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セキュリティ・ブランケット |
06月10日 (火) |
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夜寝るとき、お昼寝の時、寂しいとき、だいじなだいじな毛布やタオルがあると、安心する子っていますよね。
うちの次男もそうでした。「しろおふとん」と名付けたベビー布団をいつもくわえていました。
寝るときはもちろん、あれ、いなくなったと思うと、「しろおふとん」のところへ行って、
ガブッとひとかみして、にっこり戻ってきました。で、何かに再挑戦。
ある日、隠してみたら、全然探す様子もなく、大丈夫なので、もう卒業したかと思っていた。
数週間後に偶然見つけて、「こんなところにあったー、ぼくのしろおふとん」といってほおずり。
探してたんだ・・・・一応・・・・知らなかったな。
Nちゃんは小1。「キャンプ、行く?」という話をしていた後のこと、
おうちでお母さんが何気なく
「Nちゃん、あれないとだめだから、やっぱりキャンプは無理かしらね」と言ったのだそうだ。
あれ、というのは、結構かさばるお昼寝布団のようなもので、ぬいぐるみとセットでないと眠れない。
家族旅行やおばあちゃんの家にお泊まりの時は、持参だったらしい。
去年のパーティ合宿も持ってきてたのかな。
キャンプの締め切りが迫ってきたので、もう一度確認のメールをした。
「ああ、そうだ。どうする?」とお母さんがNちゃんに聞いたところ、
Nちゃん、なんと、あれなしで眠る練習をしていたんだそうで、その説明をお母さんにし、
「大丈夫だったから、キャンプ行く」とのたまわったのだそうだ。
すごい、ひとしれず練習までしてたなんて・・・・
セットの「ぬいぐるみの方は小さいので、持って行けると思います」とはお母さんの言葉。
アメリカで三男をデイケア(保育園)に預けるとき、「セキュリティ・ブランケットはないの?」と言われた。
それを持ってくる方が、子どもが落ち着いていて、先生たちも助かるんだそうだ。
なるほど。ポジティブな考え。
三人子どもを育ててきて、長男はおしゃぶりを卒業するのが一大事、
次男は「しろおふとん」のおかげでいつも情緒安定、
三男はその時に応じていつもだいじなものがあり、それで安定していた。
無理に卒業することなんか、ないんだ・・・と、わかった次第です。
イギリスに旅行したとき、サマースクールらしい団体や家族旅行といくつも出会ったが、
大きな子までがセキュリティ・アニマル(ぬいぐるみ)を持っていて、
それが結構、大きなウサギさんだったりクマさんだったり、
そのクマさんが乗る一輪車(壊れてるし!)も結構な荷物になっていて、
何でそこまで、と苦笑したものだ。
日本人は今まで結構、ストイックだったと思う。でも心が満たされていない人が増えたなあと。
子どもの頃に寂しい思いさせないでおくだけでも大きなことだと思う。
アイコンタクト、ベビーサイン、セキュリティ・ブランケット・・・・
コミュニケーション能力は、通じるという安心感がないと持続できない。
今年のサマーキャンプは、私がシャペロン参加のため、大学生の長男がパーティのラボっ子を引率。
彼の今までの人生経験すべてをかけて、対応してくれることでしょう。
参加するおちびさんたちが、それぞれにけなげに決心していたりして、いとおしいと思う。
お母さんたちも、よく出してくださると思い、感謝。
黒姫1班参加です。ご一緒になる方、よろしくお願いします。
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