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今日、高校生のお母さんと話していて。
わがPに中1の終わりまでいた女の子2人。今年成人式。ひとりは陸上中学駅伝全国3位、高校も陸上で。ひとりはラボ大好きだったけど、事情で続けられず。この2人の友情はラボをやめてもずっと続き、二人揃っての成人式にであったと知らせてくれました。二人とも自分の夢に向かって頑張っています。
お正月、卒業したYと高校生のJとKと中学生のHとSが集合。このメンバーは10数年前から一緒にラボをしている。今日、話していたお母さんとも子供たちは10数年の付き合い。「久しぶりー」と高校生とよその母がhugする間柄。そんなにしょっちゅう会うわけでもないけれど、元気で頑張っているのがうれしい、まるでいとこやおばさんのような感じ。
「子供同士も学校とかの関係とは違って、言いたいことを言える、自分を出せる関係だけど、親同士も、久しぶりに会ってもなんか普通とは違っていいんですよねえ」とはそのお母さんの声。ああそういえばそうかもしれないと、あらためてうれしくなりました。
小学校、中学校、高校と、いつもべったり、いい感じであったわけではない。いろんなときがあるけれど、この関係って、やっぱり学校とも違う、ラボの活動の中で育ってきた関係よねえ、と2人で喜び合いました。
親は子供の「今」で精一杯、今しか見られないけど、子どもはどんどん変わって行く。
大きくなったとき、この関係があるのがとってもありがたい。
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小3で入会、野球部に入り野球に燃えて、小6の終わりにラボをやめたある男の子のお母さんに久しぶりにお目にかかって。
彼も高3、進路を聞くと、なんと外大の英語!!
物語大好き、ラボライブラリィ大好き、見事にその音を捉えて自由に表現していた彼の姿が目に浮かびます。ラボがきらいであったわけでもいやなわけでもなく、お母さんもやらせたかったけれどできなかった。高校になったとき復帰の声をかけたけれど、やはり野球で無理。
その彼が英文!!好きだったんだって!!回りのみんなも驚いたとの事。本人はできるできないではなく「やりたい!!」と思っているそう。
ラボライブラリィも時々聞いているとの事。
「できるできない」の価値観ではなく見守ってくれるまわりの大人の目が彼にはある。「やってみたい」とチャレンジする気持ちを持てるって素晴らしい。
他の高3の子も自分でやりたいことを決めてそれぞれに進路を決めている。わがPから広島に引っ越した高3の S も歴史の方に進みたいと邁進中。
もうすぐ3月、卒業シーズン・・・
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昨日の田布施キディ
ワフ家どろぼうをつかまえた 使うものを持ってきてねと言っておいたところ、ひも バケツ、帽子に懐中電灯、覆面用ハンカチ。そしてピストルのおもちゃ。金メダル。どう使うか分かりますか??
「ピストルは誰が持ってるの?」と聞くと、「警察!!」「泥棒は持ってるの?」と聞くと、「持ってる!!」との事。絵本にはちゃーんとある。みんなよく聞いてるしよく見てる。
ニコルさんがラボっ子のために書いてくれた子のお話、何年たっても色褪せず、子どもたちの心をつかまえる。今までにいろんな子どもたちと何度も取り上げてきたけれど、その子その子の心持がよく出てそのたびに楽しい。
なかなかみんなになじめず、見てることの多かったGちゃん。先週始めて、みんなの中に入っておまわりさん役をやった!!終わってからの絵も、ワフ家のパパやママ、ヘンリィ、そしておまわりさんの絵、ピストルの絵。彼がこのおはなしが大好きで自分の中にイメージが育っている事がよく分かる。今日は作戦タイムからみんなとの話しには行って、S君と警察官を。
「電気消して電気消して!!」と大騒ぎ。真っ暗にしてその中、覆面帽子に懐中電灯を使ってどろぼう役はもうすっかりその気。
最後にGちゃんSちゃん、警察署長でReward のgold medal をみんなに贈呈。折り紙でおるのに2時間近くかかりました。みんな大喜びでよかった良かった。
最後に「チピヤックカムイ」アイヌの昔話を音楽CDをつけて日本語で読みきかせ。もう疲れて集中力が切れ気味だったけど、最初の透明感のある音楽が流れると、みんな気持ちがそちらへ。誰も聞いた事のない初めての出会い。幼いこの感性はちゃんといいものを見抜く。
終わってからTママさんと。「絵が素晴らしいデスよねえ。版画です?」そう。世界的に有名な版画家本田豊国氏によるもの。ラボの絵本、画家も素晴らしい。「絵だけ飾っておいてもいいデスヨねえ」
梅は咲いたかサクラはまだかいな
とぷーの訪れが待ち遠しい寒さが続きます。
来週は「春風とぷー」
熱、せき、お腹、いろんな風邪がはやってます。昨日も2人お休み。
この時期小さい子を抱えるお母さんは大変です。
邪気払いの豆まきをしなくちゃね。
国際交流参加者と留学生を抱えると、日本の行事、日本の物語が気になります。
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今、小学生以上は小グループでそれぞれ違うお話に取り組んでいます。
おかげで私はそのフォローでいろいろなライブラリィを聞くことになります。それ以外にも、中高生広場用 これからのうちの中高生活動用
ここ一週間で聞いたライブラリィ
「みにくいあひるの子」「英韓 はらぺこ」「巨人シュトンペピルト」「きこえるきこえる」「平知盛」「三本柱」「柿山伏」「ワフ家」「てぶくろ」ついでに中国交流に向けて中国語の「ありとキリギリス」
CDを出したり入れたり、これだけでけっこう有ります。
ラボライブラリィ、たくさんになると、すぐに出せる状態にしておくのって大事。私は、パーティに持っていったり、おうちで聞いたりで、すぐぐっちゃになってしまう。いい方法はないかしら。
さっきあるお母さんからメールで、毎日ワフを聞いています。Qちゃんもご飯の時にかけていますと。親は「聞いているかどうか分からないなあ、この子本当に聞いているかしら」と思いますよね。でも私は、聞いているそのときそのとき、子どもの心のありようは違って、気になるセリフや言葉は違う、例えば、学校でいやな事が会った日は、日頃気にならないQちゃんのこのセリフが気になって、ぼろっと何か言ったり、ある場面が好きになったり。そういうところをキャッチしてやりたいなあと思っています。お家でどんな心持である物語を聞いているのか。
私もそうですが、昨日と今日、去年と今年、10年前と今では同じ物語でも聞き方が違うんですよね。まさに人間は日々生まれ変わるで。それが面白い。知盛なんかまさに10代、20代、30代そして50代を過ぎて、受け止め方はどんどん変わって来る物語。
ラボライブラリィ、宝の山。でも、ゆっくり聞く時間がない日常が現実。ことしはとにかく、みんなで聞いて行きたいなあ。
昨日の光キディ「ワフ家どろぼうをつかまえた」テーマ活動に使いたいものを持ってきてね、と連絡すると、どろぼうのてぶくろ、覆面用マフラー、金のメダル、そしてバケツ・・・
どろぼう役はこの子達の中では私と決まっていて、バケツをかぶせられて大変です。
でも、来た最初から「ワフ家しよう!!」と、ソングバードもハローもなしにテーマ活動に突入。最後までやりました。
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広島東区民文化センターで、中国四部中高大生広場発表がありました。
山口地区は「鮫人の涙」ラフカディオハーン原作。ハーンはアイルランドで生まれアメリカで記者をし、日本に来て節と結婚。彼女の語る日本の物語に強い興味を持ち英語で耳なし芳一や鮫人の涙などを世界に発信した。
12月に参観したときよりかなりみんなの気持ちがひとつになり伝わるものになっていた。みんなの動きに統一感があり、歩き方もすり足を意識したということで、能や狂言を少し感じさせるものになっていた。
山口地区「鮫人の涙」オープニング
鮫人と藤太郎
中1で初めて、中高生広場に参加したHちゃん。高1で2度目のK。小郡まで遠いけれど毎回楽しみに参加。Kは今日は模擬テストがあったが、みんなとは別にさせてもらって参加。学校行事や部活、テストと有る中でよく行った。
他の地区の子たちも、いろいろ抱えている中でそれを乗り越えて今日の発表を迎えていることだろう。それも、ひとりではなくみんながいるから、見守り認めてくれる大人がいるから。
岡山の「スーホの白い馬」スーホの気持ちをスーホ役だけでなく全員で表現していた。力強い気持ちのこもった大きな動きが印象に残った。
広島西。「十五少年漂流記」中学生が多い中、高校生が気持ちをひとつになるよう、まさに十五少年のように一人一人が頑張ったのだろう。
広島東狂言「柿山伏」笑わせていただきました。昨年スプリングキャンプで狂言「三本柱」そこで声を出す面白さ、狂言の面白さを経験。それがこのテーマ選びにもつながったそう。
発表会終了後 岡山、広島、山口発表メンバー全員が舞台に上がりエバリエーション
中1から大学生まで。
10代の難しい時期の子どもたちが真剣に物語に取り組み、自分たちで表現を考え、言葉(英語)で表現する。一人一人が本当に輝いている気がした。この一人一人がいろいろなことを乗り越えてこの場にいる。それは大きな自信にきっとなる。
小2の2人も見に行って、英語だけでしたがよく見ました。子どもは自分と年が近いおにいちゃんおねえちゃんがやっていることは大きな興味をもって見る。それがいつかあんなふうに、という「夢」「目標」になる。
パーティのお母さん3名、ラボっ子6人が観テーマ活動。
英語だけだから4つの発表もあっという間。
中3のMちゃん「私もでればよかった・・」だって。国際交流もあって、中3だしと遠慮したけど、薦めればよかったね。
小2のA君「かきやまぶしがおもしろかった」との事。聞いたことないし分かるかな?と心配だったけど、英語だけでちゃんと面白さが伝わったよう。
小5のKちゃん「英語だけなのに、なんとなく分かったのですごいナと思った。想像ができる。あきないぞー?」だそうです。
そう思えるあなたたちもすごいよ!!
来年はみなさん見に行きませんか。いいですよ!!
最後にライブラリィ紹介
「三本柱」シリーズ 1975年制作 なんと30年前 狂言「柿山伏」日本語は山伏 野村万作氏 お百姓 昨年なくなった野村万之丞氏
上演可能な形で英語訳をした狂言は初の試みだそう。
留学に行って、これを紹介できたラ、すばらしい日本紹介。
このライブラリィがでたとき、万作氏が黒姫キャンプに来てくれて、ラボっ子に狂言を手ほどきしてくれたとか。
鮫人 がはいっている「耳なし芳一」のシリーズは1973年制作。
「耳なし芳一」と「鮫人の涙」と「鏡の精」どれもハーン原作。英語はハーンのほぼ書いたもののまま。日本語はラボ教育センター
こちらの日本語の語りは 観世栄夫氏
どちらもまさに「声に出して読みたい」語りたい日本語。
耳なし芳一 テューター研修で取り組んだとき、車でずっと聞いていて、雨の降る夜ひとりで山道走りながら聞くとこわいこと・・・
下関の赤間神宮にみんなで行って、宮司さんにお話を聞いたりもしました。ハーンは目に見えないものの気配を感じることのできる人だったようで、彼も昔、ここを訪れているそう。「霊能力者といわれる人は今も赤間神宮の中にある平家のお墓のところにはこわくて近寄れない」というエピソードもお聞きしましたよ。
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明日は中国支部中高大生広場発表です。
山口地区の発表は「鮫人の涙」ラフカディオハーン原作。
他の地区は「スーホの白い馬」「十五少年漂流記 さらば僕たちの島」そして狂言「柿山伏」
英語のみ。昨年5月から6回パーティを超えて集まり自分たちで表現を考えての発表です。
山口地区は今回は半分以上が高校生。家からの参加者、HちゃんとK、毎回楽しみに参加してきました。
楽しみです。その後、中国支部の中高大生合宿が似島少年自然の家であります。
ラボ活動の醍醐味は高校生活動にありと行っても過言ではないと思うのですが。
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光も田布施もキディのメンバーの関係性がいい感じになってきて、テーマ活動が楽しい。
昨日の光キディ「てぶくろ」
2番目にやってくるのはピョンピョンがえるhip-hopping frog 「ぴょんぴょん跳ねてきましたhopping by 」 言葉に反応して すぐにピョンピョン跳ねるfrog コンテスト。「はやしうさぎは?」みんあでだーっと走り出す。「おしゃれぎつねは?」「おしゃれしてるのよ」その気でやってくる。
年中年長この年頃は、自分の思うようにしかやりたくない。「先生なんてだーいきらい」なんてセリフも時々。でも、後でちゃんと私の事気にしてくれるんですよ。秋に入ったSちゃんもすっかりなじんで、最初の頃の緊張感もなく、自由に自分を表現。
Sちゃん、昨日はしっかり発散して帰ってご飯をよく食べたそう。Sちゃんのお家では最近すごろくが流行っている。「ワフ家すごろく」を貸し出ししてから気に入ったんだって。
今日の田布施キディでもS君、このワフ家すごろくがお気に入りで、最初もって帰った日、ラボが終わってすごろくが終わらないとご飯を食べないといった。ご飯が遅くなっただろうなあ。S君はおじいちゃんおばあちゃんがすぐそばにいらっしゃって、おじいちゃんおばあちゃんとすごろくをしたそう。おじいちゃんたちもワフ家が分かったでしょうね。ラボでおじいちゃんおばあちゃんと遊べるってすばらしい。
今日の田布施キディ。ワフ家「木曜どろぼうをつかまえた」11月頃からずっとワフ家をやっていて、みんなお気に入りでやめられない。先週は「てぶくろ」を取り上げたが。今日はみんなの希望で「どろぼうをつかまえた」
小2のK君が今日は入ってくれてどろぼう役に。
ねことヘンリィの戦いのすさまじかったこと。途中少しとばしながらも30分、ほぼ最後までお話から出ることなくできたってすごい。
4月グループが始まったころはまず、みんなで手をつなぐこともできない、関係性ができていないので、ごっこ遊びどころではない。ソングバードやゲーム、一緒にクリスマスをしたり、ウェルネスパークにいったり、関係性ができてくると、お話をいっしょに楽しみ、表現し、言葉を出していけるようになって来た。
光も、ワフ家が大好き。こちらでのどろぼう役はもっぱらテューター。先週も最初から最後までしっかり通して、言葉もでるでる。おうちでよく聞いているし、自分の中に言いたい気持ちがいっぱい。
「言葉を育てることは人と人との関係性を育てること」と、この年代は本当にそう思う。言葉をかけたい気持ちがあって、言いたい気持ちが出てくる。
光も田布施もお迎えのお母さん方のコミュニケーションも豊か。ついつい終わりが遅くなります。
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知盛を聞き、それを日記に書いたあくる日にテューター通信「私の好きなライブラリィ」原稿依頼・・・今日は先輩テューターのページに知盛のこと。先週見損ねた大河「義経」第一回。再放送で今日見れば知盛は阿部寛。書けということなのかなあ。
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2004年国際交流Mちゃんのページに写真を入れました。
見てね。
写真がそろそろ300枚になりそうで入らなくなってしまう。どうしよう。
昨日久しぶりに「平知盛」をきいた。私の一番好きなライブラリィ。本を見ながら聞いていると、音楽 池辺晋一郎氏とある。池辺氏なんだと思ったら今朝の朝日新聞に池辺晋一郎氏の記事が載っている。
ラボライブラリィの音楽は林 光氏、間宮氏、ほかすばらしい方々。
「平知盛」の語りは野村万作氏 1986年制作だから万作氏40代の脂の乗った張りのあるすばらしい語り。日本語は木下順二氏の「子午線の祀り」から。いま、息子萬斉氏が上演中。
絵本がまたすばらしい。赤間神宮所蔵の安徳天皇縁起絵図 源平合戦図屏風 赤間神宮宝物殿に有りますよね。初めてこの絵本を見たとき、よくもまあコレを絵本にできたものだとびっくり。確か国宝では?
ちなみに赤間神宮宝物殿にはラボライブラリィ「耳なし芳一」の絵本がおいてある。
いつか子どもたちとこの物語に取り組みたいと思っているが、まだ実現できず。今年の大河ドラマは「義経」だし、留学生も二人いるし、日本再発見という意味でもやりたいなあ。大人、特にお父さん方が取り組むと深い話ができていいだろうなあ。
「戦いはきょうぞ限り、物ども少しも退く心あるべからず。天竺、震旦にも日本わが朝にも並びなき勇士といえども、運命尽きぬれば力及ばず。されども名こそおしけれ。東国の者どもに弱気みするな。いつの為にか命惜しむべき」「見るべきほどのことは見つ。」この知盛のセリフ、何度聞いてもこみ上げてくるものがある。
お気に入りサイト ラボ公式HPラボライブラリィのページも見てみてくださいね。わがPのみんなのお気に入りライブラリィのページも。
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ラボにはインターン制度があって、アメリカ、カナダ、オーストラリアのユースが全国を交流してくれています。
今回来てくれたのはカリフォルニア州出身のエリエル。21歳。
幼いときから日本人をご家庭で受け入れていてその数20人!!すごいですねえ。そのボランティア精神。お父さんとお母さんは偉い!!と思ってしまいましたが。その環境の中で日本に興味を持ち大学で日本語を学んでの来日。大学では専攻は生物学だそう。忍耐強くないので実験をするよりしゃべる方がいいので生物の教師になりたいとの事。
2歳からお母さんたちも一緒に「ガンピーさんのふなあそび」
ガンピーさんはもちろんエリエル。彼女のうちにはねこも、犬も羊もヤギもいて、「本当にガンピーさんみたいね」
写真はみんな船に乗ったところ。
みんな構えずに自然に遊んでます。
以前キディさんに「今度、アメリカのお姉さんがウチのパーティに遊びに来てくれるのよ。髪は金色で目は青いんだって」というと「じゃあ、唇は?」と聞かれてしまった。
そうよねえ。そうおもうのかも・・・実際にあって、一緒に遊んで、一緒にご飯を食べて、一緒に話して。自分自身の体験になる事が大事かなといつも思います。
カリフォルニアは今、豪雨で災害が出ているそう。エリエルのお家があるところと思うと「大丈夫かしら」そのニュースの受け止め方も代わってくる。
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