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小学生広場「スサノオ」に取組んで・・・ |
05月28日 (月) |
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日曜日は、桜木町にある県立青少年センターで、神奈川支部の小学生た
ちがあつまって「小学生広場」が開催されました。私も係りの一人とし
て朝からパーティの子供達と一緒に桜木町へ。このHPは私個人のもの
なので、あくまで一人のテューターとしてかかわった一日の様子を報告
しますね!ここのところ、マイPの小学生クラスは2~3週にわたって
「スサノオ」に触れてきました。「国生み」は、まだ持っていない子が
多かったので。パーティでとりあげたせいか、子供達の興味はかなり深
いところまで下りていかれたようです。それは帰りの電車の中のこと、
お土産に頂いた、とても難しい漢字が並んだ「古事記」の写しのプリン
トと、その訳を眺めながら「ラボの国生みのお話は、本当に全部あった
ことなの?」という鋭い質問が。戦前の教育システムならば「そうよ」
となるのでしょうが、どこまでが本当でどこからが神話、つまり象徴的
なフィクションなのか、専門家でもかなり難しい話しでしょう。私も
正直にそういいました。”神々の系譜”という表にひっかかって、
家に帰ってから調べるという子もいたりして・・・・
「知識」としてのお話はさておき、総勢80名くらいの小4~小6が集り
ゲームをしたりして、大体8人位のグループに分かれてテーマ活動をし
ました。パーティもバラバラ、キャンプのような雰囲気が漂う中(でも
シニアがいない、小学生だけというのが大きな違い)始めは自己紹介も
無く(わざと)事務局の曽我氏が子供達にこんなことを投げ掛けまし
た。目をつぶって、「海」という言葉を思い浮かべてごらん。どんな
「海」が浮かんだのかな?言葉をうまく使いこなせなくて、イメージど
おりにいえない子もいます。なかには「大西洋のど真ん中」をイメージ
したという子も。「時間もお金もかけずに、一瞬のうちに大西洋のど真
ん中まで行って来られるんだね~」という言葉に子供達は少し心を動か
されたよう。続いて、「海が泣いている」「海が荒れている」「海が
ふざけている」というような文章を、その気持ちになっていってみよう
という投げ掛けには、さすが!ラボっ子。見事に心をのせて読んでいま
した。そのあたりはふつうの小学生とはちょっと違います。それから
次第にテーマ活動のほうへと話しが動いていきました。「何時ものPで
はどんな風にTAに取組んでいる?」これに関するアンサーで、わがP
のY君が「(発表会のテーマの)最初の頃は、言葉もまだよくわかんな
くて、適当?に動いていることが多いけど、だんだん言葉の意味も分か
ってくるとちゃんと(お話として)最初から最後まで楽しんで動けるよ
うになってくる」というような事を発言し、内心『おお~っ!』と思って
いたら、曽我さんにも感心されていました。
まずは、「スサノオ」に対するイメージを模造紙にかく、という所から
スタート。 模造紙の4分の1に描いたのに、文字も小さく、殆ど
白いところばかり。動く前のイメージなんてそんなものでしょうか。
1回目のテーマ活動が始まりました。グループごとに固まった子供達は
最初全く動き出そうとしません。動きたいけど・・・・隣を見ながら
動けない子もちらほら。お互いに様子を伺っています。それでもすこし
づつからだが動き出しましたが、まだまだポツンポツンという感じ。
とうとう最後までそんな雰囲気のまま行ってしまいました。それを受け
て「動いてみてどんな感じだった?」という問いかけに模造紙に書き込
む子供達。今度は少し量が増えていますが、「ふざけていた」「男の子
が全然協力してくれない」などの不満が・・・でもオロチが面白かった
という意見も出始めました。ここいらでいお昼休み。お昼は今のグルー
プごとで食べることになりました。午後になってもう一回グループで、
「スサノオ」を動きました。その直前にグループで輪になって手を繋ぎ
目をつぶります。皆の精神を統一していくのを自然に促しているようで
す。そしてスタートした2回目は見違えるほど体がうごき、声も出始めま
した。自然にリーダーシップを取る子がいる、そしてそれを補佐する
子がいて、どんどん自然に動き始めている。うちのPから参加した子供
達も回りで見ている大人の眼なんて殆ど気にならなくなった様子で、
実に楽しそうに動いています。1回目とはなんていう違い!!たった2回
目の活動で、ここまで動けるように」なるのは、やはり、日頃の活動が
あるから。ラボっ子で無ければここまでは行かないでしょうね・・・
まるで魔法がかかったように、楽しそうに自由に動いています。
最後まで通した後、もう一回模造紙に向かいました。様子を回ってみて
見ると・・・・わ~、出てくるわ出てくるわ、もう描くところが無い
ほど一杯に、それぞれ描きたいほうだい!Y君を見たら、大きな字で
「楽しかった!!」と大書きしています。1回目となんていう違いでしょ
うか。子供達の中から確実に何かが引き出されていったのを感じました
この日、マイPから参加してくれたのは7名。帰りの電車では7人が
一塊になってなにやら全員で楽しそうに話しているシーンもあり、
彼等のなかでも、確実にグループとしての意識が高まったようでした。
一歩踏み出すことで、子供はその距離以上に大きく前進していく、
そんな感慨に浸った日曜日でした。みんなお疲れ様!
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