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海の楽隊**波に託す想い |
04月22日 (木) |
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4月というのに、寒い日や、夏のような日々が交互に訪れめまぐるしい
お天気。今日は雨。でも、4月の雨は、5月の花盛りをもたらしてくれる
から、我慢しなくちゃ。体調管理と体力の向上に、このところ時間さえ
あればプールにかよっています。
遠足が終り、合同練習も回を重ねてきたマイP。途中、クラリネットを
大1のAyがもってきてくれて、皆で触ったりしましたが、やはり
「江ノ島効果」は、大きかったようです。
嵐のシーンでの、波が荒れ狂うところ等は、今まで何度声かけしても
一直線に、つまりお互いが並行に移動しがちでした。ところが・・・
「波は同じ方向だけじゃないよ」と言い出し、(それって何度も
テューターが言ったよね・・)、「船にぶつかってお互いにぶつかる」
と言い出し・・・(だから、それもテューターは言ってたでしょ!?)
あぁ、体験ってすごいと改めて想いました。
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今まで、子供達に敢えて任せてきたセリフ。船の乗組員の誰がどのセリ
フを言うのか、とか、クジラはどのクジラがどのセリフなのか・・とか
本当に、子供達がこうしようと言うまで、我慢して黙ってきました。
ここにきてようやく「僕は、このセリフがいいたい」とか、「このセリ
フはこのクジラでしょう」とか、やっと個性が際立ってきました。
はぁあ~っ、良かった、我慢してて。ほおっておいたら、まさかの
全員斉唱?になるところ。それでもいいや、と腹はくくっていたのです
が。
このお話は、含むところが大きいせいか、私も子供達も例年より
自由でのびのびした気分で取り組んできたような気がします。
というより、のびのび自由なテーマ活動の本来の意味を問いかけてくる
ようなお話なのだと、解釈するようになりました。
最後のシーン、世にも不思議な音楽が波間に漂う・・・・江ノ島の海と
水族館の海の生き物から何を感じたのか、子供達は真剣に話し合い始め
ました。彼等の言葉で表したものはこんな感じです。
『海の上と、海の中の間(=あわい)を表現したい。波が深い
深い海の中から湧き上がってくる。その波が、海面の上をキラキラしな
がら転がっていく、まるでメロディがポロポロと流れて行くように』
う~ん、なるほどね。私の思惑とは少し違ったけれど、彼等の想いは
分かる気がしました。波が表面的なものではないことあたりに、
少しだけ「江ノ島効果」があったかしら。ともかく子供達がみんな
意見をだしあって、イメージを共用しようとする姿こそが、「遠足」の
成果かもしれません。
ラボのテーマかつどうは、不思議なもの。ダンスを専門に習っているわ
けでもないのですから、彼等の想いがどの程度見ている方々に伝わるか
分かりません。でも、少なくとも大きい子から、小さい子までが
同じ想いを抱きつつ、マイPの「海の楽隊」のメロディを奏でようと
していること・・・・このことこそが発表会に向かう大きな意義だと
想う、この頃の私です。
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