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ホワイトホース町田公演、北野公演、よかった |
09月02日 (日) |
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9/1,2日と、町田、北野で初級Billy's Friendの公演。
北野は中級Sticks and Stonesの予定だったが、
あらゆる世代に受け入れられやすいBilly's Friendに変更になった。
Billy's Friendも、奥の深いテーマ性を持っている。ここのところをしっかりつかんで欲しいと思う。
町田、みついP の公演でも、北野の公演でも、上演後に俳優達とテーマに関するやりとりを行い、
ただ見るだけでない、コンクルージョンをもった上演になった。
ホワイトホースの俳優達は、小さい子達ともよく交流してくれる。
こども達は大喜びだ。ゴリラに怖がっていた子達も、俳優達にすっかりなついて遊んでもらったり。
中高大生のラボっ子たちは、早速、仲良くなり、話も弾み、おやおや、お出かけの約束まで。
俳優達、明日あさっては、OFFなので、リラックスした表情だ。
来日以来、ぶっ続けのスケジュールだったもの。
都心に行こうだの、箱根がいいだの、楽しそうに話していた。
日本は、外国人にとって、魅力的なところらしい。進歩的な都会と美しい自然。
そういうことになっている。私たちもそれを自覚して、いいところを守って行きたいよね。
ラボっ子達は、おおむね開放的でフレンドリーだから、「外人に対する偏見」は少ないかも。
でもWSでもしたように、やはり、外国人というのを向こう側に見るところは日本人にはあるだろう。
「どういうことで外国人とわかる?」という問いには、外見的要素が圧倒的に多い。
においがする、というのもあったしね。
「外国人らしき人が、何か困ったことに陥りそうだったらどうする?」という問いには、
「教えてあげる」というのも多かったが、中には
「ことばがわからないから、適当なことを言うわけに行かない、だから、なるべく避ける」
というのもあった。正直。
考えて欲しい。外見や、自分と違うところがあるから、「向こう側の人」と判断すること。
そういう人とは、交わらないと考えること。
そういう態度を、フツーだと思うこと。
でも、ビリーのように、なにか、できないかなあ。ビリーはおとな達のような偏見は持たず、
ゴリラと友だちになった。
そしてそのことが、潜在的問題であった家族の問題をも解決していくのだから。
一歩踏み出して、自分と違う人(外見、ことば、考え、雰囲気)に向かっていこう。
自分をオープンにしていくと、内部の問題も、クリアーになっていくんじゃないかなあ。
今週は、高崎北高校で中級の公演がある。
生徒達は夏休みの宿題として、Sticks and Stonesを読み込んでいるらしい。
そう、それくらいして、この重要なテーマに向かって欲しい。
学校で取り上げる場合には、英語の先生にスクリプト、単語帳を配布してある。
ホワイトホースシアターは、娯楽作品ではなく、テーマ性を持った語学教育作品なのだ。
生徒達は、自分たちの年代に関わる問題なので、かえっておとなより感情移入できると思う。
英語の理解力ではなく、感情を入れているかで理解力は左右されるだろう。
それが、ことばの教育、だよね。
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