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東京展 |
10月02日 (木) |
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元ラボテューターの斉藤悠紀子先生が、東京展に出しているとお知らせいただいたので、見に行く。
今日は、一回目の秋の研修だ。終わってから上野に急ぐ。
ひさしぶり、こんなに走ったの。
終わり時間間近だったが、飛び込む。ああ、暑い。
斉藤先生の作品は、「Blue Curtain」という抽象画だった。
すーっと、暑さがさわやかにひいていく。
レースのカーテンを通して穏やかに陽が差し込むような、
風にゆれているような、あるいは、もうすぐやむよというように温かく降る雨か。
中にいてもいいし、外に出てもいきたくなる、そんな感じのする作品だった。
かつて、先生のラボルームの隣は、畑だった。
天気のいい日、先生が窓を開けていたら、細かい畑の土でラボルームの床がまっしろになった。
「今、拭いたばかりなのに!」という先生。楽しいラボだった。
みんなぴょんぴょん弾んでラボをした。
ラボの終わりはいつもお絵かきだった。
この子がこんなに・・・・と思うほど、皆のびのびといい絵を描いた。
冬には、灯油ストーブがあったが、ラボっ子の熱気で暑くなり、たいてい止められた。
窓から差し込むお日様の光だけで、生きていけるラボっ子たちだった。
静かに揺れているカーテン、そんな斉藤先生に会いたくなった。
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