刑事コロンボとThis Old Man |
11月29日 (日) |
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機嫌の悪いテレビをゴムのトンカチでぶったたきながら、まだまだ見ている我が家。
どうしようもないときはあきらめて、機嫌のいいときにそれっとばかり・・・・
今、海外ドラマは、マーリン、コロンボ、イ・サンなどがおもしろい。
コロンボは、なつかしいけど、容疑者がかわいそうになってくることもあるよね。
今にしてみると、ロサンジェルスでなぜ、あんなコートを着ているのか、
だって、話している相手はTシャツだったり、ビキニだったり・・・
道路の並木がヤシの木だったりするのに、なんで背広にコート?!
サンフランシスコならまあ、わかる。シアトルならなおさら、でも、ロスだよ。
ポケットが多くて、探すところも多い。
だから、ホントに、いらいらするんだろうな、容疑者。
この間の「自縛の紐」は、この日本語のタイトルのせいで半分種明かしみたいなもの。
(日本語の題って、そういうの多い。「はだかの」王様とか・・・)
英語のタイトルは、AN EXERCISE IN FATALITYだ。これだと、靴ひもが決め手になるとは思わない。
だが、しかし、劇中、コロンボが歌うのだ。海岸に容疑者を訪ねるとき、This Old Man を。
しかも2番。これでShoeが出てくるから、「靴」が伏線と、NRを知っている人なら気がつく!
そしてその推理をどう展開していくのかが気になってくる。
すごくニクい演出だと思うね、あそこでThis Old Manを歌わせるなんて。
そのあと、自分の靴紐が切れ、ついには靴ひもを結んでもらっている少年のシーンがあって、
ああ、やっぱり「靴」がキーワードだったんだと、
今度は視聴者の頭の中に、This Old Manの繰り返しのリズムが確信となってたたみかけてくる。
NRをうまく演出に使っているドラマや映画は多い。
その共通のメンタリティを響かせて、物語が複層的になる。
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Re:刑事コロンボとThis Old Man(11月29日)
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dorothyさん (2009年11月30日 05時15分)
刑事コロンボは、この作品のあと、
This Old Manをコロンボにくちずさむ
ようになりましたね。
バス・チューバをコロンボが演奏
するのも、この曲でしたね。
コロンボ大好きの私は、ラボでこの曲を
歌うたびにコロンボのシーンを思い出します。
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Re:Re:刑事コロンボとThis Old Man(11月29日)
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カトリーヌさん (2009年11月30日 16時53分)
dorothyさん
さすがはdrothyさん、おいかけてますね~。いつになくこわいくらい怒っているコロンボの
ベースにThis Old Man、いい取り合わせだと思います。
もともとピーター・フォークが好きな歌なのでしょうか?それとも演出が?
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