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「ラボの世界、もう一部ください」 Takaくんのお母さんからそういわれた。「息子の先生なんです」
え? Takaくんは、この春、群馬医大に入学。「非常に自由だ~」と本人は言っていたが、
「行っちゃいました・・・」とお母さんは寂しそうだった。
ラボの世界のGo Ahead! Special に登場した鯉渕典之氏が、Takaくんたち学生の教官なのだそうだ。
さっそく、ラボの世界をTakaくんに送るという。
入学式でも、お母さんが考えていた医大の教授の概念を越える人間的なスピーチだったそうだ。
ラボの世界の記事を読んで、ああ、こういう経験をされた人だからだ、と感じたそうだ。
発表会、キャンプ、国際交流・・・・
年代も違い、育った場所も違う。なのに、おなじ体験をしているラボっ子。
全く関係のないはずの人間たちが、物語や共通の体験で繋がっていると思えるのは貴重なことだ。
「もし、前号だったら、気がつかなかったかもしれない。縁を感じます。」
私もうれしい。巣立っていったTakaくんの行く先々にラボの灯りがともっているようで。
「そうなんです~!やっぱり、ラボはすごいと思います。」
Takaくんは別の医大の面接でもラボのことを話し、その準備で多くを振り返る機会があった。
ラボの灯り・・・・それに導かれて、幼稚園の時に出会い、いろいろな体験をし、今また、
そしてたぶん、今後も。
長い間、ラボを信じて続けさせてくれたおかあさんの心からのことばに、私も励まされる思いだった。
いつかは、Takaくんがラボの灯りを後輩たちのためにともしてくれると思うよ。
Takaくんは、鯉渕教授とオリエンテーション合宿でも隣の席に座る機会があったそうだが、
そんなことはつゆ知らず・・・。
今後、話題になったら、どんなことを話したのか・・・・さて、知りたいものじゃわい。
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来週に迫った地区発表会、今日は合同練習だった。小学生たちは水曜日に小学生クラスをしている。
水曜日は狭い部屋でうまく動けなかったが、今日は広いお座敷を借りた。
いつも春に地区発表会があるので、合同練習というとよく使う地域会館のお座敷。
桜がきれいだ~。桜が舞い散るのを言葉もなく眺めてしまう。おっとっと・・・
テーマ活動の方は、やっと全体の表現がほぼ決まり、今日は通しで確認しながら何度も動く。
音楽CDでやっと動いてみる。マイク受け渡し練習もやってみる。
Gちゃんがやってきた。今日は幼稚園の入園式だったんだね。おめでとう!
水曜日は狭い部屋であまり動き回れず、小学生みんながGちゃんの面倒を見ようとして、大騒ぎ。
だんだんにGちゃんも入ってくるようになったかな。
ところが、今日は広い会場にうれしくて、走る走る。今日も・・・・か。
表現している大きい子たちにぶつかったり、股の間につっこんだり、ちょっかいだしたり・・・
でも、あきらかに変わってきているんだよね。
みんながちゃんとやれば、Gちゃんもやってくれるよ。ぜったい。
Gちゃんは、小人の4。
Kantaが小人のリーダーで、小人1ね。1,2,3はKantaグループ、
もう一人のリーダーはItski、小人7。5,6,7がItskiグループ。立ち位置も決まってくる。
小人4のGちゃんは、どこにいてもいいことにしよう。
無理矢理やらせようとしないで、そのほうがGちゃんはやってくれるよ。かならず。
終わってから、Gちゃんを膝に載せ、みんなの方に向き合い、
「みんな、Gちゃんにも発表に出てほしい?」
みんな手が上がる。
「Gちゃん、どう?出てくれる?」
「うん。出る」
「じゃあ、走っていいときと、走らないでほしいときとあるんだけど、ちゃんとやれる?」
「うん、やれる。」
みんなの表情が、感動したような、ほっとしたような表情になった。
この充足感が大切だよね。排除するようなことはしないで、成長を見せ合って育ちあってくれる。
この子たちも、2歳3歳から全体発表に出ている。今はこんな先輩のような顔して・・・。
あんたたちも大変だったさ~。
今回のテーマ活動は、小学生たちの意見が多く取り入れられ、一緒にやりながら作っているので、
表現に稚拙な所があるのは否めない。
高校生のSoaがよくまとまられるようになったなと、これも感動する。
やっぱり、去年のサマーでシニアをやったのがいい経験になったんだね。
中3のShunが、忍耐力がついたしね!これもキャンプや高学年活動の蓄積の賜。
来年は十分シニアをやれるだろう。
ラボの成長は、一時もとまっていない。いつもどこかでだれかが成長している。
夜、夫が、「白雪姫のセリフで、You're with me が好きだな」という。
なんでかわからないけど、好きなんだって。それ、三男のShunのセリフだよ。
「そうなのか。」
自分と一緒なら場所は眼中にない、幸せ男だね。
「Where am I ? どこって聞いてるのに、答えてないよね。」と三男。
拉致されてるのに気がついて、ここはどこ!?って叫んだら、
「You're with me. いま、拉致している途中です。」
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中国特別訪問団から帰国して、急いで荷物を持ち替え、翌日は黒姫でした。
さすがに疲れていて、ほとんど覚えがないほど爆睡。乗り換えても乗り換えても爆睡。
長く乗る鈍行列車・・・Kenちゃん、トイレ行った?「行きました」え・・・いつのまに?
黒姫駅からバスで行く集団を見送って、私たちは蕎麦。これをしないと黒姫に来た感じがしない。
それから歩いてラボランドへ。
うえじいによると「親の青春の追体験につきあわされている」いい息子たちだ。
ロッジのメンバーはおちついた優しい大学生が全体の雰囲気をさりげなく作っていて、暖か。
張り切っている高校生たちもよく助け合っていたね。
新しいことがいくつか。
昨年のサマーから始まったマイシーツ。風呂敷か袋を持参してちゃんと自分でキープする。
私はたたんで枕カバーに入れ、就寝セット(のひとまとめ)として買い物バッグに入れていた。
ビニールの大袋に入れていた人が取り違える場面もあり、個性的な袋や名前を書いておくなど必要。
ふとんも変わって、敷き布団は羊毛布団に、掛布団は羽毛布団になった。
シーツを2枚敷いてその間に寝る。
快適だった。
「この雑魚寝が、つらくないですか?黒姫って・・・」
え~?そうなの?他のキャンプ地はそんなに恵まれているの?
昔のロッジ生活が身に付いているせいか、いまのロッジ生活は贅沢過ぎるように思っていたが。
(それを補う生活の知恵は持参。それに一目で全体が見渡せるのは安全管理上すごく楽だ。)
後で息子たちに聞くと、「ホテルなんて、そんなん、キャンプじゃない」
シーツをキープするなんていうのも面倒くさいらしい。(ただのだらしなさの肯定か~)
「風呂はありがたい」そうだ。昔のキャンプでは4日間入らなかったりするのはざら。
そうそう、今回、朝風呂禁止になった。
今まで、スプリングなど大きい子がくるキャンプでは、夜が意外にさっさと片付くと思ったら、
朝は4時5時からじゃーじゃー、どたばた、がた~ん、ボーボー、がさがさ・・・・
睡眠時間が確保できない!6時半の起床なのでせめて6時までは静かにしていてほしい。
朝の身支度に何時間もかかるキャンプって、なに?
どんなに言っても、「静かにやってます」の一言で済ませられ、小姑のあえぎみたいになっていた。
プログラムとして禁止されると、守るんだな・・・・えらい、というか。
お互いを尊重しあうために規則を守るというところはできているわけだ。
携帯にしても、持っていることをお互いに注意しあう若者なんて、他にいるだろうか?
「携帯で写真撮ったら、年下の高校生に怒られちゃった」と、次男。
そうそう、ロッジの決まりについて、活発に意見が出てはいたけど、小学生の学級会みたいで、
そんなことに時間を費やして、スプリング(高学年のテーマ活動キャンプ)と言えるのか?
テーマ活動で内容をだせ!
テーマ活動は、3日目のワークショップも力不足を感じた。もっと深みがほしい。
細かい話だが、キャビネットに「トイレットペーパー」や「ゴミ袋」という表示がされていた。
今まで経験者の知恵袋、みたいなところあったもんね。
時計もなく、その場に集ったメンバーでどう対応するかが適応力の見せ所だったんだけど。
ロッジの設備はもっと活用すべきだよね。
キャビネットは空っぽで、歩くところにいろんなものが散乱している状態。
水筒やヤカンは洗ってお茶を入れ、保管場所は洗面所の下、流しの下に。
シーツの袋も4日目まで使わないんだから、洗面所の下に入れようよ。
油分にまみれたスプーンや箸、茶碗は、洗剤を入れたお湯の中で洗って、
すすぎのお湯を他のにかけないようにね。せっかく洗ったのがまた油にまみれちゃう。
「いい修行ですね~」 そうとも、ベロナのどこへ出してもひけは取りません。
それから、常備薬や文房具も、山積みのテーブルでなく、引き出しに入れるといいんだよね。
これも表示してくれれば、あっという間に定着するだろう。
おふろで自分が使った洗面器やイスは、かたづけてよね。
次に入った人が気持ちよく使えるように。
最後の人は(大抵私だけど)掃除して出てくるさ~。
今回のロッジも、よく協力し合って、気持ちのいいロッジだった!
また爆睡の連続で帰京。
夕食に入ったファミレスで、息子たちと意見交換。
次男は、Kenちゃんのおかげで経験値あり、今回そのおかげで対応できたと思える場面があり、
三男は今回のキャンプで出会った子に会いに行きたいのでお小遣いがほしいという。
(こりゃあ副産物・・・)
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北京の月壇中学との交流25周年を記念して、特別訪問団の一員として、行ってきました。
20周年の時もそうでしたが、北京での行事は公式な印象の強いもので、民族宮での式典など、
新校長先生がとても力を入れているようでした。
10周年、15周年の時は、あの人民大会堂で、パトカー先導で行ったというのですから、
それに比べればおとなしくなったそうで、それも時代なんでしょう。
ラボっ子を入会させ、育てて、国際交流に送り出しているのは各地の現場のテューターで、
また中国からのホームステイを支えているのはなんといってもテューターのたゆまぬ献身によるもの。
というわけで、私たちも功労者として表彰していただきました。
ステージの上に並び、中国の政治指導者に手ずから表彰状と記念の品を渡してもらう機会となりました。
記念の品は、なんと、玉の印鑑です。私は、全員一緒の「中日友好」かと思いましたが、
ちゃんと私の名前(名字)が彫り込まれていて、感激しました。
今年は25周年ということで、ラボっ子との相互交流だけでなく、テューターの私たちも
この交流に携わっているという実感を持ったわけです。行って良かった~!
北京到着日に、4年前に受入した上海のハオくんもホテルに駆けつけてくれていました。
「お母さん、コンテストの日程が変わって・・・・」
結局、会えたのは到着日のみでしたが、どっさりお土産を渡して、話をして、
なつかしい顔を見られただけでうれしかったですね。
他の方たちに、「いいわねえ、あんな息子ができる交流なんて」とうらやましがられましたが、
まさにこの思いこそ、5年前に私が抱いたことでした。
中国は、いろんな意味で、すごいです。この国とふれあえる交流をラボはやっているのに、
もっと多くのラボっ子たちが味わってほしい体験です。
どこか懐かしい感じがするのも、漢字や文化の源だからでしょう。
まだまだ詳しく書きたいですが、明日からスプリングキャンプ2班に行くので、この辺にしておきます。
では、黒姫で。
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日比谷公会堂にて、国際交流のつどい。参加者による決意表明から。我がPのタケも参加。
彼らの舞台の上でのたたずまいを見ていると、事前活動での様子、家庭での様子、パーティでの様子、
保護者の心配顔など・・・・なんだか目に浮かぶような気がする。
やっぱり、ここからだね。
主催者挨拶は(財)ラボ国際交流センター会長佐々木氏により、「たくさん質問すること」など、
具体的な激励も交えて行われた。
続いての来賓祝辞がすごい。
ニュージーランド大使館 特命全権大使 イアン・ケネディ氏
「国際交流はたいへん貴重な体験となる」と流ちょうな日本語で話された。
米国大使館 二等書記官 ダニエル・ギャレット氏
この方も日本語が堪能。「今日のスピーチはちゃんと用意してこなかった」
と、アメリカらしいアイスブレイクをしたあと、
「小さな地球にあるさまざまな重大な問題を解決する方法として、国際交流の人的つながりが大切」
と語り、詩の暗唱も。
カナダ大使館 一等書記官 エリック・ピーターソン氏
「ぼくの前にスピーチした人は、日本語ぺらぺらだよ!」と笑いを誘い、
「カナダは多民族国家。そのエスニシティさまざまな社会・文化・食物・土地柄などを堪能してほしい」
と、英日でスピーチされた。
アメリカ バージニア州4-Hコーディネイター デブラ・ジョンソン女史
当日のリーフレットにあるが、1974年に名古屋に4-Herとしてホームステイしている。
2002年に受入、2005年にシャペロンとして再来日。今はコーディネイターだ。
「参加者当人のみならず、家族どうしの交流なのだ。」
このあと、かつてのホストファミリーを訪ねて名古屋へ行かれるとか。
中華人民共和国大使館 二等書記官 魏ユーゲン氏
「相互理解には、向かい合って語り合い、笑顔を交わすこと。若い人の友情と信頼がとても大切。
百聞は一見にしかず。
中国についてマスメディアで言われていることと、自分で見聞きしたことの違いを実感してほしい。」
魏氏も流ちょうな日本語。ただ流ちょうなだけでなく、日本の社会、文化の機微に通じているのだろう。
社団法人韓国LABO釜山支部長 郭 峯一(カク・ボンイル)氏
この方も自然な日本語でスピーチが始まったが、挨拶以降は韓国語に。
リーフレットの原稿を目で追いながら聞いていると、うーん!!韓国時代劇の賜!
どの辺を話しているのか、わかるぞ~! ははは、漢字が指標になってくれる。
(よおし、この調子で、今度は韓国交流 行こう!)
北米団長の間島氏からは、「安全」ということを強調されていた。
(そうなんだけど、「安全」は何事も起こらないということとはちがうんだよ、参加者諸君)
激励テーマ活動の「バッファローのむすめ」(野田P)も素晴らしかった。
ケイトリンのインターンスピーチは、わかりやすく、
前年度参加者による激励スピーチはスライドもあって、身に迫るものがあったね。
バージニア州コーディネイターのデブラさんと少し話す機会があった。
わたしも名古屋地域で、ラボっ子時代の73年と75年に受入をしている。
デブラさんがシャペロンで来日した05年は、我が家にリードシャペロンのメアリ・アリスが滞在、
メアリ・アリスもバージニア州。そして、コーディネイター仲間のジュディ・アンもバージニアだ。
どこのコーディネイター会議に行った? 今年の雪はすごかったんでしょう?
盛り上がって話しているうち、テーマ活動発表の時間になってしまい、身動き取れず
そのまま来賓席で見た「バッファローのむすめ」(終了後自分の席へ戻った)
ほ、ちょっと助かった。中国交流の席は一番端っこで、座席面が会場中央に向かって傾斜していて、
まるで大型バスで左に急カーブを曲がり続けているようなのだ。身体が左隣の人の方へ押していく。
左足がしびれ、踏ん張っているので疲れる~。
「この席の皆さんって・・・」異様に高い年齢層に他のテューター方がびっくり。
「特別訪中団? ああ、それで。大ベテランがそろっているんですね」
そう、私以外はね。
毎年、この日比谷の雰囲気が好きで、楽しみにしている行事のひとつ。
行事の内容のみならず、関東四支部の知己に再会できるし、平原さん今年もお元気そうだった!
平原さんは私がラボっ子だった頃に既に年配だったと思うのに、いったいおいくつ?変わられないね。
周りの雰囲気もすきだ。帝国ホテル、日比谷公園、道路も。JALプラザを冷やかすのもたのしい。
次年度参加者を連れているときは、帝国ホテルでアメリカンブレックファーストをするのを
通例としていたが、来年度はいないし、ずいぶん値上がりして私の手に負えなくなってきた。
(立川に帝国ホテル系のホテルがあって、アメリカンブレックファーストがあるので、
次からはそこにしよう)
今日は、鹿児島県のアンテナショップによってランチメニューの「黒豚のしゃぶしゃぶ」を食べた。
満足。多くの県の物産館が銀座・日比谷周辺に集まっているのも、おもしろいよ。
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多摩地区の高学年活動グリンピース(豆)の打ち上げ会と、多摩地区のお楽しみ会を行った。
まずはグリンピース。小5以上のGPメンバーが集まった。
地区再編により最後になる多摩地区の活動として、久しぶりに集う高学年たち。
2月に行われたGPの発表のビデオ(プロジェクターで大きく投影)を見たり、感想を言い合ったり、
おつかれ!のケーキを食べ、高校生たちが印刷・製本した感想文集を渡した。
毎年恒例の行事だが、今年は趣がちがう。来年は別々の地区だ。
歴代の担当テューターの倹約の賜で、別れと旅立ちに際して記念品を作る余裕ができた。
「ラボマーク多摩地区Green Pease」のロゴ入り多機能ボールペン
多摩地区高学年活動Green Peaseは、環境団体のPeaceではなく、豆のほう。
みんなでひとつのサヤに入って、張り合ったり、助け合ったり・・・
(Peaの複数は、Peasだが、古英語のPeaseに敬意を表して)
これから、このサヤを飛び出していく若者たちよ、それぞれの新しい地区でもがんばれ!!
さて、そのあとは、大学生主催の多摩っ子のつどい。プレイルームから保護者までたくさん集まった。
多摩地区の高学年活動や大学生たちを見上げてきたラボっ子たちのためのお楽しみ会。
我がパーティの小2、小4たちもやってきた。プレイルームのGちゃんも。
まず、大学生による「知盛」の発表。
ラボが、テーマ活動が、好きで大きくなった大学生たち。僅かの期間に、よく仕上げたね。
2月に「ハメルン」 ついこのあいだの大学生表現活動では「夏の夜の夢」 その後だもの。
大学生たちの気迫に、ラボっ子たちが目を見張っている。
こういう難しいテーマを小さい子が見るのもいい機会だ。(前の方で見るとド迫力で、退屈しないよ)
つづいて、最初で最後の、地区のテューターの発表。「かいじゅうたちのいるところ」
テューターがかいじゅうたち・・・・というところで、すでに爆笑。
テューター総会で発表したパロディ版「かいじゅうたちのいるところ」なのだ。
いつもの地区研のようすをふんだんに取り入れ、かいじゅう踊りはマイケル・ジャクソン。
名残惜しい地区の別れを盛り込んだ発表となった。
ゲーム、ソングバードなどで盛り上がったあとお開きに。もっと楽しんでいたかったろうがね。
さて、集合時間の違う二つのプログラムに参加するために2往復してくれた夫よ、ありがとう。
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「お母さんこんにちは、お元気ですか。
この前お母さんが北京に来るの話についてだけど、オレ今週急に言われたの、
27日に天津へ何とかの首都圏スピーチコンテストにうちの学校の代表として参加してくれって。
しかも宿泊の事情で金曜日の26日にいかなければならないって。
こうなると会える時間は日曜の午前しかなくなってしまっている。。。
どうしよう?」
私が、5年前に中国交流に参加して、ものすごく感動したので、息子たちを参加させようと思い、
それに先だつ冬に上海からのホームステイ受入をした。
やってきたのが、16歳のハオくんだった。すらっとした細身長身。日本語は達人。
高3の長男と次男の中間の年代で、当時中2だった次男が受入した。
年下の次男の中学に通い、ウインターキャンプ、お正月・・・
全力でホームステイもしているという感じの、性格もすごくいい子で、
春の交流では、次男三男「ふたりともオレのところに来いよ~」といってくれて、ステイした。
そのハオくんが、今は北京外語大の大学生になっている。
今年、中国交流25周年の北京での式典に行くといったら、「お母さんに会える!」と。
詳しいスケジュールを話しあう段階になって、急にハオくんから焦ってメールが来たわけだ。
この後、何度か、メールのやりとりをした。
北京外語大の代表としてスピーチコンテストにでるなんて、私もうれしい!
授業サボって空港に来るだ?会いたいけれど、授業はさぼるな。
お土産はなにがいいの?
「授業が終わるのは6時で、空港まで行けばラッシュアワーなので一時間内は無理で、
直接ホテルに行くしかありませんね。。。
お土産など大丈夫だよ~お母さんの姿が見られてもう十分うれしいよ~」
ぺ、北京のラッシュアワーって、すごそう~・・・・
こんな私を待っていてくれる忙しい若者がいるっていうだけで、十分うれしいです。
5年前に中国交流に参加したとき、三人兄弟のママ!ということで、珍しいことこの上なく、
人が集まってくるほどだった。はじめはスター扱い?!と思っていたが、
全部ひとりで産んで育ててるの?使用人はいないの?という展開に・・・・うーん・・・。
中国の子は一人っ子なので、(兄弟姉妹のいる)日本との交流がうれしいという話も聞いた。
ハオくんは、うちのもう一人の息子。(しかも一番できのいい・・・)
実は、昔の夫に似ていると、私の旧友が驚いたくらいなのです。
25日からの中国交流・・・・息子たちの写真をもっていかなくちゃね。
ハオくん、どんな大人になったかなあ・・・。
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白雪姫の合同練習。幼児、小学生たちの意見、中高大生たちの意見、様々な意見・表現を、
いつもなら中高大生クラスで話し合い、ある程度作って、それを持って行って導入するのだが、
今日は、小学生たちといくとおりかの表現をやってみて一緒に考えている。
幸か不幸か、小学生以上しか来なかった、というのもある。
自分たちの意見をちゃんともっているからこそ、できることなのかもね。
はじめは話し合いの練習みたいな場面も・・・「話している人の方をみて!」
「聞いてなかったら、話し合いにならないよ!」
「いま、おねえさんの髪の毛は関係ないでしょう」
一緒にいるだけで楽しくて、話し合いどころではない脱線状態・・・・
「こんなんで一体できるのか・・・」という表情が出てきた高校生も、気を取り直しては頑張っている。
小学生たちがこうしたいと言っても、やってみるとうまくいかなかったりするのを体験させ、
ああ、大きい子たちはもっと高い所を目指しているんだと気づいて、ひょえ~っとなる小学生。
自分たちの表現にしたいけど、もうちょっとよく考えてから決めようか、と言っている中高生。
それで、今日は、前半がおおまかにできてきた。なかなか、いいじゃない?よくやったね。
あとは、バランスや芸術度?を考えて、もう一度大きい子たちがじっくり練ってご覧。
今日、こんなにできたということで、この次につながっていくだろう。
反省会をすると
「セリフをちゃんと言わなくちゃいけないと思う」そうだよね。
「いろいろ話し合って決めてすごくよくなった」
「(表現)がよかった」
「K太が、こびとのリーダーなんだからね!しっかりしろよ」
リーダーリーダー言われっぱなしで、全ての責任おってしまったK太よ、つぶれるな、がんばれ。
しかし・・・こびとのセリフは、早口だよね~・・・
日本語でもついていくのが精一杯。
7つの何かでひとつひとつに名前が付いているのは・・・・?
曜日(ソロモン・グランディ)・・・虹の七色(アリとキリギリス)・・・ということで、
こびと1・・Monday・赤
こびと2・・Tuesday・オレンジ
こびと3・・Wednesday・黄色
こびと4・・Thursday・緑
こびと5・・Friday・青
こびと6・・Saturday・藍
こびと7・・Sunday・すみれ色(紫)
セリフ一覧表に自分で色づけしたら自分の番がよくわかるようになったみたい。
こびと4のGちゃん、まだプレイルームさん。この春入園。
Gちゃんの気に入っているセリフ「きんをほりにな」の番だよって言っても
うきうき走り回っているよ~。この動き、取り入れたいけどね。
どうしたらGちゃんがこびとやってくれるかなあ。
今日は疲れた、ご飯作るの面倒だなって思っていたら、Takaくんの一家から夕食に誘われ、
中華を食べにでた。次男と同じ歳のTakaくん、三男と同じ歳のTsuyo、そして末娘のNちゃん。
幼稚園の頃だから、十数年のおつきあいになるOさん、長い間、私を支えてきてくださる。
Nちゃんは、白雪姫役。「どうしてアタシが白雪姫?!かわいくないのに~!」(やる気満々)
次男が、知らん顔して話をそらす。ついこの間まで、小さかったのに・・・・みんな、将来が楽しみ。
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中1のYzを迎えに行って戻ってみると、試験中のはずの高1、Soちゃんが来ていた。
私がいなくても話し合いが始まっている。感心感心。
クリスマスのロミオとジュリエットは難産だったが、始めるとだんだんよくなってきて、
やっぱり取り組んでよかった!という発表になり、以後、自信を持って活動しているようだ。
クラス間をあっちに行ったりこっちに行ったりの意見を集約し、やっと役も決まった。
ここに至るまで、大きい子たちの思惑、小さい子たちの希望、考えなしの無邪気な意見、
言っていることと本心が違うのがありあり・・・だったり・・・・。
パーティとしてどういう構成にしたらいいと思う? と小学生高学年に投げかけると、
誰をどうしたら生き生きした発表になるかを考え始めた。
自分たちでいろいろ話し合っているうちに、だんだん、中高生たちの考えと沿ってきた。
それでまた中高生クラスに戻して、こういう話し合いが進んでいると伝える。
そこで推薦する役の案ができあがり、これをまた各クラスで、
「大きい子たちの案なんだけど、聞いてくれる?」というと、
話し合いを尽くしているので、わくわくしながらそれを聞き、
大きい子たちに「認められた!」と喜び、あるいは大抜擢に大興奮。
高学年たちは、責任感ややる気が育っているなあと感心した。
それでやってみる。
火曜日の幼児小学生クラス・・・足りない役は全部やりたい!やる気満々。
うわ~、幼児のChちゃんは、お后と鏡のセリフが好き。家で鏡の前でやってるらしい。
パーティでの役は、生まれてくる白雪姫だが、セリフも言いたいよねえ。
クラスではお城のお后はChちゃんがやり、老婆は私にやれと・・・・。
「私が魔女やりたかったんだけど、私、白雪姫だから!魔女できない」と嬉しそうにいうNちゃん。
鏡の中で白雪姫が働いている姿を映すというアイデアを他のクラスに伝えてほしいそうだ。
水曜小学生クラス・・・・責任感あふれる高学年と、笑いっぱなしの低学年。
(まあ、かれらも4年生以上になると変身するだろう。)
小4は、自分たちでソングバードを選び、ノートを取り、CDをかけ・・・えらいなあ。
国際交流の事前活動やウインターキャンプが契機になり、しっかりしてきた小6のTake。
ついいつもの「自分のことだけ」がでると、「もっと他の動きを見て全体をつかめ!」
を思い出してがんばる。以前だったら、不満顔していたところなのに。
国際交流に行って一部しか見ていなかったらもったいないよね。事前活動での話題もでる。
さて、大きい子たち。やっぱり鏡の表現を一番に考えたいようだ。
あのさあ、私ね、ちょっと反省したんだけど、いままで私の意見、言い過ぎてたかも。
これからもうちょっとおとなしくするからね。
「そんなことないよね。私たちの意見で動いてきたよね」
「結局、自分たちで決めたし・・・」「先生の知らないこともいっぱい話してるよ」
う、でも、もうちょっと黙ってることにする。他のクラスの意見は伝えるからね。
小さい子たちが生き生きできるように一生懸命考えてくれるやさしい子たちだ。
(でも、自分たちで追求するのをまずまっさきにしてみて・・・・。やってみて無理ならわかるよ)
おやつを食べながら、進路が決まった高3を祝う。いや、さかなに、かな。
医大に合格したTakaくんね、中学高校時代に頑張っていたことを面接で話したんだって。
ラボの国際交流(渡米と受入)やテーマ活動のことも資料として持って行って、話をしたそうだよ。
その準備をしながら、ラボでの仲間や体験を得がたいものだったとあらためて思い出し、
そういう思い入れのある受験をした大学に受かったことでまた感慨を深めたらしいよ。
Takaくんのお母さんがね
「幼稚園の頃は私の後ろに隠れておどおどしていたのに、国際交流や受入では心配させて、
それが、こんなに何でも自分で決めて、できるようになったのは、やっぱりラボのおかげ」
って言ってくれたんだよ。
「うれしいよね、そういってもらえてさ」
「受験の時、面接でラボのこと言うといいの?」
「私もいったよ、それで受かった」「おれも、ロミジュリのこととか高校入試で言ったし」
「じゃ、俺もやろっと。それに姉妹都市のマルボロも受けたし!」(ほとんどお兄ちゃんがだろ)
Takaくんは、幼稚園の頃はこわがりで、発表会の時はお腹が痛くなったりしたけど、
いつのまにか本当に立派になったね。トム・ソーヤ、ロミオとジュリエットなど思い出が深い。
高校野球と受験に専念すると、泣きながら言ってパーティを卒業していったTakaくん。
当時、いつも帰りに送っていくとき、医者になるには、世のため人のためという考えを持つこと、
いろいろなことをしずかに話し合いながら送っていったものだ。
一期生のY子ちゃんも、卒業して時間が経ち、
「この環境を与えてもらっていたんだと初めて気がついたみたいです。」とお母さん。
自己の定まらない中学時代から、自分一人で大きくなったような気がする自己肯定を経験し、
それからさらに成長すると、また違う感慨を持つにいたるのだね。
「白雪姫」は、白雪姫自身、自分の成長を恐れる不安な心を描いている物語。
急激に成長するこころと身体・・・そのことに対する恐れ・・・そうして精神の死。
そういう話し合いもしたいけど・・・もう少し黙っていよう。
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季節が逆戻りしたような寒い日だった。昨日次男の卒業式と謝恩会で、これまでのいろいろを思い出し、
よくぞ無事に卒業できたと、先生方に感謝しつつ、いっぱい食べたので、
今日は、デトックス・・・・
バナナとヨーグルト、牛乳たっぷりのミルクティで朝食にしたら、
効き過ぎた・・・・・う~・・・寒さがしみる~・・・
昨日は卒業式の時にたまたま隣りに座ったのが、ガーナ人のお母さん、ヴィクトリア。
あら、前にもお会いしましたよね。偶然・・・・そのまま一日おつきあい。
卒業式のあとパーティ会場に移動するのも、乗せてもらった。
おいおい、右にウインカー出して左に曲がるな~!
ヴィッキーは日本に長いが、こみ入った話になるとギブアップだそうだ。
娘のサリーは日本で生まれたので、容貌と違って日本語ネイティブ。
お母さんは娘とのコミュニケーションにも困ることがあるらしい。そう、わかる。
外国で子育てする苦労・・・。
他のお母さんたちはヴィッキーににこやかに話しかけてくるし、彼女も日常会話には事欠かないが、
やはり話し相手ではないらしい。
会ったばかりの私だが、気持ちがわかって、いろいろ話してくる。ガーナ英語で・・・。
おわ~!ここ、曲がるんじゃないのか~!
ちょっと、携帯ではなすんなら、止まった方がいいよ。え?こんな道の真ん中で止まるか?
ま、いっか、お巡りさんも、関わりたくあるまい。(その時は私も日本語知らないフリしよう)
長男の時は都立だったので、式もパーティもあっさりしたものだったが、
次男は帰国子女受入の私立校。
国際色豊かで、また幼稚園から通う子もいて、関わりの妙な深さというか、そんなものを感じた。
パーティの最中、お世話になった先生方にごあいさつする。
担任の先生・・・・おっとりした方で、本当にありがたかった。
国際学級の先生・・・・「後悔してるんですよ。国語の取り出し授業をしてあげればよかった。」
・・・・・・困っている時にでなく、卒業してから言われても・・・・
(でも、うちの次男に、その甲斐があったかな)
英語の先生・・・・・重ね重ね不出来な子で、すみませんでした!
「私もいろいろな国を移動しながら、高校では何も学ばなかったから、理解できますよ」
・・・・なんといっていいものか・・・・
食べ過ぎて、晩ご飯が作れず、夜8時頃になってビビンバを作る。
「おれ、腹一杯。いらねー」今食べておいた方がいいよ。夜中にお腹すくに決まってる。
ほら、プーアール茶と一緒に食べよう。
「ご飯、お代わりある?」 お代わり!食べるのか!
夜、駅から電話があり、次男の定期(期限は切れているが)を拾得したとの知らせ。
「変だな。今日はスイカ使ってないのに」
進学先の入学手続きも完了していないことがわかり、何やってるんだ!ばかじゃないのか!
昔、peacefulということばがぴったりの次男は、いつもにこにこ、あまりに天使のようで、
神様が早く連れて行ってしまうのではないかと思ったりした。
ただのおばかさんとわかってから10数年経つ。
でも、やはり、どこか憎めず、どんな失敗も、ああ、あの子らしいと思えてしまう。
今日は、うちのパーティ出身のTakaくんが医学部に合格と聞く。 嬉しい!
夕食の時、次男三男とサンマなど食べながら、Takaくんの話をし、喜び合った後、
昔、高句麗に淵蓋蘇文(ヨンゲソムン)という偉人がいてね、ものすごく頭がよくて、強くて、
随や唐の10何万の大軍隊も撃退したりしたんだけど、息子たちは凡人で、特に下の息子二人がばかで、
兄弟で攻め合ったりして、高句麗を滅亡に導いた。
この愚かな息子たちとしては一生懸命生きたんだろうけど・・・なさけないよね。
あんたたちもしっかりせんと。
そのあと、部活の話になり、三男が陸上部のある高校へ行きたいという。
いいじゃん、部を興せば。チームプレイじゃないんだから、人数そろわなくてもできるし。
5人以上いれば、部活と認められるんだって?少なかったら?
「そういうのをなんていうか、知ってる?」と次男。「どうそうかいっていうんだよ」
どうそうかい?
同好会じゃないの・・・・・ぶはっっっっ
Takaくんとはレベル違いすぎるけど、
いつでも、私の人生で、ほっかり笑わせてくれる次男よ。ありがとね。
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