|
|
|
|
|
[一覧] << 前の日記 |
次の日記 >>
|
☆☆☆英語(ことば)は英会話ではなく、物語から学ぶ。 Welcome to Labo!☆☆☆ |
03月24日 (水) |
|
ラボは英会話教室ですか?
そんな質問をされることがあると思います。
ん~、英会話ねぇ。
確かに物語の中で、登場人物のやりとりはありますけどねぇ。
ワフ家は会話だけで成り立っているし、
ジュリアスシーザーもそうですねぇ。
でもね、英会話っていうと
場面設定をして、
たとえば、「駅で、、、」とか、「デパートで、、、」とか
あり得そうな状況を設定し、やりとりを組み立て
それを暗記する、、、
決められた言葉でやりとりをする。
もし、そんな感じのことが英会話、、であれば
ラボはちょっと違いますね。
いえ、だいぶ違うでしょうねぇ。
ラボは物語活動なのでライブラリー(物語CD)にはかなり語りが多く入っています。
語りと言うと一般の方たちは首をかしげるでしょうねぇ。
英会話じゃないと役に立たないってね。
果たしてことばを学ぶということはそういうことなのでしょうか。
赤ちゃんがことばを学んでいくときに、
果たして最初から会話だけを教え込んでいくのでしょうか。
赤ちゃんは、周りのいろんな人のやりとりを音として耳にしながら
生活しています。
決して赤ちゃん語だけではない世界です。
赤ちゃんには、まずママが優しく語りかけて行きますね。
語りかけながら愛情表現をしているのですね。
ことばは気持ちを伝えるものです。
ママは赤ちゃんに話しかけるとき、
ことばに愛しているっていう気持ちを乗せて伝えています。
赤ちゃんはそんなやり取りの中から、コミュニケーションを学んでいきます。
まだまだことばという認識はありません。
でも、ママたちはそのうちに赤ちゃんに可愛い絵本を見せたりしますね。
絵本を読んであげる。
これが実は言語習得の基本の一つなのでしょうね。
どんな国にも子どものための絵本がたくさんある。
絵本はかならずしも会話だけでなりたってはいませんね。
もし、母語を習得するために、会話だけが必要だとしたら
どうして世界の国々にこれだけ多くの物語があるのでしょうねぇ。
それは子どもたちが物語から、
いろんなメッセージを受け取っていくからでしょうかねぇ。
と同時に、いろんなことを考えるすべを学んだり、生きるすべを学んだりしていく。
物語の大切さは世の親御さんなら、よく理解しているところですね。
英語を習得するときも同じだと思えませんか?
そうなんです。
人って朝起きてから寝るまでの間に、いつも誰かと話しているわけではありません。
目覚めた瞬間から、何かを考えている。
その考えている部分が、物語の語りの部分なのですね。
ですから、実は言語習得を考えるときに
会話だけを学んでも不十分なのです。
やはり語りの部分も学んでいかないと、
その言語で考えることができるようにはなかなかなりません。
幼い時から、物語活動をしていくことの大切さが
そこにあるのですね。
遠回りのようでも、決して無駄にはならないのが
ラボの物語活動です。
変に教え込んでいかない、
子どもたちの自主性を大切にしながら
ゆるやかに行われていくラボの物語活動。
Slow education!
実は自然にことばを習得して行く過程が
そこにはあるのです。
やりとりは、単にことばを文法通りに並べて言うことではなく、
ことばに気持ちを乗せて、その気持ちを伝えていくものですね。
そんな気持ちを育てる、心を育てていくことも必要。
そんなことを大切にしながら活動しているのがラボです。
I'd like to welcome all the children to Labo activities!
|
|
|
<< 前の日記 |
次の日記 >>
|
|
|
|