|
 |
 |
 |
 |
[一覧] << 前の日記 |
次の日記 >>
|
司修さんの講演会と平塚美術館「絵本の原画展」 |
09月09日 (月) |
|
ラボで忙しい中、うまいこと時間がずれて、そこだけぽっかり空いていて
「あれ・・・行けるかも!?」という事が良くあります。
今回も、無茶といえば無茶と言えなくもないですが、
キャラバン隊(大学生ラボっ子)の6名に訪問してもらい、反省会まで終えた後でも、
ランチを食べずにタクシーで飛ばせば・・・間に合わなくもない??
てなわけで、合同開催したTをお誘いして、
「賢次+司修 注文の多い展覧会」記念講演
司修さんの講演会へと一緒にダッシュしたのでした。
ちなみに、キャラバン隊は言わずもがな、これぞ大学生という姿を見せてくれて
初めて見た保護者の方の「感動しました!こんな風に育ってもらいたい!」という
素晴らしい感想の言葉を頂戴する機会となりました。
(これまでキャラバン隊が結成された年は、必ずお呼びしていますが、
毎年、楽しい縦長異年齢での活動の時間となっています!)
テューター側の反省点として個人的にはいくつかありますが、大学生は本当によく対応してくれました。
今年は大学生たちに、キャラバン隊について疑問だった事をたくさん質問できたので
個人的にも非常に有意義な語らいの時間となりました。
10人いれば10通りのラボ人生があり、大学生まで残っているからと言って
みんながみんな「ラボ大好き、物語大好き、英語大好き、キャンプ大好き」という
見本みたいな子ではなかったという点や
体験やきっかけを通して、成長し変化していったというターニングポイントも
それぞれ違うという点が本当に面白い!それを聞けて本当に良かったと(毎年)思っています。
さて、タイトルに戻って、司さんの講演会。こちらも本当に行って良かったです。
母親を亡くした哀しみ、命を考えるに至る病気等の体験を通して、自身の絵が変わって来た事などを
穏やかな語り口でお話下さり、自分でも不思議なくらい心に届くことばに涙しながら聞きました。
自分に対して非常に厳しい、真摯でひたむきな画家でいらっしゃるのだと、そのお人柄を拝察しました。
また、この講演会にはSENCHOさんもいらしていたので、ライブラリーの絵を依頼する際の
お話も伺えて、大変嬉しかったです。
現在開催している「賢次+司修 注文の多い展覧会」では、
司修さんが描いて下さったラボ・ライブラリーの原画も多く展示されており、
私は初めて目にしたので、とても感動しました。(他に言いようがない!)
現在は個人蔵である原画なので、滅多に目にすることはできません。
そういう意味でも大変貴重な機会となりました。
そこに展示されていた「グスコーブドリの伝記」の原画は、青色が印象的で心に残り、
絵本を即購入。私の宝物になりました。
ちょっと話は変わって、グスコーブドリと言えば、つい最近小栗旬が声優で話題になった
アニメ映画がありましたが、私は見ていませんでした。
しかしこの講演会の後、たまたまTVプログラム表を眺めていたら放送すると分かったので、
録画予約して、観てみました。
ラボっ子にライブラリー作品の映像を先に見せることには抵抗があるので、普段は見せませんが
これはライブラリー作品ではないので、じゃぁ一緒に観る?というわけで観ていたら
子どもは正直。(笑)
息子は途中ですっかり飽きてしまって、もぞもぞ・・・
その後、楽しみに後回しにしていた原作の絵本を読んで、「原作の方が何倍もいいよ~!」と叫んでいました。
原作を何度も何度も読んでは、「悲しいお話だね。」
「どうしてこんな事(自己犠牲)できたんだろうね。すごいね。」と感想を言う姿を見て
宮沢賢治のことばを共に味わうことができる喜びをかみしめました。
「世界全体が幸福にならないうちは、個人の幸福はあり得ない」という有名なことばを
改めて思い起こしながら、宮沢賢治の他の作品や、司修さんの作品を堪能した一日となりました。
さて翌日は、息子を置いて、自分ひとりで平塚美術館へ行くつもりで、
地区研の準備に精を出していました。
その様子に感づいた息子が「どこ行くの?」と言うので、「絵本の原画展」と答えると
「なんの絵本?」とのこと。
「じぷたとか、ぐりとぐらとか・・・」と言ったが最後、おれも行くというので
ひとりゆったり美術館という至福のひとときは淡く消え去り、一緒に行くことにしました。
結果的には、往復の車内で、受けて来た感激や衝撃をシェアする相手がいて、
私にとっても楽しい時間になったので、一緒に行って良かったなぁと思いました。
個人的にはじぷたの原画に感動。
山本忠敬さんの絵本を見る目がとっても変わりました。
「たらばがにの はる」という絵本の原画は余りにも美しくて
クラムボンは笑ったよ…が、ふとフラッシュバックしたりしました。
それから池田龍雄さんの、三びきのがらがらどんは、かなり面白かったです。
まるでテーマ活動している子供たちのよう。絵本が欲しくなりました。
他にも知らなかった絵本があり、新しい出会いが私の活力となりました!
ひと足先に芸術の秋を満喫した土日でした。
|
|
|
<< 前の日記 |
次の日記 >>
|
|
|
|