|
 |
 |
 |
 |
[一覧] << 前の日記 |
次の日記 >>
|
ユーカリ |
08月24日 (金) |
|
杉花粉アレルギーである。他にも化学物質の臭い、匂いの強い花や木・・・
アロマやハーブというと、とっても身体によくてナチュラルですてきな感じがするが、
無害と言うわけではない。
杉花粉だって、自然界の物質だ。
きれいなユリも、頭痛をひきおこす。
こまったもんだな、と思うのは、ユーカリ。アレルギーにいいとさえ言われているから。
ナチュラルと称する虫除け、アロマオイル、香料にユーカリが・・・
「花粉症なんでしょ」と、善意で下さるポプリ・・・!!っっ
もらう前に、ユーカリが入ってないか聞くようにしている。
日本人も香りを楽しむようになっておるからな。
自分では、炊事にも掃除にも化学薬品はいっさい使わない。殺虫剤もやだ。
無香料のものや石けん、重曹など自然な物を選ぶようにしている。
香りを楽しむのは、食べられるものだけ。
それでも、「自然」と称して、やってくるのが、植物の匂い。針葉樹なんかもねえ。
サマーキャンプで、ご一緒した方が、アロマオイルをたしなむ方であった。
野外活動のあと、筋肉疲労には、アロマオイルがいいのよ~!とのこと。
すてきでおしゃれな趣味・・・と思って、あこがれるけどね。
ロッジ内ではその強烈(私にとっては)な香りを避けるようにしていたが、
みんなで玄関を出るときに、吸ってしまい、ひどく咳き込んだ。
のどがひっくり返ったようになって、吐きそうなかんじ。
びっくりした。自分でも、そういう反応がでるとは知らなかった。
夕食のとき、また、強い臭いがして、頭痛がしてきた。
「ごめん、やっぱり、だめだわ。」やめてもらうように頼んだ。
ふと隣を見ると、ラボっ子の手に、ピンクの虫除けブレスレットが。
「ユーカリ」と書いてあった。
これか!
ラボっ子は、アレルギー体質だそうで、お母さんが持たせたのだそうだ。
アレルギー体質にいいとは、とても思えんけどな!
(実は、私もコマーシャル文句に釣られて買いそうになった。買わんでよかった)
以下は、アメリカでの話である。
カリフォルニアに住んでいたとき、ユーカリの大木があちこちにあった。
ガバメント・ビッグ・ミステイクと言われている話だが、
昔、米政府の研究機関が、建材のためにユーカリをオーストラリアから導入した。
生育が早く、虫が付かないということだったらしいが、
まもなくユーカリは材木には向かないことがわかった。
ところがその頃には、強い外来種として在来種を駆逐しながら広がっていってしまった。
道路沿い、あちこちに大木の林が点在するようになったのだ。
車で走っていて、林立するユーカリを見つけると、外気導入口を塞ぎ、窓を閉め、
可及的速やかにその場を通り抜けるようにしていた。無言で息もしないようにして。
コアラがどうして寝てばっかりいるか、知ってる?
毒性が強くて他の動物が食べないユーカリを主食としているため、
その毒性を時間をかけて消化するために睡眠が必要なのだ!
ある地域のコアラは、毒性のないユーカリを食べるため、昼間からどしどし行動し、
繁殖しまくって(!)・・・きわめて珍しい。
そういうわけで自衛していたのだが、
ある時、幼稚園の遠足に引率ボランティアで行くことになり、スクールバスに乗って出かけた。
この道は、でる・・・
なのに、スクールバスだよ。無防備。
必死にガマンして、遠足の地に到着。
しばらく活動した後、ランチタイム・・・・なんとユーカリの林の下で。
お弁当の味も何も、なるべく息をしないようにして食す。
子どもの監督するふりして、なるべく、遠巻きにしていた。
帰りのバスでは、引率ボランティアというのに、死んでたね。
アメリカ人は、ポプリやキャンドルなど家で香りを楽しむ。
おしゃれなお花の形をした器具に香料の瓶をつけ、コンセントにさすタイプの物を見つけた。
あら、すてき、と思って、買ってきてすぐに使用・・・・
まもなく、朦朧としてきて・・・這うようにしていってコンセントから抜くのが精一杯、
ベッドに倒れ込んでねた。
数時間後、次男がエレメンタリーから帰ってきた。
物音を聞いて危惧するもむなしく、・・・・次男がやったことは想像つくでしょ。
その晩の夕食は、各自。
合成ものが悪かったのか、香料の成分が何だったか知らんが、
買ってきたものはすべて人にあげ、もう二度と買わないと誓う。
かつて、サンフランシスコでラボの高校留学のエバリュエーションに対応していたとき、
他の州のコーディネイターたちにサンフランシスコを案内したことがある。
突然、グルジア移民のタクシードライバーが、ユーカリの不満を言い始めた。
「ユーカリときたら、鹿の尿の臭いがする!こんなものがなんで存在するんだ!」
鹿の尿って、こういう臭いなのか!
そう思いつつ、したり顔でガバメント・ビッグ・ミステイクの話を持ち出したら、
「その研究機関に、私の父がいたのよ~」とコーディネイターの一人が告白。
「いいのよ、いいのよ、気にしないで。父の研究機関の話が出るとは、なつかしいわ」
コーディネイターたち、少女時代の話題で盛り上がった。私は黙っていたけどね。
進歩には痛みがともなう。
失敗も鷹揚に、認めるところがアメリカ人のいいところ、かな。
|
|
Re:ユーカリ(08月24日)
|
|
|
小枝( こえだ)さん (2012年08月25日 10時46分)
キャンプでアロマ
癒されそうだけれど、大変だったね
わたしも、イランイランが癒されるかと思って買ったらさ
ダメ(生活クラブのロールの)
虫よけのプレスレット、ものによっては怖いね
わたし、衣類の虫よけ
パラジクロールベンゼンがダメで、月桃使うようになったよ
ところで、コットン(綿製品)はどう?
インドのコットンの産地では、使う農薬が強すぎて
その地方から首都圏の病院に通う列車を癌列車と呼ぶとか
それほど発がん性の高い農薬を使っているというのでね
安い綿製品には気をつけたいところだけれど
オーガニックコットンはまだまだ日本では高いしね
晩夏は自律神経が乱れて、アレルギー反応が出やすいです
呼吸深くして、ストレッチして乗り切ろう
|
|
Re:Re:ユーカリ(08月24日)
|
|
|
カトリーヌさん (2012年08月25日 12時46分)
小枝( こえだ)さんへ、
>わたしも、イランイランが癒されるかと思って買ったらさ
ダメ(生活クラブのロールの)
生活クラブならまずは安心、って思うけど、自分の基準がもとだね~。
>虫よけのプレスレット、ものによっては怖いね
わたし、衣類の虫よけ
パラジクロールベンゼンがダメで、月桃使うようになったよ
私は、石けんをタンスにいれてる。
それで食われるウール製品はもう、あきらめる。
急に寒くなったりした日は、電車がオール異臭で、乗れないよ~。
>ところで、コットン(綿製品)はどう?
インドのコットンの産地では、使う農薬が強すぎて
その地方から首都圏の病院に通う列車を癌列車と呼ぶとか
それほど発がん性の高い農薬を使っているというのでね
安い綿製品には気をつけたいところだけれど
オーガニックコットンはまだまだ日本では高いしね
え~!?そうなの、しらんかった~。
インド綿って柔らかくていいのに、安いし・・・
今年も買おうかなと思って、迷っているうち、売れてしまった。
>晩夏は自律神経が乱れて、アレルギー反応が出やすいです
そうなの?知らんかった~。
|
|
|
<< 前の日記 |
次の日記 >>
|
|
|
|