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基地のアメリカ人 |
06月14日 (火) |
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先週の土曜日、ジュニアリーダー広場の実行委員会へ、Kiちゃん(小6)と行ってきた。
その往復のJRで、基地のアメリカ人たちに会った。
行きの立川で、乗り換えにちょっと戸惑っているらしいので、「どこまでいくの?」と聞いてみた。
「え~っと」とごそごそプリントを出してきて、「オチャノミズ」だという。
じゃあ、この電車で大丈夫。新宿の二つ先よ。
「ドモアリガトゴザイマス。」
お茶の水にアメリカ人のいきそうな観光地は思い当たらないので、乗り換えてどこかへ行くんだろう。
最近、青梅線でアメリカ人をよく見る。おでかけですかね。
帰りには、家族連れのアメリカ人たちと隣り合わせた。
赤ちゃんまでいる子ども連れの二家族だった。
ベビーカーの幼児はぐっすり、低学年くらいのお兄ちゃんはうれしそうにはしゃいでいる。
やはり低学年の女の子は、あちこち見回している。
そして抱っこベルトのなかの赤ちゃんは、電車の中で作ったミルクを飲まされていた。
楽しい一日だったのかな、お疲れ? どこへ行ってきたのかな?
聞いてみると、故郷のルイジアナから友達家族がやってきて滞在しているのだそうだ。
ルイジアナ? おおスザンナね。Don't you cry for me!
今日は、江戸東京博物館へ行ってきたのだとか。
江戸東京博物館は両国。お茶の水乗り換えだ。じゃあ、朝の人達も・・・?
ブーム?
基地で紹介されて東京見物にくりだしたのか。東京に来たばかりの人が多いのかしら。
あのー、今の状況、心配じゃないの?(日本に遊びに来れるような雰囲気なのかしら)
「全然、毎日、線量を計測しているし。理解しているから。
それより、東京の人(日本人)は、どうなの?」
そうねえ、地震もそうひどく揺れないし、線量も高くない。
政府を信じて、冷静に対処するしかない。多勢が避難する先もないしね。
「日本人の冷静さには、本当に感動したわ。」
努めて冷静に行動しようとしています。パニックになったりすることは恥だと思うから。
こういう場合、日本人はまず黙って、あまり動かないようにする。
それから情報をきいて、判断しようとする。
「日本人のそういうところ、本当にすごいと思うわ。」
「ねえねえ、冷凍ギョーザを買ったのだけど、どうやって料理するの?」
「うちの学校にも4-Hあるわよ。」
「その子(Kiちゃん)何歳?私は10歳児の教師なの、私の生徒くらいの年に見える」
私が途中の拝島でラボっ子と別れて降りると言ったら、
「じゃあ、私たちがこの子の面倒をみるわね!福生まで」と言ってくれた。
小6のKiちゃん、ドキドキだったろうね。
私たちの間に挟まれて、やりとりを全て聞いていて、
時々聞き取れることばに耳をすましていたそうだよ。
新聞やテレビのニュースでは、アメリカの対応について、なかなか厳しいことを言っているが、
基地のアメリカ人たちは楽観的に見える。
例年、アメリカの夏休みにあたるこの時期は、基地の家族は本土に帰る事が多い。
向こうのおじいちゃんおばあちゃんにしてみたら、今年は特に
「帰ってこい!」と思うに決まっている。
なのに、電車に乗って、都心に繰り出す人達がいる。
家族でアメリカから遊びに来る人達がいる。日本は大丈夫だよっていうことらしい。
ラボの国際交流でも、思いがけず多くの受入があり、既に決まってしまって
完全に出遅れたな。
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Re:基地のアメリカ人(06月14日)
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ミッキーさん (2011年06月15日 15時23分)
お久しぶりです。
加藤パーティのみなさんが送って下さった救援物資の一部を、
隣のアパートに超してきた、被災者ご家庭に差し上げました。
原発のために引っ越してきて、お子さんが3人いるというので、
文房具や辞書は喜ばれました。
改めてありがとうございました。私も嬉しいです。
基地のアメリカ人の方々の放射能に対する反応は割合楽観的なんです
ね。日本はいろいろですがね。
色んな考えがあっていいのはわかっているけど、やっぱりこういうふう
にネガティブじゃない気持ちでいてくれる方がいることは救われます。
でもこんな福島だけど、今朝も沿岸部コンビニの駐車場で関東や九州か
らのボランティアさんと沢山遭いました。思わず深々とおじぎをすると
びっくりされましたが(笑)
そんなことするなんて、
「私もおばさんになったな~」と、ひとり苦笑していました。
カトリーヌさんが出会ったアメリカ人の方々にも、心の中で
深々とおじぎをいたします☆
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Re:基地のアメリカ人(06月14日)
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カトリーヌさん (2011年06月15日 21時07分)
私もアメリカ人の楽観的な雰囲気に癒されたのです。
うきうきして遠く都心まで、遊びに繰り出すアメリカ人たち・・・・
地震と原発事故の直後は、AFN(米軍ラジオ)もなかなか聞き応えがありましたよ。
あの時から、基地の人達も教育と訓練と理解を重ねたにちがいありません。
そういう教育的なことをすぐ導入するところは、アメリカのいいところですよね。
文具などの融通、お世話さまです。ミッキーさんを通じて、私たちも少しは役に立てたよう
です。
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