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安部新内閣が発足し,新しい閣僚が勢揃い。新文部科学大臣には伊吹大臣が任命され教育の世界も大きく変わりそうな,期待なのか不安なのか
分からない気配が漂っている。
これまで前向きに進んでいた小学校英語に対する取り組みもまた少し変わりそうである。そんな中,様々な立場の大人達が英語教育の必修か否かについて激しく意見を戦わせている。「社会に出たら絶対英語が必要だから」,「自分が子どもの時もっと早くから英語を教えてもらっていたら」,「自分は英語が話せないから我が子はバイリンガルに」・・・などいろいろ。しかし当の子ども達は蚊帳の外である。「どうして英語を勉強いなければいけないのか」「日本語が話せれば社会に出ても困らない」と大人をたじたじにさせる場面もあるらしい。大人が過去の経験から一方的に英語ができるた方が良いから・・と押しつけても結果は同じ事だろう。
どうして,どんなときに,自分たちは“英語が話せたら良かったなあ”と感じたのか,それをどう子ども達にも感じてもらうのか。
“話したい,話せたらいいなあ”と実感する機会をたくさん作ってあげて,モチベーションが高まれば,集中して会話を学ぶのは中学校からでも十分だと思う。それまでにできることは,文法とかネイティブ的な発音とかにとらわれず,歌やわらべうたなどで自由に英語のリズムや語感を楽しむこと。物語りももちろん。
この夏国際交流に参加した我がパーティの3人のラボッ子は英語に対するモチベーションが前より一層高まったことを感じさせてくれる。
この3人が所属するグループではテーマ活動以外の場面でも英語が飛び交うようになった。自分なりに知ってる言葉をかき集めて楽しそうにコミュニケーションしている。
また,これまでノート活動などしたことのない男の子がテーマ活動の自分の台詞を書き写し英語の文字に向き合うようになった。帰国してすぐの試験で成績が上がりもっともっと,英語が好きになったと話す子もいる。
私自身も月に一度小学校の英語の授業のお手伝いをさせて頂いているが,町で作られたカリキュラムにあわせての授業なので,カリキュラムに挙げられた内容を教えながら,いかにコミュニケーションへのモチベーションを高めるかいつも悩むところである。
もう一つ,ネイティブか否かの論議もよく耳にする。世界で英語を話す人口の内,ノンネイティブがネイティブを大幅に上回っている今,このことはあまり問題ではない。
小学校では特に,自分たちと同じ顔をし,同じように日本語を話すこの日本人の先生が英語も話すんだと身近に感じてもらうのも,良いのではと感じる。
どちらにしても,主役の子ども達を真ん中に据えた論議がされることを期待しよう。
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長崎地区では11月19日に40周年を記念して地区全体でテーマ活動大会を予定している
。全パーティのテーマ活動が見られるのは35周年から5年ぶりだ。
各パーティの発表テーマも決まった。
“かいじゅうたちのいるところ”“はらぺこあおむし”“きょうはみんなでくまがりだ”“アリババと40人のとうぞく”“おおかみと7ひきのこやぎ”“妖精のめうし”“ヘルがの持参金”“はだかのダルシン”
ラボライブラリーの豊かさを感じる。当日までにすべてのCDを聞いて参加して欲しいな。
食欲の秋に心にとっても沢山のごちそうだ。大きな会場に地区のみんなが集まると言うことでラボッ子も楽しみにしている。
もちろんテューターも気合いが入り熱くなる。
40周年だからと,大きな会場だからと気負うつもりはないけれど
テーマ活動への取り組みのプロセスで今まで以上にラボッ子一人ひとりの顔が印象深く心に刻まれていく。
改めて“なぜテーマ活動なのか”,問い直し確認しながら毎週のパーティにのぞみ子ども達のことば,表情を受け止めているとこどだ。
身体と心を動かす英語表現活動がどのように総合人間教育に結びついていくのか具体的に語れるようにしっかりとこどもたちを見ていきたい。
このテーマ活動大会が終ったとき,ラボッ子たちの達成感に充ちた笑顔と今以上に元気になったテューターの姿があることでしょう。
昨日のテレビ番組で(名前は忘れましたが)私たちの脳の病,アルツハイマー,うつ,パーキンソン などを予防・治療するのに有効なドーパミンという物質があるという報告があった。
そしてこの物質は自分の脳の中からも生み出すことができるらしいのだ。
それは,困難や,大きな壁を乗り越え,達成感・喜びを感じたとき特に沢山生産されるとのこと。
テュターは一年中こんな事を繰り返しているから本当に皆さん元気ですよにね。
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先週末に行われた地区夏活動報告会。国際交流参加者報告、お母さんの感想、またサマーキャンプ参加者の報告。それぞれに五感で感じたことを自分の言葉で一生懸命に伝えてくれた。非日常の空間に身を置くことで色んな心に出会い新しい自分を発見できたようだ。どの報告も感動がほとばしるようで聞く側も心が震えた。
この日の前日まではパーティのキディさんお泊まり会を我が家で2年ぶりに実施していた。二人のリーダー(3年生)と7人のキディさん。
不安顔のまま参加した子もいつの間にかリーダーのペースに引き込まれ夢中でソングバード、「はらぺこあおむし」のすごろくづくりに取り組んでいた。散歩、夕食、花火にお風呂。パジャマに着替えてからもお布団のうえで大はしゃぎ、ちょっぴりホームシックになった子もいたけどみんなの力で切り抜けた。
9人のラボッ子がテューター宅に集まって1泊2か過ごすことでここでも異文化交流が行われた。
トマトの切り方が違う、カレーにカボチャの入っとる・・、カレーの時は麦茶じゃなくて水ば飲むとよ、はみがきの時に磨き粉をつけるのつけないの・・・、花火よりお風呂が先か後か・・・
など。きりがないほどみんな自分家のやり方を話してくれた。まさに異文化交流。それぞれの家庭にそれぞれの文化があって話を聞いているだけで家族の様子が目に浮かぶ。無意識のプレゼンテーションもすっごlく説得力があった。これほど自分家のこと、家族のことを語れるなんてすごい。きっとみんな素晴らしい国際人に育つよ!!
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全国キャンプ,地区合宿と違ってこぢんまりのパーティ合宿はたくさんのプ ログラムの中で一人ひとりの成長がじっくり見れて嬉しかった。
自己紹介を進める1日目のリーダー
自己紹介の後はエレベーターゲーム
テーマ活動に入る前にもう一度絵本をよく見て
役選びのワークショップ 役が決まってテーマ活動
さあ!ヘルが達を捜しに吊り橋わたって・・
お楽しみの川遊び
2日目のリーダーとソングバード
2日目の野活はアスレチックで持参金を手に入れましたよ。その他の画像は後日ページ一覧にアップしますので見てくださいね。すべてのコースをみんなクリアーしました
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国際交流参加者の帰国ラッシュが始まった。パーティも夏活動ラッシュだ。まず明日からは県民の森でパーティ合宿。大学生は準備会に参加できなかったけれど,御父母と一緒に裏方にまわってくれる。中学生のコーチと小学生のジュニアリーダーがグループ活動を引っ張る。春の小学生リーダー合宿の成果が見られるのでは・・・・
1日目の野活では,吊り橋探検をしながら,本物のヘルが,ラース,インジ,キングを捜す。2日目の野活では17のアスレチックに挑戦して,持参金 DOWRY を稼ぐことになっている。どんな持参金が手にはいるかはその時のお楽しみ。
合宿が終ると,キディさんお泊まり会。小3の二人がリーダーをします。「はらぺこあおむし」にまつわる楽しいゲームを考え中の様子。
さあ,みんな泣かずに過ごせるでしょうか?
最後に地区の夏活動報告会。
国際交流帰国報告はもちろんのこと,受け入れ,サマーキャンプ報告
来年度国際交流参加予定者の紹介など盛りだくさん。
この夏もたくさんの心の栄養を摂ったなあ
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夏休みに入ってすぐに行われたビッグラボ。やっとアップです。
ミシガンからのドニーさんを迎え,ソングバード,テーマ活動,そしてshow and tell で自己紹介
最後はお楽しみのpot-luck-party でした。
子ども達と活動することが大好きなドニーさんは,ソングバードは勿論,初めての 「ヘルがの持参金」にも farmwife として参加してくださいました。この話はおもしろいと,終ってからもしばらく絵本に見入っていらっしゃいましたね。
show and tell は毎年インターンがきてくれたときに必ず入れていたので今回はかなり内容の濃いものになりました。
準備の段階からみんな真剣に自分を伝えるものを考え英語で言えるように頑張りました。私も舞い上がってしまって画像を取り損ねてしまいましたが,jump roup 変わった飛び方を見ましたし,一輪車のアクロバットや竹馬,日本の小学校の算数の教科書(表紙がとってもおもしろい)。
習字やそろばん茶道,得意な楽器の演奏など。それぞれとても個性豊かで楽しいものでした。継続は力なり・・・年に一度の事だけど続けたことが着実に力になっているのを感じました。
お母さん方が準備してくださったごちそうをみんなでいただきまーす。
翌日が誕生日のドニーさんのsurprise party もみんなの協力で大成功
「誕生日を祝ってももらうなんて何年ぶりだろう」ととても喜んでくださいました。
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息子が去年お世話になったミシガン州のコーディネイターのDonnyさんが今日長崎に来られた。
私は話で聞いていただけだったけど,初めてお会いする気がしなくて,Finally we meet again ! って言葉が頭に浮かんだ。息子にとってはまさにI'm glad to see you again だった。
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長崎地区の今年の独り立ちの旅は,20日5人の見送りから始まった。同行者が5人いる心強さからか,だれも飛行機の出発時間を気に留めてなく,搭乗手続きが済むと一安心。みんなどっこいしょとソファーに腰を下ろし飛行機に向かう気配はなし。ロビーで親たちは「急いで乗りなさい」と何とか伝えようと走り回るがどうしようもない。ついに5人とも案内放送で呼び出されるハメに。安心して大人たちは大笑い。「成田に着くまでが思いやられるね
次の日はうちのパーティのHちゃん,たった一人での旅立ちとなった。おとおさんの見送り,言葉少ない励ましに緊張気味ではあったがしっかりと前を向いて乗り込んでいった,直前に見せてくれた素敵な笑顔がこの夏の大きな実りを確信させてくれた。
また翌日はNZ交流のMちゃん,そして,昨日はYパーティ初めての参加者Y君を見送った。当日の朝3時まで宿題に追われていたらしい。
これまで頑張ってきたことすべてが報われるでっかい体験をしてきて欲しい。
さて,これからしばらくは「今頃国際線のなかかなあ」とか「もうホストにあったかなあ」など時計を見ながら思いを馳せることになる。
でもそのうち日々の忙しさに紛れあっという間に帰国のときをむかえるのだろう。こちらはひたすら夏のパーティ活動を楽しもう!!」
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以前,この日記で紹介した絵本作家のくろだたづこさんが,パーティを訪ねてくださいました。
事前に知らせを受け急遽ビッグラボに切り替えるとラボッ子も,お母さん方もたくさん集まってくださいました。
子どもたちに紹介してさあ,読み聞かせ!と思ったら「あら!ソングバードはしないの?」と,くろださんの声に大喜びでSBにも付き合って頂きました。
パネルシアターを使ってのクイズやお話に引き込まれ,寝起きでご機嫌斜めだった子もニコニコしながらパネルに近づいてきました。
最後にみんなで記念写真を撮って,ミーハーな子どもたち。思い思いに紙とペンを持っていってサインのおねだり。
疲れた顔も見せず,一人ひとりの子と言葉を交わしながらかわいいサインをプレゼントしてくださいました。
この日の出会いが誰かの人生を大きく変えることになるかもしれない。
そんな気さえしてきました。
くろだ たづこさん どうもありがとうございました
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昨日届いたことばの宇宙6-7月号。表紙にmy partyのラボッ子の絵が載っているのです,去年の夏カレンダーの絵に応募してくれた3点が最終審査まで残り,そのまま作品は手元に戻っていなかったのですが,何とこんな形で再会できました。テーマは「ひとつしかない地球」。
世界中の子どもたちがしっかり手を取り合い,地球を守っています。その子どもたちも,ひとりひとり,表情や顔の色髪の色,目や口の形などみんな違うのです。
このところ,ワールドカップサッカーでマテラっティの口から吐き出されと思われる人種差別問題,韓国のミサイルの問題など地球の行く末を危惧させられる事が続いている。
私たち大人が子どもたちの幸せを祈り,そしてその子どもたちがいつかこの地球を今よりもっと平和に導いてくれるといいなあ。この絵を見ていると,“きっと そうなるのでは”と確信できるようなそんな気がしてきました。
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