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平曲を聞きに |
01月11日 (日) |
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荒尾努氏の平曲である。西東京地区の高学年活動が「耳なし芳一」ということで招聘したそうだ。
私もお誘いをうけ、この貴重な体験をさせていただいた。
テレビなどで、断片的に出てくることはあっても、実際に聞くのは初めてである。
しかも中学生の頃に出会った平家物語のことば、物語の美しさに惹かれて・・・ということから、
中高生にわかりやすいおはなし、実際の演奏、そして最後には「時間の許す限り触ってみてください」
氏のおっしゃる「本物に出会う」ということを「若い頃に」させてもらう機会で、本当にいい会だった。
朗々としたお声に、琵琶の静かな演奏。
ラボのライブラリー「耳なし芳一」は薩摩琵琶のBGMが迫力があるが、
実は平曲の演奏とは違うのだそうだ。
「平曲は、平家の鎮魂のため」その言葉が心に残る。だからこんなに普通の私たちの心に届くんだろうか。
実際の平家物語は、長くて、静かで、
荒尾氏によると「聴衆は、次第に船をこぎ(平家物語だけに)波間に沈んでいく・・・・
遠いところに行ってしまう」のだそうです。
目を閉じて聞いた。
本当に日本語の語りが美しい。
私は時代物好きなので古典も苦にならないが、若い子たちには外国語のように聞こえるんだろうか・・・・?
そうでもないと思うな。
中国交流をしていて、考えたことがある。
私は漢詩が好きなのだが、中国語の発音で聞き、日本語の読み下し文(古文調の)で聞く
漢詩や論語、詩経などのライブラリーがあってもいいかな、と。
その国のことばで聞いてみたい物語。
ギリシャ語のギリシャ神話や、フランス語のサンドリヨン(シンデレラ)、ドイツ語のグリム・・・
日本語でなくて英語が共通語としてつくのもいいな。
「なよたけ」も実は、古文のままで聞きたかった。
ウーくんが、せっかく買ったのに荷物がいっぱいで? 置いていった梅ジャムで、
手羽元とハムのマリネローストを作った。
付け合わせは、粉ふきいもと、レンコン・里芋・キャベツのオリーブオイル炒め。
おいしいでしょう? ウーくんに感謝。
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