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今日は129期前期テュータースクールのテーマ活動発表の日でした。テーマは「白雪姫」。普通、前期では取り組まないであろうテーマなのですが、受講されていた3人の方がたまたま、元ラボっ子だったり、ご姉妹がラボっ子だったりということで、たくさんのライブラリーの中から選ぶことが出来たのです。
始めは、白雪姫よりお妃の心の動きの方がはっきりしていて分かりやすいよね、などと話していたメンバーも、やっていく内に「こんなに人を憎むなんてこと、私には理解できない!」「お妃をやる自信がなくなってきた。」など、楽しむことが第一だと思っていたテーマ活動が、苦しくなってきたことも。
一方、白雪姫の他力本願の様な生き方に反発を覚えていたメンバーも、この時代には周りに流されるより生きるすべのない女性が多かったのかも、誰だって同じような立場におかれたらそうなってしまうのかもしれないと見方が変わってきました。
「誰でもお妃や白雪姫になる可能性がある、そうならない環境で育ち、今のこの自分があることをものすごく感謝しています。」との感想も。
一方、王子は死んでいる白雪姫をひと目見て、「始終眺められないくらいなら、生きる力もなくなる」なんて、え?それって・・・?お妃の美への執着といい、女の人の価値は美しさにあったのかなぁと割り切れないような思いがしました。そんなんだったら、わたし生きていけません!
小人達も、家事ができるかどうかで一緒に暮らせるかどうかを決めるわけだし、シビアな環境だったのでしょう。ただし、小人達は結局、一度も白雪姫の手料理を食べていないのでは?と笑いの種になっていましたが。
私も含め4人でナレーションなどを割り振ったので、ことばを覚えるのにみんな悲鳴をあげそうなのも事実でした。鏡になったかと思うと、小人になったり、ナレーションをやったりと目まぐるしく、気持ちをことばに乗せるのが大変!家でCDを聴きながら、ラボっ子である我が子どもたちに「あなたたちの大変さ、よ~く分かったわ。」と言うと、「まぁな。」と苦笑い。
みなさん、開設はこれからが正念場。既にチラシを配ったり、お家の前にポスターを貼ったり頑張っていらっしゃいます。今日の発表が終わってからも、次回体験教室の相談を受けました。テーマ活動に力を注ぎすぎて、募集活動が後回しになったかな?でも、テーマ活動の醍醐味を知ってもらえたことが、今後の力になると信じています。
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明日は、地域の7パーティが集うテーマ活動の交流発表会。テーマは「はなのすきなうし」。今日が最後の合同パーティで、お家の方にも観ていただきました。なにせ、当日参加できない子もいるので、そのラボっ子にとっては、今日が発表なのです。みなさん、にこにこ見守っていてくださり、みんな照れながらも、いつもの優しさ漂う雰囲気で、お話を楽しめました。
今回大切にしたのは、「何を伝えたい?」ということでした。
「牛があばれるところ」「フェルジナンドがはちにさされるところ」「フェルジナンドは闘牛場につれていかれても、花のにおいをかいでいたこと」「マタドールが怒ったところ」「もとのまきばに連れ戻されて、フェルジナンドはうれしかったこと」「フェルジナンドは他の牛とは違うということ」「フェルジナンドには、どんなことがあっても続けられるものがあるということ」「闘牛より花のほうが大切」などなど。
そこから生まれたのが、『幸せ』と『平和』というイメージ。
最後の語り「ふぇるじなんどは、いまでも だいすきな こるくの 木の したに すわって、あいかわらず、しずかに はなの においを かいで いる という ことです。 ふぇるじなんどは とても しあわせでした。」 ここを、とくに大切に語ろうねと話していました。
すると、3歳からラボをしていて現在小学4年生のKちゃんが、「なぁ、フェルジナンドって今でも生きてんの?」と聞いてきました。一瞬「何故そんなこと考えるんだろう?」と不思議に思いましたが、確かに「いまでも」「あいかわらず」って言っていますものね。Kちゃんは「だってこれ、昔の話やろ。そんな昔に生きていたのが、今も生きてるわけないやん。」というのです。Kちゃんは茶化して言っているのではないのです。納得したいだけなのです。こういう風な言い回しは当たり前みたいにさらっと流していた私にとって、子どもがお話の世界を生きているからこそ湧き上がってくることばへの感覚に、ガーンと脳天を打ちのめされてような衝撃でした。
真剣に考えました。そして、「フェルジナンドはみんなの心の中に、いつまでも生き続けているんだ」「わたしたちが、フェルジナンドのことを思うとき、いつも、こるくの木のしたにすわって、はなのにをいをかいでいてほしい」「フェルジナンドが二度と闘牛場に連れていかれることのないように」
だから、最後のところは、「ぼく」「わたし」の中のフェルジナンドのことを語るようにしようということになりました。そして、「平和」と「幸せ」への想いをこめて、”He is very happy."「ふぇるじなんどは とても しあわせでした」をみんなで語れたら、きっと I am very happy,too. そう、過去形で語られていたお話が、ここへきて、現在形になっていたのですね。
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昨日、関西空港に韓国交流に出発する娘(小6)を見送ってきました。ラボ国際交流Tシャツは、本当にいい目印!新大阪駅で、団長を
務めてくださるS氏を娘が発見。初対面にもかかわらず、お声をかけるのも平気でした。
娘は海外も初めてなら、飛行機に乗るのも初めて。不安に顔を曇らせるのではとの心配は無用でした。キャンプの延長のつもりか、ラボっ子同士はしゃぎすぎて、韓国でもこの調子だったらどうしよう?と、違う意味でこちらを心配させるほど。
近隣パーティの韓国交流に参加する小学生3人で、自主的に事前活動をしてきました。実際に韓国交流に参加されたテューターにも入って頂き、調べ学習や韓国の歌に親しんだり、チジミを作って食べたりと、行くのが楽しみになるような活動を心がけました。1人で行くんじゃないという思いが、韓国交流への不安をかなり和らげてくれたと思います。
みんなで「行ってきま~す!!」とばかりに、笑顔で手をふるラボっ子たちです。
最初の1泊は、ソウルの施設で成田から参加のラボっ子達と合流。ですから、今日からが本当の意味でのホームステイ。最初はドキドキ、ドギマギするかもしれませんが、きっと、自分から楽しくなるようにがんぱってくることでしょう。10日間はあっという間。五感をいっぱい働かせて、韓国を精一杯楽しんできてほしいな。
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この夏、北米交流参加のS君と韓国交流参加のTちゃんの、ホストファミリーやお世話になる方々へのお土産づくりを、昨日の父母会で、パーティのお母様達にお手伝い頂きました。小さいお子さんを連れていらっしゃる方も、面倒見のいいラボっ子のお陰で、安心して作業をして頂けたようです。
2回に渡る父母会で、ほら、こんなに素敵なしおりと髪かざりが、たくさん出来ましたよ!すべて、ちりめん等の和布で作りました。
きっと受け取った方が、日本のおかあさんたちの、せっせと作っている姿を想像して、喜んでくださるにちがいないと思います。
「わが身をさいてこそ、ほんとうの贈り物といえる。」(ラルフ・ウォルドー・エマーソン)
お母さんたちがこうして集い、心を込め、手をかけ、その上楽しそうに作ったお土産。S君とTちゃんには、お母さんたちの思いに応えるような真心の交流をしてきてほしいな。3時間に及ぶ父母会に付き合って、その内「退屈だ~!」「いつ終わるの?」と言っていたラボっ子達も、いずれ、自分もお母さん達にこんなに素敵なことをしてもらえることを、
楽しみに、そして誇りに思って待ちわびていてほしいです。
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そらいろのたねグループ(火曜 小学生G)の取り組みテーマは、「きょうはみんなでくまがりだ」。リーダーのT君が遅れてくることにして、隠れておいてもらい、そうとは知らない子たちが、草原をぬけ、川をジャブジャブ渡り・・・ほらあなで「あれは、なんだろう?・・・」犬の吠え声の後、バーン!とT君が裏口のドアから入ってくるという演出。ラボっこたちは、本当にびっくりした様子だったけど、キャーキャー喜んだの何の。笑いながら逃げ出しました。
それはそれで、楽しかったからヨシっとして、ほんと~に怖いものってなんだろう?暗いところでいきなり出くわしたら、思わず逃げ出したくなるものってな~に?と尋ねてみたら、案の定、おばけという答えの他に、理科室のガイコツ、どろぼう、ミイラ、ブタ?クロ(猫の名前)などなど。そのうち、誰かが「おかあさん!」。みんなも「そうや!」
「角がはえてくんねんで。こうやって。」などと、おかあさんの恐ろしさを、競うように表していました。アハハ、私もおかあさんなんですけど!と思いながら・・・
だけど、おかあさんは、子どもたちのことをとっても愛しているのに逃げ出されたら、絵本の裏表紙のくまさんのように、しょんぼりしちゃうかな?いや、私なら、こわくなんかないわよ~と一層迫っていくかも。
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パソコンを替えてからというもの、パスワードが分からなくなってしまい、半年もHPを放置しておりましたことを、おわび致します。
久しぶりすぎて何を書けばいいかも分からないような状態ですが、まずは、助けていただきました方々に感謝の気持ちを伝えたいです。
それにしても、ヒントがある上に、自分で決めたパスワードが分からないなんて・・・年齢のせいではなく、生まれもってのなんとやらですね。
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今取り組んでいるのは「空のかけらをいれてやいたパイ」。表現を考えながら動き、最後のフレーズ「こんなことがおこったというのも、みんなおばあさんが空のかけらをパイにいれてやいてしまったからなんですよ!」を、みんなでいい終わった後のこと。小4のYちゃんが、「おばあさんのせいじゃなくて、おじいさんのせいじゃないの?」「だっておじいさんが『おまえひとつあつあつのおいしいアップル・パイをやいてくれないかね。』って言ったからやん。」別のラボっ子からも「外をみてごらんって言ったのもおじいさんやし。」
すると「でも、おばあさんが窓開けて外見るから、空のかけらがはいったんちゃうん?窓を開けへんかったらよかってん。」という意見も。
小5のTちゃんが、「でも、アップルパイが来ーへんかったら、飛行士さんやあひるさんはどうなってたん?助からへんやん。」「じゃあ、空のかけらが入ったパイでよかってんやん。」「おばあさんのせい、じゃなくて、おかげやんねぇ。」実のところ、わたしとしては、困っている人や動物達を救ってあげて、でも後のほうでは助けてもらってお互いに思いやって生きていくいいお話だなぁと感じていたので、子ども達の方からもそういう思いが出てきたのは、手放しでうれしい!
パーティも終わりかけの時間だというのに、今日は次から次へ、「なんで?」がいっぱい出てきて、「それはな・・・」と言いたい子もいて時間を切るのが惜しいくらいのパーティでした。
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今日は抜けるような青空のもと、北摂地域会の大運動会が行われました。1つのチームに3~5パーティと、初顔合わせのメンバーも多い中で、最初は「帰る~!!」と泣いている小さい子ども達もいました。でも、そういう子がお母さんにスタートラインまで連れていってもらうと、「ヨーイ、ドン!」の合図で後ろも振り返らずにゴール目指して走っていったりするんです。
私がいた黄色・ピノッキオチームは、欠席が相次ぎ人数も少なめ。お母さん達も子どもの付き添いで出たり、自分が走ったりと、もう席を暖める暇もないくらい。「学校のとかと違って、出るのが多いから、かえって楽しいわ!」とか「つい、力が入ってしまうのよね。」など、おしゃべりも弾んで、チームワークも生まれます。子ども同士もいつの間にか仲良くなって、「地区の行事で、また会えるね。」と、ラボの楽しみがまたひとつ増えました。
実行委員を頑張ってくれていた大学生のお母さんも、参加してくださり、「こどもがこんな大きなことをさせてもらって、有難いと思っているんですよ。」「学校の英語の成績の為に、ラボに入れているんじゃないんです。10年先、20年先と、子どもの人生に役立つものの為に、ラボをしているんです。」「私も親として成長させてもらいました。」など、ははぁ~とひれ伏したくなるようなお話を聞かせていただきました。競技の方も率先して出てくださり、有難かったです。
みんながニコニコ顔で帰っていったあとも、大きな仕事をやり終えた実行委員や中学生リーダーのみんなの表情に疲れなどなく、さわやかな笑顔がありました。縁の下の力持ちになって頑張ってくださった事務局の渡邉さんや、テューターの先生方にも、本当に有難うございました!と明日のMS研究会で労をねぎらってさしあげたい・・・熱を出して、お休みなんてことはありませんよね。
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今日は家族で京都の愛宕山(924m)にある、愛宕神社に参拝してきました。始めからそこに行こうとしていたのではなく、本当は清滝川沿いにハイキングして、神護寺に向かう予定だったのです。
ところが、入り口でどうも間違ってしまったようで、「清滝川からどんどん離れていくなぁ。でも、さっき道を尋ねたおじさんによると、最初は離れるけど、また戻るからって言ってはったし・・・」てな感じではぁはぁ息をきらしながら、急な山道を登っていったのです。そのうちしんどすぎて、清滝川のことなどすっかり忘れ、ただひたすら目の前の石段を登ることに集中していました。
かなり登ったところで、[神社まであと2,5km]という看板を目にし、「んっ?神社?お寺じゃないの?」と思ったときにはっとしました。そこで、休憩をとっていらした方に「この先には何があるのですか?」とバカな質問をすると、恐れていた答え「愛宕神社ですよ。」が返ってきました。
引き返すにはもう遅い!登るしかない!!とそのまま登っていきましたが、「帰りも歩いておりるの~?」「川のそばが良かったのに~」と文句を言う子ども達。「まぁ、こっちは下の景色が見られるし。」と言い訳しながら登るも、実際キツイものがありました。「(ラボサマーキャンプの野外活動にある)黒姫や大山登山ってもっと大変なんだろうねぇ。」
下からず~っとお地蔵さんに手を合わせ(休憩も兼ねる)、上から下りて来られる方々に励まされながら2時間半、ようやく神社に!急に子ども達の足取りも軽やかに。「昔の人は、よくこんな所まで資材を運んで、神社やそれに続く石段なんかを作ったもんだ。」と感心しました。
お参りして、ぺこぺこのお腹をお弁当とおやつで満たし、「さぁ、帰ろ。」山の上は結構寒かったのでした。野活の装備がいるよね、なんて話も。帰りは、楽しくおしゃべりもはずみ、道々お地蔵さんに感謝を込めて手を合わせながら、2時間近くかけてバス停の所まで戻りました。
電車の中から、「あれさっき登った山とちがう?高かってんなぁ。」「また登りたい?」と訊くと「もう、いい。」「でも、よかったよ。」
「山道ですれ違う人と挨拶するやろ。あれがだんだん楽しくなってん」「でも今度こそは、清滝川沿いに行こうな。」など、愛宕神社参拝は、これが最初で最後になるかもしれないけど、心を満たしてくれる体験となったのは言うまでもありません。
ああ、でも明日のラボで、ソング踊れるか心配・・・今晩は、脚に湿布貼って寝ます。
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今日は「白雪姫」を動くことに。動く前に、先週このお話を推していたMちゃんは、家でじっくり聴いてみて「どう動いていいのか分からない。難しそう。」「発表するの?」の問いかけに「それは、今から動いてみて、やっぱり怖いからいややとか、感想がでてくるでしょ。まずは動いてみて、それから決めよ。」
いつもなら、感じたままに動けない子を巻き込むために、テューターも一緒にうごくのですけど、今日は子ども達だけでどんな風に進めていくのか見守っていました。白雪姫役を誰もやりたがらず、(先週、白雪姫やりたい!って言ってたのは誰だ!)結局じゃんけんで負けた小1のY君がすることに。お話どおり動かず、あっちへ行ったりこっちへ行ったりする白雪姫をつかまえて、まわりが「ここで白雪姫は鏡の中に映って!」とか、イメージしたことを表現しようとしていました。イメージがはっきりせず動けない子も、他の子の様子を見てニヤニヤ。取っ組み合いをしていても、テューターがCDに合わせてナレーションを語ると、ビクっとするのか?またお話に戻ってきます。
テーマ活動後、「難しいと思ったけど、動いてみたらそうでもなかった。」「動いたらおもしろかった。」などの感想が。でも、小1の子達は「空のかけらを入れて焼いたアップルパイ」がいいとのこと。それに対し、高学年は「アップルパイの方は、なんていうか、展開がないんやん。おもしろくないねん。」全体的に楽しそうに動けていたけど、やっぱり高学年にもなると、噛み応えのある物語に惹かれるんでしょうね。
で、今週も決まらなかった発表会のテーマ。今度は思いをノートにかいてくるなりして、来週決めようねということに。ハラハラしてます。
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