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この秋も猛烈スケジュール・・・だったと思う。WHTに市民文化祭、研修に母の会、地区行事・・・。
先週末の地区の留学生との集いでは、一泊ホームステイ受入もしたので、
家の中混乱(整頓であるはずだが)・・・
ホームステイした李さんを送った後、高学年活動の担当、
その後にあきる野市ホストファミリークラブの会合・・・
そして、月曜日は研修発表(バッファローのむすめ)
たくさんの書類等もやっとめどがつき、今日、ラボセンターまで提出に・・・・。
なんと寒い一日・・・・。今日、雨降るって言った?
ラボセンターの端に陣取って、最後の書類を書き終わり、提出。
終わって外に出ると、いっそう冷たく降る雨。もう帰ろうか・・・・
このまま帰って、立川でも寄るか?
つまらないなあ、せっかくここまで来たのだからと、新宿へ出る。
実は買いたいものがあった。
小田急、ミロード、タカシマヤ、ハンズ、西武新宿ぺぺと放浪し、西武線で帰る。
帰る頃は雨もやんでいた。
疲れたけど、久しぶりのショッピングで、タカシマヤのフォションで美味しい紅茶とエクレア。
黒インクがなくなって使えなくなっていた二色ボールペン+シャープも、カートリッジを交換。
これで筆記用具3本持って歩かなくて済む!
帰りの西武線は、約一時間座って行けるのでしっかり寝た。
あ、しまった、買おうと思っていたもの、ひとつ買い忘れた。
今週末は、リンゴ狩りだ~(その次の日は国際交流親子オリエンテーションだ~)
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小学生たちの「海のがくたい」 難航しておる~。普段から元気がよすぎて、私の雷も連続投下。
先週、やりたい役を言って帰ったでしょ、それをもとにナレーションも決めておいたからね。
Y「え~?2トラだけはやだな~。うわ、ぼく、2トラだ~!」
くじら役も1・2・3を決めてね。Yは3番目になり、なんのかのと長いセリフが多いという。
Yは、Takeの次に大きい男の子(小4)で、今上昇中。ナレーションもぐぐっと、任される。
「Yちゃん、おおすぎ~!」と節を付けて歌いおどっているKとI。
Kは机に指を挟んで、泣きながら笑っている。(気楽でおめでたい小3)
どうするかなあ、この暴れん坊将軍たち・・・・でもそれが楽しいんだろうねえ。
こらあ~!!何回同じこと言ったらわかるの!
(ドリフターズのいかりや長介のようなテューターになっておる)
Take、これがTakeの小学生最後のクリスマス発表なんだよ、これでいいのか!
この物語のゆ~ったりと深い感動には、まだまだ。
エグザイルを入れたいんだって。
じゃあ、最後にしたらどう?魚たちの不思議な音楽が聞こえてくるところ。
ま、今は、ここだけでも心をひとつにしてね。
やっと決まったクリスマス発表のテーマ。
清岩院クラス(幼小低)は、さんにんのおろかもの。
金曜日(幼小低)は、くろいとり。
中高大生は、R&J、3幕。
PRは、お母さんの誕生日、やる?
発表と言っても、公開授業みたいなものになるかな。
だから最後まであきらめず、自分に挑戦しよう。どんなふうにまとまっていくか、楽しみです。
Takeは、国際交流親子オリエンテーションのための準備で、すがたりと自己紹介、面談の練習も少し。
すがたりは・・・・何?この間から進んでおらんだと?(市民文化祭ではじめの方を発表した)
とにかくやってみなさい。(「太陽へとぶ矢」の矢作りのところまで)
うん、堂々としてとてもいいよ。じゃあ、オリエンテーションはここまで頑張ろう。
私はまず、ものを作ったりするより「一人テーマ活動」としてやらせているが、
最終的には絵本に作りたいのだという。
いつまでに作るの?年末?冬休み?ウインターキャンプに行くんだよ。
じゃあ、お正月までに作ろうね。
Takeは、すがたりに取り組み始めてから、書くこと、聞くこと、理解すること飛躍的にのびた。
”Will you please feed the dog?” と言ったら、”NO." だって。
(こらこら、犬はいるぞ~。)
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「ラボパーティとあきる野ピーターパン」として毎年参加している、あきる野市民文化祭。
キララホールの大舞台での発表、今年は、がらがらどん。
WHTで田上P、佐藤Pと合同で発表したが、今度はメンバー構成が少し変わる。
小さい山羊はほとんど一緒だが、前回先頭だった1年生Moeちゃん、Ayちゃんを後ろにし、
幼児のSakちゃん、Shioちゃんが前でマイクを持つ!!
2番目山羊は、ほとんど田上Pだったが、今度はKaeちゃんとTake。しっかりね。
3番目山羊は、Shがやっぱり駅伝大会ででられず、代わりにTakkusaがはいり、
Nっちゃん、Ikちゃんがマイクをもち、Harちゃんの後ろにChiちゃんもくっついたよ。
トロルは、剣道の試合で出られないMっちの分まで元気に頑張ろうね。
ナレーションも急遽ここはだれ、あそこはだれ、と割り振ったが、
Kiちゃんが剣道、金曜日からSoaちゃんが熱。
家族が具合が悪くても本人さえ元気ならがんばろう、ということに。
通常ラボからインフルエンザや風邪の発熱の間隙をぬって、やっと発表にこぎ着けた感じだ。
発表は午前中の一番最後。
リハーサルでは声が出なかったり、棒立ちだったりなのに、発表となると俄然、力を発揮する子がいる。
心配していた1番目山羊もいつものラボのかわいい声が炸裂。よかった~。
NR発表は、年齢順に幼児のPat-a-cake、1年生Baa, Baa, Black Sheep、2年生This little pig、
3年生One, Two, Three, Four, Five、4年生とKenちゃんのSolomon Grundy、
6年以上のSt.Ives。
これも音楽CD(音楽がないのは、肉声のみで)
続いて来年国際交流にいくTakeがすがたり「太陽へとぶ矢」の前半を披露。
直前おろおろしていたのに、すごい、すらすら~っっといっちゃって、音楽を付けるのが大忙し。
(音楽に合わせていると沈黙時間がでるので、今回は語りのスピードに音楽を会わせることにした)
最後に「ひとつしかない地球」の歌。
日本語は手話付きで歌い、英語部分は今年国際交流に行ったYzが感想スピーチを、
つづいて受入のTakkusaのスピーチ。
子どもたちが物語と交流で育っていきますようにとの願いを込めて終わる。
終了後、知人の市会議員こごもりさん(若い!!)が面会に来てくれた。
あきる野市の姉妹都市交流でもご一緒で、また
「あきる野市国際交流推進青年の会」の後輩Takkusaに声をかけに来てくださったらしい。
「えらいなあ。みんな英語がよかったね。」というような言葉をかけてくださった。
春の地区発表はラボ内部の発表で大きい子たちが中心となる物語や表現を追求するのに対し、
秋にも発表がほしい、秋は地域にむけて低学年が中心となるテーマでやりたいと思い、
市民祭に出るようになって、何年かになる。
市販ライブラリーの中からテーマを選び、NRやソングバードをいれ、
また国際交流の前・後を語れる機会にもなり、素晴らしい会場で発表する機会に恵まれている。
中心となる役、ナレーションをした小学生たちの(一部)、ドル建て貯金してがんばったね。
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市民文化祭でがらがらどんを発表するので、WHT後初めての合同。ハロウィーンも。
みんな、仮装の用意と、個包装のお菓子とリンゴ一個をもって集まった。
今年はインフルエンザをかいくぐって、集まる機会が多かったので、ハロウィーンまではどうかな、
と思っていたが、そりゃあもう、はりきっているラボっ子たちのため、やっぱりやろう!
1時間ほど市民文化祭の練習をして、もう限界かな、予定通りハロウイーンにするか・・・
と思っていたが、高校生のTakkusaが、「これじゃちょっと。もう一回、がらがらどんをやろう!」
と言うので、え~?と思ったが、(シニアを尊重して)そうだね、やろう!がんばろう!
私が言うのより、高校生が言う方が子どもたちも締まるんだな。
2回目のがらがらどんは、ぐっとよくなって、気分よくハロウイーンに突入。
衣装を着て、みんな用意ばっちり!
私は、バッファローの娘(ラボランドで着たインディアンの仮装)
ソングバードは、The Hockey Pockey, Dry Bones
実は、Wee Sing Halloween のCDをどこかにしまい込んで、ずっと探していたのに見つからず、
ラボルーム中ひっくり返して探しまくったけど、だめで・・・・
なくなっちゃったのかなあ、ショック・・・・歌の本はあるのに・・・
それでいつもならWe Sing シリーズの Spooky Loo とDry Bones をするのに、
仕方なく「ゾンビのようなホキポキ」とTakkusaのアカペラのDry Bones。
Apple Bobbing
たらいに水をいれてリンゴを浮かべ、口だけを使ってリンゴをとる。小さい子順。
幼児はちょっと手伝ってあげてね。取れたら、Trick or Treating に行ってもいいよ。
小学生たちの速いこと!あっという間にTrick or Treatingに突進。
Trick or Treating
大きい子やお母さんたちが待ちかまえるところに Trick or Treat?と言ってもらいに行こう。
大きい子たち、Happy Halloween!と言って渡すんだよ。
BGMは、バーニーのカセットテープ(Shが大好きだったアメリカの人気幼児TV番組)
早速おやつタイム。りんごを丸かじり。「いつもだと丸ごと一個なんて食べないんです」って?
今日はみんないい歯をしているね~!
お菓子がたくさんあるから、リンゴをかじるのは歯にもいいよね。
記念撮影をして・・・、あら、脱いじゃったの?食べ始める前に写真撮ればよかったか・・。
ハロウイーンの後は、中高大生クラス。うちに移動して、ピザトーストなどでおなかを満たす。
ハロウイーンに間に合わなかった中学生たちもここから合流。「今日なにやるの?」
何って、がらがらどんの練習に決まってるでしょう。大きい子がいちばんできてないんだよ。
「体温計ある? Soaちゃんが頭が痛いんだって」
え?37,5度ある?え~?!帰りなさい。(お母さんが弟を迎えに来た時に一緒に帰す)
それからなんとか、がらがらどん、NR、ひとつしかない地球の練習をして、
バスケの試合と言っていたYzは「なんとか出られそう」(ほっ)
Yzのスピーチ原稿を高大生がみてやり・・・・
(Soaちゃんが市民祭に出られるかどうか・・・)
駅伝大会のShは、後で犬の散歩に行っているとき「捻挫した・・・」ええ~っっっっ!
(駅伝、というくらいだから、メンバーに影響するよ・・・ねえ)まずいよね・・・
今日、ハロウイーンのCDが見つからなくて・・・と夫に言ったら、
「ここにあるのは何?」とすぐ出してきてくれた・・・・
「昨日言えば間に合ったのに」
ひとりでずっと探してたんだけどね・・・・人に聞くのも大切です、ね。
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来年度の国際交流参加予定者Take、保護者とともに、PIS(国際交流の参加者状況票)を囲む。
どこのパーティでもそうだと思うが、この国際交流一番初めの作業には、
「書いてきてね」ではない対応が必要である。
緊張するよね、はじめてのPIS。
こっちが財団に残って参加者をサポートする書類、
そして、これが各州のコーディネイターを通してホストファミリーまで届く書類。
だからTakeのいいところや本当の姿が伝わるような書き方、表現、楽しいものにしよう。
保護者が記入するところ、本人が書くところ・・・・一緒に説明しながら、一緒に考えながら、
どうやって書いていこうかと相談する。
Take は、ノートに文章にしてきた。えらいね。でもちょっと「よそいき」かな?
本人の考えをじっくり聞き出し、それを日本語の言葉にする。それが一番大切な作業。
そこまでできたら、あとはその単語を英語に変えてご覧。
文章を作ったり、訳す必要はないよ、単語の羅列でいいから、自分のことばを探してご覧。
保護者が記入するところも、いきなりではなく、鉛筆で記入してもらい、一緒にチェックする。
案外、気がつかない漏れやとらえ違いがあったりするのだ。
それに気がついてもらい、大人でもそうなんだ、まして子どもは・・・と思いやってもらう。
Takeと一緒に本人の好きなこと、性格などのチェックをやっていくと、
保護者が「え?そうなの?」と、我が子について初めて発見することもある。
「先生、社交的とかおおらかってどういう? 忠誠心ってなに?」
(チェック欄のことばの意味も初めて出会う言葉だね。)
社交的? おおらか? ああ、Takkusaみたいなね。「なるほど」
「Takkusa、いいですよねえ。あの性格」 う・・・ん、そうだね。(そうともいう)
それから、健康状況についてひとつひとつ見ていく。
予防接種は、連続接種など、終了した月、年を書いてね。母子手帳を持参されている!
そう、それを一緒に見ながら確認し、記入してもらった。
「小さいときの三種混合は? 破傷風はここに含まれているんじゃないんですか?」
三種混合で破傷風は入っているが、だいたい10年が有効期限なので、
幼児期にやったものを小6で追加接種することになっている。案内来ているでしょう?
「この間したじゃない?」母子手帳のシールを確認。
薬やアレルギー、既往症についても話し合い、丁寧に記入の仕方を相談する。
簡潔にひとことで表現するように記入する。
不安に思うことは、隠さず正直に話してもらって、記入の仕方を一緒に考える。
ちゃんと話してくれれば、ラボの国際交流の長い歴史のなかでちゃんとクリアしてきたことから
大丈夫だよって言える。
でも、私も知らされていないようなことを向こうで急に問題になっても、助けてあげるのは難しい。
それは保護者の考えすぎとか、心配しすぎ、とか言ってあげられることもある。
「こうやってここまで丁寧にやっていくんですね。安心ですね。」
そうですね。
でも、書いたからといって、すべて日本の家庭でと同じように対応してもらえるわけではない。
身体も心も大人へと移行していく時期だ。
日本にいても本人も親もわけがわからないことだらけ。
むずかしいことや困ったこと、家とは違うことは起こるのがふつう。
親からしたら「無事に」と思うでしょうが、何事もなく行ってくるのでは教育にならない。
教育プログラムとして行く、ということは、こちらも困難を受けとめること。
あちらも同じ。だからわかろうとしてくれる。だから健康状態について正直に書いていこう。
さあ、じゃ、書き方わかったよね。がんばれ。
後は、写真とイラストなどで、To my host family のページを作ろう。
できるだけ完成させて、水曜日のラボに持ってくることとし、
それでOKとなったら鉛筆の仮記入をボールペンで清書するよ。そこで提出できればそれでよし。
写真やイラスト、がんばっていらっしゃいね。
昨日の中高大生ラボの時に、明日Takeがくるんだよと言ったら、何事かと思ったらしい。
PISを書く、と言ったら、みんな納得した顔をして、懐かしがる。
「書いたよね~」「書いた書いた」「あれかあ~」
一番記憶に新しいYzが「頑張って書けっていっといてください。」
ほぼ、みんなが国際交流に行っているので、みんな先輩としての言があるよね。
(みんなのPIS、コピーしてぜんぶとってあるよ)
Takkusa「俺は?俺も書いた?全く記憶がないんだけど」
書かなきゃ、行けないんだよ・・・・
おおらかすぎ。
この子たちを育ててくれたホストファミリーと受入団体、ラボの皆様、感謝しております。
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Peace in Smile2009「ドイツ平和村をサポートする会」による講演会とコンサート
ラボっ子のお母さんから誘われて参加させてもらった。
ドイツ平和村についての活動紹介、
実際にボランティアに行った若者たちと学童疎開経験者のパネルディスカッション、
そして、ピースコンサートは、参加型の手話と合唱もあり。
ドイツ平和村のことは知っていたし、国際協力やそのための啓蒙活動の必要性も思っていたが、
こんなに近くに、サポートする会があって、活動している人達がいることを知らなかった。
私のラボは、「いつか世の中のために役に立ちたい」という子を育てたい。
クリスマス発表会では、バザーをして、海外助け合いに寄付している。
郵便局に寄付金を持って行くのは、その年国際交流に行った子か、中学生だ。
ホームステイに行ったり、キャンプに行ったり、ラボができる環境を感謝して、
ワクチンを打ってもらえる子どもを一人でも増やすことを考えてもらいたい。
思っていることをどう、行動に移していくのか、どんなことでもいいから、
行動に移していこうとすることが大切。
終わってから、パネラーの一人の若者に質問した。
滞在は自費ですか?
交通費や自分のための費用は自分持ちだが、宿泊と食事はあちらの施設が持ってくれるとのこと。
そんな質問をしたのは、
物見遊山とまではいかなくても、能力のない人は却って負担をかけるだけではないか、と思ったから。
逆に能力を主張してオールラウンドに動けない人、協調性のないひともいるだろう。
そういう場合のコーディネイターの仕事が大変なのだという。
だが、一番大切なのは、社会に呼びかけ、平和教育をすすめるということ。
現地で、たとえば「びっくりするだけだった」としよう。
しかし、帰国後、自分のできることを探し、社会につないでいくことができたら・・・!
これはラボの国際交流でも同じこと。その家族にもし負担をかけてしまったとしても、
その後の人生の糧にして、感謝の気持ちを他に返していくことができれば。
昔、ラボの創立者が、「ラボは究極、世界平和なんだ」と言っていた。
相手の言葉で話したい、伝えたい、わかりたい、と思うことは、世界平和に繋がる!
「そんなすごいことやってたんだ!」そう思って、活動に精を出したものだ。
大人になってから、繋がっていくいろいろな経験がある。
今、私のラボっ子が、「国際交流で、その人のいいところを見つけて接すること」と発見する。
中学の頃にそんなことを思った子は、きっと、大人になっても、いろいろ考えるに違いない。
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WHTで発表したがらがらどんの反省を、大きい子たちで話し合う。「流れがスムーズでなかった。」
「小さい子が自分の役がわかっていない?」「マイク練習が必要」「セリフが正確でなかった」
「大きい子たちがどう手伝っていいか、わからなかった。」(手伝ったら、その大きい子を見てしまった)
「今度の市民文化祭では、どうする?」
「橋をどうする?今度は人数がたりないよ・・・・・」
いろいろ話し合っているうち、おや、この子たちは物語の外側ばかりを話しているな、と思った。
あのね、このおはなしの本質はなに?
まさか、やぎが山へ行きましたっていうおはなしだと思ってないよね?
このお話の本質・・・・
「家族?みたいな。結局、親が出てきてみんなを助けてくれた。」
「問題をといて、自分のほしい物を手に入れる」
じゃあ、なぜ、小さい山羊から行かせたの?
「ためす」「こわれないか、たしかめ?」「頭を使えば、トロルをだませる」
なぜ、大きい山羊は、後からもっと特大が来ると言って通らなかったの?なぜ、対決したの?
「小と中は、まだ戦えない。大なら互角に戦える。」
「小なら、気づかれずに行けるんじゃ?」
物語というのは、人間の生きる本質を描いているんだよ。ただの山羊のはなしじゃない。
この物語を自分のこれまでの人生、今、あるいはこれからとして、自分なら、どのやぎ?
橋は、試練なんだよ。
大山羊のつのは、なに?
「互角に戦えるという武器」つまり「自信」「パワー」「エネルギー?」
トロルの存在は、自分にとって何?
Yz「国際交流が橋で、言葉がトロルだった」乗り越えたんだね。
Sh「今、部活の顧問」しょっちゅう文句言ってるよね。
Ken「誘惑。今これをやっちゃいけないのに」そうかあ、闘ってるんだね。
Soa「自分」自分自身が打ち勝つべき相手なの?
Takkusa「これから、受験が橋で、大学がトロル」
そうだね。これは山羊のおはなしではなく、
自分の目的に達するための試練をどう乗り越えていくか、なんだ。
そのあと、すこしユングの話をして、子どもの精神的発達段階を物語に見ると話す。
私の愛すべきティーンエイジャーたち。
彼らにも、しっかり角とひづめをもって自分に自信をつけるときが来る。
そのために何度も渡ろうとする橋がある。私がトロルだよ。簡単には通さないだろう。
「やるべきだと思うけど・・」「やりたいとは思えない・・」
「でもやらなかったら後悔しそう・・」
そう迷い、そして「やらない!」とも言えない。
長い沈黙の後、今後のことを決めた。
車で待っていてくださったお母さんたち、ありがとうございます。
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火曜日、いつもの幼稚園が、運動会の代休で、あきる野の自宅で行う幼小クラス。
遠くて申し訳ないけど「先生のおうちに行きたい」と言ってくれる子もいるのでうれしいな。
「せんせ~、私が来たらね、ティムが出てきてくれた~!」 そうか、ティムに会いに来たいんだ。
この日も、がらがらどんをやってみる。4人しかいないので、やりたい役をいろいろやれるよ。
橋、今日は立ってやってみよう。なんだか、ステップ踏みたくなっちゃうね。いい案かも。
年中のChちゃんは、小2のNちゃんが大好きで、一緒に「大きい山羊」をやりたいと言って、
ずっとNちゃんにくっついて練習してきたのに、発表当日本番になって「わたし小さいやぎ」
え~~~~?そうなの? いつ、そういう気になったんだろう。
小1のAyちゃんは、「私、今度はうしろにくっつきたい」ははは、ちびやぎの先頭だったものね。
発表、すごく緊張してたね。声も小さくなって、マイクも離しちゃって・・・
「会場に向かう車の中からもう、すごい緊張してたんです」とおかあさん。
そうね。それでこんどは、うしろにくっつきたいんだね。
(でも、今日は、ちび山羊も二番目山羊もやりたいのね)
「Mっちたち、トロルがさあ、人のナレーションとかセリフ、飛ばしてたよね」とNちゃん。
「え?そうだった?ぼく、わかんない~」とMっち。(小2)
そうそう。ナレーションの子たちがせっかくがんばって覚えたところ、言えなくなっちゃったんだよ。
元気がいいのはいいけど、もうちょっと正確にやろうよ。「わかった~」
MっちもNっちゃんもAyちゃんも3人兄弟姉妹の末っ子。末っ子体質ってあるかも。
Chちゃんは、お姉さんになったんだけどね・・・・。
水曜日のプレイルーム。Gちゃん、がらがらどん、上手だったねえ。
最後にちゃんとトロルと一緒に流れていったね!
午前中はおばあちゃんの大正琴の発表会で、午後はラボ。えらかったねえ。
「ほっとしました。WHTの間もずっと見ていられたし、もう、びっくりです。」
えらいえらい! 今日はゴキゲンでいっぱいいっぱいNRをやれた。
おやつは、フィンガービスケットをトロルに見立てて。
笑顔に負けて、私のも分けてあげるね。
小学生クラス。8人中二人が熱。そのうちの一人はインフルエンザだそうで、妹も足止め。
他の5人は元気がいいので、「クリスマスにクラス発表で取り組みたい物語」を話し合う。
カレンダーの裏にずら~っと書き込まれた「やりたいおはなし」 いろいろあるなあ。
そこから、自分がやりたい5つに絞って手を挙げる。私が推した「西遊記」が消えた~。
人気のあるライブラリーから3つを10分くらいずつやってみた。
トム・ソーヤ3、たぬき4、そしてピーター・パン4。
今日、参加したあなた達としての意見をまとめてごらん。
「ピーター・パン!」「おれも!」「やっぱりピーター・パン!」
そうだねえ、ピーター・パンは永遠だね。
あるお母さんのコメントに、我が子がホワイトホースの劇の途中でトイレに行った、
それがとても残念に思ったというのがあった。せっかくの劇なのに、それに失礼だし、と。
そうだねえ。どうして、トイレに行ったの?トイレ休憩の時間には、行かなかったの?
「行ったんだけど、水飲んだから、また行きたくなった」
どうして?会場は飲食禁止でしょ?水飲んだの?
「えっと、その前から飲んでて、トイレ休憩の時行ったんだけど、また行きたくなった。」
小さい子ならしかたないけど、もう3年生なんだから、1時間やそこら、もつようにしたいよね。
今年キャンプに行ったときも、バスは何回もトイレ休憩したんだよ。
そういうことももっとできるようにしていこうね。
自分本位ではなく、待てるとか、人の言うことが聞ける子になろうね。
迎えに来た別のお母さんが、小学校のクラスでの問題児のことを話す。
この子たちも、この人数で異年齢でのまとまりで見ているから、なんとかなっているけど、
これが40人もいたら、先生が気の毒~。
「そうなんですか?近くで見ていると問題に思えないというか、気がつかないんですね」
そう。子どもに密着していると、問題に感じないんだよね。お互い慣れちゃって。
だから、いつもと違う人の指摘や、違うシチュエーションでの経験が大切なんだね。
みんなが帰ってから、小6のTakeのすがたりの練習。
座ってないで、動いて、ひとりテーマ活動しながら言いなさい。ほれっ!
「ながら」で言えるようにするんだよ。
「太陽へ飛ぶ矢って、英語だけだとこんなに短いんだ」
帰宅した三男がTakeにプレッシャーをかけている。
三男は「猫の王」だった。「そりゃ、Shちゃんはできるけどさ・・・」
Takeはまだまだ覚えられない。でも、一緒に言うとちゃんとついてきている。
英語だけで聞き、英語だけでどんどん動きながらやろう。
Yzだって、去年の今頃はこんなだったよ。でもこのままじゃ、だめなんだよね。ガンガン行くよ!
書き写しは進んだの?
色分けもやって(p、b、mは赤、v、fは青、thは緑)正確な発音に気をつけて。
そうだ、Take、ティムに餌やってきて。「え~!?俺、犬、苦手なんだよな」
「せんせ~!私がやりたい!」と妹のKi。
だめ、Takeの経験をとっちゃ。苦手な人がやるのがいいの。
三男が手伝ってやり、Takeが餌をやる。ダッシュで手を洗いに行くTake。
(さわりもしなかったのにさ~)
来週は、掃除機かけさせよう。ラボが終わった後の掃除やかたづけ。料理の手伝いもいいよね!
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ーーー昔々、王様のいらっしゃる国が大はやりだったころ・・・・
この国にも王様やお姫様、隣の国にも王様や王子様がいらして、
お仕えする下々の者たちは大忙し・・・そんなころの物語です。
あるところに、King Lyreという名前の王様がいました。
王様には3人のお姫様がいました。
King Lyreは、お姫様たちが自分をどれくらい大事に思っているか、気が気ではありませんでした。
もし、あなたのお父さんが、「お父さんのことをどれくらい愛しているか、言いなさい」
と言ったら、あなたはなんと答えますか?
(What a silly question! なんちゅうばかげた質問じゃ)
Silly? Am I silly, You mean? なんじゃと?余がばかじゃというのか!
しーっ!
上のお姉さんたちは、いっぱいいっぱい、お世辞を言ったのですが、
King Lyreの末娘コーディリアは、こう答えました。
I love you・・・・as fresh meat loves salt.
「肉が塩を求めるように、お父様を愛しています」と。
肉? 塩? King Lyreは、この答えが気に入らず、すっかり怒ってしまいました。
城を追い出されてしまったコーディリアは、一人で生きていかねばなりません。
Pat Flatcapと名をかえ、なんとか、とある城の台所でやとってもらえることになりました。
そこには・・・・人はいいけれど、ちょっと怠け者のLettyと、
こわいこわいMrs. Sourdoughがいたのです。
ミセス・サワドゥーは、「おしおき」パニッシュメントが大好き。
今日はどんな「おしおき」をしてやろうかしらねえ!?
パニッシュメント!パニッシュメント!パニッシュメント!
ところで、ここの王子様は、とってもロマンチックな方で、
ソーセージロールとマッフィンが大のお気に入りなんです。
さあ、昔話のはじまりはじまり。
A Pinch of Salt ひとつまみの塩って、一体どんな意味なんでしょう。ーーーー
ホワイトホースシアターの A Pinch of Salt は、8月に来日して、北野、つくば、町田、
そしてオリンピックセンターなどをへて、全国へたびだっていったものが、
昨日の羽村に帰ってきたのだが、送り出したときから「進化」していて、なんだか、わくわくした。
ラボの公演のお世話をする関係から、まず初めに下見をして、
これは、2年前のとは違って、ただ見ていておもしろいというより、
内容をわかるおもしろさを要求されていると感じた。
ラボっ子たちは、一般の人よりテーマ活動などで慣れており、
わからないことでも全体から把握する力があるので、
言葉の意味がわかるかどうかだけに振り回されることは少ないかもしれないが、どうだろう。
ラボの初日、つくば公演の日は、実際に見ていないが、
(私たちはピーター・グリフィス氏のワークショップを行っていたので)
つくばの主催者Nテューターから詳細な報告をもらっていて、
劇の推移と観客・こどもたちの様子を聞き、ピーターたちと話し合い、過不足点、
よりよくするためには、準備する側としてはどんなことをしたらいいかを練り直しつつ、
オリンピックセンターの公演にあたった。
オリンピックセンターでは、あえて、あらすじを紹介するという挙に出た。
ぶっつけで、初めて体験するわくわく感を持ってもらいたいのはやまやまだったが、
言葉がわかる手がかりがあれば、もっとおもしろいだろう、と。
準備があるという心持ちがあれば、もっと落ち着いて自分の理解力を引き出すことができる。
(事前活動をやってきたという意識が国際交流の力を発揮するのに繋がるのと同じだね)
この日は、比較的遠隔地から来ている人が多かったので、平均年齢も少し上がり、
わかるおもしろさを満喫しているらしいようすもあった。
全国へ、この様子を配信して、各地で工夫がこらされたようだ。
そして、WHTの方でも、進化していた。
8月の公演でも、動作や表現力がおもしろくて理解を助けていたが、
羽村に帰ってきたのを見たら、さらに工夫が。
ミシェルとカイアスの身長差をもっと利用して、くすっ!から、げらげら笑える表現まで、いろいろな笑いで、会場がどよめいている。
がらがらどんを発表する関係で、ラボっ子たちは最前列に一列に座っていたのだが、
その子たちが、幼児もにこにこ、くすくす、げらげら。
この言葉のやりとりはわかるのかなあ、というところでは、身を乗り出し、
俳優たちから客席に問う場面では、「ちがうちがう!」とか、大仰な"手話”で答えている。
(こんなふうにやれるんだ~)
レティ役が、リボンをつけて恋人に会いに行くところでは、リボンが口紅にかわっていて、
やり過ぎの口紅に、他の登場人物の反応も「ぎょっ!」 会場も共感して大笑い。
そのレティから「恋人」として連れて行かれてしまったラボっ子は、
始めにやにやしているように見えたが、そのうちこらえきれずに泣き出してしまい、
その表情の移り変わる様をみて、
ああ、ホームステイの子たちの感情もこんなにいっぱいいっぱいなんだろうなーと思った。
カイアスのキング・リアや、ミセス・サワードウは、本当に滑稽で、表情、動作の細部にまで
ますますその滑稽さに磨きがかかっていた。
ただ、私(と、たぶん長男)は、一番お気に入りだったミセス・サワードウのセリフ、
「またパーティだって!? またソーセージロール百個!マッフィン百個!
いったい人をなんだと思ってるの!!」
それまで強面だったミセス・サワードウが、感情を爆発させるのだが、
他にたくさん笑える表現をいれたことで、少し薄まってしまったような気がした。
ラボ力とも言える、その力は、一朝一夕に身に付くものではない。
去年の今頃、Yzに今のような力はなかった。
けれど、長い間育ててきた胎内の力が、今の力を生み出したのだ。
その大きな登り坂曲線を描いたのが、国際交流に向かう力とホームステイだ。
そして、慎重な下り道を、ご両親が見守ってくださり、彼女の自信を引き出し、
次に繋がる力を生み出している。
中2のSh、高1のSoaは、かつての国際交流で頂点に達した力を、今年もう一度振り返り、
自分の力にして発揮する夏の国内交流体験を持つことができた。
高大生が、テーマ活動の声も大きく、はっきりと会を主催する力があるように見えるのは、
そういうことを繰り返してきたからだ。
まだまだ、彼らにも、登るべき山がたくさんあるけどね。
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ホワイトホースシアター羽村公演が、終わった。皆さん、来て下さって本当にありがとうございました。
遠くはつくば、長野、山口から駆けつけてくださった方、本当に本当におつかれさまでした。
そして、チラシや広報を見て、お誘いを受けて下さったお友達、
あるいは2年前の公演を覚えていて、来てくださった方たち、本当にありがとうございました。
がらがらどんの練習をとおして、仲良くなった3パーティのラボっ子たち、いい経験をしたね。
がらがらどんは、それぞれのパーティのそれぞれのクラスで展開するテーマ活動を、合同練習でまとめて、
またさらにパーティで練習してくる、という形態。
今日の1時からの最終練習で、あるいは本番で、初めて会った子たちもいたね。
ちょうど、この辺りは、インフルエンザが流行っていて、次々に学級閉鎖、学年閉鎖、学校閉鎖。
子どもたちのせっかく頑張ってきた活動を妨げたくない・・・でも・・・・
そんな中で、よく開催できたと思っています。
急な発熱で来られなかった子たちは、残念だったね。頑張っていたのにね。
また、実行委員として中高大生がよくやってくれました。
彼らは、合同練習にはあまり参加できなかったのだが、今までの力をよく発揮してくれたと思う。
今年、国際交流に行ったYzは、直前になってNRやナレーション、係がつぎつぎ自分の所に来て、
もちろん、今まで力を付けてきたからだけど、今までだったら、「無理!」と言っていただろうし、
私も、「そうねえ、かわいそうかなあ」と思ってしまっていただろう。
私が助けないので、先輩たちが支えるその様子を見て、先輩の方が「育てられている」ことも発見。
後輩って、ありがたいよねえ。先輩が自分の力を自覚できる機会をくれる。
Yzは、お母さんがおうちでなにやら不満を言っていたとき、こんなことを言ってお母さんを驚かせた。
「それ、ホームステイ失敗する人と同じだよ。人のいいところを見て、接しないからだめなんだよ」
もう、びっくりです。
今年、サマーキャンプで初めてシニアをした高1のSoaは、大学生のFookと二人で俳優係。
おもに楽屋の係だったのに、荷物を子ども対応の方へ運んで行ったら、
うっかりそのままシニアをしていたらしい。
しまった!と思って、戻ってきてくれて、後は、気が利くSoaのこと。
楽屋の食べ物、飲み物の世話を安心して頼めた。
俳優たちが喜んで食べたらしい後の片付けもありがとう。
「俺は俳優係がやりたかったな」といいながら、抜群の子ども対応をしてくれた高3のTakkusa。
あらすじのナレーションも、よくできたね。
あらかじめ、話のすじを紹介するのだが、英語のキーワードをきれいに発音して、
日本語もしっかり、という私の注文に応えてくれた。
大やぎのリーダーShが熱を出したので、急にトロルから大やぎに代わって、
みんなをよく支えてくれたよね。
今回、私は司会、通訳はしない、と宣言して、大学生のFookが、初めて人前で通訳をした。
もちろん、小規模にはよくやっていたけれども、こういう公の機会でするのはたぶん初めて。
WHTのメンバーもFookがいるのは、設営・準備の面でも安心だったと思う。
舞台は可動舞台で、小さい子や物があると危険なので、心配したが、
リーダーたちのマッフィンマンで無事にせり上がった。なかなかうまいじゃない!と、感心。
質問・トークのところでは、いろいろとおもしろい質問も出た。
そして、「受付をして下さったお母さま方も、すごい働き!」と感心して下さる方もあったほど、
ありがとうございました。
終了後、部屋を移動して、交流会(持ち寄りつき)。
片付けをしている間、Yz とTakkusa がソングバードを始めていてくれる。
俳優たちも入って、ソングバードをし、スナックパーティに突入。
サンドイッチ、パスタ、唐揚げ、ポテト、プリン、杏仁豆腐、草団子などなど、
いろいろな食べ物もいっぱい。飲み物もたくさん。ソーセージロールもあったよ。
ひととおり、食べ終わった後、ラボっ子たちがNRを披露し、高大生が「こげよマイケル」
WHTのメンバーたちにプレゼントを渡してお開きに。
「A Pinch of Salt 」もすばらしかったが、ラボっ子たちにとっては、
自分たちの交流と発表がやっぱり達成感あったのだろう、終わってから突然、記念撮影タイム。
なんで、俳優たちがいる間に、思いつかないんだろう・・・・?
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