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「聴耳草紙」 |
03月01日 (火) |
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支部のものがたり研究会がありました。
今年の研究テーマが決まりました。
ひとつは、昨年から引き続き「聞耳草紙・佐々木喜善著」の研究です。
これは、佐々木氏が集めた東北の昔話集です。
東北は、昔話を子どもに手渡さず、大人がいつまでも楽しんでいた土地だそうです。
ラボ・ライブラリーにもなっている「ききみみずきん」や「ふるやのもり」もこのなかにはいっています。
(「聞耳草紙」とはききみみずきんのお話しです。)
落語などの、文字以前の基礎になっているものも多いそうです。
すっかり「私のお話し」になったものに新八(シンパ)と五平(ゴヘイ)があります。
こんなお話しです。
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あるところに新八と五平という飲み友達がいた。
樽酒を買ってきて、この酒を名指しで飲むことにしようと、新八が提案する。
シンパって言ったら新八(シンパ)が飲む、ゴヘイといったら五平が飲むと。
樽からお酒を注ぐと、お酒はシンパ、シンパという音をたて出てきた。
いつまでもシンパ、シンパというので、新八はお酒をほとんど飲んでしまう。
樽のお酒が残り少なくなると、ゴヘッ、ゴヘッと音を立てたので、やっと、五平はお酒にありつけたそうな。でも盃の半分くらいだったそう・・・・
おしまい!
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私と同じ苗字の人が佐々木氏に語って聞かせたお話しだそうです。
笑いのツボが同じご先祖かな?!
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