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「うれしくって、たのしくなる」こと |
03月23日 (月) |
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幼児・小学生グループのパーティでのことです。
5日後に発表するテーマ活動の『たぬき』。
今日はなんだか気持ちがひとつにならない様子だったので、ラボっ子たちにこんなことを話しました。
「こんどの進級・進学おめでとう大会ではね、みんなはたぬきのテーマ活動を見ている人にプレゼントするんだよ。
おうちの人や、お兄ちゃんお姉ちゃんのラボっ子たち、ラボを卒業するEちゃんへのプレゼントなんだよ。」
ラボっ子たちは、「ふ~ん、そうなんだ~」という顔で聞いています。
「ねえ、どんなプレゼントにしたい?」と私。
年長さんのY君、「うれしくってたのしくて~、そういうプレゼント」
小1のKちゃんは、「わくわくするプレゼント」
口々に答えてくれました。
このことばを聞き、そのように相手の存在を意識して考えられることにとても嬉しくなりました。
同時にびっくりしました。
実は、この「うれしくって、たのしくなる」というフレーズを先日の絵本の講演会で聞いたばかりだったのです。
その偶然に驚きました。
福音館に長くお勤めされ、その傍ら児童文学者として「冒険者たち」や「ガンバとカワウソの冒険」などを書かれた斎藤惇夫さんの講演会。
斎藤さんが仕事で遅く帰宅したところ、幼稚園のお子さんが何やら園でいやなことがあったらしく、眠りにつけずにいたそうです。
お母さんも何冊か絵本を読み聞かせしたけれども、お父さんにも絵本を読んでほしかったのだそうです。
「どんな本を読んでほしいの」と聞いたら、お子さんが「うれしくってたのしくなっちゃうようなえほん」と答えたというのです。
絵本を読んでもらったお子さんは、それからすぐ眠りに付き、翌朝、また元気に登園したそうです。
こどもにとって、「うれしっくてたのしくなる」ということが、どんなに素敵なことなのか、大切にしたいことなのか、思い知らされた感じで
した。
田尻Pの「たぬき」、きっと、見ている人を「うれしくってたのしくって、わくわくさせて」くれそうです。
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