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バーバヤガー、第1回 |
10月12日 (木) |
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小学生年代が生き生きとしたテーマ活動をするために・・・・という
なかなか難しいテーマが、この秋の神奈川の研修課題ですが、毎回小学
生とパーティするたびに、この年代がもっとも素直にお話に取り組んで
いるなぁと思います。素直だけれど、ちゃんとお話のメッセージは捉え
ようとしているし、深読みをせず、登場人物をそのまま受け入れようと
している。それはまさしく心がしなやかで、柔軟性がある、ということ
そのままなのかもしれません。人にとって何で物語が必要なのか、と
いう深遠なテーマも、彼等を見ていると「色んな人生を経験するため」
なんだなぁ、と素直に解かります。何でこんなことを、といえば・・・
バーバヤガーというのは、ロシアの有名な森の魔女。主人公のマーシャ
の継母のお姉さんという設定です。子供達の間で「継母ってなに?」と
いう質問が出ました。皆、良く分からないようです。う~ん、これは、
ちょっと説明しないと先に行かれない、と思って「マーシャのね、本当
のお母さんではなくて・・・」と言い出しました。例えばみんなのお母
さんが何らかの理由でいなくなって、といったとたん、何人かがくしゃ
っと顔をゆがめて悲しそうな顔をしました。そんな例えは適切ではない
のでしょうが、子供達はようやくマーシャの境遇が少し理解できたよう
です。こんな風に昔話にはたくさんの他人の人生が詰まっているんです
ねぇ。もちろん、このお話のテーマはそこではありませんが、いろんな
意味で、子供達は人生のプラスの要素だけでなく、マイナスの要素も
知っていく。そこがおはなしの醍醐味でもあるわけですね。今日は、
時間が足りなくて最後までできなかったけれど(みんなのえ~っ!?と
いう声が耳に痛い)、今度はもう少しネズミなどに気をつけて聴いてき
てね。いやぁ、このお話、面白い。この間、バーバ・ヤガー以外のお話
を推していた二人がマーシャをやっています。ボーイズ2人は、もちろん
バーバ・ヤガー。お話を推していた子達は、魔女の不思議な小屋を作っ
たりネズミやイヌやネコになったり。なるほど、そっちが面白いって言
うわけなんですね。小5のKhがすごくキラッと光った事を言うように
なってきました。まずは、楽しむことができてOKです。
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