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オオカミとこやぎ達とのマラソン・3 |
03月09日 (日) |
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煮詰まっていたTA,地区の先輩に相談したら、「そんなときはたくさ
ん遊ばなくっちゃ!」・・・・・そうそう、分かっているつもりでも、
見えなくなることがあるんですね~。そんなわけで、先週も今週も
お楽しみ。イヤ、まだお楽しみは続くかな・・・
紙粘土を使って、森のお土産の好きなものを作って見ました。かる~い
粘土、水性のマジックインクでポンポンポンと色をつけてからよ~く
こねると、簡単に色粘土になるんですね。子供達は、まず、色粘土を作
ることにはまり、紙粘土を手でこねくり回す作業にはまり、そして、
自分のたべたい?森のお土産を作ることにはまっていきました。
次から次へと、いろんな色、形のおいしそうな?お土産が出来上がりま
した。CDを聞きながら、の作業ですが、皆おしゃべりも出ないほど
熱中しています。どうやら、紙粘土を手でこねくり回すのに、ストレス
解消の役目もあるのかな?と思うほど、作った後は、すっきり!笑顔が
溢れます。残りはお家で作ってきていいよ、というとみんな嬉しそうに
袋に入れて持って帰りました。翌週は、力作が並びました・・・・
中・高・大生クラスでは、テストで先週メンバーが少なかったのですが
こちらもすこし遊んで、みました。テューターははじめの森のシーンが
とっても気になるのです。子供達はどう考えているのかな?と聞くと
始めのうちは(あの質問と答えは)「こヤギ達がいってる~」といって
何の疑問もない様子。しかし、先週あたりから、「う~ん、ここにいな
いだれかが聞いて、それにヤギ達が答えてる」とか、「ナレーターが
聞けばいいんじゃない?」とか、「森の中の何かが聞いて答えてる」
「小人なんじゃない?」などと面白い意見が出始めました。昨日
本屋さんでキレイなポップアップブックを見つけ、それに、森の妖精達
の絵がたくさんのっていたので、思わず購入。フラワー・フェアリーの
シリーズですが、なかなか楽しめます。今度子供達にそれを見せながら
森の様子を想像してみるのが楽しみ。
中3のY、テストで来られないからと、私の携帯に長いメールが・・
私が貸したグリム童話についての新書を読んで、彼なりに「オオカミ」
について考察をしてくれました。いわく・・・お母さんヤギは、オオカ
ミを殺そうと思えばできたはずなのに(頭に石をぶつけるとか)しなか
った。しなかったのではなくできなかったのでは?でも、結局オオカミ
は死んでしまう。これは弱いもの(及び作者)の意志なんではないでし
ょうか、つまり弱者は、強者を直接は倒せないけど、消えて欲しいと
強く願っているというメッセージとか・・弱者は庶民で、強者は役人
とか、国王とか・・・。というものでした。もちろん、メルヘンだから
いろんな象徴的な解釈もできると思います。内容よりも私が何より嬉し
かったのは、自分なりに考えて、お話を深めていく、それを伝えてくれ
る姿勢でした。早速パーティ内を回覧している「おおかみと7ひきのこ
やぎノート」に書き込み、他のグループともシェアしました。
薄っぺらい紙のような、2次元の世界から、すこしずつ3次元の世界へと
物語が立ち上がっていく予感(まだ、「予感」ですが)がする、弥生の
はじめです。
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