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プログラムに支障があるとはいえ、ラボランドの雨はすてきだ。まず、あの音がいい。それからにおいも。
樹木に吸い込まれて行く、地面に降り積もった落ち葉がしっかり抱えている、音とにおい。
街中では、アスファルトや建物にあたる音、ほこりっぽいにおいで、
「不便」「残念」としか思えない雨でも、
ラボランドでは、命を再生する慈雨。
ああ、これでまた、木が育っていくんだな・・・・と思う。
木の下にはヤマユリやキノコが慈雨を待ち受け、ふかふかの落ち葉が、またふんだんに水を含む。
太郎丸から外を見ると、
あのほこりっぽいグルンパ城前ひろばが、暑くてラボっ子にあふれていた広場が、
シャワーを浴びて生き返っているようだ。あー極楽極楽・・・・って言っているのかな。
ロッジからはどうなのかって?
あにはからんや、ロッジ活動が盛り上がっているので、雨なんか誰も気にしていないのだよ。
それから、降り方がいい。
夕方や夜にしっとりと。都会のような夕立ではなく、短時間の通り雨。
たくさんの水を含んだ雲が、その日の山の疲れを癒しながら流れていくような、そんな降り方。
その夕方に、キャンプファイヤーなどが組まれていると、やきもきするが、それは人間の勝手というもの。
黒姫2班も、キャンプファイヤーを始めようかというときになって、サーっっっと降り出した。
雨具を着るか?雨具を着てしのぎながら開催できるか? それともロッジ内開催か?
いつもの通り雨だ、少し待って決めよう。太郎丸での会話。(ゾクゾクしちゃうね)
大統領、スタッフたちの読みの通り、雨雲は去り、時間を短縮しての実行となった。
さあ、生き返った木々の中に、ラボっ子が迎えられるよ。
「雨だったけど・・・・・楽しかった」というラボっ子の感想をよく聞く。
ラボランドに行かなかった人には、雨という否定的要素のなかで、
まあ、何割かは楽しいこともあったらしいと、聞くだろう。
でもね、参加した者たちは、「否定的要素」の持つ別の面を発見しつつある、ということなんだよね。
人生体験も同じ。
「・・・・だったけど・・・・」と聞いて、ええ?かわいそう!ではなくて、
その子がどう感じるようになったのかを、ぜひ、聞いてほしい。
ラボのキャンプは、雨も、野外活動のセレクションではずれる体験も、しんどいことも、
自分と他の子の体調不良も、ロッジマザーの小言も、すべてが、育ててくれていると感じる。
そうそう、体調不良の子と言えば、私たち大人がその世話で大変なのはいつもなのだが、
聞いた話によると、三男がさっと来て手伝ってくれたり、巻き添えを食った4-Hに声をかけたり、
いろいろ配慮する姿があったそうだ。
へえ~、やるときはやるんだね。
三男、雨男、しっかり降ったもんね~、今までの人生・・・。育てられていたんだ~。
(キャンプ翌日の今日は、さっそく陸上の強化練習に行っておる)
キャンプファイヤーで、テューターたちが歌ったのは、
「Wimoweh(The Lion Sleeps Tonight)」
元はアフリカの民謡で、ライオンよけのおまじないらしいです。
そのおまじないを繰り返しながら、散歩したり、家畜を追ったり、子どもを寝かしつけたりする。
食われちゃ困るからね。
ことばが少し変化したり、歌詞が付いたりして、アメリカで大ヒットしたのは・・・・かなり前。
若い人達はライオンキングでご存じだね。
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黒姫2班から、今、もどりました。
行きのバスの運転手さんは、なんと、元ラボっ子で、まだある(!)ラボランドに感激だったとか。
楽しかったサマーキャンプ、ご一緒だったみなさん、ありがとう。お疲れ様、
出してくださった保護者の皆さん、みんな元気で行ってきました。
ロッキー1、Tree Climbing、3日目プログラム、キャンプファイヤー、どれもたのしかったですね。
次男も、鈍行列車を乗り継いで三日、無事九州へたどり着き、ゆつぼ入りしたもよう。
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明日から、キャンプだホイ! 黒姫の2班に参加してきます。Ken、Its、N子、Yo、それからSh。
Shは、石徹白のはずだったが、陸上の関東大会と重なり、黒姫に移動してきた。
Takkusaは、ゆつぼに向かって、長い旅に出発した。30日の博多集合に間に合うように!
明日は、朝、7時50分東秋留集合、拝島8時10分集合で、パーティそろって新宿へ。
新宿からバスで高崎経由、ラボランドだ。ファイト~、オーッ!
ご一緒のみなさん、よろしくね。
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先週末、「メロン、おくってやったでな。」と、渥美半島の伯父から電話が入っていた。
「もう、終わり頃のだから、早く食べてくりょ。
番号が書いてあるで、その順番に食べてくりゃ、ええ」
今日の昼頃、クロネコヤマトの配達があったが、メロンではなかった。
あれ、宅配会社が違うのかな?
午後、郊外量販店にBBQのためのビールや炭、ティムのえさなど買いに行っている間に、
不在配達表が入っていた。クロネコヤマト。伯父からだ。
再度、配達に来てもらって、すみませんね~、三往復・・・。
早速開けてみると、上の箱から・・・・ぎょっ!こおろぎが!ぞろぞろ!
メロンが、ああっ! か、かじられている!
こおろぎって、メロン食べるんだ~! 皮が丸くえぐられている。
部屋の中を飛び回られては困るので、メロンを取り出し、こおろぎは逃がさないよう箱ごと外へ。
下の箱には、いなかった。
早速、伯父に電話して、こおろぎがいたよ、と知らせる。
「どこで入っただ? 輸送の途中かなあ、こっちにはおらんが。」
そうか、渥美半島にはまだこおろぎはいないか・・・。
じゃ、やっぱり、うちの方かな。
連日の猛暑、熱帯夜も、一時に比べると一段落かな。ニュースではすごいことになっているが、
あきる野は、夕方になると涼しい風が吹き、夜も寝苦しいほどじゃなかった。(クーラーなし)
三男の全国大会出場を祝って?今日のBBQは、牛肉。鶏の手羽元も。
三男は今日も都大会に行っており、帰って来るなり
「BBQかよ。何で大会の日にBBQするんだ、面倒くせえ」とのたまわった。やっぱりね。
みんなが遅いので8時半頃から始め、やっているうちに、すごい風、雷ときて、雨も降り出した。
外で一緒に食べていた長男が「濡れる!」と言って退散した。
サマーランドでバイトしている次男が、ずぶ濡れで帰宅。ズボンだけ脱いできて参加。
頭が痛かったそうだが、食べ始めたら治ったとか。(やっぱり・・・)
三男はシャワーのあと、お電話中。私の携帯から「自宅」に電話してやるとすぐ三男がでる。
「ご飯!」の一言で、三男もやってきて、食事に加わる。
加われば、大会の話やら、いろいろ話がでて、全国大会には飛行機で行くんだとか、
交通費宿泊費は都からでるんだとか、ユニホームとバッグを買うとか(これは負担)
(この間の強化合宿のじゃだめなのか?デザイン変えるなよな~)
キャンプの次の日が強化練習だとか・・・・。
千葉の叔母の中学も出る子がいるというと「えっ?どこどこ?千葉って、強いんだよ!」
けがや熱中症、食中毒・・・・・・記録より、身体の方が心配だよ。
なまいきな三男が鼻っ柱をおられることもあるかもしれん。
もう、私たちの手を離れていくね・・・・。
メロン、食べるか~?
冷蔵庫にどっさり入ってるよ。(こおろぎにやられたやつから食べよう。きっと美味しいんだよ)
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2回目の集中パーティ。早口言葉とたぬきのコンビーフパーティ。持ち物はコーンビーフと桃の缶詰。
始めにソングバード・・・見学に来るという幼児がまだ来ないので、ソングバード1はとっておいて、
じゃ、Can't You Line it ? やってみる? 小学生だもの、できるさ~!
つづいて早口言葉に挑戦。
いつものNRリサイタル(2月)では、5年生以上が取り組んできたが、今年はキャンプのテーマなので、
全員、やるよ! おもしろいんだよ。
NR絵本をいろいろ見せ、本物のペッパーも庭から取ってきて見せ、
今日取った、これをね、冬に食べたいんだけど、どうしたらいいと思う?
「冷蔵庫に入れる」
うーん、来年食べたいんだけど・・・?
「冷蔵庫!」 しなしなにひからびちゃうよ。ほら、この絵見てご覧。
こうやって、お酢と一緒に瓶に入れておけば、保つんだよ。ピクルスって知ってる?
「知ってる!」
「はらぺこあおむしの、ピックルガ~」
「ハンバーガーにも入っているよね」そうそう。
ピーター・パイパーさんが~、このおつけものペッパーをつまんで食べた・・・
つまんで食べたつけもののペッパー、どこへいった?
「はらの中!!」 脱帽。
みんなで唱えてみる。
She sells・・の絵を見せて・・・この絵、何してるの?
「貝だ~」
「売ってるんじゃない? 6ドルって書いてある。」
そうなの、かのじょかいがんでかいがらうる・・・
「それ、簡単。オレ、こっちにする。」 日本語でやるんじゃないよ。
shって言ってご覧。じゃ、こんどは、s・・・どうちがう?
それを言い分けるんだよ。
昨日、各自それぞれの原稿をつくっておいた。
男チーム、女チームになぜか分かれて、男の子はPeter Piper、女の子はShe sells....からやり始める。
女の子たちには色鉛筆のピンクと水色、男の子たちには赤、青、緑をもたせて、
Peter Piperは、いつものように、原稿の「P」を探して、赤(オレンジ)でなぞる。
「f 」は青、「th」は緑。これで、音をはずさないようにしながら、口を動かす。
She sells...のほうは、sh音の語はピンク、s音の語は水色に塗り分けてみた。
グループに分けたのは、色鉛筆を使うときに使いやすいように。終わったら交替。
それで、何度も練習した後、女チームは私が、男チームは大学生が率いて、対抗で発表。
このころには、見学の幼児さんも楽しそうにしており、じゃあ、ソングバードいくか!
Peter's Hammer、Tea Pot、Twinkle, Twinkleで走り回る。
次に、持参のコンビーフと桃の缶詰をあけて、たぬきの料理大会。
「カレーは好きかい? コーンビーフは? 桃の缶詰はどうかね。」
コンビーフサンドとモモ缶ポンチを作った。
「うわ~、こんないっぱいのコンビーフ、見たことない・・・」つぎつぎ開けて出す。
「なんか、犬の餌みたい」 そ、そうだね。うち、ブリーダー? 小犬いっぱい育ててます。
コンビーフサンドは、ひとり二きれ。
モモ缶は、女の子たちがフォークで一口大にしてくれたので、紙コップに入れる。
カレーもあるよ。これも紙コップに入れて配る。おかわりもあるよ。うれしすぎ。
終わって、子どもたちはシニアがアフリカの動物の写真を見せてくれたり・・・
結局、外の公園へ飛び出していった。
キャンプに参加する子のお母さんたちが集まり、キャンプオリエンテーション。
シーツ袋や、うがい用マイカップなど、よろしくお願いします。
Its、どう? キャンプ行くの・・・いやがってない?
「もう、3日前から、暗いですね。」
「え~? うちはもう、るんるんよ~。ラボのキャンプ、かわいい子がいっぱい来るんですよね。」
「髪の毛をどうしようか、いろいろ考えて、練習しているみたいです。」
たぬき3話を聞いてきた方が、キャンプの楽しさ倍増ですから、よろしくお願いします。
帰宅して、片付けていると、電話・・・・三男の中学から。
悪い想像に、思わず、身構えていると・・・
「おめでとうございます。」 へっ?
三男、陸上の走り高跳びで全国大会出場(鳥取?)が決まったそうなのだ。知らなかったな。
(まだ帰ってきてないし)
それじゃ、今日の都大会の成績がよかったのかな?
この間の誕生日、ハンバーグじゃなくて、ステーキくらい、食べさせてやればよかったかも。
今日の晩ご飯も、集中パーティの残りのカレーとコンビーフサンドと桃の缶詰だし・・・。
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いつのまにか夏休みが始まり、きょうは、今年初めての集中パーティだ。
ソングバードをいっぱい、わんぱく坊主もいっぱい。
サマーキャンプのように活動の決まりを話し合った後、シニアのSoaのリーダーシップで、ロッジ活動のようにソングバード、キャンプソング、たぬき3話、それから、墨絵大会。
わんぱく坊主が多いので、どうなることかと心配し、活動の決まりを話し合ったのもよかったけど、
墨絵が始まると、みんな予想外に集中して取り組み、か、感動。
集中パーティ2回目は金曜日だよ。コンビーフと桃の缶詰をもってこよう。
それからたぬきの3話を聞かなくちゃ!
キャンプでもやるし、キャンプに行く子も行かない子も、みんな聞いてね。
今、日本中のラボっ子が取り組んでいるんだよ。
「え?アメリカも?」
「日本っていっただろ」
「でも、おじいちゃんやおばあちゃんは・・・?」
「ラボっ子、っていってるでしょ。」
来年は、小学生は、みんなキャンプに行こうね。
「みんな? 決まってるの?」
そう、だって、来年は加藤P15周年だもの、みんな行こうよ。
「ぼくも行っていいの?」ちいさなGちゃんが、お母さんの所に走っていった。
「ぼくも行く」 そうだね、先生と一緒に行こうか。
みんな、Gちゃんも行くってよ。みんなも行かなくちゃ。
「じゃ、オレも行く。」
「オレも」
来年は、行こうね!
「今日、Takeは?」 Takeはアメリカ。今頃、飛行機の中だよ。
「ええ~!?飛行機の中?」 そうね、あと10時間くらい乗るかな。
Takeは、忘れ物をした、と留守電に入っていたそうで、ま、ぎりぎりまで、やってくれるわね。
でも、昨日は、いい顔して成田へ出発していったよ。
大丈夫、あの子のいいところを十分に発揮してくるだろう。
2008年の私のアイオワのホストから久しぶりにメール・・・・
「少なくとも、月に一回は、お好み焼きをしながら、Norikoのこと思い出してるよ!」
月に一回お好み焼き?! よっぽど気に入ってくれたんだね。
今年の参加者も、がんばってね。
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ブレーメンのおんどりのうたは、イギリスのフォークソングからきている・・・って、知ってます?
なんだか懐かしいメロディ・・・・と思っていた人はいると思う。
ブレーメンを作っているときに、制作現場のどの場面か、
このイギリス人の声優さんが即興でうたいだしたんじゃなかろうか・・・って思えるくらい、
ブレーメンって、きいているうちに作っている側の乗り気がうつってくる!
でもさあ、なんで、この歌、なんだろう?
明日首を切られるって悲壮なおんどりが、音楽隊への望みを抱いたとたん、一転、
こんな歌を歌う気分になるのだ。
<かわいい奥さんをみて、ダンナなのか、のぞき見の男なのか、毎日、見て浮かれている歌。>
Dashing Away With Smooting Iron
Twas on a Monday Morning,
When I beheld my darling;
She looked so neat and charming
In every high degree;
She looked so neat and nimble, O,
A-washing of her linen, O,
Dashing away with the smoothing iron,
Dashing away with the smoothing iron,
She stole my heart away.
Twas on a Tuesday Morning,
When I beheld my darling;
She looked so neat and charming
In every high degree;
She looked so neat and nimble, O,
A-hanging her linen, O,
Dashing away with the smoothing iron,
Dashing away with the smoothing iron,
She stole my heart away.
Wednesday - "A-starching of her linen,O"
Thursday - "A-ironing of her linen, O"
Friday - "A-folding of her linen-O"
Saturday - "A-airing of her linen-O"
Sunday - "A-wearing of her linen-O"
知っている人も多いだろうが、
この歌の始まり部分は、多言語CD「おどりトラ」に入っている韓国語ブレーメンの、
英語韓国語バージョンで、おんどりが歌っている。
多言語バージョンが出るまでは、歌詞入りの歌バージョンはなかった。
一番最初のSK3を出すときには、メロディだけのものを採用することに決まったのだと思う。
それがどういう経緯か、多言語バージョンの制作の時に、昔の収録から紛れ込んだもの?と思われる。
(まさか、Bicklyさんがもう一度歌ってくれたわけではあるまい?)
実はこの歌は、さらに元歌「The Gas Man Cometh」があって、
月曜にガス屋をよんだら何かを壊したので、火曜に大工を呼び、それがもとで水曜に電気屋、
それがもとで木曜にガラス屋、それがもとで金曜に塗装工、
土日は誰も働かないから、月曜にまたガス屋をよぶ・・・
という、イギリスのフォークソングでよくあるぐるぐるパターンのうた。
(イギリス人がこういうユーモアパターンを好むとなれば、アリスのティーパーティもうなづける)
国際交流の事前活動テーマ、「ブレーメンの音楽隊」は、ラボライブラリー初期の作品のひとつ。
たろう、だるまちゃん、ときて、高学年ラボっ子や大人のフェロウシップのために出された作品。
だから、文章構造や語彙にそういう目線があらわれていることはもちろんだが、
作品としておもしろくなければ、だだの英語教材になってしまうと、制作側の苦労話を聞いたことがある。
ニコルさんが書いたブレーメンの書き出しをみて、初めて谷川さんに認められたといういきさつも。
さて、とにかく、私はこのブレーメンが大好き。ずっとずっと大好き。何語でもおもしろいし。
事前活動のテーマとして、長期間つきあっていける今年の参加者は、うれしいだろうね?
テーマ活動って、なんのためにするんだろう? ラボって、なに? 交流とは・・・・?
常にその原点に立ち返って、ブレーメンを楽しみながら聞いて動いてほしい。
今年国際交流の現場で、ブレーメンを発表するラボっ子、シャペロンの皆さん、
もし、おんどりの歌のところでウケたら、その人は元歌を知っているのかもよ。
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17日夕方から、今年の国際交流参加者Takeのために、発表会と送り出し会。
招待した知り合いのH親子は、ラボをどんなふうに思っただろうか。
私としてはいい会だったけど、外からみた評価は?
前日のクラスの時、まだまだ準備ができないTakeを、先輩たちがどやしていた。
「国際交流は、塗り絵じゃないんだよ」(すがたり絵本に没頭しているTakeを見かねて)
「周りをみて、判断していない。今、何をやるべきか、見えなくなってる」
「まず、実現可能な計画を立てて、やってみて、修正しないと」
決意表明をやってみろ、と言われ、箇条書きの内容くらいしかできていなくて、
それでいいと思っていたTakeに集中砲火。
「先週、内容がきまったら、今週は原稿ができてないと!」
「決意表明は、いいたいことがいっぱいで時間が足りないくらいの意気込みがないと!」
「地区の壮行会だよ、みんなすごいよ。恥かくよ」
「地区の壮行会の前にパーティの壮行会で練習させてもらえるんだから、ありがたいんだよ。
「今やっていることは、みんな、Takeのためになるんだよ」
あんたらも、中1のときは、そうだっただろうが・・・・体験するとこうなるんだね。
後輩がいるって、ありがたいね。すばらしい事後活動。
さて、発表の日、
いろいろな活動に精を出している子が多いので、夕方からの会(もちよりつき)になる。
熱があるというNちゃんが発表だけはと、来てくれた。
その、幼児~小5までの「はらぺこあおむし」英日韓、長野からIkもかけつけての発表。
がんばったね。
中高大生のおばけのQ太郎「ハンサムになろうの巻」
前日の練習に夏ばて?で出られず、みんなに迷惑をかけたQちゃんのTakkkusa。
今日はアドリブで生きていたね。
あとから、
「あんなにアドリブでできるなんてすごいけど、Qちゃんって言う感じじゃなかった」
と、Sh につっこまれていた。
長野から駆けつけたYzがぶっつけにもかかわらず、よっちゃんの友達の役をこなす。
正ちゃん役のTake、これだけの日常会話をアメリカでもやってこれるよね。
期待したマイケルジャクソンのおどりは、いまいちパッとしなかったなあ。
つづいて小1~小5のたぬき1話。
6月に入会したばかりの小学生たちが、いい風を吹き込んでくれて、楽しいたぬきの発表になった。
古いラボっ子たちが、たじたじとなる、元気さとがんばり・・・・に、負けてならじと、
補ラボによんだり、電話練習をしたりで、追いつかせる。
ナレーション、役とも、英語を言うんだという気迫がでていて、びっくりするくらいよくがんばったね。
大きい子が「たぬきにまけた~」と言っていたよ。
Takeのすがたりは、緻密でたのしい絵本にみんな大喜び。
決意表明もしっかり言えたね。先輩たちに感謝。
そして、楽しい持ち寄り! 今日はすごいたくさん、メニューもいろいろ、量もタップリ!
「唐揚げがなかった」 (それでも言うかい?)
肉系がちょっと足りなかったかな?
最後にTakeへの贈呈式。
去年の参加者Yzが、激励のことばを言ってくれて、それから、
「母の会」からお手製の箸袋、
ラボっ子が下半分に書き込んだラボフラッグ、
(上半分は国際交流で書き込んでもらってきてね。俺たちが支えるから、という意味)
私からラボフラッグ小。キャリーオンバッグにつけて、Takeを目当てにできるように。
(人が集まる存在に、という意味をこめて)
私から託すコーディネイターへのお土産。(おりがみの4-Hクローバーとその作り方)
そして、先輩たちが書き込みをした「国際交流ノート」
(毎日の日記の下に、ひとことメッセージを4週間分かきこんだ)
終了は8時半でした。いい会になって、よかった。
本当に久しぶりに、来てくれた元ラボファミリー。
「今日、発表会だって小耳に挟んだんですけど」と、始まる前に突然の電話でびっくり。
いつもの夏の発表会を懐かしく思ってくれたらしい。
Seは、健康上の理由から退会したのが小5のとき、今、中3になって、元気な姿を見せてくれた。
妹のChi、うわ~、背が高くなったね。もう中1?
お母さんも以前と変わらぬスマートな体格、
「前と同じ、いつもの焼きそばです」って、もちよりも持ってきてくれた。
再会して、まだ話したりないと、昔のメンバー4家族で、ファミレスへ流れる。
大人テーブル、子どもテーブルに分かれ(子ども、と言っても小5から大学生)まだまだ楽しい。
空白を埋める会話と、新しい話題に花が咲いた。
「こんなに久しぶりなのに、すっと寄ってきて受け入れてくれてうれしかった」とKさん。
「うちの子たちのあんな笑顔、ひさしぶり」長野に引っ越したNさんがいう。
こんなに遅い時間になってしまって、いいの? と心配しながら、
タップリ話して、大人も子どもも満足した表情で、
ああ、ラボでいい場所を作ってあげられて、よかった、と心につぶやく。
後で、三男のSh(Seと同学年)が言っていた。
「Seくん、ラボのこと、すごく覚えているんだよ。ピーターパンのおどりとか」
いろいろ話したんだそうだ。
ずっと続けているShには、過ぎ去ったことでも、Seくんにとっては鮮明な思い出。
子どもたち、ファミリーの状況は、本当に様々・・・・
その時その発表で、英語がうまく言えるかではない、明日の自分をそだてているのだと、
こころのつながりと達成感を育てて来たのだと思いたい。
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何気なくNHKラジオを聞いていたら、山本一力氏がゲストの番組・・・・おもしろいと思っていると、
ジョン・万関連の話が出てきて・・・・急いで、「生まれて初めて!」番組へメッセージを書いた。
そうしたら、読んでもらえたのです!やった!
だれか、聞いてた人、いるかなあ? (名前もでたのですけど・・・)
「青少年の国際交流を行っている団体に属しています。
捕鯨船の船長に助けられ、養子となって教育を施されたジョン・万次郎は、
ファーストホームステイステューデントと言えますね。
私も8月末に、捕鯨博物館、ジョン・万次郎記念館など、訪問してきます。」
そうしたら、山本一力氏が、「あ、いいですよ、ぜひ」と言われました。
実は、やっとチケットが取れて、いくことがきまった。
住んでいるあきる野市が姉妹都市提携をしているマサチューセッツ州のマールボロウ市が
この秋350周年なので、市から訪問団がでる。
私たちはプライベート参加で行くわけだが、マールボロウでの記念式典などの前に、
ちゃっかり、ジョン・万関連の調査旅行をしてこようというわけだ。
マールボロウで交流を担っているナンシー先生にも、ジョン・万のことは話してある。
山本氏のニューヨークでの話を聞いたりしたので、
マールボロウの一連の行事も、なんだか、ただ行くだけではもったいないような気がしてきた。
ラボの国際交流での経験で、話がどう進んでも対応できるように、準備しておくつもりではいる。
小規模なところでは、市会議員のランダースさんのBBQパーティで日本食の試食をだすつもりで、
ナンシー先生に「キッチンをかしてね」と頼んでおいた。
でも、パレードでも、なにか、「日本!」という感じのことができたらなあ。
350周年だよ、その頃日本は?江戸時代か~。
やっぱり、サムライかなあ。
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どうぶつ病院で出してもらったスポット薬をあげたら、おほっ! 撃退!ダニーくんず。
ティムの毛にホームステイしていた奴らだが、以来、コーヒー豆のような太っちょのがいなくなった。
小さい奴が、ついて来るには来るらしいが、成長する前に落ちているらしい。
おそるべし、スポット薬。皮脂線によって運ばれ、効果を出しているらしいのだ。
そのせいか、なんとなく、毛がごわごわ。
冬になったら、またふわふわ、さらさらのティムになってね。
月に一回、フィラリアの薬、6週間に一回ダニーくんの薬。でも、食欲も戻ってよかった。
良薬は口に苦しじゃ。
KantaとKeiの兄弟が、補ラボにやってきた。
たぬき1話の和尚さんとたぬきなんだが、のんびりしすぎて、発表会間近というのに、
「え?発表、するの?いつ?無理~。まだ2行しかおぼえてない」などと言っておる。
みんなは、とっくに練習原稿も作っておはなし日記に貼ってるよ。
友達が入会して、張り切っているItsなんかは、いつもなら発表会前、泣きが入るのに、
「オレ、もう自分のナレーション、全部おぼえちゃった!」なんて言っておるのだぞ。
(小学生グループで、一番ラボ歴の古いKantaとKei、聞き取る力や発音はとてもいい。がんばれ)
KantaとKeiの練習原稿を完成させて、それからふたりでテーマ活動させる。
・・・・しょぼしょぼしているよ・・・・こら。
たぬきが飲まされた薬、どんなだったんだろう?緑色?あおむしをすりつぶしたみたいな?
新年会で、お抹茶飲むとき、うわーとか言ってたでしょう?
やってみよう。
「おーいお茶」の粉末を水に溶いたのを、Kantaの和尚さんがKeiのたぬきの口に入れる。
おっ!がぜん、それらしくなってきたぞ。
「うえ!まずっ」 思わず和尚さんも「どんな味?・・・・うわ~」
良薬は口に苦しの、本物の薬を持ってこよう。
まず、百草丸。ひとつぶずつ、手のひらに載せて、食べてみてご覧。
「きゃああああ~。なにこれ」 あんたたち、何歳? 8歳から11歳だと・・・10粒。
「10粒?!」 大人だったら20粒。
「20粒? ありえない!」
もっとすごいのあるよ、と言って正露丸をだす。
「くさっ!!」「なにこれ」 一粒ずつ、わたす。お腹いたいときは1コ半だって。
「1コ半?どうやって?」(ティッシュを渡して)割ってご覧。
「うわ~、すごいにおい!!」食べな。
「むり!」
ティッシュにくるんだ正露丸を持って帰る。鞄にいれないで、ポケットに入れなさいよ。
これで、うちで二人で練習しなさい。
夜、今度は、Yo(和尚さんとナレーション)と電話練習。最初の方はいいけど、後の方がかなりあやしい。
明日もこれくらいの時間に電話してね。まじめなYoは、がんばってくるだろう。
新入会の1年生から小5のYoまで、短期間で楽しんだたぬき1話。
お腹がふくれてふくれて破裂する~というところは、組み体操が見もの。
「はらぺこあおむし」のグループは、英日韓。どこまでいけるかな?
全部言ったら、音楽が足りなくなるね。いそがしいね。
引っ越したIkが、発表に来てくれる。最後のナレーション手伝ってね、と言ったら、
「英語と日本語と韓国語ですかあ? はーい、わかりました」だって。
今年国際交流の中1のTakeは、去年の今頃は、とてもとても・・・・
今は、何と自然な英語になったことだろう。と同時に、態度も頼もしくなってきた。
今まではいつも発表会のその場になって「せんせー、おれ、できてない・・・・」と言っていたのに。
本人も自覚する力がついてきたようだ。
Qちゃんとこれだけ会話できる正ちゃん、ホームステイでも発揮してね。
たくさんの未完成を過ごしてきて、いま、たしかなこの力。
こんどの発表会も、たくさんの未完成をみせてくれるんだろうな。
未完成の未知のちから。
長い目で見てください。
たぬきが飲まされた薬は、お茶だったのかも。
だって、「昔々、ずーっとむかし」でしょ。
まだ、お茶が貴重品で、お寺にしかなかった頃かも。
お茶を日本に広めたのは、お坊さんだし。(臨済宗の栄西)
緑茶の効能を考えると可能性あるしさ。
あっ! もしかして、初めて抹茶(おうすでない)を飲んだニコルさんの体験からきてるのかな?
うーむ。お茶を飲んで、がんばろう。
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