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国生み、始まっています |
02月23日 (水) |
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小学生4人に、年少さん一人のクラス。今日はいつもの幼稚園が人形劇で不在のため、自宅で行う。
ソングバードをGちゃんとAyちゃんと二人でソングバードをして待つ。歌えるようになってきたね。
This Old Manは、「ろーじんほーむって言ってるみたい」とAyちゃんが言う。
そうだね、そう聞こえるね。
その前はGive your dog a bone. <犬に骨やれ>だよ。帰りにティムにあげてね。
遅れて現れた3人を迎え、One,One,Oneを、口ソンでやる。
犬のぬいぐるみを持って、一人一番ずつ歌って、次の人に犬を渡す。
アイコンタクトできてないと落としちゃうよ。
「国生み」のナレーション、どこやりたい?
始めからみんなで読んでいきながら、意味を考える。
ほこって何? 剣? 槍? どうちがうのか、どういう武器なのか、
それを持つことがどういう意味なのか・・・・話し合っていく。
こおろ、こおろって、どういう感じ?
「大きくかきまわす」「重たい感じ」「どろどろしたものをやる感じ」「粘ってる感じ」
「力がこもってる」
そうかあ、重くてどろどろして、粘っている感じのものを、力をこめて大きくかき回すんだね。
どこから?
「虹の橋の上から」「息ができないくらい高い空の上から」「だから重い」
落ちた先がどのようにして島になるのか、そこにある塩の柱ってどういう物なのか、
そういえば、鍾乳洞って行ったことある? 鍾乳石の柱ができていくのは、長い時間がかかるんだよね。
でも、そんな感じがするなあ。
みたことがないと言う子たちのために「大きい子に内緒で行こうか」内緒でって言うのが好きだよね。
「トム・ソーヤに出てくるよね」そうそう。
塩の柱を回るって、こう? どこで出会うの? それじゃ半周りじゃない?
一回りって言うことは・・・? 半周りしたところでは、会わないの?
「会っても、黙ってる」「みていない」「会ってないんじゃない?」
もしかしたら、柱の裾は山すそのようになっていて、山道の上と下を通っていて会わないのかも。
「元の場所に戻ってきた時に、初めて会うんだよ」
ヒルについては自分の川での経験を話したり、葦舟にいれて流すのは、お葬式なんだという。
なるほど、もう死んじゃってるの? イザナキとイザナミは、悲しいのかな?
「出来損ないの子どもだから、悲しくないんだよ。
「まだ死んでなくても、もう生きられない」「死んでるのと同じ」
「大八島が7つしかない」「淡路島を入れて、ってことだよ」
「ほのあかい島影は、真っ赤じゃなくて、かすかに赤いってこと」
「水に赤い絵の具がちょっと混ざったような色」
・・・・・・
火の神が生まれるところで、意味するところは・・・火で作られる物は「ガラス」「お皿」
「剣」・・・・「炉ってなに?火の戸って書いてある」火の戸だから、火のおうちだよね。
火のおうちって言えば?
「竈」「ストーブ」「コンロ」「たきび」
モリーふいごをふいてね、っていうのは・・・?「火を強くする」「時代劇で竹の棒も使ってた」
すごく火の勢いを強くするとどうなるの? 「熱くなる」「どろどろに溶ける」
先生の指輪もね、始めからこの形じゃなくて、火の力でこういう形に作ったんだよ。
地下の国のタブーを破るところでは、
「つるのおんがえし!」「みるなのはなざしき!」
「いつも女がだめっていうことを男が約束破る!」
国生みを聞きながら、いろいろ考えがあるらしく、アイデアや解説がいろいろ出てくる。
物語の言葉に沿って、その意味するものを話し合いながら、小学生たちは熱がこもってきて、
いいかんじだったんだけど、
Gちゃんの上にNちゃんがかがみ込んだとたん、Gちゃんが立ち上がり、二人がゴツン!
よくあることだが、痛かったねー。
大きいNちゃんが泣いてしまったので、年少のGちゃんがびっくりして「ごめんなさい!」
ほお、Gちゃんから初めて「ごめんなさい」ということばが出た。
今まで、一番年下のGちゃんは、みんなが気を使ってくれて当たり前という状況で、
自分が人に謝ったことはなかった。
それが、初めて、「ごめんなさい!」と言ったのだ。何回も。
Gちゃんの頭とNちゃんのおでこを、保冷剤で冷やし、もう、おやつにしようね。
「あまりにも痛くて、いいよって言えなかったの」と後でNちゃんが言っていたが、
子どものおこすいろいろな事件が、その子たちを育てているんだなあ、と改めて思う。
NちゃんもGちゃんも、帰りにティムに骨型クッキーをあげて、帰って行った。
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