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inactive |
09月15日 (火) |
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アメリカに住んでいたときの名残で、銀行に僅かばかりの預金がある。
帰国する頃、ドルと円のレートを考えて、どうしたものかと思っているうちに、
9.11が起こって、高額な現金を持っていると空港で怪しまれるという事態になり、
まあ、無くなるわけじゃなし、クレジットカードも使えるし、アメリカに行ったときにチェックも使えるし、
そのうちまたドルが上がるだろう、十年周期、そう思ってそのままにしていた。
だが、ドルは下がる一方、日本でドルのクレジットカードを使うと損だし・・・・
使わないでいるうちに期限も切れた。新しいカードも使う機会がなかった。
何年も使わないのでカードも更新されなくなった。
去年、シャペロンでアイオワに行くとき、クレジットカードを再発行して使おうと思った。
アメリカの銀行の預金をアメリカで使う分には、レート換算がないからね。
そこで、電話したら、その銀行の窓口まで来てくれという。
「アイオワ、ですか・・・・・」アイオワには支店がない。
だいたい、何でアイオワ? 大都市には行かないんですか? 電話の向こうに不思議な沈黙が。
結局、クレジットカードはあきらめ、向こうではチェックを使った。これはけっこう便利で、
スーパーなどで買い物をするとき、多めの金額を書いて渡すと、おつりを現金でくれる。
つまり、10ドルくらいの買い物をしても、50ドルのチェックをきれば、
40ドルの現金がATMに行かなくても手にはいるのだ。そうやって現金補充ができる。
あまり出し入れのない銀行口座が、去年だけはにぎやかだったね。
出し入れがないと、手紙が来る。
inactive になるぞって・・・・凍結?
そのたびに、手紙を返送して手続きしてきた。
今年、inactive の手紙がまた来た。どこどこの電話番号にかけてコンタクトをとれという。
いつものことだ。だが、電話かあ・・・。
さて、夜中に国際電話をかける。ロサンゼルスだ。
繰り返し流れる音声で、要件ごとに何番を押せ、といってくるおなじみの対応。
実はうちの電話はダイヤル回線。プッシュ回線でないので番号を押しても繋がらない。
そのまま辛抱強くまっていれば、「人間」がでる・・・・はず。
10分経過・・・・もうだめだな、こりゃ。
そう思って、ロスではなく、去年電話で話をしたサンノゼ支店のミスター・オカムラにかけてみる。
もうやめちゃってたらどうしよう。
「ハロー」
あー、ミスター・オカムラ? (やった!よかった。)
あとはミスター・オカムラに事情を話し、本人確認作業をして、手続きをお願いすることができた。
ミスター・オカムラは、日系人らしい。日本語で話ができるのだ。
「OK,じゃ、ぼくが手続きする。この後もクローズしたらまた電話して。これでいい。」
ふふふ。日本人銀行マンだったら、こんないい方しないもんね。
なんだか、日本語で話すと、お客の私の方がばかていねいになっちゃって、変な感じ。
この程度だったら、英語で話せばよかったかな。英語の方が簡単だよ。まわりくどくないもん。
知らない銀行用語が出てきたらどうしようと思ったが、関係ない用語が出てくる話なんかしない。
今の生活に直接関係ないけど、inactive が回避できて、さっぱりした気分なのだ。
また、シャペロン、行きたいな。(また、支店のないところ、だったりして)
アメリカに一ヶ月も滞在するのに、いわゆる大都市に、トランジット以外では行かないなんて
ラボでしかありえない。
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