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アクリシオス王は選択ミスだね |
12月02日 (月) |
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「ペルセウス」での最後にアクリシオス王は、神の予言どおり自分の息子ペルセウスに殺されてしまう。
小学生の圧倒的な希望で「ペルセウス」が発表テーマに決まった当初中学生三人は
「最後がハッピーエンドじゃない・・・」
「いつも発表は終わりがハッピーに盛り上がるお話だったからペルセウスはちょっと・・・終わり方が微妙」
と乗り気ではなかった。
私も「最後複雑な気持ちで終わるのは、どうなんだろう。どんな終わり方になるんだろう」といまいち乗り切れない気分。「神の予言で決まった運命はどうせかえられない」というマイナスなイメージ。
ペルセウスがはじまって、動いたり、考えたりしているうちにだんだん最後の場面に気持ちが入り込んできた。最後ペルセウスの投げた円盤がアクリシオス王に当たり、息をひきとる直前のアクリシオス王の気持ちは?駆け寄った娘ダナエの気持ちは?複雑だからこそ考えがいがあった。考えたくなったのだ。登場人物の気持ちをこれほど考えたくなるテーマは、はじめてだ。
そして、ある日の中学生の会話
「アクリシオス王は最後死ぬとき、ダナエとペルセウスを海にすてたことを後悔してたと思う。」
「「運命」はかえられないんだよね。」
「うん。アクリシオス王は選択ミスだったよ」
「もし殺される予言だったとしても、ペルセウスを大切に育てていれば、自分のことを覚えていてもらえる。そうすればもしかしたらペルセウスに殺されなかったかも。殺されたとしても後悔はしなかった。」
・・・・・・などいろいろ話していました・・・・・
「たとえ運命だとしても、(最後に)後悔しないように、自分が何をするか!!だ!!」
中学生達のとても力強い言葉。若い子には未来へ前向きにむかっていこうとする本能があるんだな~。
これから生きてくいなかでいろんな事起きるけどそのときに「運命だからしょうがない」とあきらめるのではなく「この状況だけど、ここから自分が何ができるか」と希望をつないでいこう。
まさか「ペルセウス」のお話からこのような考えが生まれると思っていなかっただけにテーマ活動ってすごいなと感じた。
中学生達は「ペルセウス」をやった充実感でいっぱい。
ギリシャ神話いいわぁ~
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