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大雨が降り続き、気がついたときには、地下室が浸水していた昨日。まただよ・・・。
前回、去年の九月の台風12号(だっけか?)で浸水し、水が引くのを待って、
夫が日曜大工で床と本棚を修理してから半年・・・とほほ。
ポンプ2台を稼働させて水を抜く作業を続ける。
次男はバイト、三男は部活とどこ吹く風だったが、居室に浸水した長男の機嫌の悪さと言ったら・・。
今日はハオくんがやってくる日だった。
もうすぐ中国に帰国してしまうハオくんに、
遊びにおいで、泊まっていけば? BBQやるし。 と誘っていたのだった。
去年、来日した頃も「浸水騒ぎ」で、訪問を待ってもらった経緯があるが、今回は
「大丈夫?手伝いに行くよ」とのこと。ありがとー。
今朝、「10時35分に東秋留到着予定」というメールが来たとき、私たちはまだ寝ていた。
駅まで迎えに行ったついでに、スーパーで買い物。
帰宅したとき、夫と長男はまだ寝ていた。
ハオくんに山のような段ボール箱の処理を頼んで、私は洗濯物を干す。
その後、起きてきた夫、長男と一緒に、ハオくんが片付けを手伝ってくれた。
連休中、ラボがないので、ラボルームが長男の荷物と作業場と化しており、
そこにまた地下室から避難してきた荷物が、不要品も含め山のよう。
買ってきた材料で、ハムサンドを作って昼食。
ポンプ2台で汲みだし続けても、こんこんと湧き出し続ける水に、お手上げ状態だったが、
ホースを繋いで、汲み出した水を表道路に流し、
やっと水が引いてきた。
さあ、やるぞ。
洗面器を持ってこい、というので、持っていったら、「もっと大きい、青いやつ!!」
・・・たらいって言ってよね。
水に浸かった布団とこたつ布団の重いこと・・・。
外は、晴れ間がのぞいたり、また降ったり、曇ったり、雷が鳴ったり、
物は乾かないし、ああ、疲れる。
あまりやる気も出ず、おやつ(柏餅と粽)を目標にしてみたり・・・
中国で端午の節句(旧暦)に食べる粽(ちまき)は、やっぱり餅米とおかずの中華ちまき。
日本の甘いういろうのような粽に、ハオくんが驚いていた。
長男がハオくんに読ませると話していたマンガを持ってきた。
日本と外国の常識の差から来る笑い話。
長男と夫は、ホームセンターへ出かけ、私たちは休憩(ハオくんはマンガ、私は三国志を見る)
布団類はもう捨てることにした。
粗大ゴミ?燃えるゴミ? 袋に入れられれば、燃えるゴミだよ。
絞って、小さく丸めて、無理矢理ゴミ袋に入れる。
とにかく、今は、水が引くのを待つだけ。
ラボルームはまたもや、荷物で満載状態だ。とほほ。
陽が差してきたので、部活から帰宅した三男とハオくんは、橋のほうまで散歩。
今行けば、山から上がる水蒸気の雲がきれいだ。橋から写真を撮るといいよ。
ちょうど起こった鳶とカラスの空中戦を動画に収めたり、川や山の景色を写真に撮って帰ってきた。
さあ、BBQしよう。
火をおこして最初にじゃがいもとサトイモ(塩で食べると美味しい)を丸のまま焼いてもらい、
寒いので豆腐とわかめいっぱいの吸い物。(焼き肉の前にわかめっていいよね)
あれっ!ハオくん、サトイモの皮、食べちゃったの?
今日は、野菜もたくさん、サンマと牛肉もあるよ。
普段、野菜が足りないというハオくんにたくさん食べさせたいしね。
次男もバイトから帰ってきた。
気分サイアクの長男も、ハオくんのおかげで、手伝ってもらえたし、夕食も一緒にできてよかった。
ティムも豚耳をしゃぶっている。
ウー君の話題も出た。
さまざまなエピソードの持ち主だったが、ホームステイ以来何の連絡もない。
それがなんと、早稲田に留学中、とハオくんが調べてくれた。
へ~。
理学部化学科だって?
うそでしょ~。末端神経ないのに。「薬品とか扱えるのか?」と夫が心配する。
きっと、私たちのことは忘れちゃってるだろうなあ。「だれですか?」なんて言われちゃいそう。
ゆっくり、たくさん食べて、マシュマロも焼いて(ハオくんは初めて)
狭いリビングで一緒にテレビも見て、ハオくんが帰っていく。
帰国は15日とのこと。同じ大学から留学していた友人と、二人で帰るのだという。
ハオくん、帰国前に、忙しいだろうけど、できたら、もう一回おいでよ。
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花粉症なので、花見もしない。だが、八重桜が咲くようになると、花粉症の季節ももうすぐ終わり。
もともと八重桜が好きなので、裏山(前山)に植えている。いま、満開。
お天気もよいし、花粉症をやめることにした!! 大決心。やるぞ。
この連休は、やりたいこと(行きたいところ)があったのだが、あまりの金欠状態で、実行できず。
今日は、ソファ、座椅子、座布団を外に出し、ティムを洗い、ソファと座布団のカバーを洗った。
数ヶ月洗っていなかったティムを洗うのは大変だった。ああ、筋肉痛。
人の足を踏んづけて、ぶるぶるするし(つまり踏ん張って) あー、アザになってる・・・
あれ? いつのまにか右手(空手チョップするところ)が真っ赤なアザ・・・何したんだろ?
ティムの初洗い、我が家の春の風物詩。
「ちゃんとすすげてなかったよ。
もう一度ホースで水かけて洗ったら、まだシャンプーの泡がでたよ。
それで庭が水浸しになって・・・・そこに座ってる。」
うおう・・・
Itsの家も犬を飼っている。
パーカー軍曹(前半)が犬に言い聞かせるセリフのところ、
家で本当に犬に言い聞かせて練習してごらん、と言ってみた。
やったんだって。
ねえ、どうして
たぬきはコーヒーを飲むと「一日中ねむれなくなっちまう」のか、と小学生に聞いてみた。
小学生たちもコーヒーはきらいだと言っている。まずい、苦い・・・
私もそうだったよ、高校生くらいまで、コーヒーを飲むと胸がむかむかして、夜眠れなくなった。
普通は、夜眠れなくなると困るのに、たぬきはどうして「一晩中」でなくて「一日中」っていうの?
しばらく黙り込む子どもたち・・・
「夜行性?」
そのとおり! だから「一日中」眠れなくなると困るんだね。
「ニコルさんってさあ、すごいんだね、そんなことまで物語に入れるんだ!」
そ、そうなんだよ。
私が大切に思うのは、リアリティ。子どもたちもそういうところで本物を感じている。
ランス帰国に思いを馳せながら、今年の春を迎えた。
いいお天気だよ。彼の新しい出発を祝福する。
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たぬき4話を、充実した発表で終わり、今日は振り返り。例年だと個人のレコーディングをするのだが、
今年は、本番にやりきった録音もあるし、ノートの原稿に目を向けることにした。
がーっと聞き込んでいくことに集中していて、細かいところに、手が回らなかったので、
発表が終わった後になったが、言葉としての振り返りもしてみようと思った。
発表のための原稿
私や中高生が鉛筆で大きく書き(大文字、小文字、改行などにもこだわったもの)
小学生はうすい色鉛筆でなぞる。(英語の文字に慣れるためにアメリカの幼稚園でやっていた)
一通りできた原稿に、発音するときの音や口の形に気をつけるように
P、p、B、b、M、mは朱か赤(口を閉じてから発音する音)
F、f、V、v青、
Th、thを緑に色分けする。
アメリカのスピーチセラピーのクラスで、
聞こえる音と見る文字の一致のためにやっていたことをラボ用に改良しつつ試みているもの。
このできあがった原稿で、セリフ練習やナレーション練習をしていた。
もちろん、聞くこと、聞こえる音が第一で、何度も聞いて、
その上で、いつか字も読めるようになることを目指す。
今日は、この原稿(おはなし日記に貼り付けた)に、発見したことを書き込んでいく。
1.わかったことば 英語=日本語 ・・・ たくさんあがってきた。
2.すきなことば、言い方、セリフ、ナレーションとその理由。
3.苦労した、たいへんだったセリフ、ナレーションとその理由。
4.今回の取り組みで感じたこと
もうできた!といって適当に終わり、走り回って、他の子をじゃまするので、
できた人は1番のことばでカード作って、と言ったら、
各自、たくさん作りたくなり、終われない。(表に英語、裏に小さく日本語)
カード(カレンダーを切ったものだけど)をたくさん持つことがよろこびの年代なのだ。
このとき、いろいろなことに気がつきかけていた。
「I」も「my」も「おれ」だというのだが、腑に落ちない顔をしていた。
「Iは俺で、myは僕?」 「Iがわしということもあるし・・・」
「Iは、自分ってことだよ」「でもさあ、myも自分?」
そうだねえ、my house とは言うけど、 I house とは言わないねえ。
「わかった!「の」だよ、Iは「おれ」とか「自分」で、myは、「おれの」だよ。」
なるほど、Iは、自分が(どうした、なんだ)というときで、
myは、自分のものっていうときなんだね。
それから話し合い。
発表会の感想(自分たちの発表、自分自身の感想、他のパーティを見ての感想)
実行委員として出たKaは、全ての発表をみており、
いつもなら逃げ腰なのに、全部言おうとするところがおもしろい。
皆にとっても、セリフが言えていたかどうかが出来映えとして左右するんだな、やはり。
これからやってみたい物語。
みじかいもの、簡単そうなものをいいまくる。
これにもKaが、おまえ等まじめにやれ!などという。この間まで率先していたのにねえ。
それから、まだ帰らない子たちが発表の録音を聞き始めた。
全部聞くには25分かかる。
またにしようよ、と言っても、早送りして、聞きたいところを拾ってげらげら!
映像がない分、音だけで勝負する録音は、がんばったことがよくわかる。
「せんせ~! おやつないの。腹減った!」
まったく、今日はトイレも大騒動だったのに・・・( You SMELL!)
座らせて、クッキーやお茶をすこしずつ、お代わりには「May I have some more? 」と言わせる。
サマーキャンプや高学年活動、ジュニアリーダー広場への参加をわいわい言って、やっと帰った。
しばらく、下のトイレを使う気になれず、二階のトイレに行ってから、夕食の支度に取りかかった。
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発表会が終わり、録音したCDを聞きながら、感想文を読んでいる。楽しい発表になった。
みんなが生き生きしていて、言葉もはずんで、ユーモアいっぱいの表現があふれていた。
録音を聞いていると、客席の笑い声や驚きの声が入っている箇所がある。
感想文を読んでみると、
「こんな発表見たことない!」
「たぬきって、こんなに楽しいお話だったんだ!と再確認した」
「音楽を上手く使って、背景が踊り出したり、また元に戻ったりするところが、
めりはりがあってよかった。」
「みんなが生き生きしていた。」
「テーマ活動が大好きなんだなというのが伝わってきた。」
「セリフもナレーションも英語と日本語がすばらしかった。」
「背景の動きがおもしろくて、そっちに目がいくのに、なぜか登場人物も目立っていた。」
「小さい子もよくやっていて、かわいかった。」
「たぬきの変身、飛行機、小包が落ちてくるところ、けんか、そり、全ての表現が工夫されていた。」
「ひとつひとつの動きと演技がかみあっていてよかった」
「カナダのようすやそりの動きもよかった。ニコルさんもよろこんでいると思う。」
うふふ、ニコルさんもよろこんでくれるかなあ。
ありったけの楽しい表現で遊びまくって、ちょっとしつこくなったとき、
ニコルさんの事を話した。
おもしろくてたまらない、ユーモアの暴走を、ニコルさんがコメディ作品として
どれほど抑えているか、だからこそ、おもしろいのだと。
どうだ、おもしろいだろ!とフォルテシモでどなったら、おもしろくないんだよ。
抑えているから、おもしろいんだよ。
それには、自己流の語りでなく(ちょっと奇をてらいすぎていた)
CDどおりに忠実に語ってご覧。CDの音声とメッセージをまず受け取らなきゃ。
ジョニィじいさんとパーカー軍曹は、仲良しなんでしょ?
ニコルさんはどうしてスカンクで解決しようとしたの?
それを考えたら、ただ臭いだけの表現にはならないんじゃないの?
そう言って、一枚の絵を見せた。アメリカの友人がくれたものだ。
動物の仲間たちがベンチに座っている。みんなマスクや鼻栓や洗濯ばさみなどをしている。
真ん中にはスカンク・・・。”THE THINGS WE DO FOR FRIENDSHIP”
ここまでくるのは、ほんっとに、大変だった。
長い、明けることのない暗闇の中を、へとへとになってさまよっているようだった。
パーティ運営について、本当に悩み続けていた。
自分には教育力も、子どもたちにつきあう体力・気力もないと。
それが、この春、連鎖反応で、小学生たちがぐぐっと変わっていき、あとは加速度的に
盛り上がっていった。
感じるのは、長い時間のかかる子の成長は、くらべようもなく貴重なものだということ。
これからも大変なんだろうけど・・・。
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春の地区発表会は、今度の日曜日。「たぬき4話」小学生たちががんばっているが・・・
まだまだ・・・もうちょっとなんだな。
もう一ふんばり、山を越えられるか、無理させない方がいいのか・・・悩むところである。
今週で最後のクラス練習。電話で特訓しようか・・・もう一度合同を入れた方がいいのか・・
うーん・・・
前日の土曜日・・・みんなラボだけじゃない、いろいろ忙しいし、頑張っていることが他にもある。
水泳、部活、陸上の大会・・・
とりあえず、会場だけはおさえた。
通常クラスに幼児小学生がやってきた。
滑り出しがよかったKa(パーカー軍曹)とKe(たぬき)の兄弟が、伸びや悩んでいる。
聞きこみしていないなあ。
もうすこしで坂を上るのに、もうちょっとなんだな。Kaは覚えきれず、Keは声が出ず。
スプリングや実行委員に出たKaは、人に注文をいっぱいつけるほどやる気はあるんだけど、
自分のことがまだもう少し。
兄のKaが自信のない年月が続いたのが伝染している弟のKeは、
Kaがトンネルを抜けてやる気が出はじめたのに、取り残され、
「ラボを頑張ると、いろいろやらされてしまう」感だけを受け継いでしまい、声が出ないのだ。
あれあれ?
この間までカタカナを読んでいたKaede(たぬき)が、今日は見違えるようになっている。
かえちゃん、カタカナ読んじゃ、ダメだよ。
何回も聞いて聞いてごらん、はじめのカタカナとは違ってくるよ。
原稿(大きい字で書いて作った)の字と、聞こえる音と一緒になる日がくるよ。
などとはいうものの、長いセリフはまったく言えてなかったし、
今回はここまでか・・・と思っていた。
それが・・・
言えなかった長いセリフが、すらっと言えて、他の言葉も驚くほど発音がよくなっている。
いったいどうやって練習したの?
「え?ふつうに練習しただけ」
ふつうって・・・?何回も聞いて練習したの?「そう、ふつうに」
Oh dear, oh dear, my poor tail. ちょっと~、もう一回言って~。
それに And what an civilized way to deliver the mail!
Who ever heard of bouncing the mail off somebody's roof?
これを覚えるなんて、おそらく無理だろうと思っていた。
ナレーションの
Sergeant Parker was just getting his equipment ready
for the last sled patrol when somebody came running.
こんなの不可能だろうと。
あんまりびっくりしたので、お母さんにあとでメールすると、
「本人なりに頑張っていました」とのこと。
ふっと、到達点に達する瞬間があるんだね。
Kaもこの間のナーサリー発表の早口言葉でそれを体験していたので、
今回言えないのが悔しそうだ。もうひとがんばり。
明日の中高生クラスに来ると言っている。
Kaedeの兄のIts(パーカー軍曹)は、早々と覚えたと言っていたが、
自分のセリフだけで、他の子や動きと合わないし、忘れちゃってるし、
「もう少しじっくりやらせた方がよさそうですね」とお母さん。(ありがとうございます)
Mっちは、大きい声を買われて、ジョニーじいさんの役。
デタラメ作っちゃってるよ、しつこすぎるいい方になってるから、CDどおりに聞いて聞いて。
KeがMっちくらい、声をだしてくれたらねえ。
風邪やとびひでお休みが多かったGちゃん(幼児)は、たぬきの小包専門。
「ぼく、FLASHって言いたい」 いいよ、言ってご覧。
「だめ!」とKa。「うまく言えるわけないから」などという。
やらせてみると、やっぱりタイミングが合わない。
「ほらね、却下!」
くやしそうなGちゃん。たぬきとしてのセリフが一言もないんだから、やらせてあげたいなあ。
ナレーションは、大学生年代の次男たっくーさと一緒だ。
これもタイミングがいまいちで、Kaに怒られている。
もうちょっと、お手柔らかに・・・小学生高学年のあんたたちとはちがうんだよ。
「先生はGちゃんに甘い!」
おそるおそる・・・今度の土曜日、最終練習する?
「やったほうがいいよ」 え~?
じゃあ、カレー出そうか?
「やったー」「先生、何も入れないでよ」何もって、肉も?
「ちがう、レーズンとか。」
次男が、おやつを出してきた。
ササフラスのキャンディもあるよ。
ワシントンDCに行ったとき、バージニアのモンティチェロで見つけたもの。
ササフラスって、シルベスターに出てくるでしょう?
さぞ、みんなが喜ぶかと思って、いつ出そうかと思っていたキャンディだったが、
「先生の出してくるアメ、まずい」「いらない」
たしかに咳止めシロップのような味だ。
何事もある程度の期間やらないと、味わえないってことだよ。
夜、帰ってきた長男にあげてみた。
こういうのがアメリカの味なんだよね。
袋ごと、持っていった。
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中国のハオくんは、今日本に留学中。その彼を訪ねて、ご両親が来日された。
上海ではうちの息子たちもお世話になっている。中日両国の「親」どうし、初めて会えた。
せっかくいらしたご両親に、日本料理でも・・・と思っていたが、中国の料理が食べたいとのこと。
待ち合わせ場所の新宿伊勢丹へ行ってみると、ハオくんが、
「もう、食べるところ、見つけた。両親はもうそこで注文している」
上海語で話しながら歩いていたら、レストランをやっている上海人から声をかけられたんだそうだ。
さすが中国人・・・と感心しながらついていくと、裏通りを入った地下に案内された。
料理人も給仕人も上海の人がやっているレストランなんだって。
「おいしいかどうかわからない」
と言いながら、もう、どんどん、注文した料理が出てくる。
最初に出てきたのは冷菜の湯葉の塩漬けみたいなのと茹で鶏、牛肉の薫製煮込み?
菜の花の炒め物、鶏カシューナッツ、酢豚、豚バラ肉の煮込み・・・・どんどん来る。
中には、メニューにはなかったが交渉してだしてもらったという料理(ニラの卵とじ)も。
この時期しかない素材や揚子江流域にしかない野草を使ったスープとか、
焼きそば、水餃子・・・・
ここは日本か、それとも上海か?
桜のこと、食べ物のこと、お花見の宴会のこと、中国の一日しか保たない花のこと、
日本のこと、中国のこと、私が見ている孔子のテレビドラマのこと・・・・
お母さんと私は歳も一つ違い、若く見えるお父さんは、染めているからって大笑い。
ハオくんが中国語で通訳してくれるが、お父さんが英語で話そうと言ってくれて、
ときどき英語、中国語、日本語・・・
私には中国語はわからないけど、
何を話しているのかなあと思いながら聞いている中国語の音が心地よかった。
おみやげの交換。
私のお土産は、タビックスとか、五本指ソックスとか、桜の手ぬぐいマフラーとかだったのに、
ご両親からは、たくさんの龍井茶とシルクのスカーフをいただいてしまった。
スカーフには、書かれた服装からして宋代の水墨画とか。
龍井(ロンジン)茶は、緑茶だよ、とお父さんがハオくんに言っている。
清明節前に摘んだお茶だとお母さん。
ええっ? それって、高級なお茶じゃないの!
「お母さん、よく知ってる。ぼくは知らなかった。」とハオくん。
しかも、うちに帰って箱をよく見ると、獅峰茶とある。
わかります?「獅峰明前龍井茶」 最高級品・・・・だ。
つまり、獅峰という最高級の畑で、清明節前に摘まれた龍井茶なのだ、おそれおおい。
緑茶は、発酵させないので、摘む時期によって等級があり、
二十四節気により、立春前の春前茶、清明節前の明前茶、穀雨前の雨前茶があるのだ。
ごちそうになるわ、お土産はいただくわで、大変恐縮する。
買い物につきあって、ドラッグストアめぐりをする。
なんでも、中国の友人に頼まれた毛染め・・・・特定の商品、特定のカラー、
どこで買うかも調査済み。
さっきの店のほうが安かったから、戻りたいと言って、
さすがだな~、買い物にもパワーを感じる。
お父さんに、スターバックスのTokyoマグを記念にプレゼントして、退散することにした。
(スカイツリーと東京タワーがイラストされた新商品。)
明日は箱根だって。明後日からは関西に移動して、京都大阪を訪ねるそうだ。
今日は、一日広場で、中国交流に参加したテューターの報告もあり、
北京の福ちゃんからのお土産も届いた。
これまた、私の好きな八宝菊花茶とプーアール茶。
ありがとう。
お昼に食べ過ぎ、おなかいっぱいで、今日の晩ご飯はいらないな。
プーアール茶をのんで、消化をうながそう。
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4月1日にラボっ子たちを連れて、横田基地のマーティン一家を訪問する、約束になっていた。
ところが、スプリングキャンプから帰った後、なんと熱が・・・。もらってきちゃったかな。
マーティン一家には長男と一人お母さんも行くので、お願いして、私は休んでいることにした。
帰宅した長男から報告を聞いたり、写真を見たりした。
日本だし、近くだし・・・と言っても、
ゲートの向こうはアメリカなんだ、ゲートは国境だったんだと思わせられる一件だった。
まず、ゲートから入るのに、免許証と免許証の暗証番号、あるいはパスポートがいる。
車で入るなら車検証も必要だ。
暗証番号を思い出せなければ、警察まで確認に行くしかない。
子どもたちはIDがないよ、とマーティンさんに言ってあったが、
特に何という返事もなかったので、問題ないのか、大人がついているし、と思っていた。
ところが(私がついていたとしても)ラボっ子たちは我が子ではないので、保護者とは見なされない。
保護者の「同意書」が必要とのことだった。
まあ、この日は、一人は実の母がいたので、プラスアルファ・・・で通してもらったらしい。
やってみなければ、わからないことってあるもんだよね。
(ラボの国際交流では、このようなことを想定して、出発前に保護者の「同意書」をもらっている)
やっと入れてもらえたあとは、
クラブハウスで、ランチバッフェ(バイキング)を山のように食べたり飲んだり、
公園やマーティンさんのお宅で遊ばせてもらったり、
大いに楽しんできたらしい。
う、わ~、欠食児童か?目が肉しか見ていないぞ。
なんでナプキンが立ってるのかね~。
公園で
おやつもどっさり
盛り上がってるね
熊本の豊永Tのご縁で仲良くなったマーティンさん、4年生、3年生、2年生と4歳の息子たち。
子どもたちは日本の子と日本語で遊びたい(熊本では現地の普通の小学校に通っていた)
ということで、ラボっ子たちと遊ぶのを楽しみにしていてくれて、
でも、こんなにいっぱい行っちゃって、おおごとだったろうなあ、
ちゃんと後片付けはしたんだろうか、めいわくかけなかっただろうか・・・
熱に悩まされながら、心配していたが
楽しかった、またやりたい、来週は基地の小学校が春休みだ、などというメールが来て、
ほっとしている。
今年国際交流へいく子、来年行く予定の子は、どう感じたのかなあ。
楽しみや期待がふくらんだかなあ。
ただひたすら水分補給して寝て、食べられるものを食べて、とにかく寝る。
寝ぐされるし、腰が痛いので熱があってもお風呂に入り、また寝る。
全身倦怠疲労感で、筋肉痛。難行スポーツか過酷ダイエットと思えばいいか。
ピークが過ぎたな、と思う頃、すごい汗をかくようになった。あとすこしだ。
平熱になってからも用心して、だらだらすごす~。
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昨年が1回抜けているので、なんだか世代交代したなーという感じを受けた開会式。
知っている子、いないじゃん。などと思っていたら、
以前、別の交流で出会った子たちが、大きく変貌、成長を遂げていて、実に嬉しい。
「カトリーヌ!」と声をかけてくれる子たちもいて、
「なよたけの時!」
なよたけがテーマだったときのスプリングキャンプで同じロッジだった、というのだ。
あ~・・そうだった。
その時のテーマ活動の感動や、思い出が、よみがえってくる。
「あれから俺・・・」「今は・・・」など、成長のようすと近況をかいつまんで報告してくれて、
そうかあ、やっぱり、ラボって成長する場なんだなあ。
やめないでいてくれたんだなあと感慨ひとしお。
今回は、テーマが「国生み」だったので、
既にやりこんでいる子たちが新たにこの物語に出会った子たちと
どう、ライブラリーを楽しみ、物語を語り伝えていくか・・・とても期待していた。
いつもいつも新しい、おもしろい表現がでてきて、本当に新鮮だ。
イザナキとイザナミのついては、もう少し話し合い、えがきこみたかったなあ。
自然現象だけでなく、哲学的なものにももう少し、近づきたかったね。
大変な大雪で、排雪トラックが行き交う道路。
野外活動は、望湖台コースをのぞき、ロッジごとのアクティビティとなった。
運営上、しかたないか。久しぶりの雪上活動・・・
私はリレーで「はいはいで進め」なんていうのにあたっちゃって、
一気にチームを最下位に導いてしまった。
その後の自由・休憩時間・・・悪天候で交流広場開始が遅れていた。
先にテューターラウンジへ行こうとすると、同ロッジテューターが少し昼寝しようという。
そうだね、15分でも横になると、楽だわよね~。放送を待つ間少し、横になった。
そのまま・・・爆睡・・・
爆睡し続けてロッジ活動中も寝続け・・・・ホッレおばさんのテーマ♪が鳴っている。
「おい、どうする?掃除の時間だけど」
「上の部屋は、テューターが寝てるから掃除できないよね」
「じゃあ、上の部屋だけのぞいて、掃除する?」
「どうしよう」
シニアとキャンパーが相談している。
・・・まずい!迷惑になってる・・・
という夢をみた。 罪悪感、あるんだね・・・。
三日目は木島タローさんのワークショップ「I'm pressing my way」があり、素晴らしかった。
歌、合唱、歴史、生きるメッセージ・・・
「Serious message in happy package」という、彼のメッセージがばんばん響いてきて、
ラボっ子たちもとても感動していた。
キャンプファイヤでも、木島さんのライブがあり、なんだか、とてもステキな別れの集いになった。
テューターたちもなにか出し物を、ということで、
今年の国際交流のテーマSBであり、
木島さんのゴスペルのメッセージ(黒人の歴史)にも繋がる John Brown's baby を歌う提案をした。
ことばの宇宙にも出ていたのでみな知っていると思うし。
John Brown's baby の元歌は、John Brown's Body つまり屍(しかばね)。
ジョン・ブラウンの魂を忘れず、彼の屍を乗り越えて行進しようという北軍の行進曲、
愛国歌リパブリック賛歌だ。
そこで、キャンプファイヤーで合唱するバージョンとして、
John Brown's baby の歌にリパブリック賛歌のリフレインをいれ、
ハモりたい!という希望も入れ、
木島さんがアレンジしてくださり、すてきな二部合唱ができあがった。
木島さん、キャンプファイヤーで、ずっとピアノを弾いてくださり、
寒かっただろうなあ、指は大丈夫だろうか・・・
申し訳ないやら・・・
ラボっ子たちが、本物に出会えた、という機会をもらえたのは、とてもうれしい。
ラボっ子たち自身も、そう思い、感動している。
でも、ふと思うと、
全体活動(キャンプ全体、ロッジ全体)が多くて、いつもみんな一緒の行動、
違う活動をしてからシェアする喜びがなく、
宿泊のロッジ移動がシャッフルだったので、プログラムどおりに協力して動くことが要求され、
協力するし、感動しているし、楽しいんだけれども・・・
キャンプファイヤーでビスタがなかった、劇ソンをやめさせられたなどのようすを目の当たりにして、
独自性がなかった、なんだか、管理的だった・・などという感想をもった子もいたようだ。
私たちは、黒姫まで電車でいき帰りする独自コース。
黒姫駅で、信越線の反対側(直江津方面)へ帰っていくラボっ子たちと最後の別れをする。
長野、松本、甲府・・・だんだん、ラボっ子が去っていく。
松本駅で、トイレに行ったら、間違えて男性用に行ってしまい、居合わせた若者が焦っていた。
実は、その兄ちゃんをみても、私はなんとも思わなかったのだ。
どーも個室の数がすくないな・・とは思ったけどね・・・・黒姫ボケ。
高尾まで同行したラボっ子たちとは、車内でI'm pressing my way を歌ったり、
話し込んだり、大笑いしたり・・・トランプで大いに盛り上がっている子も・・・
新小6のKaは、大きい子たちに揉まれてたいへんなカルチャーショックを受けたことだろう。
目が、跳んでる。
「もう、思い出多すぎ、言えない!」とかすれた声で言っていた。
Kenちゃんは、楽しかったんだな~というのが一目でわかる全身表現になっていたし。
長男が迎えに来てくれて帰宅すると、
陸上の合宿で真っ黒に日焼けした三男が、テレビを見ていた。
次男は、行方不明。
夫は、残りの18切符をもって、いそいそ旅に出かけていった。
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明後日から、黒姫1班。どんな出会いがあるかな? スプリングに初めて参加するKaは?
今年は、雪たっぷりだね。
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二回目の合同練習。ひさしぶりにいきいきセンターで行う。このあいだ予約に行ったとき
「ね、春しかやってないの?」とおじさんに言われた。
え? やってますよお。年中、やってます。
たしかに、いきいきセンターを借りるのは春が多い。(夏も秋も冬も借りてるけどね)
春におおきい発表会があるんですよ。
それで合同練習をするのだが、みんなここが好き。ここの公園で遊ぶのが好きなの。
「カレーとかね。よくやってるよね。」
そうなんです。(カレーを食べる会、みたいになってる)
どたばた練習していると、プレイルームのKoちゃんがひょっこり現れた。
Koちゃんのおかげでお兄さん・お姉さんにさせてもらっているみんなは、
にこにこしながら追いかけ回し、連れ回し・・・・
ちょっとあぶないんじゃない~?と思うが、Koちゃんも楽しんでいるらしい。
忍耐の限界?(お互いに)の練習を1回どおりやって、はじめから最後までの動きを決め、
おやつをして、休憩する。
休憩後、Koちゃんが出るNRタイムのメドレーをみんなでやる。
Koちゃんが帰る。みんなにタッチして。
さあ、もう一回。
早く終わったら、公園で遊ぶ・・・そのために前よりはもう少しましだった。
このたぬきは、ユーモアいっぱいの表現。
セリフがばっちり決まって、楽しさいっぱいになるといいね。
夜、今日は楽しかったですと、Koちゃんのママからメールが来た。
メドレーでやったロックマイソウルを踊り狂っているそうだ。
みんな、Koちゃんのロックマイソウルのかわいさに負けないたぬき、やってよ。
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