|
|
|
|
|
[一覧] << 前の日記 |
次の日記 >>
|
「ポーの一族」とNR |
02月04日 (木) |
|
萩尾望都といえば、ポーの一族。あまりに耽美的で、狂信的なファンもあり、それでもやっぱり魅惑的。
昔のまんがはけっこう前衛的だったり、進歩的知識、文化紹介、啓蒙の役割も果たしていた。
萩尾望都もとても博識で、奥深い作品のなかにNRがよく使われている。
Who Killed Cock Robin? から、そういえば・・・・と思いだして、
久しぶりに「ポーの一族」を読み返してみた。
Who Killed Cock Robin? Humpty,Dumpty、A was an apple pie・・・・
まるでその文化圏にいるような使い方だ。
文化と知識のちがいは、ちょっと知ってるじゃ無い、生活の中に自然にとけ込んだ使い方ができるか、か。
長男が高校の頃、「ねえ、マザーグースっていう言葉を知っている人はいるけど、
ナーサリーライムっていう言葉をつかうのは、本当に英語文化を知ってる人だよね」
と言ったことがあった。
同級生の中に、そういう子がいて、惹かれたのだ。
優秀な子で、生徒や先生たちからも「あの○田くん」という言われ方をする子だった。
ただ勉強ができるだけでなく、教養の高い子として、長男も、一目おいていたらしい。
PRのGちゃんのお母さんに、Who Killed Cock Robin?の話をふくらませようとして、
「萩尾望都(はぎおもと)って知ってる?ポーの一族の」と言ったら、ご存じなかった。
うーん・・・・若いのね。
もうちょっと上の年代のお母さんに言ってみたら、「知ってます。読んだことはないけど」
Tパーティによれば、「こちらは、パタリロ世代です」
パタリロも、元は萩尾望都に対するオマージュでクックロビンを出したのだが・・・・
パタリロの作者が、ギャグ路線になる前は、耽美的な妖精のような作品を描いていたのを、
この世代は知らないだろうなあ。
私より年代が上のテューターたちに言ってみたら、突然華やいで・・・・
あの時代の空気を思い出させてくれた。
もうひとつ、おぼろげながらおぼえているのは、三原順の「はみだしっ子」のなかの
泣き叫ぶような「Who Killed Cock Robin?」
パーティのNRは、絵本もできてきて・・・・これはなかなかの出来だ。
ちょっと欲張りすぎたか、手を広げすぎたかなあ。
もっと絞って、「完璧にできる」を目指すべきだっただろうか。
手を伸ばしただけで終わりそうな子も、絵本を作りながら、楽しんだと思うよ。
早口言葉や、コックロビンの塗り絵も楽しかった。
今回、ラボっ子たちとのWho Killed Cock Robin?は、それほど深くは行けなかったけれど、
子どもたちはいつか思い出すだろう。子どもの頃の不思議な言葉との出会い。
|
|
Re:「ポーの一族」とNR(02月04日)
|
|
|
うーちゃんさん (2010年02月11日 16時35分)
子どもの頃の不思議な言葉との出会い。
いいフレーズですね。私にもライブラリーやソングやラボの交流を通じ
て得た、言葉や知識や感覚がたくさんあるなあと思い返しています。自
分の財産ですね。
|
|
|
<< 前の日記 |
次の日記 >>
|
|
|
|