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万次郎のおにぎり |
12月14日 (水) |
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ある万次郎の小説に、炊の万次郎が船の上で用意した(と描かれている)食べ物が載っていた。
鰹節と醤油をまぶしたにぎりめしだ。
船の上では、火種は絶やさずともおおぎょうな料理はできない。
米を炊くのは時間もかかるが、いつでも漁をしているわけでもなく、
また常に漁に備えておかなければならない。
なるほど、鰹節に醤油のにぎりめしか。
発表会を数日後に備えて、なんとか窮地を脱したいという思いもあって、
ご飯を炊き、鰹節と醤油をまぶして、おにぎりを作った。一人一つずつ。
鯨の缶詰も用意した。
ジョン・ハウランド号では「肉は海に捨ててしまう」んだけどもね。
幼児のGちゃんが、おやつ采配をにぎっており、長い針が5,短い針が7の時と言い渡した。
「それまでに部屋の片付けも済んでいること」とつけたした。
この日は、最後の練習なのに、私が音楽CDを忘れた。
それで英日でやったが、情景も動きもことばもまだまだで、アイデアや意見が出る。やっと。
やっと、だ。ここから始めたいくらいだ。なんで最終週にやっともりあがるかねえ。
もう一回やる、というところで、お母さんの一人が早めに迎えに来て、見てもらうことに。
おやおや、いつもと大違い。ふざけないでできるんじゃないか。
7時20分に練習終わり、5分で片付けて、
「万次郎の食べていたもの」というと、
「え~! いらない。先生の持ってくるもの、変な物ばかり!」と言っていた子たちも
おにぎりをみて集まってきた。
「おかか?いらない。おかか嫌い。」わがままは許しませんぞ。
「家に持って帰って誰かに食べさせる」
ちゃんと食べたら、くじらの肉だ。
「え~? おにぎりと一緒に食べたいのに~!」
おにぎりを渡し終え、年の小さい順に缶詰の鯨肉を楊枝で刺して食べる。一人一切れずつだよ。
小さな器から額を寄せ合って食べている。
どうじゃ? 変な物だったかね?
やっぱり、「食べること」で教育はなりたっている、と思う。
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こんぺいとうさん (2012年01月25日 10時09分)
みんなの活気が伝わってきました。
ほんとうに、食べ物って大事ですよね。
私も手作りのおやつを心がけていますが、たまに市販のスナック菓子に
すると「きょうは、ちゃんとしたお菓子だ!!」だって。失礼しちゃう!
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