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かみなりだぞう |
05月29日 (火) |
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唐傘の 骨はばらばら 紙ゃやぶれても・・・
この小唄には「かみなりさまあ~」と合いの手が入る、という記憶がある・・・
もうすぐラボというのに、すごい雷雨だった。今日はGちゃんをお迎えに行くことになっていたが、
「ちょっと、止み間を待ってからにします」とメールした。
うちの方は、雷がすごいのだ。
気象庁のレーダー・ナウキャストで見ると、2,30分すれば一段落かな、
そう思って、遅れて、お迎えに行った。
「いま、ちょうどテレビ見るところだったよ~」
また雷が鳴ってくるから、今のうちに行くよ。
車だけど、Don't forget your umbrella.
橋を渡るとき、小学生が何人か、ガードレールのところにうずくまって傘を広げている。
何しているのかな・・・
水たまりの水を車がはねるのを待っているのだ!何本も傘を広げて。
ばっかだな~、でも、らしいなあ。
うちの息子たちも、傘を何本ダメにしたりなくしたりしてきたことか・・・
SBは、今日はフルーツソングに燃えたね。
バルーンも、パレード・オブ・カラーズもやる。
Ladybugの本も読む。
それから・・・「へそもち」をやった。 今日の天気にぴったりでしょう?
雷のところは、ちょっとこわいね。
「もちつきじゃ!」 ちょっと~私の手を突かないでよ。
(私の「返し」に合わせて杵を振り下ろしている)
ラストシーンは、私が凧になってGちゃんをおんぶして空に上っていく気分・・
バルーンの絵を描きたいと言い、あくま族バルーンとヒーローバルーン??を描きはじめた。
おやつは、アルファベットビスケットと鳩麦茶。最近、アルファベットに興味があり、
ラボがおわるとノアのはこぶねパズル(アルファベット順に動物たちが並ぶ)に熱中する。
今日はパズルの代わりにビスケットを並べて遊ぶ。
Would you like some more tea?
Yes!!
また、雷が鳴ってきたから、近くに来ないうちに早くおうちに帰ろうよ。
Don't forget your umbrella.
「完全に忘れてた!」
ティムにクッキーをあげ、車に乗せて送っていく。さあ、ついたよ。
Gちゃんが、傘を開いたり、すぼめたりして、Open, shut them....とやっていると
どどーん!
「きゃあ~」 おうちへダッシュだ。
以前は、梅雨明けの頃の雷鳴とどろく中で「へそもち」をやったものだ。
梅雨前は、「だるまちゃん」なんだけどなあ。
しかし、なんで、虎の皮のパンツなんだろうなあ。
虎ではなく、寅、つまり鬼門に対する方角であることはわかっているが、
もうちょっと想像してみたい。
髪を「みずら」(顔の両側で結う)にしていた頃の古代の日本人が、
頭の上で髪を結っている半島の渡来人と、日本にはいない虎の毛皮を見て、
別人種、そんなふうな伝説ができていったのでは?と思うのも楽しいではないか。
現に、桃太郎伝説で、鬼として退治されてしまった百済の王子もいたしね。
夜、また滝のような雨になった。
さすがのティムも、デッキから動かない。
唐傘~の、と唄っていたのは、祖母たちだった。
雷がきらいで、
部屋の真ん中に正座して目をつぶり、耳を塞ぎ、微動だにしないで雷が過ぎるのを待っていた。
その祖母たちの縫った着物を、ほどいてみた。
驚くほど巧みに縫ってある。こんなことができるなんて、なんて頭がいいんだろう。
こんなことができて、電化されていない炊事洗濯もして、
子育ても家の仕事も畑仕事もして・・
そんな手仕事の結晶を、おいそれと捨てることができず、ほどいて、はぎれにした。
母の会で、今年の国際交流のお土産にと、
バラの花のシュシュやブローチを作ってくださっている。
なつかしい祖父母のアンティーク着物が、形を変え、別の場所で、友情を取り持つのだ。
オール電化のセールスの電話がかかってくる。
省エネ、節電のこのご時世に、よくまあ・・と思うが、
こんなに雷の多い地域には、むり!
雷様、へそもちをあげるから、うちにあんまり雨を降らせないでおくれ。
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Re:かみなりだぞう(05月29日)
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さちこさんさん (2012年05月30日 08時43分)
こんにちは!
かみなり、昨日は名古屋もすごかったです。
「かみなりこぞう」やりたいな~って空見上げてました。
マイパーティも国際交流のお土産に和布シュシュを作るのですが、
着物をほどいてつくるのは、なるほど~素敵!
カトリーヌさんがおっしゃる通り、
昔の日本女性の生活に対する気配り、知恵、行動力は驚異的。
ほんの100年前のことなのに、
それを廃れさせてしまっている現代女性の一人です。反省。
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Re:Re:かみなりだぞう(05月29日)
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カトリーヌさん (2012年05月30日 11時54分)
さちこさんへ、
古い着物、たくさんあるので、提供しますよ~。
着るには古すぎるのですが、端切れとしてまだまだ活かせますね。
昔は、着物をほどいて縫い直したり、うち着にしたり、長着にしたり、座布団や布団のかわ
にしたり、
端切れも、何かの芯や紐になったり、捨てるということがなかったですね。
ラボっ子のころの「かみなりこぞう」では、
黒子(ナレーション)や手っ甲などおばあちゃんが張り切って縫ってくれ、すっかり時代劇
気分でした。
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