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宮城県名取市の飯澤テューター 避難所報告(2) |
03月26日 (土) |
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避難所でボランティア・コーディネーターをなさっている名取市の飯澤テューターの報告(2)をアップします。
ラボっ子達も、飯澤テューターと同じ避難所でボランティアをしているそうです。
飯澤テューターは背中で大事な事を示しているのですね。
3月中はパーティはお休みとのことですが、ラボっ子達はいろいろな人とのコミュニケーションと未来の作り方を実地で学んでいるのだと思います。
テューター子弟達も留学先で頑張っていますね。
海外からの支援もありがたいですね。
それにしても、必要なところに必要なものが届くにはどうすればいいのだろう。
*以下、飯澤テューターからの報告です。
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オーストラリアにいる息子もチャリティーや募金活動を始めたようです。
ハワイにいるラボテューターのお譲さんも募金活動を始めたそうです。
ある大学生は被災届けを出せば、授業料免除になるということを知らせると喜んでいました。
ラボっ子も避難所でボランティアで活躍しています。
お年寄りの水くみ(まだ、給水車に頼っている地域もあります。)掃除などをして避難所暮らしの手伝いをしています。
今週末はラボの車がこちらに来てくれるそうです。
今日は近くのクリニックに行ったついでに寄付してもらったポケットティッシュとタオルを学校がやっと28日に授業再開するので教室に避難していた250人の家を流された方々で別の小学校の体育館に引っ越した避難者に配ったらとても喜ばれました。
支援物資のダンボールが体育館のステージに山積みしてありましたが、開封して配る人手がないのです。
みんな今日の夕食の炊き出しで精一杯です。
学校に避難している人たちは仮設住宅に移れるまで約1年間、何回か移動するだろうと覚悟しています。
親戚宅からまた居づらいからと避難所に戻って来る人たちもいます。
食料がなかなか手に入らないからです。
親戚や自分の子供がおいでと呼んでくれるが、やはり同年代の仲間で一緒にいたいと言っています。
お風呂に誘ってくれたけれど10日も風呂に入っていないから手おけでお湯をかけてきただけで、いいお湯だったーとおばあちゃんたちは言っていました。
でも、今日は蔵王のホテルやゴルフ場が使ったトイレ掃除をするという条件で無料でお風呂に入れてくれる送迎バスが来て、みんな大喜びでした。
私の相棒の元民生委員はゴルフ場やホテルに行けない障害者を自宅のお風呂に招待しています。
私もゆりが丘の友人も尚絅学院大の学生をホームステイを引き受けようと大学に話に行きました。
今日はまた無情にも雪がどんどん降っています。
今日、嬉しかったこと
1.名取市保険センターに行ったら、イラン駐日大使が来てゆりあげの被災地を視察して缶詰め食料をミニバスで持って来てくれて、副大使で外交官の方がイランイラク戦争の時に助けてくれたから何かしたい!と6人位のイラン人たちが激励に来てくれました。日本人赤ちゃん孤児を養子にしたいという人もいて感動しました!
2.名取市災害ボランティアセンターに宮城県内外から毎日たくさんのボランティアが来て倒壊家屋のがれき片付けをしてくれています。今日は最高の350人来たそうです。みんな手弁当です。
3.高校生ボランティアが託児に慣れて来て夜泣きが激しかった幼児が笑って遊べるようになった。
4.今日大阪からトラックにカップ麺を積んできた人が名取市役所で間に合っているからと断られた。
名取二中体育館に直接来て、うちの娘達が二中も間に合っているからと、昨日引っ越したばかりの高館小学校体育館を教えた。
炊き出しでてんてこまいしていた避難者が受け取ってくれたと言って喜んで帰ったそうです。
みんな困っている所へ届けたい人がいっぱいいますが、本当に困っている所へは道路が通じていないし、ガソリンが足りないから行けないのです。
本当に毎日たくさんの支援物資が道路開通とともに届きます。ありがたいけれど余ってしまって困ります。 飯澤寛美テューター
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