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中国交流25周年記念行事を日本で 05月20日 (木)
先に北京で行われた中国月壇中学とラボとの交流25周年記念式典に参加し、長年の交流を振り返った。
この秋には月壇の先生方が来日され、日本での記念行事が行われる。
今までの周年記念行事も盛大に行われ、今回の日本での行事、中国側もきっと期待されていることだろう。
本日、財団とラボテューターの第一回目の実行委員会が行われた。
一番貢献度の高い九州に対するリスペクト、今後の交流の促進などの点から行事内容を話し合った。

お昼を取りながら、さらに自由に話し合う。
ペットや韓国時代劇の話も。
韓国の時代劇を見ると、やはり地続きというのはこういうことか、どの時代の時代劇を見ても、
常に他国に対して交流および緊張・抗争状態にある。
日本の時代劇でそれを描いているのは遣唐使時代と幕末だけ。
歴史的に文化交流は、長い間先進文化摂取の目的があったため、
日本では、近代以降は欧米化が重要視された。
富国強兵、殖産興業の目的は欧米化とアジアの征服であった結果の遺恨、
また戦後はさらに欧米を向き、アジアは後進的とされ、学ぶ対象でなくなってしまった。
それがアジア交流の壁になっているのではないかという。
しかし、歴史上、大陸文化が先進文化であり、日本文化の源流になっていることは明白。
中国に行くと、懐かしい気持ちがするのはそのせいだ。
漢字、ことば、ものの考え方、学問、生活・・・
日本の国を形作ったほぼすべてが大陸と半島の文化なのだ。

ラボの中国交流が西高東低となっているのは、日本文化遺産とも言えるべきものが関西以西に集中しており、
文化の源流について考える機会も関東以東では少ないのではないか、そう感じる。
日本が国際的だったと言えるのは、やはり遣唐使のころまでじゃないか?
日本が国と言える状態になった頃、中心は近畿、
その東の端は、せいぜい美濃、尾張あたりで、そこもすでに東国。
それより東は、まつろわぬ民として征服する対象だった。
反対に、江戸は鎖国、東京が中心になった明治以降は前述のように富国強兵・脱亜入欧である。
また各地方から個々に出てきているため、地域的なルーツもまとまらない。
関東地方の意識の低さは、こういうことも関係しているのかも知れない。


しかし、だ。
いまの韓流・華流ドラマの盛況をみよ。(私もおかげさまで朝鮮の歴史通になったよ)
そこから自国を振り返り、相手の国を考えるいい機会になっていくことだろう。
ことばと交流で橋を架けていくラボのプログラムは、短時日のお楽しみではないから25年も続いたのだし。
戦争の痛みを乗り越えるには時間をかけて、理解し、交流し合っていくことが必要だと思う。

夏には、月壇からの生徒たちがやってくる。
今では日本に修学旅行でも行けるようになったそうだが、
生徒たちは、ホームステイあり、キャンプありのラボの交流を望むという。
冬は上海からやってくる。ラボランドの大雪をみて喜んでいるよ。中国交流ロッジも好評だ。
訪中だけでない、受入やキャンプでの関わりもとっても楽しい。
そして秋の記念行事には、ぜひ、多くのテューター、これからというラボっ子の参加を意識してほしい。
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