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人と人のこころ・・・繋がってほしい。あの人、この人、思いを伝えたい。相手の心がわかりたい・・・
そんな思いが、人と人の間にあるのだろう。
ジョン万次郎発刊記念の講演は、ニューベッドフォードの捕鯨博物館の講演だった。
万次郎が初めてのホームステイステューデントであり、マサチューセッツつながりということで
連れて行った姉妹都市交流のニック。
マールボロウ350周年記念行事、市会議員のランダースさんからもナンシー先生からも誘われている。
行きたいな。その時はぜひ、捕鯨博物館やジョン万次郎記念館も行ってみたい。
マールボロウはボストン郊外なので、レンタカーがあればいろいろ自分で行けるね。
以前、4-Hの全米コーディネイター会議もボストン郊外のアンドーバーで行われ、
カリフォルニアのパットと一緒に一日早くボストン入りして、独自に観光した。
ポール・リビヤの家とかボストンティーパーティ、ブラックアイアンサイド・・・・
今度マールボロウに行ったら、マックロスキーの「かもさんおとおり」の公園も行こうっと。
私の郷里は愛知県。その愛知県知多半島出身者で、万次郎より前に、
やはり難破してアメリカ西海岸に漂着した、音吉という人物がいる。
沿岸インディアンに助けられたものの、イギリスの貿易会社(ハドソン湾会社)に売り飛ばされた。
そこから音吉は、ロンドンに行ったり、上海、シンガポールなどで活躍する海の商人となる。
有名なモリソン号事件で日本に帰ろうとしたけど帰れず。
日英交渉の通訳、世界で初めて聖書の邦訳を完成させるなどする。
2004年にワシントン州にホームステイした次男が、「ほら、ラナルド・マクドナルド」と、
さも「常識」そうに教えてくれたのが、ラナルド・マクドナルド。
そのときは、「え?ドナルドじゃなくて?!」とみんなで笑ったものだった。
ラナルド・マクドナルドはハドソン湾会社のスコットランド人の父と沿岸インディアン部族の母をもち、
この音吉を一時保護しイギリスに渡した親戚インディアンから日本のことを聞いて育ち、
インディアンのルーツは日本人と、日本にあこがれ、捕鯨船に乗り、ついに日本へ密入国する。
後に長崎で、日本初のネイティブスピーカーの英語教師となり、
その教え子の一人は、後にペリー来航のおり、通訳として活躍する森山栄之助だ。
(武士出身でなかった万次郎は、裏方)
森山も後に音吉に出会っている。
帰国したマクドナルドは、日本が高度な文明社会であることを報告し、アメリカの対日政策に影響し、
ペリーの2度目の来航では、教え子の森山が活躍したわけだ。
ワシントン州スポケンの寂しい荒野に碑が建っていたと次男が言う。
アメリカの対日政策史上重要な役割を果たし、最期の言葉は「サヨナラ」。
その次男、マールボロウのホストや案内をして、疲れて電車内で爆睡し、
ふと気がつくと目の前におばあさんが立っていたそうだ。
慌てて席を譲ろうとすると、「次の駅で降りるからいい」と言われ、あっさり引き下がる。
「そしたらさあ、おばあさんは荷物をごそごそやり始めて、お菓子だして、くれた。」
え~?譲らなかったのに? 兄弟一同爆笑。
「おまえ、ほとんど才能だよ」
そう言う長男は、大阪で知らないおじさんに「ニーハオ、どこ行くん?」と声かけられたんだって。
上海のハオくんから、メールの返事が来て「オレもお母さんとの再会すごく期待してるよ~」
北京で会おう。
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2が並ぶ日、なんだって、夜になって初めて気がついた。そういうことの大好きな夫も気がついておらず、
「もっと早く教えてくれればよかったのに」
そうだねえ、2時22分にメールしたりしてね・・・・残念。
今日は地区研で、遠くまで行ってきた。地区研がこんなに遠いなんて・・・ふう・・・
夜、明日帰国するマールボロウ一団の泊まっているログキャビンに行く。
立川タカシマヤでお土産を買ったのでそれを渡しに。
ニックには昨日たくさんあげたので、先生たちに和物の巾着に入った榮太郎?飴を。
ナンシー先生には、(お嬢さんのメアリ・エレンには飴をあげるので)桜入りダージリンティ。
やっぱ、桜だよね~。
昨日のニックにも、桜の和皿や大判ハンカチ、スターバックスの桜マグをあげた。
スターバックスの桜マグは、去年、買っておいたもの。去年来るはずだったんだもの。
次男は今日も一日、一団の東京見物にくっついて行った。
朝、別に泊まっている市会議員のランダースさんに同行して、昭島駅へ。
そこへ電車でやってくるナンシー先生、生徒たちの一団と合流、浅草へ。
次男のおかげで、一日、とても助かったと、ナンシー先生に言ってもらえて、よかった。
特に、ランダースさんが超話し好きおじいちゃんなので、話し相手になる次男がありがたいらしい。
「サマンサが好きみたいよ。ちょっと歳、違いすぎない?」とナンシー。
え~?サマンサって、あの、図書館で口答えしてた子?
「そうそう、でも、後でやってきて、ごめんなさいって言ってたのよ」
ナンシーと私は、割と性格が似ている。生徒たちへのアプローチの仕方とか、似ているなあと思う。
だから、イヤなときもはっきり言ってくるし、次男にも気兼ねなくいろいろ頼めるんだろう。
ログキャビンには、ホストファミリーたちも集まっていた。
みんな、興奮してしゃべりまくり、騒ぎ、写真を撮ったり、見せあったり・・・・
よかった。今年は、いい交流になったんだね。
三男と同じ中学で、受けて下さるように頼んだご家族も、とても楽しかったと喜んでくれた。
お父さんはPTAの副会長さんだ。
校長先生や学校の方に、今年の交流の良さをお話して下さるそうだ。
ホストファミリーと生徒たちの晴れ晴れとした顔をみると、いろいろな苦労や心配も吹っ飛ぶ。
秋のマールボロウ350周年、行きたいなあ。
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マールボロウのニックが、一泊ホームステイにやってきた。ニックはとても静かな男の子。
髪が長くて、ちょっとジョン・レノンみたいな感じ。スーパークワイエット。
つまらないから黙ってるんじゃなくて、もともと静かな子なら、ま、いいか。
昨日は、新宿のラボセンターで行われたマサチューセッツの捕鯨博物館の講演会に連れて行った。
マールボロウもマサチューセッツ州。
太平洋を越えた初めてのホームステイ、ジョン・万次郎と現在進行中のホームステイのニック。
私も、姉妹都市マールボロウを訪問する機会に、捕鯨博物館や、ジョン・万次郎記念館に行ってみたい。
講演会のあとは、お好み焼きを食べに行き、東京タワーに行った。夕食は家ですき焼き。
夕食後は、ゲーム大会が始まった。マリオパーティだって。次男、三男とニックで盛り上がる。
おや~!ニックが大きな声で笑っているよ。へえ~。
今日は昼まで寝てていいことにし、お昼は味噌煮込みうどんを作った。
檜原村のほっさわの滝を見に行き、帰りに家の近くの雨武主神社の前で降ろすと神社を見に行った。
お抹茶を点てて、桜餅と一緒にお茶をする。一応、文化体験だからね。
後は、また、ゲームタイム。結局、これがいちばん楽しそうだ。
晩ご飯は、サバの焼いたのと、鶏の照り焼き、レンコンシイタケと糸こんにゃくを炒め合わせたのと、
大根とじゃがいもとわかめ入りみそ汁とご飯。
おかずは大皿に盛って、好きに取るようにしたら、サバは「まえにもう食べました」と言ってとらない。
鶏と炒め物はお代わりしていた。みそ汁はじゃがいもだけ拾っていたよ。ふふふ。
洗い物は各自で。フット水栓の流しが気に入って、おもしろがって手伝ってくれる。
足で踏むと水が出て、もう一度踏むと止まる。
手がふさがっていても水を出したり止めたりできるのが便利。
今までうちにホームステイに来た子たち、みんな好きだったよ。
またゲーム大会となり、ログキャビンに戻るぎりぎりまで遊んで、お土産をもたせて送っていった。
ナンシー先生にどうだった?と聞かれて、
「また必ず戻ってくる」なんて言っているから、楽しかったのかな。それならよかった。
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マールボロウからの訪問団が、午前中は市役所へ表敬訪問、市内中学、小学校訪問をする。
私は、ラボの一日広場(月例会議)のため、長男次男が、午後からの市内観光の通訳にでるので、
1時までに市役所の教育委員会へ行き、そこから訪問団の一行に合流させてもらう手はず。
ラボセンターから、研修の合間に、息子たちへ指令を送る。
「え?1時半じゃなかったっけ?」 やっぱり!
大丈夫かなあ。
午後の市内観光は、紙漉と足湯。(通訳はぐだぐだだったとか)ま、いい経験になるだろう。
観光の後、ランダース議員、ナンシー先生、キーティング先生は、市長主催の夕食会へ、
他の先生たちと生徒たちは、交流会と歓迎夕食会(土曜日の予定だったものを順延)で、公民館へ。
私は一日広場のあと、新旧高学年活動担当者会議で、これまた熱のこもった話し合いとなる。
6時からの歓迎会の対応があるため、5時に抜けさせてもらい、急行するが間に合わない。
長男次男に対応を頼んだ。三男も学校帰りに駆けつけているそうだ。
夕食会のための料理は、昨夜作っておいたが、食べ物は充分あるそうで、家へ寄らず、駅から直行。
おお、盛り上がっている。
長男は、お料理を配っている。次男はエルトン先生、ニコラスの間で食べている。
三男は、すましている。(もっとにこにこしなさいよ~)
ナンシー先生の娘で引率者のひとり、メアリ・エレンが、三男が大きくなっていて、びっくりしたという。
そうだよねえ、小5だった?
メアリ・エレンが日本の小学校で働いていた頃、毎週木曜日に我が家に来て、
私が日本語を教え、夕食を食べさせ、メアリ・エレンは英語で思いっきり話したよねえ。
ラボの発表会にも出てくれて、ロミジュリもやったね。
今回、ラボっ子たちに再会する暇があるかしら・・・・
歓迎会の方、アトラクションとなると、長男次男は音響係に徹している。
マールボロウへ派遣された高校生たちのグループが頑張っているからね。
歌を歌ったり、マールボロウの生徒たちから「チャチャ・スライド」を教えてもらって躍り、
「あきる野音頭」を踊って、一本締め、記念撮影でお開き。
ホームステイは今週末の一泊二日だが、すでにいい交流が始まっている。
ホストファミリーたちがそれぞれマールボロウの生徒を乗せてログキャビンに向かって出発。
私はニコラスとエルトン先生と次男を乗せて、しんがり。
途中、市役所によって次男の自転車を積み、エルトン先生のためにセブンイレブンに寄り、
山田キャンプ場についたときには、みんなが送って帰るところだった。
やはり次男を乗せていてよかった。細い山道のすれ違いは無理。誘導させて対抗車をやりすごす。
ログキャビン、次男はすっかり気に入ったようで、「自分も泊まりたい」などと言っておる。
帰宅すると、長男の自転車が無かった。まだ片付けているのか?
三男は先に帰ってティムに餌をやってくれている。
市役所の方が、「いい息子さんたちですね。教育がいいんですね。」などとおっしゃったが
実像は・・・・・う、あ、ありがとうございます、といっておこう。教育は、進行形。
家は、かたづいていない。まだ。ニコラスが来るんだよ!
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姉妹都市のマールボロウ市からの訪問団を迎えに、あきる野市がチャーターしたバスに乗って成田へ。
インフルエンザの影響で延び延びになってしまったミドルスクールの先生たち、生徒たちとの交流、
そして市会議員のランダース氏は、マールボロウ350周年の公式招待をもっていらしたのだ。
行きのバスでは、市の職員の方たちと今後のスケジュールや対応の打ち合わせをし、
出迎えた後、先生側にひとつ、ランダース氏にひとつ、携帯電話を取得し、
帰りのバスでは、生徒たちへの簡単なガイダンス(ゴミの分別の仕方や飲み水とか)をし、
ランダース氏・ミドルスクールの先生たちと、スケジュール調整、表敬訪問の打ち合わせなど。
予定を立て直す。
今日やるはずだった歓迎パーティは、15日月曜日の夕方に延期。
だがその日はランダース議員とナンシー先生は市長主催の会食が予定されており、
歓迎会は、他の先生と生徒たちを囲んでのパーティとなる。(私と息子たちは歓迎会の方の対応)
その後のスケジュールを話し合い、駅までの交通手段、スイカの買い方、都心観光案内・・・
基本的にランダース氏は先生たちと一緒の行動だが、泊まっているところが遠く離れているのと、
マールボロウ市の代表としてあきる野市をもっと知りたいという希望で、観光より地元との交流、
お年を召していらっしゃること、などから、予定変更もあることだろう。
首都高は渋滞、ということで、二回のトイレ休憩をとったが、コーヒーの自動販売機は感激もの。
みんな、おお~っと見ていた。コーヒールンバ♪♪踊ってしまいそう。
心配した雪もやんで、夜遅くあきる野市役所に到着、今年のホストファミリーの皆さんが出迎え、
荷物をバスから乗用車に積み替えて先生・生徒たちはログキャビンへ、ランダース氏はホテルへ。
ログキャビンへの道はせまく、バスは入れない。ホテルはあきる野にはないので隣りの市まで。
私はランダース氏を送る方についていき、ホテルの部屋まで行ってさらに打ち合わせ。
ランダース氏はとても気さくな方で話し好き。その話も多岐にわたる。お疲れでしょうに。
それでは、明日1:30に市の職員がお迎えに来ますと念を押す。
「おまえは明日は来るのか?」 明日は、私は対応しない。(ラボの事前活動の調理実習お手伝い)
「明後日は?」明後日は私の息子たちが対応します。(一日広場。夜のパーティは別だし)
「じゃあ、いつ会えるのか?」きっと会えますから~。
我が家に来るニコラスはおとなしそうな雰囲気だった。ああ、片付いていない・・・・!
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マサチューセッツ州マルボロ市からの訪問団を迎えに行く市の通訳として成田に行く予定があり、
水曜日夕に発表会をしたので、幼児小学生クラスは、お休みにした。
ところが、アメリカ東部の悪天候のため、出発が一日遅れ、成田行きも土曜日に繰り延べになった。
だが、こちらも朝から雨だ雪だのお天気で・・・予定通り、お休みとした。混乱を避けるために。
夜の中高大生クラスはある。高校生のKちゃんと大学生のFはお休みだったが、いるメンバーで
シェナンドー、Oh, dear, what can the matter beを、ラボのHPの映像を見ながらやる。
「無理じゃね?相当きついよ、少なくとも3ペアはいないとパートナーチェンジできないよ。」
それでもなんとかこなし、さすが、うちの子たち。
寒いので、こたつに入ってのラボ。
白雪姫の、作戦というか、雑談しよう。いろいろ思ったことを話してみようよね。
(まずは、それぞれの役が何行あるか、調べ始めた)
それから、お后について、白雪姫について、鏡について、こびとについて・・・・
「鏡をさあ、みんなでやったらおもしろいんじゃない? 部屋中、うわーっと鏡みたいな。」
「その鏡のひとつひとつが、お后をうつしてる」
みんなのうちに鏡あるでしょ? 鏡があるとどんな感じ?
「自分なのに、人から見られてるみたいな・・・」
「別に他人じゃないんだから、いい」
ああ、今日は何もしないですごそうって思って顔も洗わないでいたら、鏡にひどい顔が映って、
やっぱり、ちゃんとしようって思ったことない?
ああ、衰えたな、って感じることは?
「ない」(きっぱり・・・若者め、まだ人生経験が足らん)
鏡が映しているものは、なに?
「真実?」
そういう、抽象的な言い方ではなくて、まず、具体的に考えようよ。
「お后ってこと?」お后のなに?
「お后の、顔?」「きれいなんでしょ?」
「お后は、きれいなんだけど、今がピーク。白雪姫は、これからがピーク。お后はそれを知ってる」
「白雪姫は知らない」
そうなの? でもお后の神経さかなでしてるってことは?
「それは、あるかも。」
「お后が不思議な力で、白と黒と赤をもつ白雪姫を生み出して、それ以来、お后の方には、
どす黒いものが溜まっていったんじゃないかな」
「逆に白雪姫には、白い、透き通った感じが浄化されてきた・・・」なるほど。
「お后が自分で産んだとか、継母ということではなく、
お后の思いで、この世に生み出されたのが白雪姫。」
じゃあ、産みの親が別にいるとしたら、取り上げたかも知れないんだね・・・
そういう雑談いろいろして、物語をふくらませてみようよ。
嫉妬って、したことある?
「あるよ。すっごいイヤな気分」
「ああ、相手に対する嫉妬と、そういう自分に対する嫌悪感みたいな。」
そういうときの顔って、きっと醜いんだろうねえ。
「お后は、鏡の中に、嫉妬している自分の醜い顔を見たんだよ」
美しいはずの自分の中に、醜いものを見つけてしまったのか。
「お后のもう一つの人格なのかなあ、鏡って」
白雪姫が逆なでしている部分って、どういうところ?
「ダンスしたり、きれいな服を着たり、将来はさぞ・・・って思わせるところ」
なるほど。
じゃあ、白雪姫が結婚するところは絶頂期で、お后の完全なる敗北っていうことか。
その相手も、自分の国(王様)より、大きな国でお金持ちで若くてステキな王子さまだったりして。
「うわ、うぜえ!」
「自分が得意と思っていることについて、それより上を行かれたら、本気で頭来るよな」
(こびとについて、ノームの絵本を見たりして、いろいろなこびとの違いを見る)
「かわい~!これ、ほしい。ペットにしたい!おはよっとか言ってくれちゃってさあ」
なんで、7人? 7ってどういう数字?
「ラッキーセブン」
「7・・・じゃなかったっけ、人間の欲とか・・・」
マンガの話題らしいが、数え出す。人間には7つの煩悩があるというそうだ。
じゃ、こびとの性格もそれで描いたら、おもしろいねえ。
ディズニーもひとり一人、あったよね。怒りんぼ、とか・・・花粉症のもいた!
「そうそう、くしゃみ」
こびとの個性を描くのは、いいね。
ドワーフは、地下世界で働くんだよね、地上の人間からすると、地下は死の世界。
白雪姫がドワーフといるってことは、社会的には死んでるってことじゃないかな。
「え?生きてるんでしょ?」
身体は生きてるけど、人間として生きている価値がなかったら?
こびとの世話をしながらずっと暮らしているのが、幸せ?
「白雪姫が、それが楽しいと思って、それを望んでいるなら、幸せで、生きているといえる。
イヤだったら、生きているとは言えない。」そうね。
お后はまず、美しいものがほしくて、白雪姫が生まれてきたんだから、
姫は美しくなければならなかった。そうだよね。
「そう。美しいお后の子どもとして、美しくなければならない。」
でもそこに矛盾が芽生えた。
子どもとしたら、どう?たとえば頭がよくないといけない、と親から期待されてる時・・・
「絶対苦しい!」
で、それをクリアしたら、逆に嫌われる・・・
「ちょーサイアク」
お后が老婆にばけて来るときも、持ってくるのは、櫛や飾り紐・・・
それをつければもっと美しくなれるはずのもので、死ぬ。
リンゴは? 西洋世界ではリンゴは知恵や生命の象徴だけど、誘惑とタブーの象徴でもある。
それをほしいっていうことは・・・
「白雪姫が誘惑に負けるってこと?」
白雪姫がもっと美しくなりたくて(しむけられて)そうすると死ぬ。誘惑は死と引き替えだね。
こんなことを、もっと考えながらやっていこうね。
(そういいつつ、トランプの誘惑にとらわれている彼らであった)
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春になったり、冬になったり、忙しい。10日夕方から、Nursery Rhymes リサイタルを行った。
「エアコンの調子が悪いから、あらかじめ暖めといたよ。」
ありがとう、いきいきセンターのおじさん。よかった~。外は寒い。
ソングバードをしたら、窓がくもった。
毎年恒例、絵本をつくり、自分の持ち歌を歌う。みんな、えらいね。よく頑張って歌ったね。
絵本もなかなかの出来だ。
お友達が見に来てくれたItsは、いつになく、張り切っているよ。
GちゃんのBaa, Baa, Black Sheep、毛糸をまきまきしながら、かわいかったね。
Who Killed Cock Robin?も、みんなが自分の番のところで出てきてくれて、なんとか・・・・
小4の早口ことばは、沈没か~?ま、また来年がんばってね。Good try!
やっと集まった大きい子たちが、The Foxを踊って見せてくれて、みんなもちょっとまねしてみて、
それからThe Frog he would a wooing goを披露する。
早めに終わり、全て片付けて掃除機もかけて帰っても、まだ八時前・・・・
いきいきセンターのおじさんが「もう帰っちゃうの?まだ一時間も残ってるよ」
アメリカ首都圏は大雪とか・・・・バージニアのメアリ・アリスはどうしているかな。
今頃、学校が休みになって(スクールバスがでないので)家にいるだろうか。
小学校の先生なのだ。
クリスマス寒波の頃に、そっちはどう?ってメールしたんだけど・・・・
と、思っていたら、そのメアリ・アリスからメールが来た。
「クリスマスの頃は、ホワイトハウスにいたのよ。見学で。
すごくきれいだったけど、地下鉄も止まってしまって、宿泊所に帰るのに5時間もかかった!」
そして、今もやはり、Bad weather dayということで、
今日も明日もたぶん明後日も休みなんだそうだ。今年は学校がしょっちゅう休みだそうで、
こんなことは、30年ぶりだとか。
天候が回復してからが忙しい・・・だろうなあ。
メアリ・アリスに近況を返信・・・・
明日は、姉妹都市交流のマサチューセッツの一団が来日・・・
成田へ迎えに行く市のバスに乗って、通訳で・・・・
電話。
ええ?! 飛行機が飛ばないから、明日は来ない? 一日遅れで来るですと?
土曜日の夕方成田着・・・土曜日の午後に予定していたウエルカムパーティは、中止・・・
三男たちの雨男パワーも、ここまでくると壮絶。
スキー教室が全晴れだったのが奇跡だったな。
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東京支部高学年活動テーマ活動発表会である。この何ヶ月か、担当の私たちのストレス解消は・・・・
食べるしかなかった。
じりじりしながら、活動を見ているとき、帰宅したとき、夜更けになっていろいろ考えているとき・・・
甘いものがほしくなる。ご飯食べたくなる。口を出さずに口を動かすには、食べるしかない。
もちろん、黙っちゃおれん事態も発生したよ、何回も。
うるさいって思うかも知れないけど、私たちが忍耐なかったら、これじゃすまんのだからね!
発表が迫り、もう一人の担当Oテューターは、コーヒーはブラック、お菓子の誘いは断るようになった。
今日は、おまんじゅうを持って行くつもりだったのに、でがけにごたごたして、忘れた。
う~~~~~~~~~~~~~~~ん
仕上がりを心配して、他の送り出しテューターも何人か集まっている。差し入れもすごい。
今日は、最後の練習だ。明日早いから、さっと通して、さっと解散して・・・・
・・・・ねえ、この調子で・・・終わるの・・・・?
2回は通さないと、だめだし・・・・まだ明日の集合時間のことも言ってないよね。
「6時終了って言わなきゃよかったね、7時って言うべきだった・・・・」
いつもクールなOテューターの表情が心配そうにゆがむ。
会場は余裕を持ってとってある。今のうちに、終了時間を伸ばせるように手配しよう。
いつもだと、高校生のリーダーたちをたてて、相談し、彼らにイニシアティブをとらせるのだが、
そんなこと言っちゃいられない。大人が環境整え!という事態だ。
携帯の一斉送信メールで、地区の高学年送り出しテューターに、
各パーティの保護者に7時終了とお願いしてもらう。
既にそこにいるテューターたちは、もう一斉に携帯を手にしている。
大学生に終了時間を延ばしてもいい旨伝え、高校生リーダーたちが焦らなくて済むようにもしよう。
Oテューターの「明日の電車の時間、調べて」との指令で、それっとこれまた携帯で調べる。
遠くから来る子たちのために、集合駅、途中駅で待ち合わせする時間を先回りして調べておく。
携帯・・・買い換えてよかった! 昨夏、水没したときは災難だったが、これぞ塞翁が馬。
「携帯が無かった時代は、どうしていたんだっけ?」
「お迎えに来た保護者を待たせて、謝ってばかりいた」と、Aテューター。 そうだった・・・
そりゃ、生の声を使って、たとえば電話でもいいから実際に話した方がいいに決まってる。
昔は、お迎えに入らした保護者の方がわいわい集まって、情報交換しながら待っていてくださった。
帰るとき、タケに家に電話を入れさせた。自分の携帯は電池切れだとかで、私のを貸す。
「これから帰る。」
いまどこをでるところで、先生と一緒で、送ってもらうっていいなさいよ。
「それはもうわかってるから、言わなくてもいいと思う」
それでもね、念押しの話し方をするようにした方がいいんだよ。勘違いってことあるんだからね。
わかってるのに、わざわざ電話してくるのは予定が変わったからかと思うかも知れないでしょう。
「遅くなったけど、予定通り、先生と一緒にこれから帰ります」っていえば、一言ですむのに・・・。
このくらいの歳の子とのやりとりは、言葉が足りなくて、わけのわからんことになるのはしょっちゅう。
明日、がんばっておくれ、みんな!
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萩尾望都といえば、ポーの一族。あまりに耽美的で、狂信的なファンもあり、それでもやっぱり魅惑的。
昔のまんがはけっこう前衛的だったり、進歩的知識、文化紹介、啓蒙の役割も果たしていた。
萩尾望都もとても博識で、奥深い作品のなかにNRがよく使われている。
Who Killed Cock Robin? から、そういえば・・・・と思いだして、
久しぶりに「ポーの一族」を読み返してみた。
Who Killed Cock Robin? Humpty,Dumpty、A was an apple pie・・・・
まるでその文化圏にいるような使い方だ。
文化と知識のちがいは、ちょっと知ってるじゃ無い、生活の中に自然にとけ込んだ使い方ができるか、か。
長男が高校の頃、「ねえ、マザーグースっていう言葉を知っている人はいるけど、
ナーサリーライムっていう言葉をつかうのは、本当に英語文化を知ってる人だよね」
と言ったことがあった。
同級生の中に、そういう子がいて、惹かれたのだ。
優秀な子で、生徒や先生たちからも「あの○田くん」という言われ方をする子だった。
ただ勉強ができるだけでなく、教養の高い子として、長男も、一目おいていたらしい。
PRのGちゃんのお母さんに、Who Killed Cock Robin?の話をふくらませようとして、
「萩尾望都(はぎおもと)って知ってる?ポーの一族の」と言ったら、ご存じなかった。
うーん・・・・若いのね。
もうちょっと上の年代のお母さんに言ってみたら、「知ってます。読んだことはないけど」
Tパーティによれば、「こちらは、パタリロ世代です」
パタリロも、元は萩尾望都に対するオマージュでクックロビンを出したのだが・・・・
パタリロの作者が、ギャグ路線になる前は、耽美的な妖精のような作品を描いていたのを、
この世代は知らないだろうなあ。
私より年代が上のテューターたちに言ってみたら、突然華やいで・・・・
あの時代の空気を思い出させてくれた。
もうひとつ、おぼろげながらおぼえているのは、三原順の「はみだしっ子」のなかの
泣き叫ぶような「Who Killed Cock Robin?」
パーティのNRは、絵本もできてきて・・・・これはなかなかの出来だ。
ちょっと欲張りすぎたか、手を広げすぎたかなあ。
もっと絞って、「完璧にできる」を目指すべきだっただろうか。
手を伸ばしただけで終わりそうな子も、絵本を作りながら、楽しんだと思うよ。
早口言葉や、コックロビンの塗り絵も楽しかった。
今回、ラボっ子たちとのWho Killed Cock Robin?は、それほど深くは行けなかったけれど、
子どもたちはいつか思い出すだろう。子どもの頃の不思議な言葉との出会い。
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大型犬のティムは、ご飯もいっぱい食べる。お茶碗は、そうだなあ、特大植木鉢の受け皿くらい。
昔、長男のだったピーターラビットの水筒で山盛りのドッグフードを運んできて、ザラっとやる。
フードは大粒。以前、間違えて小粒を買ったら、食べにくそうにしてた。長い口からこぼれるのだ。
フード代もばかにならないよね。でも、安かろう・・・・のは、うんちを見れば一目瞭然・・・
立派なのを拾いながら、あ~今日もげんき!そういう立派なやつに、たかっている虫もでかい!
そう思いながら取り上げて、コンポスターに入れて、肥やしにする。ミタクエオヤシン。
高くても健康なら・・・・! お医者さんに一回行ったら、一万円札がとぶもん。
おかしなものはあげられません。
そう思っていたら、量販店の自社ブランドで、安くていいのが出た!
輸入品の4分の一の値段ですむ! 喜んで食べるし、出るものもいいし。
そのフードも、一日に2,3回あげていると、なくなってきたので、今日やっと買いに行った。
フードが安くなったので、その分おやつがよけいに買える。
ささみ、ビスケット、ジャーキーなど。ラボっ子たちが楽しみにしているからね。
ティムのおもちゃは、2リットルのペットボトルや、サッカーボール。
大きいペットボトルは、音も大きくて、がらがら~!よくあそんでいる。
サッカーボールも、転がしたり、くわえたり・・・ときどき、ほら、見て~と、持ってくる。
今日は、ティムとソングバードをしてみた。考案中の「A Frog he would a wooing go」
ステップを踏むと、目が躍り上がってきて、まさに狂喜乱舞。ついでにセーターの裾をかぷっ!
(がぶっ!ではない、かぷっ。ちゃんと加減している)
それでも、こちらはステップどころではない。しっぽに振り飛ばされそうで。
夜中、完全に寝ているティムの鼻面をなぜると、うにゃ~っと後ろ足を片方あげる。
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