直前保護者オリエンテーション コロラドとカリフォルニア |
06月26日 (日) |
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オリンピック記念青少年センターで行われた国際交流の直前保護者オリエンテーション。
今年は震災やそれに伴う通信・交通機関の乱れがあり、安全管理面での協力を特にお願いする。
財団のホームページで帰着状況を照会できるようになったり、いざというとき、個人・ラボのみならず、
ホテル・JTBの安全管理マニュアルとともに協力して行動することを強調。
さて、後半は州別オリエンテーション。どこにステイするとしても、基本的には同じ。
最大の安全管理は、引率である。その集団行動に協力できることが重要。
ステイ中のあれやこれやは、今までの人生・しつけの積み重ねが全て出る、と言っていい。
そして、帰国時のこと。
ほとんどの親子が、行くまでのことで精一杯、帰国時のことまでまわらないうちに出発してしまう。
ぜひ、帰国時の取り決めを親子で確認して、保護者は国際交流ガイド、参加者は国際交流ノートに、
それぞれ帰宅の取り決めの、同じ内容を明記しておいてほしい。
とはいうものの、州によって異なる気候や土地柄。
私の今日の担当は、カリフォルニアとコロラド。
どちらもとても美しい国立公園などがあり、日本からはあこがれの地でもある。
でも、有名な所しか知られていないことも・・・。
カリフォルニアは、日本の国土より広く、北海道から沖縄までの気候があると思ってほしい。
北の海岸地方は、夏でも肌寒い。内陸は北も南も、とても暑い。高地は朝晩は冷える。
南の海岸地方はとてもいい陽気だが、海水は冷たいことがある。
アメリカ一高い山と、アメリカ一低い所がある。
南に行くほど、暑くなり、砂漠があったりする。
乾燥しているので、水は貴重。乾期でもあり、水の無駄遣いは御法度。
果物やお米を栽培しているので、外から持ち込まれる農産物にはきびしい。
そのかわり、アジア・日本食材などは、割と簡単に手に入る。
カリフォルニアあきたこまちという銘柄米がある。
近くに日系人も住んでいるかも。日系人の苦労された歴史も興味を持ってほしい。
コロラドは、ジョン・デンバーのロッキー・マウンテン・ハイの歌のように、自然豊か。
高地なので直射日光がきつい。町があるところは谷間なので暑いことも。
朝晩は冷える。
大陸横断鉄道や家畜の集積地もあり、絶景。
ほとんど降水量がなく、水源といえばロッキー山脈の雪解け水のみ。
また大陸分水嶺があり、ここから、太平洋側、大西洋側へと流れていく。
州境は地形に関係なく、緯度、経度による直線で、政治的な決定によるもの。
フォーコーナーズという、4つの州の境目が一点に交わっているところがあって、
四つんばいで四州を一度に踏める。
コロラドはかつてスペイン領で、地名もスペイン語から。
カリフォルニア同様、スペイン系(ヒスパニック)が多い土地柄。
またインディアンの歴史が古く、悲しい歴史も。カリフォルニアからの移った日系人も多い。
日本との姉妹都市も多いそうだ。スポーツの聖地としても有名ですよね。
コロラドは若田さん、カリフォルニアは宮澤和史さんがかつてホームステイしたところ。
どちらも、国立公園が豊富にあるので、滞在中、近くの国立公園へ行く機会はきっとあるだろう。
そうしたとき、活躍しているパークレンジャーにぜひ、注目。かっこいいです。
自然科学やキャンプの知識を豊富に持っている頼もしいガイドだ。
世界中の大学生が夏休みのアルバイトに来ていることもある。
このホームステイから、さらにはばたいていく子がでてもふしぎじゃないね。
でも、いちばんいいところは、ホストのおうちだと思うよ。
日本と同じお米は、短粒種(Short grain rice)、豆腐(tohu)も醤油もスーパーに売っている。
ぜひ、がんばって。
そうそう、牧場や農場へ行く人は、くれぐれも安全に心がけてほしい。
破傷風は済んでいるかな? 破傷風の有効期間は10年。
赤ちゃんの時の三種混合のあと、12歳で再接種することになっているけど、やったかな?
農業とは、命を育てているのです。そう簡単な仕事じゃないです。遊び半分でできることではない。
もし、手伝わせてくれなかったら、信頼を得る別の方法を柔軟に考えよう。
もし、手伝わせてくれたら、「きたない」「くさい」「大変だ」なんて思うのは恥だよ。
あなたにしかできない役割が必ずあり、その家族のなくてはならない一員になってほしい。
あ~!いいなあ。流れ星、見れるかなあ。バナナスラッグ(ナメクジ)に遭遇するかなあ。
いってらっしゃい。
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Re:直前保護者オリエンテーション コロラドとカリフォルニア(06月26日)
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ぼっくりさん (2011年06月26日 22時38分)
カトリーヌさん、今日は大変お世話になりました。
カトリーヌさんならではの様々なお話、さりげなく笑いも織り交ぜての
ひとつひとつが本当に興味深く、まさに”耳ダンボ”で、もっともっと
ずっとお聞きしていたかったです。
水を飲めば、色々”解決”!!という一言も印象的でした。
Pat Englishさんは、今年が最後の年なのですね。
子ども達がお世話になるタイミング、益々貴重なものに思えてきまし
た。
コロラドは若田さん、カリフォルニアは宮沢さんがステイされた州とい
うのも改めて意識しました。
国立公園やキャンプに思いを馳せて、親としてもいよいよ出発まであと
少し、なのだなと気持ちが膨らみました。
短い時間の中での簡潔、貴重な情報を沢山ありがとうございました。
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Re:Re:直前保護者オリエンテーション コロラドとカリフォルニア(06月26日)
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カトリーヌさん (2011年06月26日 23時24分)
ぼっくりさんへ、
お水を飲むことはとても重要です。おうちを出発するときから、三日間で身体中の水分を入れ
替えるつもりで飲みましょう。そうしていると、ホームステイに入る頃、自然に飲めるように
なります。時差ぼけも便秘もすっかり解消!
また、お会いしましょうね。
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