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昨日は中部支部のテューター研修会でした。
午前はキャンプのテーマ活動や事前準備についての研修。
午後は、新刊ライブラリーの記念講演でした。
記念講演では、「ちいさなヒッポ」「Over in the meadow」の演出を担当された、多胡吉郎さんが作品にかけた思いを熱く!またユーモラスに語ってくださいました。
実は、「ちいさなヒッポ」はうちに絵本があり、一度読んだことがありました。
でも、自分で読んだときにはぜーんぜんおもしろくなくて、これでどうやってテーマ活動するんだよー、と思っていました。
それがなんとなんと!
多胡さんの演出、中村梅雀さんの語り、そして素晴らしいBGMで、すぐに絵本の世界に引き込まれ、カバが歩く場面では自然と体が動いてしまう!!!
はやくやりたい!!!
これは、小さい子ももしかしたら大きい子も楽しめるぞ。
多胡さんのお話を伺って分かったことは、
子どもたちに伝えたい、強いメッセージをもって制作に当たってみえるということ。
制作側の思いがつまったライブラリーがそうとは言わなくてもしっかり子どもに伝わっていく。
それが、物語の、ことばのもつ力なのだと思いました。
Over in the meadow の方も早く手拍子を練習したくなります☆
あー、早く全部聴きたい!
動きたい!
新刊が待ち遠しいです。
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ラボ・あらかわパーティ、テューターの荒川明美(みけさん)です。
今、Let it go に はまっています。
ご存じアナ雪の歌です♪
しょっちゅうかけているので、我が子たちも歌えるところだけ歌って楽しんでいます。
何度もかけていると、聞き取れる単語が増えていって楽しいですが、子どもも聞こえてくる言葉が耳に残るらしく、
「あ、I don't careって言った!」とか、
「今さあ、ボダミエって言ったよね~」という話になります。
(ちなみに、bothered me a(nyway) の部分)
さすが、ラボのCDを毎日聞いているだけあって英語耳育ってます。
今日、ラボのノートに何か書こうと誘うと、
「Let it go書きたい」というので
歌詞をプリントアウトして書き写しをしました。
4歳なので、まだ見て写すのに一苦労。
Let it go, let it go
Can't hold back any more.
と書くだけでとてもとても時間がかかりました。
でも、書いてみたいという気持ちに拍手!
そして、歌詞をながめながら、
「ひらがなの な に似てるのがいっぱいあるね。」
と、アポストロフィを大発見!!
さらに、
「ここ 離れてるから l(棒)書いといた。」
と、単語の間に間隔があることも大発見!!
単語という概念はきっとまだないけど、文字に触れることは「音」のことばと「記号」のことばを一致させていくのに必要なんだなと思いました。
ひらがなに興味を持って、何でも読んでみようとしているのりもくん(4歳)。
同じようにアルファベットやスペリングにも興味を持っていってくれるといいな。
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こんにちは、ラボ・あらかわパーティ テューターの荒川明美(みけさん)です。
今日は2歳の子が「物語を感じる」ことについて書きたいと思います。
2歳の我が子(あこちゃん)は、ラボのお話を聞くのが大好き!
特に好きなのは「はらぺこあおむし」と「ロージーちゃんのひみつ」です。
あこちゃんは日常の会話(日本語)はだいたいできます。
でも、たぶんお話の内容は分かってないと思います。
お話の中に出てくる言葉を聞き取っては
「あ、いま あめっていったね。」
「かさっていったよ!」
「あ、one two threeっていったね。」(one to tenは覚えている)
などと言っています。
ことばの力はまだまだ大人にはとても近づけないあこちゃんですが、
あこちゃんは、物語(英語と日本語+音楽)を「音」で感じ取っているようです。
今日「ジョン万次郎物語」を聞いていたときのことです。
最初の男の人の話し声を聞いただけで、
「こわい。」
嵐の部分にさしかかると、
「こわい、こわい。(消して!)」
うーむ!
あこちゃんにはストーリーは分からないはず。
でも、ちゃんと「感じて」いるんですよね。
英語も日本語も音楽も感情がこもっている。
感情のこもった「音の響き」にあこちゃんの体は反応して「こわい」と感じたり、「心地よい」と感じたりするようです。
事実、「ロージーちゃんのひみつ」のときには、軽やかな音楽に合わせてくるくると踊り回って感じた「音」を表現しています。
ラボのお話を聞くと、「音の響き」を「感じ取る力」が育つんだなーと気づかされました。
自分にとってこれは心地よい、これは怖ろしい、これは悲しいなど、自分の気持ちを素直に感じ取れることが感性なのかなとふと思いました。
ラボのお話をたっぷり聞かせて、「音の響きを感じ取る」ところから、「物語の核心まで深く感じ取る」また、「それを自分なりに表現する」ところまで成長していってもらいたいと思います。
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ラボ・あらかわパーティ、テューターの荒川明美(みけさん)です。
4月5日、6日に森部パーティ(稲沢市)の合宿があり、息子(4歳あだ名はのりもくん)と娘(2歳あだ名はあこちゃん)と参加させていただきました。
合宿には森部パーティの幼児から高校生までが集まり、大運動会やキャンプファイヤー、テーマ活動の見せ合い、などなど盛りだくさんの内容でした!
森部パーティはみんながいきいきしていて、とっても元気!
違うパーティのはじめて会う私たちにもみんながどんどん声をかけてくれました。
のりもくんはみんなとどう関わっていいのか分からない様子でした。
盛り上がるソングバード(歌)の間も気後れして輪に入れず。
しかし、ママ(みけさん)があこちゃんにかかりきりになるとちゃんとグループのみんなと行動することができました。
グループの子たち(小学生と中学生)はのりもくんが1人でいると声をかけてくれるし、ごはんをたくさん食べれたらほめてくれるし、困っていたら助けてくれます。
ママなしでもみんなと行動できたのは、そういうまわりのフォローもあってのことでした。
合宿から帰ってきて驚いたことが3つあります。
1つめは、パパやママへの甘え方がうまくなったこと。小学生のお兄ちゃんが中高生のお兄さんお姉さんに抱っこしてもらったり体によじ登ったりしているのを見て覚えたようです。
2つめは、あこちゃん(妹)に対して優しくなったこと。以前から優しくしてくれていますが、遊びの中では自分の思い通りにさせようとすることが多く結局ケンカになって別々で遊ぶことになってしまっていました。
それが、一緒に遊ぶため具体的に説明したりあこちゃんこ意思を確認したり、丁寧に教えたりしているではありませんか!!
きっと自分がやってもらったことを体で覚えて帰ってきてまねしてるんですて。
3つめは、言葉遣いが乱暴になったこと(笑)
どちらかというとおとなしくて優しい性格ののりもくん。たぶんキツイ言い方は言うのも言われるのも苦手。でも、お兄ちゃんたちの言葉遣いはかっこよく感じるのでしょうね。「おい!」「�・しようぜ!」を連発していました(笑)
どうしてこんなことになったのでしょうか?
私はのりもくんは自分の行動のモデルになる存在を見つけたためだと思っています。
人がやってるのを見て、こうすればいいんだ!と思う。
人の姿を見て、自分もこうなりたいと思う。
そういう姿を自分の中に無意識に取り込んで自分のものにしてしまった。
要するにまねしてみたんですね。
小学生のお兄ちゃんのまねをしたからいつもより少し成長してみえたのだと思います。
きっとのりもくんがまねした小学生のお兄ちゃんはさらに上のお兄さんお姉さんをモデルにして、ひとまわり成長したはずです。
子どもたちどうしの学びあう力すごいです。
人との関わり方も「見て」学習しているんです。
学校のように教えられてやるんじゃなくて、なんでも(人との関わり方もリーダーシップも自立の方法も)「体で」覚えてくんだなと思いました。
ちなみにのりもくんの行動は2日ほどでほぼ元に戻りました。
近くにモデルがないと忘れるんですね。
ほぼと言ったのは、完全に前に戻ったわけではないからです。
以前が1なら合宿直後は5、今は2です。
経験したことは消えません。
これが積み重なって「のりもくん」が完成していくのです。
仲間の姿から学ぶ。
まねからはじまる学びがどんな実を結ぶか楽しみです。
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こんにちは。荒川パーティ、テューターの荒川明美です。
今日は荒川パーティの春の発表会でした。
お隣の鈴木パーティと合同で歌の発表を見せ合いましたよ。
のりもくん(4歳)はマイクをしっかり持って、ナーサリーライム・come butter comeを堂々と歌いました。
りっくん(3歳)はリズムを取りながらmuffin man とBingoを歌いました。
ママから離れてみんなの前に立てるなんてすごい!!
あこちゃん(2歳)はママにべったり。いつもは元気に歌うHelloもちょっとも歌わず・・・。でもこれが来年には前に立てるようになるんだろうな。
べったりも今だけ。次の成長が楽しみです。
それからみんなで絵本の読み聞かせを聞いたり
ゲームをしたり
ランチを食べたりしました。
いつもとは違うメンバーだったけど、すぐ仲良くなって一緒に遊べたね。
発表会は本人にとっても親にとってもちょっぴりプレッシャーがかかります。
でも、自分にできる範囲で人前に出る経験を積んでいくと、
どんな大きな舞台でも物怖じせずに自分を表現できる度胸がついていくんですね。
歌もナーサリーライムもたくさん覚えて、英語のリズムに慣れるとともに、
英語が言えるという自信もつけていってほしいと思います。
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こんにちは。ラボ・あらかわパーティ、テューターの荒川明美(みけさん)です。
春のテューター研修で取り組むお話を決めるため、いくつかのCDを聞いています。
その中で、ものすごく感動したラボ・ライブラリーがあるのでご紹介します。
C.W.ニコル作 「サケはるかな旅の詩 The Song of The Salmon」です。
内容は、サケが川で生まれ、海まで行き、また生まれた川に戻ってきて命をつなぐというだれもが「知識」として知っていることです。
それが、この詩を聞くと、自分がサケとともに海まで旅をしているような、サケになったような気持ちになるのです。
ただ川で生まれて海まで行って帰ってくる、そういうことではない、自然の大きさ、偉大さ、厳しさ、あたたかさ、つながり続ける命の力強さ。
そういうものが「どーん」と押し寄せてくるようで、もうことばにできないほど引き込まれてしまいます。
すべての命は自然の中で生かされつながりあっている。
こんな当たり前の事実もこの物語に出会うまでは「知識」の枠を出ませんでした。
私たち人間の暮らしが、いかに自然の当たり前の営みから外れてしまっているかを考えさせられました。
「ことば」や「物語」の持つ力はすごいです。
C.W.ニコルさんはたまにテレビなどで見かけます。ひげのおじさんという印象。
ラボとはラボの創設時から付き合いがあり、「たぬき」「日時計」「フォークソング」などなど数多くの作品をラボに提供してくださっています。
イギリス出身で、北極探検の経験が何度もありイヌイット語が話せるとのこと。エチオピアの国立公園の園長をされていたときには地元ゲリラ軍と戦ったこともあるそう。
現在は長野県の黒姫ラボランドからすぐ近くに「アファンの森」という森を管理されているそうです。
そういう経験がもとに「たぬき」や「サケはるかなる旅の詩」が生まれていたかと思うと感慨深いです。
ラボ・ライブラリーを聴いていると「いかに生きるつもりか」と問いかけられていると感じることが多々あります。
ラボっ子たちも、命のつながりや、自分はその中でいかに生きるかということをきっとラボ・ライブラリーを聴きながら思うときがあるはず。
自問自答や葛藤やジレンマや他者との対話が心を耕し、より心豊かに生きていけるということにつながるのだと思います。
「サケはるかなる旅の詩」は「はだかのダルシン」のセットに入っています。
ぜひ耳を傾けてください。
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こんにちは。ラボ・あらかわパーティ、テューターの荒川明美(みけさん)です。
あたたかくなってきましたね。
冬の間、冬眠状態だった私ですが、急にいろんなことをやりたくなって掃除をしたり衣類の整理をしたり。
棚も整とんしたいし、非常持ち出し袋も点検し直さなくっちゃ!などとやりたいことが山積みの春です。
そんな足取り軽い今日この頃、こんなものを手作りしてみました。
現在、おとなりの鈴木パーティのフェローシップ(大人のラボ)と合同で「かさじぞう The March of the Jizo」に取り組んでいます。
その中で、最後の地蔵様の頭にかぶせるのが「もっこふんどし」
どんなものなのか調べていたら、なんと女性用やおしゃれな柄のふんどしがネット上で買えるらしい!
いや、結構簡単に作れるらしい!
ということで、作ってみました。
写真のおさるさんがはいているのは子どもサイズ(15センチ×40センチ)。
花柄は女性用(24センチ×50センチ)です☆
実際に下着として使用はしていないのでどんな感じなのかは分かりませんが、通気性がよく締め付け感がないので血流が止まらず体に良いらしいです。
綿だの絹だのがとても貴重だった時代。くたびれた着物も継ぎを当て、おむつに作り替え、ぞうきんにして最後まで使っていたことを思うと、たとえふんどしと言えども本来ならば手放したくない、大切な布だったのかもしれません。
物語から知らなかった文化を知ることができるのもうれしいことです。
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先日、テューターの研修会で「ラボにおける自立とは何か」という話し合いが持たれました。
一般的に「子どもが自立する」というと、親から経済的に独立し離れて暮らすことを意味しているように感じます。
しかし、ラボで「子どもが自立する」といった場合、自分のことは自分でできる、困難にぶつかったとき自分で考えてアクションを起こせるなど、共同生活にありながらも他人から精神的に独立していることを意味しているという意見で一致しました。
経済的、物理的に親から自立していても、困難にぶつかったときに自分で解決しようとせず「〇〇が~してくれなかったからだ」と不満を抱き続けていたらどうでしょう。
人間関係はうまくいかず殻に閉じこもっていくことになるのではないでしょうか。これでは幸せな人生は歩めません。
精神的に自立することは、自分の人生を人任せにせず、あれこれ試行錯誤しながらも前に進むことです。
それは、子どもたちが自ら幸せな人生を選び取ることに最終的には結びつくのです。
子どもの頃から自立への道を歩ませることで、結果的には経済的にも自立していくことになります。
つまり、経済的に自立できる子を育てることを目指すより精神的に自立できる子を育てることを目指した方が子どもにとっても親にとってもいつか訪れる幸せは大きくなるということ!
私にとってラボは自立をうながす大切な場所でした。
ラボでは、自分で居場所を確保しなければなりませんし、自らテーマ活動に参加し、意見を言い、たくさんの人と関わりを持たなくてはなりません。
また、キャンプに行けば普段と異なる人間関係の中、自分のことは自分でやるという経験を重ねていきます。
こういう積み重ねがあったからこそ1ヶ月、1年の留学を乗り越えられたのだと思います。
ラボだけでなく家庭でも自立を意識して手をかけていきましょう!
小学校高学年ごろまでになんでも自分でできるようにさせるためには、小学校低学年までは何でも親が一緒にやってあげることが大切です。
押しつけでなく「一緒に」がポイント!
どうしてそれをしなくてはいけないか考えさせるのもいいですね。
自立した子になるように親もどっしり構えて成長を見守りたいですね。
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「ママ、見とって」
と、息子(4歳)が呼ぶので顔を上げると、
「ばあさん、ばあさん今帰ったで。」
と言いながら背中を丸めた息子がゆっくり扉の陰から出てきました。
これは、笠じぞうのおじいさんのセリフ。
耳から聴いて覚えたことばが動作と結びついた瞬間。
4歳でも、ことばから情景を想像し、
さらに動きで表現して楽しめるようになるようです。
続きで、私がおばあさんのふりをして、
「じいさん、じいさん、あそこに丸まった靴下が落ちておる。
はよう拾って洗濯かごに入れてくだされ」
と言うと、
「おばあさんで言わないで!おじいさんがそんなこと言われるのは恥ずかしいから!」
だって。
息子の想像力は私の想像をはるかに超えて
こころまでおじいさんになりきっていたのでした。
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昨日は1歳6ヶ月の男の子(Mくん)が体験に来てくれました!
あこちゃんとりっくんとMくん、3人いると雰囲気が全然違います!
まずは自己紹介。
りっくんはちゃんと自分の名前もあだ名も言えましたよ。
さすがはもうすぐ幼稚園!
ソングバードでは、Mくんはちょっと恥ずかしそう。
あこちゃんとりっくんは慣れたもの。
手をつないだり、balloonをup and downしたり。
途中からりっくんは「バズ(Toy story)」になりきって
飛んだりしゃべったり。
ナーサリーは子どもなしで大人だけの手遊びになっちゃった(汗)
さて、テーマ活動は・・・
りっくんが気に入って聞いている
「ジャックと豆の木」をやりました。
豆の木に登り、山男から隠れ、バッグを持って逃げる!
みんなにこにこしながらジャックの世界を楽しんでいました。
Mくんはおかみさんになって食事を渡してくれたり、
山男につかまらないようにママのそばで隠れたり。
しっかり想像の世界を楽しんでくれていました。
最後はみんなで豆まき!
あっきーが鬼になってくれて、
「鬼は外!福は内!」
といって豆をまきました。
本当に笑顔がいっぱいの体験会になりました。
歌とお話の力はすごい!
そして、それを楽しめる子どもの力はすごい!
一緒に楽しんでくれたママにも感謝です。
ありがとうございました。
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