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スピリチュアルな体験 05月08日 ()
ゴールデンウィーク中に、すっかり季節が変わったようだ。朔日夜から、実家に片付けに行っていた。
実家の庭木の剪定、草むしり、使わない布団をジッパー袋に入れてしまったり。
いいお天気で助かった。
息子もティムも連れず、ひとりで行ったので、大変だったが、気は楽だった。

実家の、使っていなかった車は、やはりバッテリーがあがっている。
他にやることもたくさんあるので、JAFのお世話になることに。
庭仕事をしながら待っていると、比較的早く来てくれた。
「一刻を争う事態というわけではないから、後回しでもいいです」って言ったんだけどね。
おや、JAFらしからぬ人がいる・・・・なぬ?テレビ局の取材いいですかって?
GW中のJAFの活躍を同行取材しているのだそうだ。
うわあ・・・この庭仕事中汗だくの・・・・う、ラボシャツ着てればよかった!!!! 
実にくだらない、つまらないこと(使わない車が車庫でバッテリー上がり)で、すみません。
放映しないかも? うん、そうだよね。いいです。
でも、これから、遠出するときは、ラボシャツっていいかもね。
サービスエリアとかでラボシャツ見たら、うれしいじゃん? 懐かしく思ってくれる人もいるかも。

アメリカに住んでいる頃、イエローストーン国立公園などの観光地で、4-Hシャツの子を見た。
こちらも、三人の息子のだれかがいつも着ている。
「Hey, Santa Clara County?」なんて会話がうれしかったよ。
思いがけなかったのは、ある時、話しかけて来た相手が、ワシントン州の4-H事務所の人で、
なんと共通の知り合いがいた!
さすが全国組織、と思ったものだ。後年、次男がワシントン州にホームステイしたしね!
住んでいるところでも、4-Hのステッカーを車に貼っていたら、
大家さんが「4-Hに入ってるのか? いい選択だ」と、信頼度アップ。


実家の仕事に疲れると、充電してもらった車を動かして、ドライブした。
両親や祖父母の墓参りとか、買い物とかだけどね。
ある日、ちょっと遠出するかという気になり、父方の祖父母の故郷、知多半島の常滑に行ってみた。
祖父母の話によく登場する地だったが、私自身は当時用もなく、ほとんどいったことがない。
明治生まれの祖父母の故郷っていったって、もう変わっているに決まってる。
もし、祖父母ゆかりのお寺でもあれば、と思いながら、ぐるっと走る。
祖父は浄土宗、もちろん今、墓は刈谷のお寺にある。
祖母も、常滑の曹洞宗のお寺から墓を刈谷に移して持ってきていた。
どちらも常滑の寺にはすでに関わりもなく何十年もたつ。
祖父母の若い頃の話はおもしろかったが、
祖父自身、高齢まで生きたので、晩年は、友人知人が亡くなるたびに葬儀で常滑にでかけ、
ひどく消沈していたのを思い出す。
それで、私にとって「常滑」は晩年の祖父の悲しそうな、疲れた表情と相まってしまう。


「しょうじゅいん」という名前を記憶していたので、考えながら走っていると、正住院というのがあった。
古くてどっしりした由緒ある寺のようだった。
これが何宗なのか、なんと読むのか、わからぬままに境内へ踏み入れた。
お寺の人らしき人が出てきたので、由緒を聞いてみると、浄土宗だという。
らしき・・・というのは、ふつうの格好をして、短いが髪もあったから。
エネルギッシュな話し方の方で、見えないが、82歳だという。
ご自分の家族のことや、寺のことをいろいろ、愚痴まくりながら、私の問いにも答えてくれる。
話があっちこっちするのは、かなりの博識で、それでもちゃんと話題を戻すあたり、
歳はとっているがすごいな、と思う。
刈谷から来た、というと「三河のことはあまり知らん」とのこと。
刈谷と常滑はそう遠くはないのに、やはり境川を隔てて、尾張と三河のくにに分かれているんだなあ。
もう帰ろうと思って挨拶したところ、刈谷のなんて言う名字だ?という。
「井田です」というと、
「井田与三治さんなら、知っとる。親父の同級生だ。」という。驚愕していると
「ここから墓を刈谷に持っていった。俺が精ぬきして、トラックに乗せてやったんだ」
という。
30年近くも前に82で亡くなった祖父を知っている人がいるとは・・・。
じゃあ、祖父の晩年、同級生の葬儀で出かけた中には、この方のお父様もいらしたのだな。

「井田与三治さんの孫なら、ちょっと来い」ということで、
由緒がわかるようにお寺の広報誌と住職が監修されたという絵本をいただくことになった。
絵本の方は、ちゃんとお代をおはらいさせてもらった。
そんなタダでもらってくるなんて、おじいちゃんが許さんしね。

祖父母はもちろん、両親も亡くなり、
もう縁もゆかりもないかと思う地で、祖父のことを知っている人に出会えたのは、
おそらく、最後の機会だったのだと思う。
もうじき、その祖父母の命日、墓にも参ったばかりだったし、会わせてくれたんだね。
ああ、そういえば、思い出した。
祖父が亡くなって、総本山のひとつ京都の光明寺に参ったとき、
光明寺さんは刈谷の寺はご存じなかったが、しょうじゅいんは、ご存じだった。
祖母や両親が、「さすがにしょうじゅいんさんのことは知っとらっせる」と話していたのが、
正住院だったんだ。

人が住んでいたことは、しょうもないことじゃないんだな・・・。ちゃんとその人の生が残っている。

GW中、働いて、また帰京する。
途中中央道のある区間が火事で通行止めになっていた。
その間、飯田で降りて、引っ越したばかりのラボファミリーに会っているうち、
通行止めも解除になり、あとは比較的スムーズに帰ることができた。
だれかが、私を助けてくれている。

ありがとう。
Re:スピリチュアルな体験(05月08日)
みかん(でこぽん)さん (2010年05月24日 20時19分)

なんだか、いい話だな~と、初めて読んだ時に思いました。何回、読ん
だのかな?地理的なことは、全くわからないのですが、住職さん(?)
との、会話に心惹かれました。

「だれかが、私を助けてくれている」
という、フレーズも、いいなあ~と、思いました。

充電?電気自動車??・・・よくよく読んだら、バッテリーの充電です
ね?充実のゴールデンウィークでしたね。私は、ボーっとして過ごして
しまいました。
Re:スピリチュアルな体験(05月08日)
こんにちは!さん (2010年06月11日 10時34分)

その節はありがとうございました。

HPをおすすめにご紹介させていただたいのですが、よろしいでしょう
か。併せて、日記でもご紹介させてください。
ずずずーーーっと吸い込まれるように拝読しました。

余談ですが、常滑の「正住院」さんは私の実家のすぐすぐ近く。
裏の通りは日々行き来した懐かしすぎる道、境内でも遊んだり…
驚きました。こんなところで出会うとは…
82歳のご住職のお孫さんは、確か、妹と同級生です~
思いっきり余談で失礼しました。
ビックリしたので、思わず書き込ませていただきました。
また来ます!
Re:Re:スピリチュアルな体験(05月08日)
カトリーヌさん (2010年06月11日 13時23分)

ふーちゃん!
すごいところでつながっていくんですね!
おじいちゃんの力は、亡くなった後も根を張っているんだと感動しています。
ますますふーちゃんを身近に感じさせてもらいました。
ありがとう!
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