感動の国際交流ノート |
09月15日 (水) |
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この夏国際交流に参加したラボっ子(ことしは一人だけでした)が無事帰国したよの電話をくれた時の言葉は実に印象的でした。「テューター、国際交流ノートちゃんと書いてきたから・・・ホストマザーも結構書いてくれて・・・あの・・かなりいいと思いますよ。」なんて得意そうに報告してくれました。
国際交流ノートにつながる「英文1行日記 ジャーナルとりくみ」、これはパーティでもとても大事にしている活動で、数年前から、英文1行日記=ジャーナルがんばろう!といって、一番はじめに 私がノートをプレゼントしている。(今年はこだわりのノートということで、各自好きなノートを用意してもらっているが)
譲らない点は、「必ず一日1ページ使う」という点です。一日1行しかかかないのに、一日1ページも使うの?もったいない。と思われるかもしれませんが、やはり、それでよかったということが、今年帰ってきたラボっ子のノートをみてわかったことです。
壮行会の時、一日1行書きつづけたノート3冊が得意げに展示されていました。がんばったんだな~と思いました。中をひらくと本当に1行のことが多くて、これはもしかして私の示唆が間違っていたかもしれないとも思いました。
ところが、帰ってきてみせてくれた国際交流ノートには みごとに 毎日のように数行英語とその日の心の葛藤がかかれてあり、ホストマザーの日記もかかれていたのです。
日に日に彼の英文の量が増え、国際交流ノートの中でも成長がみられました。英語力もアップしてきたように思います。最後のページには、マザーから、Dear My Son, ではじまる文でその日の思いが書いてあり、とても感動しました。
パーティ内帰国報告では、30分も40分もしゃぺりつづけてくれました。合宿所にある大きな画面のテレビに、自分のデジカメ?ビデオ?を接続して、何百枚もの写真と説明、あるときは動画になって音声つき(自分がカメラマンで撮影しながら、インタビューして やり取りしている様子)でその時の様子を報告してくれました。
映像での報告は、臨場感たっぷりです。まるで、そこにいる私たち全員がオレゴンの生活をおくっているような気分になりました。この映像報告と国際交流ノート そして、親子国際交流感想文集の原稿で、いかに彼が「素晴らしい夏」を送ってきたかがわかりました。
高学年で、夜、そのノートをまわしながら、「すごいね~去年のヒデキたちのもすごかったけれど、ことしのもすごいね~」といっていると、ヒデキがぽつんと、「俺、国際交流ノートの上の言葉、毎日読んでた。」といいました。するとだれかが、そうそう!なんてみんなでうなずきました。
ホームステイ先で、夜、ひとりでその日を振り返るとき、きっと先輩たちがかいてくれたはげましのメッセージが、ひとりひとりのこころに刻まれていったのでしょう。「ひとりだけど、ひとりではない。みんながんばってきたんだ。自分もここでがんばろう。」という感じでしょうか。
そうやって、ひとりで(精神的には ひとりではなく) 4週間やってきて、その自信を持ち帰ってくるのですね。
いよいよ、2005年の「ひとりだちへの旅」の活動がはじまります。パーティからは、女の子二人が参加意思を表明しました。カウンセリングでそのノートの大事さを伝え、「こだわりの一冊」を用意するようにいいました。
一人の女の子は、その次のラボの時に、ちゃんとすてきな日記帳をもってきてくれました。1日のページにはたくさんのことが書かれています。
カウンセリングに参加した2006年度参加予定の子も早速かわいらしいノートに1行英文を書いてきてくれました。そしたら、ついでに、妹の小学校3年生の子もはじめたらしいとのこと・・・
少しずつ 英文1行日記がパーティにひろがっている感じです。一日1ページ
最初は日付だけでも英文1行だよ!ではじまるジャーナル、来年はどんなすてきな国際交流ノートをみせてくれるのか また、楽しみです。
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Re:感動の国際交流ノート(09月15日)
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ハニーさん (2004年09月15日 19時00分)
感動を伝えたくて雄弁になっているラボッ子の様子が目に浮かびまし
た。
一日一行の英文日記か、いいですねえ。さすがまんぎょどんさん、的確
なアドバイスを与えていらっしゃるなあ。
昨年うちの子そんなことしてきたかな?
うちの子の場合、出発前は自分の書いたメールの英文をチェックして、
と私に頼んできてたのに、帰国後は自分でばばばばばとキーボードたた
いて瞬く間にホストへメールを送っていたこと。
ふーーん自信がついたんだ、とそのとき思いました。
ラボッ子たちが語りついで行ってくれることが何よりの力になります
ね。
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Re:感動の国際交流ノート(09月15日)
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りっぴぃさん (2004年09月15日 21時16分)
素敵ですねぇ…(うっとり)
日記ってなかなか日本語でも続かないのですが、読んで、共感して
もらえると思うと書けるのでしょうか?出来上がった日記はホントに
宝物になりますね。わたしもやってみようかしら…と言う気になり
ました。(*^^*)
言いたいことがあると、ホントにことばは膨らむのですね。
すてきなおはなしありがとうございました。
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Re:Re:感動の国際交流ノート(09月15日)
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まんぎょどんさん (2004年09月15日 22時07分)
りっぴぃさんへ
>ご訪問ありがとうございます。
りっぴぃさんのHPにもいってみましたけれど、すてきなことばであふれてい
ました。
たくさんの人とものがたりの出会いが ラボにはあります。りっぴぃさんとも
であえてよかったです。
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Re:感動の国際交流ノート(09月15日)
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kumagorouさん (2004年10月02日 18時15分)
お久しぶりです。
素敵なノートのお話。
うちのパーティでも来年から毎年、国際交流に子どもたちが参加することにな
ります。
今、12月のスタートに向けて「素語り」を頑張っています。
1ヶ月かかってとりあえず覚えたところです。これからもっと聞き込みを増や
してCDに近づけなくては・・。
いいお話を読ませていただきました。
私自身、日記は全く続かないのですが。
こどものこの時期の毎日ってとても大事ですよね。
うちも真似させていただいていいでしょうか?
1行からでもいい・・というのが嬉しいです。
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Re:Re:感動の国際交流ノート(09月15日)
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まんぎょどんさん (2004年10月03日 16時48分)
kumagorouさんへ
>ありがとうございます。こどもたちの力はすごいです。
わたしも一緒に1行日記はじめていますが、なかなか毎日続けるというのはむ
ずかしいものですね。こどもの気持ちがわかります。私はすみれいろの日記帳
をかってきましたよ。いつまでつづくかな?
ラボっ子は事前活動や渡米中も国際交流ノートの中で結構成長します。きっと
一緒にがんばった仲間がいるからですね。ぜひ、kumagorouさんのパーティで
も すばらしい報告があると思いますよ。
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Re:感動の国際交流ノート(09月15日)
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HITACHIさん (2004年10月04日 19時02分)
1行しか書いていないNoteをみてテューターの示唆がまずかったのでは、と
思っても根気強く自信を持って、ラボっ子達の為にしっかり継続されているの
は、まんぎょんどんの愛ですね。
2年前も実物を見せていただきましたが、すばらしかったです!
来年参加の子はもう始まっているのですね。当たり前だけれど、取り組み
スタートが早いですね。見習わなくちゃ。
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