☆☆☆子ども英語教室:英語環境の大切さ:事例1☆☆☆ |
11月21日 (日) |
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さて、最初はサンサンとトムの事例からです。
フフフ、ちょっと大昔の話なので恥ずかしいのですけどね。
サンサンとトムは何十年も前にハワイ州立大学に留学したことがあります。
二人は同じ高校に通っていて、一緒に留学の試験を受けたのです。
当時、日本復帰前の沖縄では米国政府からフルスカラシップが
受けられるというプログラムが始まったのです。
高校の成績がある程度良くないといけないというのが
第一条件でした。
これに関しては留学してからわかったことがあるので後で紹介しますね。
さて、英語の成績ももちろん良くないといけませんね。
沖縄の石垣島の八重山高校ですから
まさに僻地の誰も知らないような高校です。
でも、その高校には石垣島出身で早稲田大学第7代総長になられた
大浜信泉氏のことばが石碑に刻まれているんですよ。
さて、その高校でサンサンとトムは、成績を競い合っていました。
英語はいつもサンサンが上位。
他の科目は、まぁ、ほとんどトムが上位を取っていたかなぁ。
で、留学のための試験や面接が何回も何回もあって
無事、二人とも留学が決まったのだけど
トムは、補欠だったの。
成績は良いのだけど聴いたり、話したりする英語がいまいち。
で、サンサンはというと、英語を聴いたり、話したりするのが
うまく出来たので、それはどうしてかなと考えたのね。
で、トムとサンサンの育ってきた環境に違いがあることがわかったのです。
サンサンはトムと違って英語の環境がたくさんあったの。
まず、両親がクリスチャンだったので
良くアメリカから派遣されていた宣教師さんや牧師さんの
家族と接する機会が多かったの。
宣教師さんや牧師さんはもちろん流暢な日本語が話せるのですが
その奥さんや子ども達はあまり話せなくて、、、
家族間の会話はもちろん英語。
それを傍でなんどなく耳にしていた、、、のがサンサン。
でも、奥さんも子ども達も少しずつ日本語を覚えていったのですけどね。
それも石垣島なまりの日本語を、、
家族ぐるみでいろんなことがありました。
お食事をしたり、ピクニックに行ったり
日曜学校で一緒に聖書のお勉強をしたり、、、
話していたのは日本語でしたけど。
英語を教えてもらっていたわけではないの。
また、サンサンの父親は開業医だったので
よくアメリカ軍の基地内でのイベントにもお呼ばれしたり、、、
もっと早く、サンサンが生まれたときから
米軍人さんの家族などが父親の病院に来るとまだ小さかったサンサンを
抱っこしてくれたりして可愛がってくれたそうです。
そんなこんなで決して英語を教えてもらっていたのではないけれども
英語が話されている環境に居た、、、、
でも、トムにはそんな環境が全く無く、
ひたすら日本語の環境で育ってきた。
それがサンサンとトムの育ってきた環境の違いでした。
なので、決して英語をネイティブに教えてもらったわけではなかったのですが
サンサンは英語を聴いたり話したりすることに
あまり苦労することなくなじんでいくことが出来たのです。
トムは補欠で留学のテストに合格したのですが
ある生徒がある理由でキャンセルが出たので
サンサンとトムは高校を卒業してから
一緒に留学することが出来たのです。
留学してからは、更に英語のテストを受けてクラス分けされるのですが
サンサンとトムは違うクラスでした。
トムは一番下のクラスからのスタートだったの。
サンサンはもうちょっと上のクラスからのスタート。
トムは大学のコースととりながら
最後のELIのコースのお勉強を続けていたかな。
トムはとてもよく頑張っていました。
二人は育った環境の違いから英語に対する興味や意識付けが違っていたのかもしれません。
英語の環境の大切さはわかってもらえたでしょうか。
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でもね、ここからはトムの名誉挽回をしますね。
トムは一生懸命英語をお勉強しながら、
一緒に大学のコースをとり始めることができました。
英語は最後まで残して、、、
そして、一年目が終わったときに、トムは honor student として
Honor's Club に所属し、なんだかとっても偉くなったのです。
数学や物理、化学、生物などの科目は一緒に取っていたのですが
彼はもともとお勉強が良く出来たので、
全部成績が良くて、全科目Aを取ることができて
びっくりでしたぁ。
物理や化学が苦手なサンサンは逆に教えてもらっていたかな。
このような科目は日本語より英語のテキストのほうが論理的で
わかりやすかったなぁ。
サンサンは途中で看護学部から社会学部に専攻を変えたりして
単位を少し落としたけど、4年半で卒業。
トムはきっかり4年で大学を卒業し
成績優秀だったので、大学院は教授のassistantをしながら
奨学金をもらい、頑張って卒業したのです。
(英語のコースは最後まで残していたので
英語や文型のコースを取ったときには
成績がちょっと落ちたのですけどね。)
という、まぁ、英語だけではだめよ、
いろんな科目のお勉強も大切だという
おまけつきの英語環境が大切、、、という
お話です。
ラボのライブラリーの環境はその英語環境に
匹敵するとサンサンは考えています。
お家で聴いた歌や物語を、パーティでみんなで
歌ったり、やりとりしたりする、、、
いつも英語に触れている、、、
最高の英語環境ですね。
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Re:☆☆☆子ども英語教室:英語環境の大切さ:事例1☆☆☆(11月21日)
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とんかつ姫さん (2010年11月27日 00時00分)
あ~そうだったんですね、サンサンと接していていつも感じる、自然
体、でも厚い(この字で表現したい)ラボへの姿勢、関わり、発信のバ
ックボーンは、どこから来ているのか、と思っていたら、やはりその環
境からの確信だったのですね。
このまま一冊の本にして頂きたいような豊かなエピソードから、英語環
境としてラボを置くこのことの良さを実感させられます。
私も多少の英語環境から、中学で英語を始めた時、英語の向こうにあ
る、当時遠い憧れだった英語圏の文化への夢が広がって、英語が好きに
なった思いから、ラボを始める方に「英語の環境をご家庭の文化に加え
て頂けると思いますよ」とお話しすることがあります。
そういったことが言葉に表さなくてもサンサンやご家族からにじみ出て
いるのが、私が感じた「厚いラボへの姿勢」だったのかも知れません
ね。
この数日間の日記が心地よく心にしみてきます。
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Re:Re:☆☆☆子ども英語教室:英語環境の大切さ:事例1☆☆☆(11月21日)
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サンサンさん (2010年11月27日 06時34分)
とんかつ姫さん
>あ~そうだったんですね、サンサンと接していていつも感じる、自然
体、でも厚い(この字で表現したい)ラボへの姿勢、関わり、発信のバ
ックボーンは、どこから来ているのか、と思っていたら、やはりその環
境からの確信だったのですね。
⇒お久しぶりです。
お元気ですか?
まぁ、今、ネイティブ、ネイティブとなんだかネイティブ志向が高い
ので、ラボがいいのよぉと言いたくて、、、 なんです。
>このまま一冊の本にして頂きたいような豊かなエピソードから、英語
環
境としてラボを置くこのことの良さを実感させられます。
⇒いえいえ、恥を忍んで、、、なので、、、
>私も多少の英語環境から、中学で英語を始めた時、英語の向こうにあ
る、当時遠い憧れだった英語圏の文化への夢が広がって、英語が好きに
なった思いから、ラボを始める方に「英語の環境をご家庭の文化に加え
て頂けると思いますよ」とお話しすることがあります。
⇒そうですね。きっととんかつ姫様も英語環境に対する深い関わりの中
からラボへの情熱を感じていらっしゃるのだということはわかります。
>そういったことが言葉に表さなくてもサンサンやご家族からにじみ出
て
いるのが、私が感じた「厚いラボへの姿勢」だったのかも知れません
ね。
⇒ラボは自分の中ではまずは自分の子ども達にも自然に英語に触れて欲
しい、自分に与えられた貴重な体験をシェアしたい、日本の子ども達に
還元したいという気持ちが大きくあってここまで来ていますね。
>この数日間の日記が心地よく心にしみてきます。
⇒いつもほんとにありがとうございます。
感謝!!!
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