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夕べはさすがに疲れていたらしい。いつ眠ってしまったのか覚えていない程である。目覚めて18階の部屋から外を見ると、車がミニカーのよう、人は蟻のように見える。目の前の品川駅に電車が滑りこみ、発車して行く様子が見える。
先月、神戸での緊急時教育WS(2/26・27日記参照)に参加した折に知り合った、同じく児童労働廃絶に向けて活動している団体の代表の方と、11:30に会う約束をしている。場所が御徒町なので、午前中上野へ行ってみようと思い出かけた。春休み中のためか連泊が難しいので、今日の宿泊は水道橋。よって、全ての持ち物を持っての移動である。
天気は良好。上野の桜はまだだけれど、ゆっくりと歩く。恐竜展に凄く長い行列ができている。チケット購入だけで50分待ち、入場にはさらに別のラインに並び直さなければならない。子ども連れの家族が多い。春休みである。子どものいる家庭は大変だね~・・。
さて、フェニックスはキョロキョロと美術館を見ているのだが、信じて訪れた「ゴッホ展」の看板が見当たらない・・・。あれ!?確かにやっているというポスターをどこかの駅で見たんだけれど・・・。2つの美術館を訪ねたけれど、(・_・?)ハテ????どうしたものか、やっているのは別の展覧会。どうしようかな・・・。折角来たけど、あのポスター、ひょっとしたら予告だったのかも・・・、などと思いながら公園内を歩く。近くのお寺に梅の花を見つけ、吸い込まれるように境内へ。素朴な仏像が印象的。新たな発見に、勝手に喜んでいるフェニックスである。普通の人々の生活環境が好きなフェニックスは、御徒町までぶらぶらと歩くことにした。鉄道の上に架かる橋の上で「あ~、こんな風景、昔美術の教科書で見たな~・・・」と思ったり、アスファルトの片隅でひっそり咲くタンポポに話しかけたり・・、ビルの谷間に田の神さあのようなオブジェを発見したり・・と、知らない街を歩くのは面白い。
送ってもらった地図を頼りに、NGOの事務所を訪ねた。1ヶ月振りに再会し、多くの共通点を見出した。ラボッ子年代の子ども達が、生活を支えるために学校いへ行かずに働いている現実を、豊かな日本の子ども達はきっと考えもつかない事だろう。ネットワークの必要性を実感した。6/12の児童労働廃止デーには地方でも何かアクションを起こしてみようと思う。
このNGOが入居しているビルには他にも多くのNGOやNPOが事務所を構えていた。お願いして、各事務所を訪問させて頂いた。ラボッ子に還元でき、子ども達を伸ばすヒントがいっぱい!大きな収穫だった。
昨日申請したビザの引取り時間は午後3時~4時の1時間だけ。きびすを返して目黒へ。ビザを無事に取得することができた。
夜は、八王子在住の支援者の方と新宿で待ち合わせ。仕事を持ちながら子育てをし、市内で国際交流関係のボランティアもしている女性Sさんである。バングラデシュやカンボジアの小学校への図書寄贈に尽力をして下さり、しかも昨年から小学1年生の教育里親を引き受けてくれた。彼女のお陰でバングラデシュの女の子が一人、小学校5年間の教育を受けることができる。ありがとう。子どもと親に代わってお礼を述べる。その子は無事今年は2年生に進学した。Sさんの二女と同い年だという。いつか「三姉妹」会える日が来るといいね!
世界にはまだまだ小学校教育を受ける機会がなく大人になってしまう子ども達がいる。2015年までに全ての子ども達の教育を受ける権利を成就させてやりたい・・とは思うが・・・。人の温かい心の点をつないで「線」に、そして「面」に、と広げていきたい。
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昨夜、台湾の飛行機が乱気流に巻き込まれて、怪我人が出たと、ニュースで知った。自然の猛威の中、人間は本当に無力である。自然に逆らわず「八丈島の休日」を味わうことができて、ある意味良かったと客観的に分析(笑)。
しかし、そうは言っても東京のホテルでやる予定だった作業をやってしまわなければ翌日どうにもこうにも困ってしまう。昨夜みんなが寝静まった後、今日提出予定の書類に目を通したり準備をしていたら丑三つ時になっていた・・・。(‐ε‐)<ふぅ~・・・
今日は11:30amまでにビザの申請に行かなければならない。間に合うだろうか・・?時間通りに飛んでくれれば何とか間に合うとは思うけど・・・(-_-;)。大使への面会も申し入れていたので連絡したいのだが、メールやFAXのできる場所がなく(娘のケイタイは「圏外」の表示)困ってしまった。が、まぁ・・バングラやカンボジアでは予定通り行かないのは普通のこと、何とかなるサ!
今日は打って変わった良い天気!青い海が、すぐ手の届くところに見える。青い空はどこまでも青く、やわらかな春風が潮の香を運んで来る。緑が目に眩しい。あと一日余裕があれば、春の光の中、本当の休日を満喫できるところだが、如何せん時間がない。
心温まる朝食を頂き、9:05の第1便に「ゼッタイ」遅れては困るので、しかもどこかでFAXをしなければ・・、と、もう8時には空港へ着いていた。搭乗手続きをし、昨日の欠航の為の連絡だと頼み込み、finally 手書きのFAXを大使館宛に送ることができた。ところが、東京からの飛行機が遅れている。困った・・・。でも、待つしかない。予定時間を20分遅れての出航。
羽田に着くと同時に、娘達一家に手を振り、モノレールと山手線を乗り継いで目黒へ。向かい側のバス停から三軒茶屋行のバスが出発して行くのが見えた・・(×Δ×)。時計を見ると、11:24。あと6分。次のバスでは間に合わない。手を挙げてタクシーを止め、大使館を目指す。タクシーの時計が刻々と時を刻む。ビザの取得が遅れたら滞在を一日延ばさなければならないかもしれない。困った・・。とにかく行かなければ・・・。タクシーがバングラデシュ大使館前に到着したまさにその時、時計が11:30を表示した。荷持も支払もそのままに玄関へ駆け込むと、丁度「受付終了」の表示が示された直後だった・・(-_-;)。
「ダメですか・・?」と聞くと「良いですよ。」と受付けて貰えた。あ~・・・助かった・・・(^。^)!!! パスポートと書類を提出した後、タクシーに戻りPAY。関門はギリギリでセーフ。まるで松本清張の「点と線」なみに刻々とした時間との戦いだった・・(笑)。
それから、暫く待って、大使と面会し今年のプロジェクトを説明。(大使はとても素敵なジェントルマンである。)
外に出て時計を見ると、もう午後1時。2時に秋葉原で人に会う約束がある。僅かに時間があるようだったので、昨年満開の桜を鑑賞した目黒川周辺を歩いてみた。が、今年はまだしっかりと固い蕾をつけている。再び山手線に乗り、秋葉原を目指す。構内の書店で時間を調整していたらケイタイが鳴った。
駅近くのパン屋さん併設のレストランで、約束していたバングラデシュ教育支援協力者の方お二人と軽食(昼食)。パンがスゴク美味しい!話している内に、ナント、千葉市Kパーティ(ナオティさん)に3人の男の子を通わせているラボママと判りビックリ!!! It's a small world! 子ども・環境・国際・・と話題は尽きないけれど、夕刻の訪れ、電車の時間が迫り、再会を約束してホームで別れた。
それからホテルを予約している品川まで戻り、娘(三女)と夕食をとった(^。^)♪ハラハラドキドキ&楽しい、長い一日だった・・・(*^▽^*)ノ”
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昨日、かいさんと別れて向かった先は、羽田空港に近いホテルである。折角東京に着いたのに、空港近くにホテルを予約したのは理由がある。空飛ぶフェニックスの旅二日目は「八丈島」への飛行なのであ~る♪
昨夜、羽田空港近くのホテルに長女の家族(夫と子供2人/静岡県在住)がやって来た。今日は早朝便で行き、最終便で帰って来るという、短い時間ではあるが、名付けて「ファミリー八丈島ピクニック」の日。しかし、関東上空に低気圧が3つも居座っている・・。これだけが唯一の心配の種なのだが・・・。
胴体にオルカデザインのANAは定刻を僅かに遅れて曇りの羽田を無事出発。飛行時間約40分で、飛行機は八丈島空港へ着陸した。
空港の目の前に八丈冨士が聳えている。小雨が降り始めた。先ずはレンタカーを借り、地図を片手にイザ島巡ドライビング!としゃれこむ。ところが、急に風が強くなり雨も時折横殴り状態に・・・。「やっぱり」天気予報て当るんだな・・・、と変に感心しながら、外れて欲しい(祈)の願い虚しく・・、状況は極めて悪し。「1便早めて帰ろう。最終便は飛ばないかもしれない・・。」でも、折角なので、とにかく島内一周しよう、と急いで周る。ジグザグ道が多く酔って最悪のコンディションに・・・(-_-;)。それでも1便前の出発時間1時間前には空港へ到着し、やれやれ・・・と、変更手続きを済ませた。ところが、2便欠航決定(-_-;)(*_*)!!!(泣)よって今日中に東京へ戻ることは不可能に・・・(×Δ×)。慌てても仕方がないので居直って「取り敢えず観光」の犠牲となっていた遅い昼食を「ゆっくり」と取る。それから民宿を探して移動。嵐のお陰で、もう一日の「休日」が手に入ってしまった・・(笑)。
民宿では島の特産品を使った美味しい食事(トビウオの刺身、アジの南蛮漬け、明日葉の天ぷら他)に舌鼓、経営者のおばちゃんの温かい人柄に触れ、くつろぐ事ができた。窓から荒々しい波が岩に打ちつける様子が見える。
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Happy Easter!今日はイースター(復活祭)。春分の後の満月の次の日曜日なので毎年日にちが動きます。一昨日の金曜日がキリストの受難の金曜日(聖金曜日/Good Friday)でした。この日の朝 hot cross buns を食べるのがイギリスの習わしになっています。
かっての家庭の主婦はGood Friday の朝には早起きしてbuns を焼いたそうです。パン屋さんは徹夜でbunsを焼き、早朝にお得意さんに届けたそうです。ロンドンなどの都会では、焼きたてのbunsをかごに入れ、さめないように布や毛布でおおって行商人が街中を呼び売り歩いたそうです。
Hot cross buns!
Hot cross buns!
One a penny, two a penny,
Hot cross buns!
If you have no daughters
Give them two your sons,
One a penny, two a penny,
Hot cross buns!
原詩では、最後の2行のところが
But if you haven't any pretty little eleves
You cannot do better than eat them yourselves.
(だけど、おじょうちゃんもぼうやもいないのだったら、自分で食べるしかないですよ)というフレーズになっているのだそうです♪
近年では、徹夜でhot cross bunsを焼くパン屋さんも少なくなり、この呼び声も聞かれなくなりました。そして、家庭の主婦も自分では焼かなくなり、前日に買って来たbunsを「チン」して食べる家庭が増えてきたそうです(^^)。
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さて、Easterの今日、フェニックスは大空を羽ばたき、雪をかぶった富士山を左手に見下ろしながら、太平洋上を北上し、東京に上陸しました♪これから5日間、東京都内をウロウロします。東京近郊のテュ―ターの皆様やラボッ子達、どこかで会うかもしれませんネ!(笑)と、思いながら歩いていると、あっ―――、会っちゃいました―――!!! 丸の内中央口のポストの横で・・・!(*_*)(笑) ちょっとウソっぽいですねぇ~(笑)(^m^)
実は千葉のかいさんとお会いしました。かいさんはラボに出会う以前に地域でいろいろな活動をされている方です。ラボでは最近「ラボの蓄積を社会に発信!」といキャッチフレーズが聞かれるようになりましたが、社会の中で子ども達と直に接し、社会が必要としているニーズを検証している内に「ラボ」に出会ったという方です。ご本人は「新人」と控えめな発言をされる方ですが、「ラボ・パーティ研究19」のSPECIAISTS' EYR の先生方に匹敵するくらいの豊富な経験を持ち、外からラボを見ることのできる方です。
See her WEB site! Seeing is believing.
http://www.labo-party.jp/hiroba/top.php?PAGE=kai
あっという間に3時間が経過してしまいました・・・。See you again! またお会いしましょう!それまでは「ひろば」でお話ししましょうね!これからも、どうぞヨロシクm(__)m
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他の高校留学団体から留学生の受入家庭を(ホストファミリー)の依頼がきた。今までに、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、フィリッピンの高校生を自分の家庭も含めてラボ・ファミリーで受け入れた事がある。お互い学び合い、ラボッ子の為にも、その子の為にも、世界が広がって良い結果がでているので、今回この話があった時に、何人かの家庭に当ってみた。今年北米交流に参加するKちゃんの家庭が受入を申し出てくれた。Kちゃんの家ばかりに負担をかけないように、パーティみんなで受け入れようと話し合った。
そして今日、南米パラグアイから、ナタリーちゃんがやって来た。金髪でとっても可愛い女の子である。背はそんなに高くはない。
夕方高速バスで宮崎駅に着いたナタリーは、家に行くより先にそのままウェルカムパーティ会場へ。ユポーレでWelcome!テーマ活動とソングバードで歓迎した。宮崎に着いた瞬間、小さい子から高校生までの大歓迎を受け、ナタリーは終始にこにこしていた。ナタリーが1年間通う大宮高校に通っているラボッ子が何人かいる。別の学校に通う子は羨ましそう・・(笑)。来週からは、中高生Gで1年間一緒に活動する。みんなにとって、パラグアイがとっても身近になってきた・・(^^)♪
<つづき>
夜、ホストファミリーのKちゃんママからTELがあった。ラボッ子の温かさが身にしみたと言う。今夜の歓迎会に対するお礼だった。
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「後から考えて、良かったかな・・と思いました。」
先日の国際交流のつどい(結団式)に参加されたお母様(今夏参加予定者の母)はこう切り出された。「もちろん、誰も怪我をしなかったから言えることですが・・、どこに居ても『絶対的な安全』というものはない、という事を自覚したし、どのような時(場所)でもその時に合った適切な判断で行動しなければならない、という事がわかりました。ラボッ子がテュ―ターや大学生に絶対的な信頼を寄せているのが良くわかりました。そして、あのような場所でテーマ活動をやって凄いな~と思いました。そして私は、そのような子ども達を見て落ちつくことができました。ヘンな話、良い面を見ることができて良かったな~と思いました。もちろん、誰も怪我をしなかったから言えることですけど。災害に対する甘さも自覚しました。」
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さて、現場へ戻ってみると・・・
今日の松崎Pのグループは、言わずと知れた鶴の島のワイルドグループ。「Hello!」の後は、猛獣達が暴れ出す(笑)。コーポレーションなど、どこ吹く風で走り回る子、取っ組み合いを始める子・・・。ねぇ、みんな、テーマ活動の発表、来週なんだけど・・・(-_-;)。う~ん・・・、世の中キレイ事では済まされないけれど・・・、でも「Good-by!」と笑顔で帰る子ども達の満ち足りた顔を見ていると、やっぱりラボって素敵だな~と、思ってしまう(#^ー^#)♪
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国際交流のつどい(結団式)中、予期しなかった地震に見舞われ、全員無事に避難し、テーマ活動でひとつになり落ち着きを取り戻した子ども達は、きっと各パーティへ戻って、それぞれのパーティで一連の突発的な自然災害によって心に受けた傷を癒してくれることだろう。そして、それをステップに、さらに成長してくれるように願っている。
奇しくも先月(2/26~27)、神戸で「緊急時教育WS」に参加し、「こどもを真ん中に置いた、共同的活動」こそが、緊急時に傷ついた子ども達の心を癒す、という話し合いをしたばかりだった(2/26・27の日記参照)。その時、ラボのテーマ活動の話をしたらアフリカ人のファシリテーターが非常に興味を示されたのだが・・、まさか、その実証をこんな形で検分することになろうとは・・・。
「緊急時教育」の必要性は、目前の支援が追いつかない状態の中まだまだ後回しの状態であるが、必要性を感じて模索を続けている人達がいる。来週、東京で国際的な児童労働や児童虐待防止活動のNGOの方と会うので、ラボの教育力を事例として提示してみようと思う。
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今日、教務地区研でした。でも、話題はどうしても、地震の話に・・・。「もう終りかと思った・・・・」「公園でしばらく鳥肌がひかなかった・・・」引率をお願いした先生方が、堰を切ったように口々に話されるのを、私は申し訳なく聞いていた・・・。
激励テーマ活動をする予定で小さい子も連れて、バス2台をし立てて串間から出て来ていたKパーティのKテュ―ターが口を開かれた。
「中学生の子ども達が過呼吸に陥り、泣き出し、いくら慰めても、叱咤してもダメだったんです。それを見た小さい子達が泣き出して・・・。どうしたら良いか・・と考えていたら、高校生達が『テーマ活動はやれないの?やりましょう!』と言ってきました。しばらくは場所の移動はできない、と言うので、やらせて頂きました。ひきつった顔で始めましたが・・・、不思議とピタッと泣き止みました・・。言えてる筈のセリフが出て来なかったり、動きが萎縮したりしていましたが、徐々に子ども達が落ち着きを取り戻しました。」テーマ活動でみんなの心がひとつになり、お互いを支え合った。そして、まわりのみんなにも勇気を与えてくれた。真のテーマ活動の「教育力」である。Kパーティは4/9(土)、NHK朝の連続TV小説「わかば」の舞台、日南市飫肥の小村寿太郎記念館で、心をひとつにして自信をもって「雪わたり」を披露する。私は出席し、大きな拍手を贈ろうと思う。ありがとう!
宮崎では、今夏国際交流参加予定のラボッ子達を、4/17(日)、中高生歓送迎会の最後に紹介することにした。一人一人マイクを持って、自分の名前をしっかりと紹介し、エールをかけよう!
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福岡では、まだ余震が続いているという。100回以上の体に感じる余震。地震で地盤が緩んでいるのに、天気は下り阪だと言うし・・・、土砂崩れ等の二次災害を引き起こさなければ良いが・・・。
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