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9月は多言語月間 |
09月11日 (火) |
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毎年、9月は多言語月間。プレイルームから世界の歌やお話で楽しむ。
幼稚園キディは、先週はらぺこあおむしの韓国語と、英日のチュチュをやったので、
今日は韓英チュチュと、韓日はらぺこ。
多言語チュチュのCDの箱をみて、Mっちが「わあ、チュチュがいっぱいだ~」と言った。
じゃあ、来週はスペイン語しようか。
ソングバードは、まるくまるく、ドの音なくした、ピニョン・ピルリンなど。
今日のプレイルームでは、フランス語の「ドの音なくした」をみんなで踊った。
日本語の歌は皆さん知っている。「クラリネットって、フランス語なんですね」
そうね、音楽用語は、フランス語、イタリア語が多いよね。
昔イタリアが先進国でね、そのイタリアから、カトリーヌ・ド・メディチがフランスにお嫁に行って、
フォークやナイフなどのテーブルマナーやお料理、お菓子、文化を伝えたのよ。
料理人や、芸術家を連れてお嫁入りしたからね。
「え、それまで、どうやって食べていたんですか?」
自分で持っているナイフとスプーン。ベルトにぶら下げている。それから、手。
ま、もちろん、急にがらっとかわったわけじゃ、ないんだけどね。
オーパッキャマラッド・・・っていうのは、調子のいい、意味のない言葉なんだと思っていたけど、
「どうしよう、ねえみんな?」っていうくらいの意味があるのよ。
「え~、そうなんですか?音だけでも楽しいですよね。」
こんな風に、ことばを介して、その向こうにある文化に触れていってもらいたいのと、
外国語は、しらない、わからないっていうんじゃなくて、音を楽しんでもらいたいの。
それが入り口。
この間も幼児小学生にチュチュをしようと思って、韓国語CDをかけたら、韓英だったの。
日本語はないのに、みんな普通に動いてしまった。
後のクラスの中高生に、韓国語で、チュチュがいた、というとき、あ、いたいた!って、
全く日本語と同じだったんだよ、といったら、どっちがパクリなんだろう?っていってたし、
腹ぺこのペゴプンの、ぺこっていうのは、きっと韓国語がルーツなんだろうね。
そんな会話がいいと思うんですよ。
「すごい、世界とつながっているんですね」
その中高大生のクラスは、フランス語チュチュの、場面を決めて重点的に取り組むことにした。
人数も多くなく、英語もまだまだなのに、といってしまえばそれまで。
でも、やろうと思えばできないことじゃない。
完璧でなくていいから、毎年必ず、少しずつふれていきたいな。
そう(ここからは、私の独り言)
それから、フランス宮廷を中心に、ヨーロッパの先進マナー文化が形成されていく。
フランス革命の時に、銀食器の職人がたくさんイギリスへ逃れた。料理人も。
そこで、イギリスが洋食器の一大生産地になっていくし、テープルマナーといえばイギリス、となるし、
お城の料理人から、街の料理人、つまり、レストランが生まれた。
レストランや料理用語がフランス語なのは、そのため。
豚はpig, hogだけど、豚肉になるとporkでしょう。フランス語のporc。
牛だって、ビーフはフランス語のブッフ。
ナポレオン後、ウイーン会議での、ロシアのピョートル大帝は「野蛮人」だったそうだ。
まだ手づかみで食べてるから。
エカテリーナ2世は、そんな遅れたロシアを先進国に並ばせようと文化財をかき集めた。
同じように、アジアでは、中国という文化中心地がある。
それを睥睨しながら、朝鮮半島、インド、南洋文化が、日本に入ってくる。
四書五経というような精神文化と朝貢貿易の物質文化、文字、人材。
種子島以来、ヨーロッパ文化も。カステラが、カスティーリャなのは、周知のこと。
でも、ビスケットに近い物だったんだけどね。
いつの時代も、パイオニアがいたんだね~。
うちのパーティのラボっ子たちも、多言語のおもしろさから世界の人々につながっていって欲しいな。
そういえば、チュチュの
「男の子たちがあんまり電線を揺さぶると、先生からしかられる。女の子が気分が悪くなるから。」
というこのナレーション一行のおかげで、気象用語のエルニーニョとラニーニャを聞く度笑ってしまう。
エルニーニョは男の子、ラニーニャは女の子という意味。
今年はエルニーニョ!、それともラニーニャ?ということばを聞く度、
ツバメが、南から渡ってくる図、電線を揺さぶって、気持ち悪くなっちゃってる図を想像してしまう。
暑い海水温、冷たい海水温から来る気象情報を運びながらツバメがやってくるような、
それが日本の電線の上で、今年はどっちにするかって、電線を揺らしながらもめてるような、
そんな気がしない?しないか。
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