやフカヒレを含め美味しい日本食を食べさせてもらったり、うれしかったそうだ。
温泉に行きたい。九州でいけるんじゃないかなと期待しているらしい。
姫路城を見たい。
相撲を見たい。
神戸ビーフってどんな味? 
奈良の鹿を見たい。ミシェルのお父さんが鹿に地図を食べられたって。
それからカプセルホテルに泊まってみたい。(え~?)
(広島では、ぜひ、ピースミュージアムに行って欲しいな。しばし、しーんとなる)
ああそうだ、ティーセレモニーも体験したい!


バンの座席は乗り心地が悪く、何とかしないと・・・・と言う。
2年前の時も枕やクッションを持ち込んで、工夫していた。
特に後部座席は、シートの下の鉄のバーがお尻にもろに伝わり、不愉快極まりないと言っていたっけ。
今年もその同じバン(レンタカー)なのだ。長距離ドライブでは疲れるだろうなあ。
29日のオリンピックセンターまでは、暑くて、それが問題だった。
バックステージ・エアコンディショナー(うちわ)を調達。
ところが、昨日今日は寒くて・・・・
公演で使っている幕や布をお尻に敷いたり、身にまとったり・・・。
明日はオフだ。
ホームセンターに行って必要な物を調達すると言っている。
そうそう、プリペイドの携帯もお金を入れないといけないそうだ。
それで私のメールは受信したが送信できなかったのだという。

さて、第2ラウンドは中部。
9/5(土) 文化フォーラム春日井(愛知県)岸田T・・ひとつまみの塩・R&J
9/6(日) イーストプラザいこまい館(愛知県)島村T・・R&J
9/12(土)浜松アクトシティ(静岡県)国分T・・R&J
9/13(日)浜松福祉交流センター(静岡県)国分T・・ひとつまみの塩
9/14(月)四日市文化会館(三重県)加藤T・・ひとつまみの塩

第3ラウンドは関西・中四国・九州。
第4ラウンドで中部に戻り、最終第5ラウンドは羽村(東京)で、また主催するのでよろしく!!
WHT東京公演 3 08月29日 ()
国立青少年オリンピック記念センター、カルチャー棟小ホールにて、WHT東京公演が行われた。
午前中にA Pinch of Salt、午後、Romeo and Juliet。
ピーター親子と俳優たちはバンに乗って八王子のセミナーハウスを出発。
私たちは電車でオリンピックセンターへ。受付準備、舞台の打ち合わせなどを行う。
若者のボランティアたちがオリンピックセンターの車両入り口と小ホールの搬入口でバンを待っていた。
「近くまで来たらナビの案内が終了してしまい、今どこにいるかわからない」とピーター。
ええええ~~~~~~っっっ? 今どこにいるか、わからない? じゃ、どうやって誘導するの?!
一瞬、どうなることかと思ったが、表通りにでて、やいのやいの電話しながら誘導し、
バンが見えたときは本当に嬉しくて、飛び上がって合図した。
(ラボT着た中年のおばさんが往来で英語でどなりまくりながら飛び上がったりしている図って・・・)

滞りなく、搬入、設営、準備完了!
スタンバイして、さあ、始めます!
ピーターを紹介し、そのあとで私が導入をする、という打ち合わせだったが、
ピーターは、明日帰国なので、思い入れも強く、3~5分の挨拶のはずが延々、思いの丈を話している。
通訳もしなければならないし、時間もおしてくるし、ひえええ~。通訳も早口になり、巻きに巻いた。

「ひとつまみの塩」は、
ーーー昔々、王様のいらっしゃる国が大はやりだったころ・・・・
こんな出だし、ラボのCDにもありましたねえ。
この国にも王様やお姫様、隣の国にも王様や王子様がいらして、
お仕えする下々の者たちは大忙し・・・そんなころの物語です。
  あるところに、King Lyreという名前の王様がいました。
王様には3人の娘がいました。
King Lyreは、娘たちが自分をどれくらい大事に思っているか、気が気ではありませんでした。
もし、あなたのお父さんが、「お父さんのことをどれくらい愛しているか、言いなさい」
と言ったら、あなたはなんと答えますか?
King Lyreの末娘コーディリアは、こう答えました。
I love you・・・・as fresh meat loves salt. 肉が塩を求めるように、お父様を愛していますと。
肉? 塩? King Lyreは、この答えが気に入らず、すっかり怒ってしまいました。
城を追い出されてしまったコーディリアは、一人で生きていかねばなりません。
Pat Flatcapと名をかえ、なんとか、とある城の台所でやとってもらえることになりました。
そこには・・・・人はいいけれど、ちょっと怠け者のLettyと、
こわいこわいMrs. Sourdoughがいたのです。ミセス・サワドゥーは、パニッシュメントが大好き。
今日はどんな罰をあたえてやろうかしらねえ!?
パニッシュメント!パニッシュメント!パニッシュメント!
ところで、ここの王子様は、とってもロマンチックな方で、
ソーセージロールとマッフィンが大のお気に入りなんです。
さあ、昔話のはじまりはじまり。
A Pinch of Salt  ひとつまみの塩って、一体どんな意味なんでしょう。ーーーー

劇中、俳優たちが観客の間に入っていって、なにやら聞いたり、話しかけたり、絡んだりする。
役によって大仰な表現もあり、観客はおおいに笑っている。
ことばだけでウケている場面もあり、「ああ、意味がわかっているんだな!」と感じた。
嫌われ役のミセス・サワドゥが、上手い!そうそう、手に持っているのし棒は、私のだからね。

終了後、感想文用紙に記入してもらい、ピーターと質疑応答するうち俳優たちも戻ってきて、
トークタイムになる。子どもたちからいろいろな質問もでた。
この交流がいい、と感想文に書いてくださった方もいた。また来年も見に来ますというのも。

午後は、ロミオとジュリエットだ。設定は、現代。時代物の衣装や舞台設定ではない。
現代にも起こりうる、シェイクスピアのすごさ。
ティーンエイジャーがポケットからナイフをだして、殺傷事件をおこすことは、
イギリスでも社会問題になっているそうだ。
ドイツから持ってこようとした小道具のバタフライナイフを、出国の時に没収されてしまったとか。
ラボっ子にとって、とてもやりがいのあるテーマで、既に取り組んでいる子も多いだろう。
私は舞台袖でみながら、もう、セリフが浮かんで浮かんで!
プロの現代劇もすごいけど、ラボのロミジュリもとってもいいよなあ!
そう思いながら見ていた。

終了後、またトークタイム。長くて多いセリフをどうやって覚えるのか、という質問に対し、
ベルは、自分で台本を吹き込み、それをとにかく聞きまくるという。(まるでラボみたい)
ミシェルは、一行をなんども練習し、覚えたら次の行へ、という。
エドは、書いて覚える。何度も書き、それから最初の字と後の文をつなぐパズルのような覚え方をするとか。
カイアスは、今まで出てきた全部と、やっているうちにこの行にはこのアルファベットが何回でてくる
という確認の仕方をしながら覚えるという。
ロミオとジュリエットは、ことばはちょっと難しかったかも知れないが、ストーリーは知っているし、
身につまされて引き込まれた、という感想が多かった。
ラボのCDで「知っている」ことばが、架け橋になっている。
こういうことが言語習得の自己認識なのかもしれないな。わかる!という是認。


さて、終了後、ピーターと長い打ち合わせの後、俳優たちのバンは仙台へむけて出発していった。
長男が同行しているので、一応、日本語はOKだろう。

ピーター親子は、明日帰国なので、成田エクスプレスで成田のホテルへ向かう。
新宿でいったん別れて、彼らは街を見物に、私はおなかを満たしに行き、戻ってくるとばったり。
よかった。奥さんに渡すように、和菓子とせんべいを買ったの。
え?成田エクスプレスの中で食べるデリカシーを選んでくれ?
それって、スナックそれともデザート? え?日本の和菓子がいい?
じゃあ、上生。これは日持ちがしないから、ドイツまでは持って帰れないの。

成田エクスプレスのホームは、遠い。
「ここから130メートル(表示)」 ダッシュだ!あと2分。
「あと、50メートル!」
ぜーはー、ぜーはー、ぴ、ピーター、シルバン、元気でね。
WHT 中級公演「拒食症」 1 08月27日 (木)
「Food for Thought」は、拒食症の話。やはりこのくらいの内容が見応えがある。
拒食症になった本人もさることながら、その「親の気持ち」にも、引き込まれてみてしまった。
一体どうして、こんな病気になってしまったのか? 自分たちのせいなのか?
夫婦仲もよく、子どもを愛している両親なのに、自分たちの育て方が悪かったのか、
何が原因なのかと悩む。
身につまされるなあ。
拒食症とは反対に、過食もまた、そして、問題行動は、いろいろな形をとって出てくる。
なにかの問題を抱えた子どもが、違う行動になるだけで、中身の問題の深刻さは同様だ。

中級の公演が少ないので「日本人は、シリアスな話題は受けないのか?」とピーターに言われた。
一般ウケはしないでしょうね。でも、小劇場などでは特定の観衆を対象としてできるだろう。
主催者や学校が問題意識をもって開催することはあり得ると思う。

私も、中高大生むけに、Food for Thought、見せたいなあと思う。
会話が、ちょうど普通の家庭の会話をかいま見ているようなので、
ホームステイ中にホストファミリーが口げんかしているのを見たりする経験がよみがえりそう。
大きい子にこそ、体験させたい英語環境だ。
ピーター、むささびに遭遇する WSの後で。 08月26日 (水)
WHT代表のピーター・グリフィス氏と息子のシルバンが、あきる野・青梅のラボに来てくれた。
10時半に八王子の大学セミナーハウスに迎えに行く。
俳優たちは、今日はつくば公演だったが、シルバンはラボを見たいと言ってくれて、
ピーターたちは、今日はゆっくりできるそうだ。
まず、ラボっ子のお母さんがつとめているパン屋さんに行ってランチ。
このパン屋さんは、フランス・アルザス風(つまりドイツっぽいフランス風)
日本食もいいけど、日本のパンも美味しいと思うので連れて行った。
「うわあ、ホントにドイツみたい」 パンも美味しくておかわり自由だしね。
外の小川に面した席で、今日のラボの打ち合わせを行う。
今日は、10月のホワイトホースシアター羽村公演を迎え撃つ、子どもたちの
「がらがらどん」を始める日。ピーターと一緒に、がらがらどんワークショップ、というわけだ。
あきる野(1時半~)と青梅(4時~)内容は同じで場所と参加者を変えての2セッション。

ソングバードで盛り上がった後、
ピーターから、演劇と言語習得の関係を説明してもらう。
それからがらがらどん読み聞かせ。
やりたい役になって、ひととおり動く。
それから、ピーターの指導でキャラクターごとに動きを演出。
小さくて、恐がりのちび山羊。ちぢこまってみよう。
かっこつけ二番目山羊は、ポケットに手をつっこんで口笛を吹きながら歩いてみようか。
そして、大きい山羊は、お相撲さんみたいに、どっしり、どすこい!
I am BIG!
and I am TOUGH!
and that's what my name is
BIG BILLY GOAT GRUFF!

かっこいいかけ声にみんながわいた。

それからトロルは? 4人一組になって、頭が4つ、手が8本の怪物になってみた。
4つの頭がそれぞれこわい!
それが、谷川を転げ落ちて流れていく~~~~!

そして橋は? みんなで2列に向き合って座り、足を投げ出して「橋」を造ってみた。
間に隙間を空けた方が、もたもたしないで歩けるという意見が出る。
大きな山羊が通るときは、橋がスイングするよ。

いろんな意見が出た後で、もう一度CDと一緒に動いてみる。
今後の展開が楽しみな「がらがらどん」 (来週からあきる野・青梅一緒の練習が始まる)

記念撮影をし、ピーター、シルバンからおやつを渡してもらって、解散。

二つのセッションをこなし、もう夕暮れ。ああ、お疲れ様。じゃ、行こうか温泉。
あきる野の温泉「瀬音の湯」にお連れする。
だんだん山の中に入っていく。暗い。ここも東京だよ~。
ピーターとシルバンを三男が連れて行ってくれて、私はひとりで、あ~、ごくらくごくらく・・・
1時間くらい入って、ピーターと私はマッサージチェアもやり(サイコ~)
夕食は、ピーターとシルバンがお刺身御膳、三男が海老天せいろ、私は天麩羅御膳にした。
温泉、よかったって? え? 露天風呂に入っていたらムササビが飛んできた?
それって、座布団が飛んでる(ニコルさんによると)みたいなやつ? 
「そうそう。あんなの初めて見た!」
「初めは鳥だと思ったんだ。でも夜だし、フクロウにしては大きいし、木登りもして、
座布団に尻尾が生えていた」
うっそ~。私もまだ見たことないよ。あきる野にいたんだ、ムササビ。
「すごく、リラックスした。こんないいところに連れてきてくれてありがとう。
東京・日本のいろんな面を見られて、とてもいい体験になった」
いつか、俳優たちも連れてきてあげよう。10月に東京に戻ってきたときにしようかな。
いや、たぶん、もう体験済みかな、その頃には・・・

八王子セミナーハウスに送っていく。今日の長い道中、物語やパフォーマンスの話から歌、選挙、
軍隊など、話題は多岐にわたった。
ラボの話もしたよ。まるでテューターどうしで話しているように、子どもたちの表現の話題が盛り上がる。
ラボの草創期にはクルト・ハーンについても学んでいる。実践に基づく教育。
その流れをくむホワイトホースシアターとは本当に縁があるよね。

金曜日は町田公演。土曜日はいよいよ私たちのオリンピックセンター公演だ!!
WHT初日、下見 08月23日 ()
今日が初日なので、下見をかね、長男と共に手伝いに行ってきた。
舞台設備、設営準備、進行、劇の内容、客とのやりとり、撤収・・・・
ラボ主催者は、ラボの発表会の段取りで充分経験を積んでいることだろうが、
その会場のことを熟知している人がサポートしてあげるといいですね。
今日の会場も、ラボでよく使うところで、長男が舞台、調光室などでの操作もよく知っていたので、
ピーターが急に「照明効果をやってみたい」みたいなことを言いだし、
ロミオをジュリエットのシーンで中央の二人にのみスポットが当たるようにしたりしてみた。
それはなかなかすてきだったので、そういうことができる会場なら、やってみてもいいと思う。

舞台設備は、前回と比べて簡単な物なので、準備・撤収に手間はかからない。
舞台脇まで車がつけられない場合でも、階段やエレベーターを使って運ぶのが、前回ほど大変ではないだろう。
今日の会場では、5階の駐車場に駐め、エレベーターで8階にあがり、ステージまで運んだ。
今日の会場は駐車場料金が高い。
私たちがラボで使うときは、荷物を降ろしてすぐ建物を出て、他の駐車場に行ったりするのだが、
今日はそんなこともせず長時間駐めていたので、後で支払うときに「超びっくり!」だろうし、
日本語の機械なのでサポートするために出口で待っていると、やっぱり・・・・
しかも、千円札と小銭しか入らない機械で、後ろの車を待たせて、もたもた。
千円札を一枚貸し、領収書のボタンを押してあげた。

彼らは、ワゴン車で移動する。
明日明後日でピーターが俳優たちに日本の車の操作を教える。
イギリスは日本と運転する側が同じだし、そういう国とヨーロッパを行ったり来たりして
頭の切り替えが慣れているそうなので大丈夫だ。
オートマチック車に慣れなくちゃ・・・って? そっちの方が簡単だから逆よりいいよね。
ナビもいちいち電話番号で設定する。長男がマークリストを作ってあげようとしたが、
そのリストにたどり着く日本語が読めないし、マークリストそのものが読めない。
長男はなんとか、やり方を教えようと思っているらしいが。

とにかく、今日が初日、これからひとつずつ、経験値を上げて、問題を解決しながらツアーしていく。
私も携帯が、水没してしまったので、今夫の携帯にシムカードを入れて使っているが、
これが全く、わけわからない。
やっと、ロックがはずせるようになり、電話とメールがなんとかできるようになった。
しばらくすると新しい「防水!」の携帯が手に入る。これもまた、新しくおぼえなくちゃならん。

このくっそ忙しいときに・・・!
合宿、だった~ 08月22日 ()
うちから歩いていけるグリーンキャンプ場でのパーティ合宿も、今年で最後。
キャンプ場が今年で閉鎖だ。老朽化と採算がとれないことから。
ちいさなバンガローが6つ、野外炊事場があり、トイレはぼっとン。
あまりに近くて、みんなの参加の仕方もお気軽なところがある。わたしもかな。
家とキャンプ場を行ったり来たり。
川遊び、カレー作り、インディアンWS(ティピを建て、その中でインディアンジュエリーを作る)
グループ活動(太陽へとぶ矢)、ファミリーBBQ、キャンプファイヤー、花火、きもだめし。
二日目は、国際交流に行ったYzちゃんのWS(マルコ・ポーロという鬼ごっこ)、グループ活動。
午後は冷房の効いた集会所へ移動して、昼食と夏活動報告会。プール(希望者のみ)

川遊びの時に、あろうことか、足を滑らせ、どっぼーん・・・・携帯も水没。
まいった。

オハイオに行ったYz、大きくなって帰ってきた。
我がパーティの失敗談に新たなページを加える一面もあったが、
帰国翌日の合宿も参加して、中2のShとともリーダーとしてよくやってくれた。
報告会での報告もとてもよかったし、テーマ活動もいい活動をしていたね。
今までだったら、「別に・・・・」と無かったことにしてしまうところでも、
踏みとどまって頑張る力がついたね。

報告会にだけ駆けつけてきた高1のSoも、シニアとしての報告をちゃんとしてくれた。

大きい子たちが不在で、初めて実行委員としてがんばった小4たちも、いい経験ができたね。
この子たちが成長すると思うと、がんばれるよ、私も。

夜、地区の高学年活動のミーティングに出て帰宅。
昨日焼きすぎた肉をこま切れにし、みんなが握りすぎてかちかちになったおにぎりを崩して
熱湯をかけてほぐしたもので焼き飯を作って食べた。
ああ、ごちそうさま。

「私もいつか泊まりたいと思っていたのに、もう、今年で最後なんですね。」と、あるお母さん。
ありがとう、そのお気持ちがうれしかったです。
来年は、どこでやるかな、パーティ合宿。五日市の小さな小学校の古い木造校舎でやれるって聞いたが。
WHT 始動 08月19日 (水)
ホワイトホースシアター代表のピーター・グリフィス氏が来日。早速、舞台装置の作成にかかっている。
八王子の大学セミナーハウスのキャンプファイヤー場のすみでやっているというので、
秋田T、長男と一緒に様子を見に行くと、うわ~、木陰(一応)でなにやら、作っている。
アルミの棒を切り、組み合わせて、箱枠を作っているのだ。
ピーターの次男シルバン(19歳)が同行しており、手伝っている。なかなかすてきな青年だよ!
さっそく長男も手伝いにかかる。
買ったばかりの携帯電話を手に、「英語にできないのか?」と長男に尋ねるシルバン。
「エキスパート(若い人)を待っていたんだ」とピーター。
(もちろんできる)満足顔のシルバン。若者どうしがいいよね。
車のナビも、英語設定にしておこう。え?できない? 機種が古いらしい。
このナビに会場の電話番号をいれて、会場まで役者たちが運転していくのだ。

蚊がぶんぶん・・・・ぎゃああああ、あっという間に6カ所も食われる私。
WHジャパンから虫さされ薬や蚊取り線香の差し入れもあったが、
私たちも独自に水、氷、飲み物いろいろ、果物、さっと食べられるものや、
虫除けスプレーなどを買ってきて差し入れた。
慣れない気候の日本で、時差ぼけだってあるだろうに、熱中症や蚊に刺されたりじゃ、えらいことだ。
ほら、ちょっと休憩しよう。
スイカ(ダイスに切ってあるのを買ってきた)、フルーツジュースをのみ、
蚊よけスプレーをシュッシュッ・・・・うわ、ピーター、顔に向けてやってる。
若者は小腹も空いているらしい。クリームパンをぱくついている。
それから、水をがぶ飲み。
「エビアン? 海を越えてやってきたのか?」
私はエビアンが一番好きなの。それに初めだから、ヨーロッパの味の方がいいかな、っと思って。
「水って、初めは味が違うな、と思っても、何日かすると慣れるよ」
そうね。ボルビックとエビアンは味、違うよね~。
「違う違う」 そのうち、富士山の水とかも飲んでみて。

夜7時までかかって、アルミ枠ができあがり、何枚かのベニヤ板に下色を塗った。
アルミの切りくずや切れ端をひろい集め、蚊取り線香の始末をして、作った物をバンに積み込む。
明日は午前中、塗装の続き、午後、衣装の準備だそうだ。どうやら先が見えてきた。
明後日は俳優たちが来日するので、成田まで向かえに行くとか。

いよいよ、始まる。
26日はつくば公演(西保T)28日は町田(三井T)
私たちのオリンピックセンター公演は29日。カルチャー棟小ホールだ。
A Pinch of Salt 「ひとつまみの塩」10時開場。
Romeo and Juliet「ロミオとジュリエット」1時半開場。
どうかお誘い合わせの上、おいで下さい。
お申し込みは、このHPの「メッセージを送る」から、あるいは、wht.olympic09@gmail.com へ。

26日は、あきる野中央公民館(1時半~)河辺市民センター(4時~)で
ピーター・グリフィス氏を招いてミニ講演会とこどもたちのがらがらどんWSの始まり。
この「がらがらどん」を、10月11日のWHT羽村公演で発表するのだ。
あきる野・青梅にアクセス可能な方は、ぜひ、見るだけでなく、発表する側に加わりましょう。
いぐいぐさんのHPも参照して下さい。http://www.labo-party.jp/hiroba/top.php?PAGE=iguigu
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