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熱いものを熱いままで・・・・すする |
11月22日 (木) |
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NHKの解体新ショーで、猫舌のことをやっていたが、これと似たようなプレゼン?アメリカでやったことがある。
(私が自己流でしたことで、科学的学術的リサーチをもってしたことではない)
日本人は、すする。飲み物、麺類などを食べるときに、音をたててしまうのだ。
ところが、これがすばらしい?叡智のさせる技、と考えてみたら?
熱いものを熱いままで身体に入れることが出来、あったまるのだ。
4-Hのホストファミリーオリエンテーションや、学校での日本文化紹介でのこと。
日本人や日本の生活習慣についての理解、関心を深めるプレゼンテーションをおこなった。
よく誤解されるようなことがらについて、日本の生活習慣ではまあ、普通なんだよ、って言うお話。
食べるときについ出てしまう音で、ホストファミリーが耐え難い思いをするという場合も、
説明すると「なるほど、これは、マナーが悪いのではなく、異文化なんだ」
と、興味の対象に変わる。
熱いものを熱いままで摂取することができる叡智なんだ、と説明し、実際にトライしてもらう。
「できた!」と喜ぶ子どもに、困ったような顔の親たち。ふふふ。
お互いの文化を、リスペクトを持って見るには、努力も必要なのだ、ということを体験してもらう。
そんな話をしていたら、えらく感動しているホストファミリーがいた。
ネイティブアメリカンの家族。彼らの文化も、すする、というのだ。
それを西欧文化からは未開、不躾のように言われ続けたのが、納得できなかったらしい。
日本人とネイティブアメリカンの人類史的近さを立証されたと感じて、
ますます、ホームステイに興味を持ってくれた。
ラボっ子も13歳くらいでは、それほど日本人としての生活習慣、礼儀作法が確立しているわけではない。
でも、自分が当たり前だと思っていることが相手にとってはそうではないという発見は、
異文化交流の醍醐味。
他の家族という、異社会にふれるホームステイは、素晴らしい体験だね。
行きつ戻りつ物語で、他とふれあい、戻って反芻し、だんだん自己確立しながら成長していく。
こどもにとって初めの異文化は、お母さん。
ピーターパンはそれを受け入れないで飛んでいってしまったんだよね。
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