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「15少年」航海日誌・5 |
03月28日 (水) |
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今日は、小・中学生の合同練習。新小1のボーイズ2人も参加してくれま
した。嬉しかったのは今度年長になるCkちゃんも参加してくれたこと。
このところ、自我の目覚めとでもいうようなものを感じます。一生
懸命大きい子達の世界に追いつこう、というような・・・・とても大切
な気持ちだと思います。縦長ならではの、感性に訴えるものを感じてく
れたのでしょう。
さて、いよいよ(やっと!)役も本格的に決まり、それぞれの動きも
流動的なものから、固まっていこうとしています。中学生の意見では
「甲板では4人の少年達が・・・・・」というナレーターをどうしても
尊重したい。そうすると、ドニファン・ブリアン・ゴードン・モコの
4人は、ダブル、或いはトリプルではできないということになってしまい
ます。まあ、人数がそんなに多いわけでもないのでビッグパーティに
較べればささやかな問題ではあるのでしょうが・・・・しかし。
小学生はそれぞれ言いたいせりふを吟味して、つまりキャラクターを
しっかりつかんで、自分達から「これがいい」との立候補。思っていた
より分散していてほっとします。人気が有るのはモコ。そして、なぜか
ドニファンの仲間とも言うべき3人組。え~?!そうなんだぁ。なぜか
ブリアンは、鼻につくという雰囲気で不人気。いまどきの子供達の学校
の様子を見るようです。ドニファンはちゃんと4話まで聞けば、「いいや
つ」なので、みんなお気に入りの様子。Anちゃんのお母様が、
「まさしく今の年代にぴったりのお話ですよね~!聞けば聞くほど、
今やらなくちゃ!という気になりますよね」といってくださいました。
改めて考えると、ゴードンのRは14才、ドニファン、ブリアン、バクスタ
ー、モコ、クロッス、サービス・・・・・みんな14才。原作では13才か
ら15才へと成長していくお話ですから、本当に年齢的にもぴったりなの
です。そして、下級生達がまた、年齢が殆ど(小学生達と)一緒。なん
となんと、等身大の登場人物たちを生きることができるのでした。
そう考えると、たとえものの言い方がちがっても、彼等の感受性や、仲
間に対するスタンスは、とても似通ったものであることが分かります。
今日の嵐は、舵輪がはっきり見えました。そして大波をかぶるシーンな
どはいよいよ迫力をまし、本当に海水がかぶさって来るような錯覚を
受けて、ひそかに感心です。また、語りのバクスター、やはり声がぴっ
たり。楽しみです。船に乗り込むシーンのワクワク感や、砂浜に降り立
ったときの喜びは、以前に較べ格段の進歩です。演技ではなく、お話に
どれだけ入り込めているかどうかの程度が違うのですね。
また、下級生が加わることによって急にお話が立体的になってきました
それは声や、姿かたち、存在のすべてが、本当に中学生にとって
「下級生」だからなんですね。
嵐のシーンが多いのも今となってはなんだか示唆的でした。
私達のパーティは、まだまだこれから。ひとつの船に乗って一緒に荒海
へ出て行くなんて、武者震いがおきそうです。ともかく私達のスラウギ
号は、なんとか発表会に向けて航海を続けています。チェアマン島に
たどり着けるのか?それとも永遠に航海が続くのか・・・・?なんとか
サザンクロス・ララバイが心にしみるところまで持っていきたいテュー
ターです。
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