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カリフォルニアゼファー 05月05日 (木)
カリフォルニアからの風。タイトルに選んでいるのは、それだけでなんだか、楽しい気分になるから。
カリフォルニアにいた私がそうなれるよう、そんな話題を運べるように思ってつけたけど、
帰国して10年になる。
今日、カリフォルニア4ーHのコーディネイター、パット・イングリッシュさんより、メールが来た。
震災以来、ずっと心配してくれている。
電気も暖房もない部屋にいると思うと涙が出てくると言ってくれていた。
パットは、涙もろい。そういうところも、恩師藤井先生に似ているところ。とても心があたたかい。
あのパットが私たちのために泣いてくれているかと思うと、私も涙が出てきた。
それほどに悲惨であることも、改めて思った。
私もパットの顔を見にカリフォルニアに行きたかった。
私が行ったら、ズッキーニブレッドとBBQをごちそうしてね、と返信したら、しばらくたって
You are too cute with your comments ときた。きっと思い出したんだ。
私がカリフォルニアでパットの家に泊まったとき、忙しいのに手作りのズッキーニブレッド、
だんなさんのジャッドがチキンのBBQをしてくれた。

さて、何が「ゼファー」かというと、カリフォルニアのあるカウンティの4-Hが、
日本の子どもに手紙を書くプロジェクトをしたい、という申し入れだ。
一昨年、ラボの子を受け入れて、素晴らしい体験をしたので、という。
どうしたらいいかと思っているところへ、私のラボっ子から「桜レター」が届き、
具体化したいと言ってきたのだった。

桜レターは、私のパーティで行ったライティングプロジェクトだった。
小さな子でも英語の手紙を書いてみようというもの。あてさきはコーディネイターだ。
2月末に始めたのが、震災で中断し、4月になってからやっと投函できた。
友人知人のコーディネイターの名前と住所を紙に書いておき、ラボっ子たちが選んだ。
聞いたことある地名や、先輩がステイした州・・・
パットの所へも何通か届いたそうで、喜んでくれた。
なにか答えや見返りをもとめて出したのではない。
書く練習だから、つきあってね、というものだった。
カリフォルニアの4-Hでも、日本に手紙を書くことで、いい経験になると考えたのだろう。

カリフォルニアも地震が多い。ったって、日本の比じゃないけどね。
小学校は、避難経路確保のため、校舎は一階建て、教室のドアは二つ。
屋内の広間と屋外の運動場に直接でられるようになっている。
避難訓練も頻繁に行われていた。(もちろん、地震のためだけではない避難の訓練)
あるとき、地震があって、台所の床のタイルにひびが入った。
地震とは別に、電力危機もあって、輪番停電も経験した。


風が吹いてくるのを待っています。
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