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十五少年漂流記の楽しさ |
09月21日 (木) |
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今日も元気な小学生と目一杯楽しみました!今取り組んでいるのは
十五少年漂流記の2話。実は去年だったか、テレビで「十五少年漂流記の
島を訪ねて」という番組があり、それを録画したビデオを持っています
作家の椎名誠さんの出ていた番組なので、ご覧になった方も多いかと思
います。以前このHPでも紹介した記憶があります。(この頃、あれ?
この話、以前書いたような・・?と記憶があいまいなことがあり、赤面
ものです)。ともかく、子供達はまだ2回目の取り組みなので、あまり
視覚的に決め付けるようなものはどうかな~・・と思案しました。
そこで子供達に聞いて見ることにしました。「ねぇねぇ、テューター、
こういうビデオ持っているんだけど、動く前に見るのと、動いてから見
るのとどっちがいい?」すると、私の期待通りに「動いてから見る!」
という返事が、殆どの子から返ってきました。先に見る、という子には
他の子達が、「だってさぁ、頭にインプットされちゃうと真似しちゃう
じゃん」と説得していて(へぇ、いいこというなぁ)と1人感心。
そこでサンサンに以前教わった、オーダーゲーム(船をカンジさせるも
のなので)をやったり、Alee-Alee-O など、船関係のソングをやって
テーマ活動、スタート!
前回に較べても格段に人物が浮き立ってきました。まだ2回目なのに。
まだ役を決めずに、好きなせりふを好きな人が言っていいことにして
スタートしましたが、自然とゴードンは小5のS、ドニファンはWとY
t、ブリアンは正義感の強いKd・・・という具合に分かれているのが
興味深かったですね。そして、全員で声を揃えていう場面などでは、
本当に全員が楽しそうにこぶしを振り上げたりして叫んでいるのには
驚きを隠せません。自在に家の中を砂浜にしたり、洞窟にしたり、
山の中にしたり、いかだの上にしたり・・・彼等の目にはどうやら同じ
風景が写り始めているようです。これってすごい。彼等の様子を見なが
ら、なんだか本当に冒険しているような気分に駆られていったのは、
本当に子供達が楽しんでいるからだと思いました。投げ縄をなげてグア
ナコを捕まえるところなどは、「ほら、首、首!」「え~、足元でしょ
あし!」「ほ~ら捕まえた!」など、協力するのが自然に出ていましたし
洞窟の中に入るときだって、「たいまつがいるんだよ、たいまつ!」
「ほら、いけよ」「やだな」なんて、皆が同じ気分を共有するのも楽し
い経験でした。クリスマスのごちそうは、「はらへった~」「早く食べ
たいよ~!」といってかぶりつくし・・・サテ動き終わったら、おやつ
を食べながら、ビデオを見てみました。スクーナ型帆船の模型は、手元
にあったので、スラウギ号のイメージは良かったみたいです。
ハノーバー島を訪ねる椎名さん。でも、あまりに原作のイメージとは
違う・・・ジュールベルヌという人は、科学的な推理や、調査を大切に
する人だった、と言うからにはきっと、モデルになった島が具体的に
あるに違いない・・・といってたどり着いたのがニュージーランドの東
海上にあるチャタム島でした。海と見間違うほどの大きな湖が島の真ん
中にある、極めて牧歌的な風土の島。子供達は息もつかずに見ていま
す。救いなのは、島での生活の様子には殆ど触れず、島自体のなぞに
迫っていたため、かえって雄大な自然のみが浮き彫りになっていて、
(野生のグアナコとか、砂地、森、植物など)子供達のイメージはふく
らんでいったようでした。ファンが水を飲んだと言うところでは、
「すご~い」とつぶやく声も聴かれ、海と間違うほどの大きな湖、と言
うものが、想像できた瞬間でした。みんなにはそれぞれ来週までに各自
で自分の目標?のようなものを決めました。すなわち「どういう風に
想像しながらCDを聞くか?」それぞれ違っていいのです。でも、何か
目標を持って聞き込んでくるとだいぶ違います。またみんなでそれを
持ち寄って、組み立てたり崩したり、膨らませたりすればよいのだと
思いながら、子供達を送り出しました。本当に来週が楽しみです。
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