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雨ニモマケズ・・・ |
06月17日 (金) |
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男シニアクラスで賢治作品を・・・どれにする?・・いろいろ話し合って、「注文の多い・・」
にしたのに、今週また変わって、結局「雨ニモマケズ」に決まった。
夏の発表まであと一ヶ月、4人という少人数で、きちんと魂を込められる活動にしてほしい。
「オレにはあってると思う。オレ、和風だから。イギリス風の紳士なんか、なあ。」
「今日、学校に能の人が来てね、能の言い方で雨ニモマケズを言ってくれたんだよ。」
「あ~め~に~も~ま~け~ず?」
雨にも負けずってどういう意味?
「雨だから学校行きたくねえなっていうときも、頑張って行く。」
カルテットだね、ちょうどいいと思う。
「え? 6人だよ。CDは。」 え?そうなの?「うん、そう聞こえるよ」そうなんだ~。
「玄米って何?」
玄米と胚芽米と白米を持ってきて、生米をかじってみたり、比べてみたりした。
小6のYoの家は、胚芽米を食べている。どうしてお母さんは胚芽米を選んだのかな。
「栄養があるんだって言ってた。」
「オレは、白米がうまいと思う。」
一日に玄米四合って、どうなんだろう?
「結構、量あるよね。」「おにぎり8個ぶんくらいだべ」「一日にそれって、つらくね?」
「他に味噌と野菜だけだろ?肉とかねえし。」
食べ盛りの野郎ども・・・一人で炊飯器抱えて食べるっていうTakeは「オレ絶対むり」
松の林って、何本くらいなんだろう?
Yo「森よりは少ないんだよね、林だから・・・数十本」
Take「そんな多くねえだろ。数本だろ。」
Ken「林は、2本」
(後になってTakeが、森は3本、森林は5本と言い、YoがKenちゃんの言葉にやっと納得)
震災で松林が流されちゃったんだよね・・・・
「でも、一本残ったんだよ!」そうだね。「震災の松だよ!」
負けず・・・・という感じだねえ。
「東に・・・」というところは、文章をみるとそこだけ漢字が多い。他はカタカナなのに。
一文字め、東西南北の間に「行」という字が入っている。この部分はどういう意味なんだろう。
「困っている人がいたら、どこへでも駆けつけるという意味。」
なるほど、だから「行」が目立つんだね。
「ねえ、デクノボーって、どういう意味?日本語?」
「木偶人形っていうだろ。」「意味ない奴っていうことだよ。」
日照りの時は涙を流し・・・・って?
「雨の代わりに涙を流す。」それって水不足の何の役に立つの?
寒さの夏はおろおろ歩き・・・
「冷害って、これかあ。」「余り役に立ってはいない人だよね」「だからデクノボーなんだ」
苦にもされず・・・・
「心配されることもないってこと」「嫌われてはいない」「信頼されてる」
なんだか、誰かを思い出しちゃった・・・・たいして役に立たないが憎めない奴。
そういえば、いつも静かに笑っていたなあ、小さい頃。
デクノボーの英語が思いっきりおかしいと笑うSh。
脳みそない奴っていうのがストレートだから。
「人間の体重支えるには20年しか生きられないんだって。脳があるから生きられるんだって。」
へえ~、そうなの?
『雨ニモマケズ』って変な題。『私がなりたい人』とかにすればよかったのに。」
「これは詩として書いたんじゃなくて、普段持ち歩いてた手帳に書いてあったんだって。」
え?そうなの?
「それで、隠してあったのを、死んでから、片付けてた人が偶然見つけたんだって」
じゃあ、詩として発表したわけじゃなく、自分の気持ちを書き付けていたんだね。
「本心ってこと?」
「なんで、こんな人になりたいのかなあ、本心で。」
そうだねえ、Yoだったら、あの人すごい~!とか言われたいよねえ。
「うん、尊敬されたい」そうだねえ。
毎日、雨で、寒々しい。
薔薇は腐るし、お腹は冷えるし・・・
暑いであろう夏を待ちきれず、玄関前の庭木を剪定して、明るくした。
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