東京支部一日ひろば |
09月22日 (月) |
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今日の一日広場は、主に、午前中がニーズ別研修(プレイルーム・国際交流)、午後はシャペロン報告。
プレイルーム研修は同じ地区のいぐいぐさんがwsを行い、好評だったようだ。
国際交流wsの方は、財団のエリエルによる「アメリカ人の考え方」研修。
これは成田のシャペロン研修で行ったものがとてもよかったので、支部でもリクエストしていたのだ。
今朝、委員長のうのままから「急ですが、wsの司会進行をお願い」というメール。
シャペロン研修を受けた中で、その流れや趣旨を伝えられるように、ということだね。
オーケー。
実はシャペロン研修の時も、エリエルのアシスタントしたから。
エリエルは、私がカリフォルニアで4-Hコーディネイターをしていたときは高校生。
彼女が日本へ行くとき、送り出しオリエンテーションをし、帰国後も一緒にWSを行ったり、
ラボっ子の到着・出発オリエンテーションをし、その後私は帰国したが、
エリエルはインターンとして来日。そして今は財団の職員として日米の架け橋となっている。
エリエルによるWSは、握手、ハグの丁寧な説明と練習から始まり、
州ごとにオリジナリティ、アイデンティティがあること、
そして日米の考え方、とらえ方の違いをじっくり検証した。
日米のコミュニケーションギャップは、どうして起こるのか。
アメリカの手法を体験するのが目的のWSなのに、
受け取る側は「日本的手法」で考えてしまい、
アメリカ人の考え方を踏まえる前に、日本的解決法に先回り。うーん、だからだ・・・・。
ゴールは同じとしても、アプローチの仕方が異なると、途中経過では水と油ほどに違って見える。
だから、アメリカ人の手法を、シャペロンとしては研修しよう、ということなのだ。
そのうえで、日本人はこう考えるのだと仲立ちすることもできよう。
しかしまず、相手の考え方を知ろうではないか。
エリエルのwsはとても良かった。ありがとう、エリエル。
午後のシャペロン報告では、1ペンシルバニア4-H、2ペンシルバニアメノナイト、3ミシガン4-H、
4アイオワ4-H(私)、5ニュージーランドの順でシャペロン報告を行った。
2,3,4は国際交流員としても一緒に研修をおこなってきて、研修を活かすことができたと思う。
5以外は、初めてのシャペロン経験だが、よく対応されている。
私は報告と平行して、プロジェクターで写真を投影し、アイオワの様子を見ながら聞いてもらった。
一枚の写真にも、楽しく、深く、切ない思い出がある。
今日はiPhotoのスライドショーをバックで流すだけだったので、
じっくり聞きたい方はぜひ、別の機会に・・・・。
ぜひ、ぜひ、もっと多くのテューターたちにシャペロンに行って欲しい。
若いうちはパワーがあるし、適応能力も高い。
2度目以降は経験を活かしてできる。
シャペロンの醍醐味は、ラボっ子たちの成長を一番最初にまのあたりにし、ラボで培ってきたものを実感できる。
マイパーティを充実させたいなら、国際交流を視野に入れたラボ活動を。
そのためにはテューター自ら体験を!
シャペロンに行く、ということをライフサイクルに取り入れて欲しい。(マイオリンピックイヤーとか)
キャンプの引率、ロッジマザーの体験(ラボっ子、テューターどうしの協力、問題解決能力)
中高大生活動担当などで対応力をつけておこう。
留守家族(ペット含む)のしつけも計画的に。小さい子は人に頼めるが、不良少年はむずかしい。
介護が始まる前には必ず!
我が子は一番の悪ガキかも・・・・むしろ貴重な事例として対応力をアップしていこう。
ラボっ子の準備としては、キディはキディなりに、小学生(低学年)(高学年)なりに、
ラボ活動を通して、自立と同時に人と協力していけることを育てていこう。
日常生活上のしつけは、事前活動以前の問題。小さいときが基本的しつけのチャンス。
サマーキャンプに、安全に連れて行ってもらう側・連れて行く側になる。
バディを含め、引率する・されるの体験を積んでおこう。
装備、持ち物、シートベルトなど、安全管理・運営に対し、理解・協力できるか。
いろいろなプログラムに参加する意識を高めているか。
意識的に参加すると作業も楽しいという経験を持っているか。
事前活動に入る前の心構えとして、参加者・親・テューターの三者が覚悟を話し合っているか。
事前活動中の揺れる心をしっかりと見据えているか。サインは必ず出ている。
「参加の用意はいいか」を出発直前に追記入、アップデイトしてほしい。
一瞬でも「?」と思った事例は伝えてほしい。
万事よろしくお願いしますは、通用しない。準備できている子だけが到達できると思って欲しい。
今までのラボ力を発揮するのがラボ国際交流。
延期・キャンセルする勇気も必要。
パーティの子だけでなく、プログラム全体を支えていくのがテューターのつとめ。
心配でない子なんていない・・・・謙虚に(うちの子に限って・・・はない)
本当に心配な子なら出すな・・・・決断力(その子の本当の旬はいつ?)
以上、報告より。
国際交流委員会もはねて、夜、豆腐料理を食べに行き、そこでもまた情報交換。
Mテューターが言った。「今年の国際交流委員会は、ほんとに楽しかった」
おいしかったね。
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Re:東京支部一日ひろば(09月22日)
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いとさん (2008年09月23日 17時42分)
昨日は、光り輝くカトリーヌさんに見入っておりました。“FLAIR”を、
パーティで紹介したいと思います。いろいろと教えていただきありがと
うございました。
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Re:Re:東京支部一日ひろば(09月22日)
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カトリーヌさん (2008年09月23日 20時51分)
いとさん
ぜひ、シャペロンに行ってくださいね。そのためには地区の子どもたちを育てて対応力をアッ
プしておきましょう。マイパーティに中高大生を育てるには、テューターに「国際交流その
後」までのロングラン的なビジョンが必要です。テューター自身も育てられますよ。虚心坦
懐。いいですよ!!
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Re:東京支部一日ひろば(09月22日)
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まじょまじょさん (2008年09月24日 20時31分)
カトリーヌさん、昨日は素晴らしい報告をありがとうございました。
スピーチの中身も、音楽も写真もきちんと構成されていてとてもわかり
やすかったです。
カトリーヌさんのお話を伺いながら、私もプレゼンテーション力のスキ
ルUPしたいな~と思いました。
また、たくさんの示唆をありがとうございました。
「参加の用意はいいか」を出発直前に追記入、アップデイト!」
「準備できている子だけが到達できると思って欲しい。」
「シャペロンをライフサイクルに!」「FLAIR」等々、
心に響きました。
「一人立ちのたび」は、「一人立ちできている子の旅」であることを、
私も昨年痛感しましたので、
やはり、ラボに入会したときからすでに事前活動はスタートしているの
だという意識をもっていきたいと思いました。
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Re:Re:東京支部一日ひろば(09月22日)
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カトリーヌさん (2008年09月24日 23時53分)
まじょまじょさん
ありがとうございます。やはりお話足りなかったです。持ち時間が15分から20分という
ことだったので、「ひとつしかない地球」8分を2サイクルでスライドショーを調整しまし
た。語り尽くせないほどの感激や感謝がありますよね。そして、立派な子だけでなく手のか
かるラボっ子にも、成長して欲しいというテューターの願いはどなたも同じ。一辺倒でない
対応ができたのかどうか、自分に問い直しています。逡巡した子も、いつか自分の道を見い
だすでしょう。その時の指標になればいいですね。そうさせてくれたホストファミリーに感
謝。我が家では心配していた留守家族も成長させてもらいました。
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Re:東京支部一日ひろば(09月22日)
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けいこさんさん (2008年09月25日 23時31分)
お話し、伺いたかったです。
国際交流を視野に入れた、ラボ活動。
この夏、一気に世界が広がった、私のパーティ。
開設も、パーティ拡大も、いつも前倒しでやってきました。
初シャペロン、長男と一緒にと思っていましたが・・・、
もう少し早く行く方法はないかと、思いをめぐらしている
私がいます。
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Re:Re:東京支部一日ひろば(09月22日)
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カトリーヌさん (2008年09月26日 00時05分)
Kさん
初シャペロンで行く年を設定して、その前に計画的にキャリアアップしましょう。まず、高
学年活動や事前活動の担当をぜひ!やはり、事前活動で苦労して育っていくラボっ子の姿を
みて、その意義をよく理解してシャペロンをやっていただきたいな~、というのが一日広場
での感想でもありました。ラボで何を育てているのか、それがわからないシャペロンでは外
部ツアコンと一緒(そんな人はいないのですが)
全国のラボっ子の成長を担っていくのですから、責任重大ですね。
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Re:Re:Re:東京支部一日ひろば(09月22日)
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けいこさんさん (2008年09月30日 23時21分)
カトリーヌさん
ありがとうございます。
お言葉、真摯に受け止めます。
昨年、自分のパーティには中学生不在のまま、中活担当をさせて
いただきました。
任命された時には、重くて堪らなかったのですが、実際やってみて
先輩方の思いやりと知りました。
事前活動にも参加して、国際交流を終えた子どもたちの様子もよく
見て、そして、その後、シャペロンに名乗りを上げます。
キャリアアップ、常に心がけます。
ツアコンではない。本当です。
どうもありがとうございました。
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