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WHT東京公演 |
08月29日 (土) |
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国立青少年オリンピック記念センター、カルチャー棟小ホールにて、WHT東京公演が行われた。
午前中にA Pinch of Salt、午後、Romeo and Juliet。
ピーター親子と俳優たちはバンに乗って八王子のセミナーハウスを出発。
私たちは電車でオリンピックセンターへ。受付準備、舞台の打ち合わせなどを行う。
若者のボランティアたちがオリンピックセンターの車両入り口と小ホールの搬入口でバンを待っていた。
「近くまで来たらナビの案内が終了してしまい、今どこにいるかわからない」とピーター。
ええええ~~~~~~っっっ? 今どこにいるか、わからない? じゃ、どうやって誘導するの?!
一瞬、どうなることかと思ったが、表通りにでて、やいのやいの電話しながら誘導し、
バンが見えたときは本当に嬉しくて、飛び上がって合図した。
(ラボT着た中年のおばさんが往来で英語でどなりまくりながら飛び上がったりしている図って・・・)
滞りなく、搬入、設営、準備完了!
スタンバイして、さあ、始めます!
ピーターを紹介し、そのあとで私が導入をする、という打ち合わせだったが、
ピーターは、明日帰国なので、思い入れも強く、3~5分の挨拶のはずが延々、思いの丈を話している。
通訳もしなければならないし、時間もおしてくるし、ひえええ~。通訳も早口になり、巻きに巻いた。
「ひとつまみの塩」は、
ーーー昔々、王様のいらっしゃる国が大はやりだったころ・・・・
こんな出だし、ラボのCDにもありましたねえ。
この国にも王様やお姫様、隣の国にも王様や王子様がいらして、
お仕えする下々の者たちは大忙し・・・そんなころの物語です。
あるところに、King Lyreという名前の王様がいました。
王様には3人の娘がいました。
King Lyreは、娘たちが自分をどれくらい大事に思っているか、気が気ではありませんでした。
もし、あなたのお父さんが、「お父さんのことをどれくらい愛しているか、言いなさい」
と言ったら、あなたはなんと答えますか?
King Lyreの末娘コーディリアは、こう答えました。
I love you・・・・as fresh meat loves salt. 肉が塩を求めるように、お父様を愛していますと。
肉? 塩? King Lyreは、この答えが気に入らず、すっかり怒ってしまいました。
城を追い出されてしまったコーディリアは、一人で生きていかねばなりません。
Pat Flatcapと名をかえ、なんとか、とある城の台所でやとってもらえることになりました。
そこには・・・・人はいいけれど、ちょっと怠け者のLettyと、
こわいこわいMrs. Sourdoughがいたのです。ミセス・サワドゥーは、パニッシュメントが大好き。
今日はどんな罰をあたえてやろうかしらねえ!?
パニッシュメント!パニッシュメント!パニッシュメント!
ところで、ここの王子様は、とってもロマンチックな方で、
ソーセージロールとマッフィンが大のお気に入りなんです。
さあ、昔話のはじまりはじまり。
A Pinch of Salt ひとつまみの塩って、一体どんな意味なんでしょう。ーーーー
劇中、俳優たちが観客の間に入っていって、なにやら聞いたり、話しかけたり、絡んだりする。
役によって大仰な表現もあり、観客はおおいに笑っている。
ことばだけでウケている場面もあり、「ああ、意味がわかっているんだな!」と感じた。
嫌われ役のミセス・サワドゥが、上手い!そうそう、手に持っているのし棒は、私のだからね。
終了後、感想文用紙に記入してもらい、ピーターと質疑応答するうち俳優たちも戻ってきて、
トークタイムになる。子どもたちからいろいろな質問もでた。
この交流がいい、と感想文に書いてくださった方もいた。また来年も見に来ますというのも。
午後は、ロミオとジュリエットだ。設定は、現代。時代物の衣装や舞台設定ではない。
現代にも起こりうる、シェイクスピアのすごさ。
ティーンエイジャーがポケットからナイフをだして、殺傷事件をおこすことは、
イギリスでも社会問題になっているそうだ。
ドイツから持ってこようとした小道具のバタフライナイフを、出国の時に没収されてしまったとか。
ラボっ子にとって、とてもやりがいのあるテーマで、既に取り組んでいる子も多いだろう。
私は舞台袖でみながら、もう、セリフが浮かんで浮かんで!
プロの現代劇もすごいけど、ラボのロミジュリもとってもいいよなあ!
そう思いながら見ていた。
終了後、またトークタイム。長くて多いセリフをどうやって覚えるのか、という質問に対し、
ベルは、自分で台本を吹き込み、それをとにかく聞きまくるという。(まるでラボみたい)
ミシェルは、一行をなんども練習し、覚えたら次の行へ、という。
エドは、書いて覚える。何度も書き、それから最初の字と後の文をつなぐパズルのような覚え方をするとか。
カイアスは、今まで出てきた全部と、やっているうちにこの行にはこのアルファベットが何回でてくる
という確認の仕方をしながら覚えるという。
ロミオとジュリエットは、ことばはちょっと難しかったかも知れないが、ストーリーは知っているし、
身につまされて引き込まれた、という感想が多かった。
ラボのCDで「知っている」ことばが、架け橋になっている。
こういうことが言語習得の自己認識なのかもしれないな。わかる!という是認。
さて、終了後、ピーターと長い打ち合わせの後、俳優たちのバンは仙台へむけて出発していった。
長男が同行しているので、一応、日本語はOKだろう。
ピーター親子は、明日帰国なので、成田エクスプレスで成田のホテルへ向かう。
新宿でいったん別れて、彼らは街を見物に、私はおなかを満たしに行き、戻ってくるとばったり。
よかった。奥さんに渡すように、和菓子とせんべいを買ったの。
え?成田エクスプレスの中で食べるデリカシーを選んでくれ?
それって、スナックそれともデザート? え?日本の和菓子がいい?
じゃあ、上生。これは日持ちがしないから、ドイツまでは持って帰れないの。
成田エクスプレスのホームは、遠い。
「ここから130メートル(表示)」 ダッシュだ!あと2分。
「あと、50メートル!」
ぜーはー、ぜーはー、ぴ、ピーター、シルバン、元気でね。
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ご長男にお世話になりました。^^ゞ
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プリティ。^^。さん (2009年08月31日 12時34分)
カトリーヌさん、こんにちは。
仙台公演、昨日楽しませてもらいました。小さい子も多かったので
息子さんと「Pinch of Salt」でも良かったね(^^;という話を
していました。ラボよりも恋に落ちるのが早いので、追いつけるか
心配しましたが、役者さんの迫力であっという間にお話にのめり込
んでいった感じでした。やはり「質問できる交流会」が距離をぐっと
近いものにしました。誠実なよく働く息子さん、ご協力ありがとう!
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Re:ご長男にお世話になりました。^^ゞ
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カトリーヌさん (2009年08月31日 21時37分)
観衆にあまりに小さい子がいるので、俳優たちもびっくりしたそうですが、よく見ると大きい
子たちもたくさんいて、それで小さい子たちも巻き込まれてじっと見ていたので、お行儀もよ
く、長い時間よく集中してみていられたと感心していましたよ。やはり、ライブラリーキャン
ペーンでロミオとジュリエットを取り組んだとか、パーティでやったとかの準備と、当日も
パーティこぞって参加し、このあともテーマ活動がんばろうというやる気がでていたんです
ね。長男もすごい!と感心していましたよ。
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WHT公演&ご長男、お蔭様でした。^^ゞ
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プリティ。^^。さん (2009年08月31日 21時56分)
テーマ活動と同じで、一生懸命やっているのが伝わるんですね。
ロミオは役になりきると、カッコよく見える。・・。ってすごい。
子ども達が「見て良かった」と思っているのが感じられました。
これから7週間の日本公演、台風に当たらないことを祈ってます。
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