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発表前の様子 |
07月10日 (日) |
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地区発表会1週間前の合同パーティー。
休会明けの2日目の子も加わっての、
はるかぜとぷう(春風の、とぷう君)のテーマ活動です。
その子は休会なんてどこふく風。
さすがに染み込んだ経験が物を言い、良い気づきを連発していました。
「この台詞は人間じゃなくて、動物だと思う。」
と言うことで、
立つ場所ももちろん変わるし、言い方も変わります。
ライブラリーを聞いて、ちゃんとイメージを持って来ているからこその説得力でした。さすが。
剣道の大会等で忙殺されている息子も奇跡的に合理できて、
さり気なくパーティを支えてくれました。
前へ前へ、自分自分、だった息子が、
支える側に回れるようになった事に、成長をみました。
もう一例。
仲良しの子と一緒なら大声で言えるけど、
Are you afraid of the alligator?というたった一文を
独りでは、心許なくてなかなか言えなかった女子。
彼女もだんだん言えるようになってきていました。
活動を終えて、全員で会場の掃除をしている時、
1人のラボっ子が、重なった椅子の裏側で、
Wow! Rhino! という台詞を言ったのが
私の耳に入りました。
「え?そんな所にサイがいたの?怖い!」と私がふざけて返すと
すかさず、他の子もWow! Tiger!などと言い始めました。
その時、例の女子が目を輝かせながら、
待ってましたとばかりに、ホワイトボードの裏に走って行って
Wow! Alligator! と言ってくれました。
あの時の輝いたドヤ顔!皆さんに見せてあげたい位です。
なんだ、たかだかワニという単語ひとつじゃないか、と思う方もいるでしょう。
でも違います。
本当に口を開けて肉にかぶりつくワニを見た時など
実体験があるとことばは宝物として心に留まります。
ラボでは、それに近い疑似体験です。
「ワニはどう?怖いかい?」と自分が聞いて、
相手が、歯も尖ってると答える。そんな場面をやっていて
ワニ役の子が口を開けてないと、歯が見えないじゃん!と話し合う。
今度、ワニ役が口をパクパクしすぎると、
春風に吹かれて気持ちよさそうにしてるはずなのに、
怒ってるみたいだと感想を言う。
言われた方は、やれと言われたからやっただけと反論。
じゃ、ワニって見たことある?
なんて話をしながら、ワニの動きを皆んなで再現してみたり
絵を描いたり。
そんなやりとりが思い出としてあって、
尚且つ、やっと独りでも英語の一文を言える!という自信もついて、
そして本物の自分のことばになったのです。
だからきっと彼女は何十年経ってalligatorという単語は忘れないはずです。
そんな、遠回りにも見えるラボの英語習得ですが、
本人達が、心を動かし、楽しみ、そして口に出してるので、
お勉強で覚えた単語の何倍も、大切な宝物となっています。
発表を終えた後が更に楽しみです。
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